北アルプス広域連合議会
平成20年2月定例会議事録
1日目:平成20年2月21日(木) 2日目:平成20年2月22日(金)
北アルプス広域連合議会
平成20年2月定例会議事日程(第1号)

平成20年2月21日(木) 午前10時開議
 

日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 広域連合長あいさつ
日程第4 選挙管理委員及び同補充員の選挙
日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決

報告第1号 専決処分の報告について
専第6号 平成19年度北アルプス広域連合会計補正予算(第3号)
報告第2号 専決処分の報告について
専第7号 平成19年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第3号)
報告第3号 専決処分の報告について
専第8号 平成19年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
報告第4号 専決処分の報告について
専第1号 交通事故に関する和解について
議案第1号 北アルプス広域連合特別職の職員等の旅費又は費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第2号 北アルプス広域連合職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第3号 北アルプス広域連合介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
議案第4号 北アルプス広域連合ふるさと市町村圏基金の財産の一部処分について
議案第5号 平成19年度北アルプス広域連合会計補正予算(第4号)
議案第6号 平成19年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算(第2号)
議案第7号 平成19年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第4号)
議案第8号 平成19年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第9号 平成19年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計補正予算(第2号)
議案第10号 平成20年度北アルプス広域連合会計予算
議案第11号 平成20年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計予算
議案第12号 平成20年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計予算
議案第13号 平成20年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計予算
議案第14号 平成20年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計予算


本会議出席者名簿
出席議員(18名)
1番 中牧盛登君 2番 勝野 明君
3番 太田欽三君 4番 大和幸久君
5番 飯嶌楯雄君 6番 川上守孝君
7番 浅見昌敏君 8番 立野 泰君
9番 山本久子君 10番 甕 聖章君
11番 甲斐澤明君 12番 矢口弦八郎君
13番 白澤富貴子君 14番 西澤 功君
15番 高橋賢一君 16番 宮尾幸典君
17番 相澤誠男君 18番 北村利幸君
欠席議員(なし)
説明のために出席した者
広域連合長(大町市長)   牛越 徹君
副広域連合長(池田町長) 山ア袈裟盛君
副広域連合長(松川村長) 平林明人君
副広域連合長(白馬村長) 太田紘熙君
副広域連合長(小谷村長) 小林三郎君
収入役(大町市収入役) 前田敏博君
監査委員 小林勉君
事務所長兼総務課長 嶺村佳正君
消防長 滝沢光雄君
消防本部総務課長 松田俊郎君
介護福祉課長兼介護審査係長 五十川眞君
鹿島荘所長 藤井泰寛君
虹の家事務長 下里 健君
介護福祉課介護庶務係長 小林 満君
総務課企画振興係長兼介護福祉課介護保険係長 宮本和紀君
総務課会計係長 長澤 清君
総務課ごみ処理広域化推進係長 白澤俊之君
総務課土木振興係長 吉原 稔君
総務課総務係長 西山 孝君     
事務局職員出席者
書記 中村哲也君    書記 久保田肇君

本日の会議に付した事件
議事日程(第1号)記載のとおり

開会 午前10時00分
議長(中牧盛登君) おはようございます。
 ただ今から平成20年北アルプス広域連合議会2月定例会を開会いたします。
 本日の出席議員は、18名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 理事者等の欠席・遅参等については、所長の報告を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) 報告いたします。正副連合長、収入役、監査委員は全員出席をしております。以上です。
日程第1 会議録署名議員の指名
議長(中牧盛登君) これより直ちに、本日の会議を開きます。
 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第102条の規定により、議長において17番、相澤誠男議員、18番、北村利幸議員を指名いたします。
日程第2 会期の決定
議長(中牧盛登君) 次に、日程第2「会期の決定」を議題といたします。
 本2月定例会の会期等、議会運営につきましては、去る2月14日に議会運営委員会を開催し、ご審議願っておりますので、議会運営委員長に報告を求めることといたします。相澤議会運営委員長。
議会運営委員長(相澤誠男君) おはようございます。議会運営委員長の相澤誠男でございます。議会運営につきましては、去る2月14日に議会運営委員会を開催し、本定例会の会期日程等につきまして、審議をいたしましたので、その結果について、ご報告いたします。
 本定例会に付議されます案件は、専決報告4件、条例案件3件、事件案件1件、予算案件10件の計18件であります。
 会期につきましては、2日間と決定いたしました。
 各議案につきましては、説明、質疑を行った後、各委員会へ付託をいたします。
 明日の22日は、各委員長報告の後、質疑、討論、採決の順で行います。
 また、本会議終了後、全員協議会を開催することを議会運営委員会では、了承しております。審議の概要は以上であります。よろしくお願いいたします。
議長(中牧盛登君) ただ今の議会運営委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑はありませんので、これをもって、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期等議会運営につきましては、議会運営委員長報告のとおり、会期は、本日と明日の2日間とすることにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日と明日の2日間と決定いたしました。
日程第3 広域連合長のあいさつ
議長(中牧盛登君) 日程第3「広域連合長のあいさつ」を受けることといたします。広域連合長。
広域連合長(牛越 徹君) おはようございます。
 本日ここに、北アルプス広域連合議会2月定例会を開催いたしましたところ、議員の皆様方には、大変お忙しい中ご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。
 本年は、年明け早々から原油高や米国のサブプライムローン問題に対する警戒感が強まり、景気の先行きに不透明感が増しております。
 また、国においてはガソリン税に係る暫定税率を継続するのか廃止するのかどうか、その行方が今通常国会の大きな争点となっています。
 当地域にとりましては、地域高規格道路の建設をはじめ、遅れておりました道路整備を早急に進めようとしている中、暫定税率は重要な道路財源となっていることから、厳しい財政状況に鑑み、財源の確保は極めて重要な問題であります。暫定税率を堅持するよう、関連法案の年度内成立を強く要望しているところであります。
 また、財務省長野財務事務所は1月21日、3カ月ごとの「最近の県内経済情勢」を発表し、景気の総合判断を「弱い動きはみられるものの、引き続き緩やかに持ち直している」とし、前回の判断を据え置いております。
 一方、1月29日公表の12月の有効求人倍率は、全国の0.98倍に対し、本県は1.10倍となり、また、当地域の有効求人倍率は、前月を0.06ポイント上回り1.32倍となりました。
 広域連合の新年度予算案につきましては、副市町村長会並びに市町村の担当課長会議での査定を経て、更に正副連合長による協議のうえ、予算編成をいたしました。
 新年度の一般会計予算の総額は、13億5,570万2千円となり、前年度当初予算に対して11.8%の減少となっております。
 特別会計につきましては、4会計で総額50億2,457万2千円を計上しており、対前年度比1.5%の増となっております。
 以下、主な事業の取り組み状況と新年度の主な施策の概要につきまして、ご説明を申し上げます。
 はじめに、消防関係について申し上げます。
 平成19年中の管内の火災件数につきましては、前年より2件増の22件となっております。内訳は建物火災14件、林野火災4件、車両火災2件、その他火災2件であります。
 建物火災14件のうち一般住宅の火災が10件で、5人の方が亡くなり、3人の負傷者が出ております。死亡者数5人は平成17年の6人に次ぐもので、誠に残念であります。今後、火災の早期発見のため、住宅用火災警報器の普及に向けて広報に努めるとともに、火災予防に全力を注いでまいります。
 また、救急件数は2,826件で前年より106件の増加であります。このうち急病によるものが全体の54%を占め、年々増加傾向を示しております。
 消防の広域化につきましては、県は長野県消防広域化推進計画を1月16日に発表しました。それによりますと、県下を二つの消防本部に統合するもので、当地域は中南信ブロックに含まれる計画となっております。新年度から具体的な協議を進めるために、ブロックごとの準備組織及び協議会を設置する案が提示されましたので、明日予定しております全員協議会で経過等をご説明申し上げます。
 続きまして、ごみ処理広域化について申し上げます。
 ごみ処理施設の建設候補地とした場所に、活断層及び副断層が延びているのではないかとの指摘がありましたことから、この確認を行うため、2月1日に候補地の東側、姫川の河床の調査を実施するとともに、引き続きボーリング調査を行いました。この調査結果につきましては、信州大学山岳科学総合研究所に分析を依頼し、昨日報告をいただいたところであります。
 詳細につきましては、明日予定しております議会特別委員会及び全員協議会でご報告させていただきますが、活断層は候補地へは延びていないとの確認ができたものと考えております。
 今後、この調査結果を早急に住民の皆様にご説明申し上げますとともに、生活環境影響調査等について、諸般の情勢を勘案しつつ、住民の皆様のご理解をいただき、調整を進めてまいりたいと考えております。
 次に、ふるさと市町村圏事業について申し上げます。
 新年度の特別会計予算の総額は、8,275万3千円となり、対前年度比16.7%の減となっております。
 ふるさと市町村圏基金につきましては、その果実を活用し、地域振興事業を積極的に進めることを目的として、平成元年度から地域総合整備事業債による財政措置により、造成が図られました。しかしながら、近年の低金利により、十分な運用収入が確保できない状況にあることから、11年度から当分の間は、一定の要件を満たす場合に基金の一部を取り崩して、目的事業の財源に充当することが可能となりました。
 新年度では、消防の救助工作車の更新などの常備消防施設整備及び介護保険システムの構築に係る基盤整備などに基金7億円のうちから7,500万円を取り崩すための議案を上程いたしております。
 次に、広域的な地域情報化について申し上げます。
 昨年10月から、個人のパソコンなどから行政機関に対する各種申請・届出を行うことができる「ながの電子申請サービス」の運用を当広域連合においても開始し、視聴覚ライブラリーの利用申込、情報公開請求の受付を開始しました。この利用状況につきましては、1月末までに3件ありました。
 今後とも情報通信技術を活用し、圏域住民の皆さんの利便性の向上に努めてまいります。
 次に、養護老人ホーム鹿島荘について申し上げます。
 1月末日現在、利用定員満床の50人と短期利用者5人の合計55人の方が入所しております。
 日ごろ、入所者の健康管理には注意しているところでありますが、1月2日に感染性胃腸炎が発生し、入所者14人が感染しました。入所者をはじめ関係者の皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしました。今後とも施設の衛生管理並びに入所者の健康管理に、十分配意をしてまいります。
 グループホーム「ひだまりの家」につきましては、利用定員満床の6人の方が入所しており、引き続き地域との交流を図り、利用者へのサービス向上に努めてまいります。
 次に、介護老人保健施設「虹の家」について申し上げます。
 昨年末、「虹の家」におきましても、新規入所者より感染性胃腸炎の発生があり、入所者、職員合わせて20人に感染が見られました。発見後、直ちに処置を行い沈静化に努めた結果、暮れまでには終息いたしました。
 感染の予防につきましては、今後とも細心の注意を払ってまいります。
 施設入所者は、昨年4月から12月末日までの延べ利用者数は12,231人で、利用率は89%、対前年度比7%の減となっております。また、通所利用者は3,293人で、利用率は89%であり、対前年度比4%の増となっております。
 本年度の収入見込みでは、前年決算額と比較しますと圏域内外における新たな施設の開所等に伴う利用者の減もあり、介護報酬で約820万円、窓口収入で約540万円余の減収となり、繰越金等を合せても全体で約2,600万円の減収となる見込みであります。
 新年度の特別会計予算の総額は、2億4,459万7千円となり、対前年度比4.5%の減となっております。
 引き続き、医学的な管理のもと、看護及び機能訓練等により、利用者の居宅での早期の生活復帰を目指しますとともに、介護者の心身の負担を軽減できるよう、運営に努めてまいります。
 次に、介護保険事業について申し上げます。
 本年度の9カ月間の保険給付費の実績は、対前年度比約2%の増加となり、予測に比べ低調に推移しております。
 その主な要因は、地域密着型サービス事業所が経営的な諸事情により開所とならなかったこと、また、新設の特別養護老人ホームの利用状況が低調であること等によるものでございます。
 新年度の特別会計予算の総額は、46億7,878万5千円となり、対前年度比2.2%の増となっております。このうち、保険給付費は総額の約92%を占めております。
 新年度におきまして、税制改正の影響を受けた方に対する介護保険料の激変緩和措置が保険者の判断により継続できるよう、政令の一部改正が行われましたことにより、当広域連合におきましても、経済的負担を軽減するために、新年度の介護保険料率を本年度の保険料率に据え置くこととし、この一部改正を主とした条例改正案を上程いたしております。
 平成21年度から23年度までの3年間の介護保険事業計画作成のため、第4期介護保険事業計画作成委員会を発足させ、委員として保健・医療・福祉の各分野の専門家及び被保険者代表者等、24名の皆様を委嘱いたしました。
 委員の皆様には、介護サービス利用状況等の分析、要介護認定者数の推計、介護給付費の見込及び介護サービス見込量の確保のための方策等について協議検討をいただき、21年2月に答申をいただくこととしております。
 また、昨年12月1日を基準日とし、第4期事業計画に係る利用者の要望等を把握するために、在宅の要介護・要支援認定者、元気高齢者及び特定高齢者2,100人余を対象とした「高齢者等実態調査」を実施いたしました。この調査結果につきましては、分析を行い事業計画に反映させるとともに、広報誌「井戸端かいご」を通じて住民の皆様にお知らせする予定でおります。
 次に、広域的な観光振興について申し上げます。
 北安曇地方事務所で事務局を担っております「北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会」におきまして、昨年3月の1次認定に引き続き、12月には2次認定が行われ、認定品は全34品目となりました。
 当広域連合といたしましては、ブランド品の証であります認定マークの商標登録を広域的観光振興事務の一環として、本年度、特許庁に商標登録の出願を行い、現在審査中であります。新年度には商標登録となる見通しでありますことから、当初予算に所要の経費を計上いたしております。
 次に、平日夜間救急医療事業について申し上げます。
 小児科・内科急病センターの利用状況は、昨年4月から本年1月末までの診療日数は240日、受診者が延べ641人、1日平均2.7人の方からご利用いただいており、その内訳はおよそ4人に3人が小児患者の割合となっております。
 受診者の市町村別の割合は、大町市が73.4%、池田町が5.0、松川村が8.1、白馬村が10.1、小谷村が3.4%となっております。昨年同期の10カ月間の比較では102人、13.7%の減少となっております。
 また、大北医師会におきましては、来る3月22日に「サン・アルプス大町」において、救急医療講演会を開催するとともに、住民の皆様へ急病センターの周知を図ることとしております。
 新年度の特別会計予算の総額は、1,843万7千円となり、対前年度比3.5%の減となっております。
 以上、主な事業の概要並びに新年度事業について申し上げました。
 今後とも圏域の発展と住民福祉の増進に向け、鋭意取り組んでまいりますので、議員各位並びに住民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 本定例会にご提案申し上げます案件は、報告案件4件、条例案件3件、事件案件1件、予算案件10件の計18件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際に説明いたしますので、よろしくご審議の程お願い申し上げます
日程第4 選挙管理委員及び同補充員の選挙
議長(中牧盛登君) 次に、日程第4「選挙管理委員及び同補充員の選挙」を行います。
 お諮りいたします。本選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定による指名推薦によりたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって、選挙の方法は、指名推薦によることに決しました。
 続きまして、お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
 それでは、最初に、北アルプス広域連合選挙管理委員会委員を指名いたします。
 選挙管理委員に、小林豊美氏、吉川宗雄氏、山田ッ知氏、太田米吉氏の以上4名を指名いたします。
 お諮りいたします。議長においてただ今指名しました選挙管理委員会委員の当選人と定めることにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって、ただ今指名しました小林豊美氏、吉川宗雄氏、山田ッ知氏、太田米吉氏の以上の方が選挙管理委員に当選されました。
 次に、選挙管理委員補充員を指名いたします。
 選挙管理委員補充員に補充順位1番に北村恒男氏、同2番に伊藤昭氏、同3番に内山道子氏、同4番に竹内岩雄氏を指名いたします。
 お諮りいたします。議長においてただ今指名しました方を選挙管理委員補充員の当選人と定めることにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって、ただ今指名しましたとおり補充順位1番に北村恒男氏、同2番に伊藤昭氏、同3番に内山道子氏、同4番に竹内岩雄氏の以上の方が順位のとおり選挙管理委員補充員に当選されました。
日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
議長(中牧盛登君) 次に、日程第5「議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決」を行います。
 最初に、報告第1号を議題とし、朗読を省略して、直ちに説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今議題となりました専第6号 平成19年度北アルプス広域連合会計補正予算(第3号)につきまして、地方自治法第179条第1項の規定に該当し、平成19年12月25日付で専決処分を行いましたので、同条第3項の規定により、承認をお願いするものでございます。
 今回の補正は、総額は変わりませんが、人事院勧告に伴う給与補正により、歳出のみ変更をするものであります。
 4ぺージの歳出をお願いします。
 款2、項1、目1一般管理費20万7千円の増は、節2給料、節3職員手当等、節4共済費、節19負担金補助及び交付金で人事院勧告に伴う人件費の増であり、職員6名分であります。
 款3、項1、目2鹿島荘一般管理費29万9千円の増は、同じく鹿島荘の職員11名分であります。目4ひだまりの家管理費2万6千円の増は、同じく職員1名分であります。
 5ページの款4、項1、目2ごみ処理広域化推進費3万4千円の増は、同じく職員1名分であります。
 款5、項1、目1常備消防費330万円の増は、同じく消防職員88名分であります。
 6ページをお願いします。
 款6、項1、目1土木事業費11万1千円の増は、同じく職員3名分であります。
 款8予備費397万7千円を減額し財源としたものであります。
 7ページからは、給与費明細書を記載してありますので、ご覧をいただきたいと思います。以上、説明申し上げましたが、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本件についてのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(中牧盛登君) 挙手全員であります。
 よって、報告第1号は報告どおり承認されました。
 続いて、報告第2号を議題とし、朗読を省略して、直ちに説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今議題となりました専第7号 平成19年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第3号)につきまして、地方自治法第179条第1項の規定に該当し、平成19年12月25日付で専決処分を行いましたので、同条第3項の規定により、承認をお願いするものでございます。
 この特別会計は、介護老人保健施設虹の家の運営に関わるものであります。
 今回の補正は、総額は変わりませんが、人事院勧告に伴う給与補正により、歳出のみ変更をするものであります。
 4ぺージの歳出をお願いします。
 款1、項1、目1介護老人保健施設事業費42万円の増は、節2給料、節3職員手当等、節4共済費、節19負担金補助及び交付金は、人事院勧告に伴う人件費の増であります。職員14名分であります。
 款3予備費42万円を減額し財源としたものであります。
 5ページからは、給与費明細書を記載してありますので、ご覧をいただきたいと思います。以上、説明申し上げましたが、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本件についてご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(中牧盛登君) 挙手全員であります。
 よって、報告第2号は報告どおり承認されました。
 続いて、報告第3号を議題とし、朗読を省略して、直ちに説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今議題となりました専第8号 平成19年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につきまして、地方自治法第179条第1項の規定に該当し、平成19年12月25日付で専決処分を行いましたので、同条第3項の規定により承認をお願いするものでございます。
 今回の補正は、総額は変わりませんが、人事院勧告に伴う給与補正により、歳出のみ変更をするものであります。
 4ぺージをお願いします。款1、項1、目1一般管理費25万5千円の増は、節2給料、節3職員手当等、節4共済費、節19負担金補助及び交付金は、人事院勧告に伴う人件費の増であります。職員7名分であります。
 款8予備費25万5千円を減額し、財源としたものであります。
 5ページからは、給与費明細書を記載してありますので、ご覧をいただきたいと思います。以上、説明申し上げましたが、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本件についてご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(中牧盛登君) 挙手全員であります。
 よって、報告第3号は報告どおり承認されました。
 続いて、報告第4号を議題とし、朗読を省略して、直ちに説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今議題となりました専第1号 交通事故に関する和解につきまして、地方自治法第179条第1項の規定に該当し、平成20年1月31日付で専決処分を行いましたので、同条第3項の規定により承認をお願いするものでございます。
 本議案は、白馬村内の国道148号の道路上で発生した救急車の交通事故に関する和解についてでございます。
 この事故報告につきましては、平成18年2月開催の全員協議会で報告させていただいておりますが、当時の事故報告書をお手元にお配りしてありますので併せてご覧ください。
 事故の状況は、平成18年1月24日、午前9時5分ごろ、北部消防署員が運転する救急車が救急患者搬送のため、国道148号を大町方面に緊急走行中、白馬村大字神城21811番地1付近において、同一方向に進行中の相手方車両を追い越すため、右車線を走行したところ、当該車両が右折し衝突した交通事故でございます。
 相手方は、記載の方でございます。
 この事故につきましては、当事者間において、過失割合の認識の乖離があり、話し合いによる解決が困難となり、双方代理人弁護士を立てて、ようやく示談による和解が平成20年1月31日に成立しましたので、報告し議会の承認をお願いするものでございます。
 和解の内容は、当広域連合所有の車両損害額26万5,545円を負担し、相手方は相手方所有の車両損害額21万9,150円を負担とするものでございます。
 以上、説明申し上げましたが、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本件についてご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(中牧盛登君) 挙手全員であります。
 よって、報告第4号は報告どおり承認されました。
 続いて、議案第1号「北アルプス広域連合特別職の職員等の旅費又は費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今議題となりました議案第1号 北アルプス広域連合特別職の職員等の旅費又は費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。
 今回の改正は、交通事情の改善や道路整備の進展、経費の節減を図るため、管内の各市町村におきましても旅費支給基準の見直しが図られており、また、特別職と一般職の旅費支給基準を同額にしていることなどを勘案し、改正を行うものでございます。
 また、大変恐縮でございますが、費用弁償については、旅費と日額が支給されておりましたが、旅費の実費額に改正をさせていただくものであります。
 議案説明資料によりご説明申し上げますので、1ページをご覧ください。
 管内市町村職員の旅費に関する条例の旅費の額を比較したものでございます。左側から大町市から始まり小谷村まで、右側に広域連合の現在の特別職と職員の支給額を記載してあります。
 今回、管内市町村の旅費の平均額、小谷村の右横に平均がありますが、その右の額にそれぞれ改正し、特別職と職員の支給額を同額にする改正を行うものでございます。
 資料2ページ、3ページの新旧対照表をご覧ください。
 第2条、費用の弁償等は、「北アルプス広域連合職員の旅費に関する条例」の定めるところによるということで明確にしたものでございます。
 第3条は、旅費又は費用の弁償の額は、今まで3ページの別表第1及び別表第2のとおりとなっておりましたが、こちらを改正し先ほどの額に改正するものであります。
 第3条、旅費及び費用の弁償の額でありますが、旅費の額につきましては、この後提案します議案第2号の「北アルプス広域連合職員の旅費に関する条例」の規定を準用するというものでございます。
 費用弁償については、別表第2にありますように旅費の実費額と日額5,500円がそれぞれありましたが、今回日額を廃止させていただき、旅費の実費額に改正するため、第2項に、「費用の弁償の額は、実費額とする」というものであります。
 第4条支給方法は、言い回しの変更であります。
 附則につきましては、施行期日の定めでございます。
 以上、説明を申し上げましたが、ご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案についてのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今議題となっております議案第1号は、総務常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第2号「北アルプス広域連合職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今議題となりました議案第2号 北アルプス広域連合職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。
 今回の改正は、議案第1号と同様、交通事情の改善や道路整備の進展、経費の節減等を図るため、管内の市町村の旅費支給基準の平均額に改正を行うものでございます。
 議案説明資料によりご説明申し上げますので、併せてご覧ください。
 額につきましては、説明資料の1ページの平均額を参考に改正をするものでございます。
 4ページの新旧対照表をご覧下さい。
 第13条、日当でありますが、第2項及び第3項を削るものでございます。
 旧の第2項は、距離が120km未満の場合は、半日当の額、第3項については、400km以上の日帰りの場合は、日当の額に県外宿泊料の2分の1を加算した額となっておりましたが、それらを改正し、県外の日帰りの場合に、4,000円に改正をするものであります。
 第21条は、旅費の調整措置の定めで、職員が上級の職員と随行する場合、特別職の職員等の旅費に掲げる宿泊料を支給するというものを削除し、第22条を第21条とし、第23条、第24条を1条ずつ繰り上げるものでございます。
 別表につきましては、説明資料1ページの管内市町村職員の旅費の支給額の平均額を参考に改正を行うものでございます。
 宿泊料については、県外は今まで甲・乙と地区が分かれていましたが、1本化し13,000円に、県内11,000円を10,000円に減額改正するものでございます。
 附則につきましては、施行期日の定めでございます。
 以上、説明を申し上げましたが、ご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案についてのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今議題となっております議案第2号は、総務常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第3号「北アルプス広域連合介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今議題となりました議案第3号 北アルプス広域連合介護保険条例の一部を改正する条例の制定について提案理由の説明を申し上げます。
 今回の改正は、税制改正の影響を受けた者に対する介護保険料の激変緩和措置を、平成18年度及び平成19年度の2カ年間実施してまいりましたが、平成20年度も対象者の経済的負担の軽減を図るために、激変緩和措置を継続するものでございます。
 今回は、条例の附則の追加であります。
 第1条は施行期日であり、平成20年4月1日から施行するものであります。
 第2条、平成20年度における介護保険料率の特例であります。
 介護保険条例第6条第1項の規定にかかわらず、次の各号に掲げる第1号被保険者の区分に応じ、それぞれ当該各号に定める額とするものであります。各号に定める額は、平成19年度における保険料率の特例と同額であります。
 改正案は、国より示されました、介護保険条例参考例に基づくものであります。
 改正の検討経過について、お手元の説明資料で説明しますので、7ページをご覧ください。1番上の「税制改正の内容」でありますが、平成16年度及び17年度に税制改正が行われ、市町村民税課税ラインが引き下げられました。
 このことにより、市町村民税課税対象者が増加し、また、介護保険料は、所得段階別定額制を採用していることから、税制改正の影響を受ける者にとって、介護保険料の上昇は、経済的負担をもたらすことになります。
 負担の増加を軽減するために、下枠に「国における検討」として、1番上の○印の1番下にありますように、激変緩和措置を平成18年度及び19年度の2年間行い、米印のとおり、平成20年度には、介護保険条例第6条第1項に規定する保険料率とすることとしていました。
 しかしながら、平成19年11月1日に開催された厚生労働省所管の「介護保険料等の在り方に関する検討会」において、平成20年度に規定の介護保険料率にすることは、税制改正の影響を受けた者にとりまして、経済的負担が大きくなることから、保険者の判断において、激変緩和措置を継続し、平成20年度も保険料率を据え置くことができる旨の決定がなされました。
 このことを受けまして、1番下の○に記載してありますように、国は激変緩和措置を継続することができるように、「介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令」を平成19年12月12日に告示しました。
 8ページをご覧ください。上段の「介護保険料の激変緩和措置」の表は、平成18年度から19年度の2年間に激変緩和措置を行い、平成20年度には、介護保険条例第6条第1項に規定する保険料率とするものであります。
 下から2番目の「介護保険料の激変緩和措置を継続した場合」の表であります。引き続き、平成20年度も激変緩和措置を継続し、保険料率を平成19年度の保険料率とするものであります。
 9ページをお願いします。この表は、8ページの保険料率を基に推計したものであります。上段の表は、「激変緩和措置を継続しない場合の平成20年度の保険料収入予測額」を表したものであり、合計欄右端のとおり、8億3,450万3千円が予測されます。
 中段の表は、「平成20年度も引き続き激変緩和措置を継続した場合の保険料収入予測額」を表したものであり、合計欄右端のとおり、8億2,022万1千円が予測されます。
 一番下、左側の表は、「激変緩和措置を継続した場合と行わない場合の保険料収入予測額」の比較を表したものであり、激変緩和措置を継続するためには保険料が1,428万2千円必要となると推計されます。
 その右側の表は、介護給付費準備基金残高予測額を表したものであり、平成18年度から平成20年度の第3期介護保険事業計画においては、地域密着型サービスの小規模多機能型居宅介護及び小規模特別養護老人ホーム20床の開所が困難となったこと、さらに特別養護老人ホーム銀松苑の利用が低調であったことなどにより、予測より給付費が増加していないことから、毎年、保険料の積み立てが可能となっています。
 このことにより、激変緩和措置を継続するために必要な財源は、平成20年度の保険料収入で賄うことができると推計されますことから、20年度も経済的負担の軽減を図るために、激変緩和措置を継続するものでございます。
 以上、説明を申し上げましたが、ご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案についてのご質疑はありませんか。山本久子議員。
9番(山本久子君) 9番の山本です。この激変緩和措置をやるということについては、賛成ですけれども、先ほど利用が少なくて、利用できる状態に体制が整わなかったこともあって、利用が少なくてそのお金が、1,428万2千円というお金をそこに充てるということですけれども、国のいっていることは、結局保険料率を据え置くことができるということで、国がやるということではないんですよね。
 だから保険者がこれができたらやることができるということだけをいっている訳なんですけれども、全国的に見ると、いま激変緩和措置というのがどの位でやられているのかということと、ここら辺のところは国の責任として、しっかり財政措置もするというような、そういうことを要望していかなければいけないのではないかとずっと思っているんですけれども、その辺の実態はどうなんでしょうか。
議長(中牧盛登君) 介護庶務係長。
介護庶務係長(小林 満君) 2点ご質問をいただきました。
 まず1点目の激変緩和措置の継続につきましては、全国的な流れは未だ把握しておりませんが、長野県内の状況について説明申し上げます。介護保険の保険者は県内67保険者あります。このうち46.3%が激変緩和措置を継続するという風な方向性にあるというような話を聞いております。市町村別に見ますると、市としては60%、町としては50%、村では36.7%という部分で把握をしております。広域連合においては66.7%。
 議員ご指摘のとおり、国は保険者の判断によりということで、保険者の裁量に任せたという部分があります。私どもは、先ほど給付費が伸びていない状況等々、総合的に勘案して、激変緩和措置の継続を上程させていただいたわけでありますが、継続しないところにおきましては、私どもと違って、給付費が伸びている。或いは基金が余りないという状況の中で、ご判断されたという風に聞いているところであります。私からは、以上であります。
議長(中牧盛登君) よろしいですか。他にございますか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) この辺で質疑を打ち切ることにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第3号は、福祉常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第4号「北アルプス広域連合ふるさと市町村圏基金の財産の一部処分について」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今、議題となりました議案第4号 北アルプス広域連合ふるさと市町村圏基金の財産の一部処分について、提案理由の説明を申し上げます。
 北アルプス広域連合ふるさと市町村圏基金条例第1条に規定する基金7億円の内から7,500万円を処分するため、地方自治法第96条第1項第10号の規定、及び北アルプス広域連合ふるさと市町村圏基金条例第5条の、ただし書きの規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 お手元に配布の議案説明資料の10ページから13ページにかけて、資料がありますので、併せてご覧ください。
 この基金の一部処分につきましては、連合長あいさつでも申し上げましたが、平成20年度に当広域連合が「大北地域ふるさと市町村圏計画」において、「高度情報化の推進、高齢者福祉の充実、消防・防災の充実、」を位置付けられており、施策の推進においては、介護保険制度改正に伴う介護保険業務システム構築、救助工作車などの常備消防施設整備に多額の費用が想定されます。
 これらの事務事業に、ふるさと市町村圏基金の一部を取崩して財源充当することにより、安定した各種事業が推進でき、「ふるさと市町村圏計画」の目的である「安心して暮らすことができる 心あたたかな ふるさとづくり」と圏域住民の健康・福祉増進が推進され、圏域の地域振興が図られますことから、当該基金の一部を取り崩すものであります。
 資料12ページに基金充当額が記載してありますが、情報化推進事業の介護保険システム構築事業費2,227万500円に2,200万円、常備消防施設整備事業の救助工作車並びに消防資機材等整備費の事業費8,076万6千円のうち5,300万円を取り崩しして充当するものでございます。
 以上、説明申し上げましたが、ご審議の上、ご可決を賜りますようお願いいたします。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案についてのご質疑はありませんか。山本久子議員。
9番(山本久子君) 今回取り崩しを行った後、6億2,500万円となるわけですけれども、基金の取り崩し、今、これとこれとこの事業が必要でというような、長期的な計画を持ってやっていかないと、後6億2,500万円だけということで、やらなければいけないことは、たくさんあるわけですけれども、必要な順位を話し合って今回のことは、ずっと今までの流れでもって、総合的に出されてきて決められたことなのか、どうなのかお聞きしたいと思います。
議長(中牧盛登君) 企画振興係長。
企画振興係長(宮本和紀君) 私の方から答弁させていただきますが、昨年8月の議会の折にもお話させていただきましたが、21年度以降の5億円の取り崩しにつきましては、今現在、どうするかということについては、決まっておりませんし、また、今回7,500万円を取り崩すものにつきましては、情報化、消防の常備消防に充当させていただくということで、今後の事業につきましては、未だ決まっていない状況でありますけれども、今後、広域連合といたしましても、鹿島荘の改修、また大北福祉会館の改修等の大きな事業も予定されておりますことから、そのような事業も含めながら、今後検討してまいりたいという風に思っております。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。白澤富貴子議員。
13番(白澤富貴子君) 13番白澤でございます。この中で介護保険のシステム構築事業費として、2,200万円、常備消防の関係の5,300万円については、新年度予算のところでご説明があるかと思いますが、内容的にここで情報化の関係とこの消防の関係ここでご説明いただける部分があるならば、ご説明をいただきたいと思います。
 緊急性を要しているというそういう状況についても、お伺いしたいと思います。
議長(中牧盛登君) 所長。
所長(嶺村佳正君) お答えをいたします。一般会計の消防の関係で、救助工作車を更新したいということで、この費用につきましては、非常に高額なものであることから、市町村に改めて負担を求めるということは、非常に大変だということ。また、介護保険のシステム構築につきましても、多額な費用がかかるということで、市町村の財政も厳しい中で、是非そういうものにつきましては、基金を取り崩していただきたいという市町村からの要望がありましたので、今回提案させていただくものでございます。以上でございます。
議長(中牧盛登君) 企画振興係長。
企画振興係長(宮本和紀君) 介護保険のシステム改修につきまして、説明させていただきます。21年度(後で20年度に訂正)に介護保険制度の改正が一部あります。そちらの改修を行うために、今あるシステムでは、新たなシステム改修をしないということで、業者の方で言っております。それに基づきまして、新たなシステムでの構築が必要となってきたということが1点ございます。
 また、22年度にも、大きな改修があるということで、改修につきましても、新しいシステムでの改修のみ実施することになりますことから、緊急性を要しているということで、今回取り崩しをさせていただき、お願いするものでございます。以上です。
議長(中牧盛登君) 白澤富貴子議員。
13番(白澤富貴子君) 21年度の計画に対してのもの、22年度に対してのものを、20年度の中でそれに向けたシステムの構築をしていくために、緊急性を要するという、そういう風に解していいでしょうか。
 LGWANがもう少し内容的に変わってくるとか、そういうことにはならなくて、全体的に大きくしていくとか、そういう改修になるわけでしょうか。
議長(中牧盛登君) 企画振興係長。
企画振興係長(宮本和紀君) 説明不足のところがありまして申し訳ございませんでした。
 今回、介護保険の改修につきましては、LGWAN情報系の関係とは違いまして、介護保険業務のみのシステム改修ということでお願いしたいと思います。また先ほど、私21年度と申し上げてしまいましたけれども、20年度に一部改修がございます。そちらということで訂正をお願いしたいと思います。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。この辺で質疑を打ち切ることにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第4号は、総務常任委員会に付託いたします。
 ここで、11時15分まで休憩といたします。
休憩 午前10時59分
再開 午前11時15分
議長(中牧盛登君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。日程第5の審議を継続いたします。
 議案第5号「平成19年度北アルプス広域連合会計補正予算(第4号)」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今議題となりました議案第5号 平成19年度北アルプス広域連合会計補正予算(第4号)について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億9,015万6千円を減額し、総額を12億5,890万1千円とするものであります。
 今回の補正は、事務事業が確定してまいりましたことによる計数整理と市町村負担金の精算が主な内容でございます。
 第2条は、地方債の廃止であります。
 4ページの第2表「地方債補正」をご覧ください。一般廃棄物処理事業債を当初借りる予定でいましたが、事業執行ができないため、廃止するものでございます。
 7ページの歳入をご覧ください。款1、項1、目1市町村負担金1億8,718万6千円の減は、節1市町村負担金の説明欄に記載のとおり、各項目において不要額の発生が見込まれるため、年度内精算をしたく、市町村負担金を減額しております。節2受託市町村負担金は、短期入所者に伴う負担金であります。目3民生費負担金221万6千円の増は、節1鹿島荘の措置費負担金であります。障害者加算対象者の増などから増額となるものであります。
 款2、項2、目1消防手数料25万5千円の増は、危険物施設検査手数料などであります。
 款3、項1、目1消防費委託金12万7千円の増は、火薬類消費許可特例事務交付金の増であります。
 8ページをご覧ください。款5、項1、目3ひだまりの家財政調整基金繰入105万8千円の減は、介護保険給付費の増等により、基金の取り崩し額が減額となったものであります。
 款7、項3、目1雑入98万7千円の増の主なものは、節3衛生費雑入で火葬場の待合室のガラス破損に伴う建物共済給付金であります。
 9ページをお願いします。款8、項1、目3衛生債5,920万円の減は、一般廃棄物処理事業債の減額と、款9、項1、目2循環型社会形成推進交付金4,666万6千円の減額は、事業が未実施のため減額するものであります。
 款10、寄付金6万9千円の増は、大町市老人クラブ連合会等からの寄付金であります。
 10ページの歳出をご覧ください。款2、項1、目1一般管理費57万9千円の減は、人事異動等に伴う職員手当等の人件費の減であります。
 款3、項1、目2鹿島荘一般管理費4万1千円の減は、人事異動による人件費の増と節7賃金の臨時職員勤務時間の減に伴う減額による差し引きであります。節18備品購入費のミニ遠心機は、下痢嘔吐の発症者があったときに、ノロウイルスの胃腸炎であるかどうかを確認することが、感染拡大の予防に役立つことから、検査用の機器をお願いするものであります。目3鹿島荘事業費118万円の減の主なものは、節11需用費の光熱水費等の見込みによる減額であります。
 11ページをご覧ください。目4ひだまりの家管理費78万5千円の減の主なものは、節7賃金の減であり、認知症利用者の徘徊等が少なかったことから臨時職員の雇用を控えたことによるものであります。
 款4、項1、目1火葬場費19万7千円の増は、節11需用費の燃料費の増は、燃料高騰による増が主なものであります。節12役務費の手数料の増は、椅子の背もたれ部分をクリーニングするものであります。節15工事請負費は、案内看板の入札差金であります。
 目2ごみ処理広域化推進費2億7,832万8千円の減は、節13委託料は生活環境影響調査、地質、測量調査等が未実施のため、減額するものであり、12ページの節17公有財産購入費は用地取得費を全額減額するものであります。
 款5、項1、目1常備消防費809万2千円の減の主なものは、節3職員手当等の人件費の減と節12役務費の通信運搬費の減、14ページの節18備品購入費の査察広報車等の入札差金であります。
 款6、項1、目1土木事業費448万1千円の減は、人件費の減と節7賃金は、臨時職員の雇用をしなかったことから、減額したものであります。
 14ページをお願いします。款7予備費は、313万3千円を増額するものであります。
 15ページからは、給与費明細書。19ページは、市町村負担金の一覧表でございますのでご覧ください。
 以上、主な内容について説明申し上げましたが、ご審議の上、ご可決くださいますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案についてのご質疑はありませんか。浅見昌敏議員。
7番(浅見昌敏君) 9ページの国庫補助金、循環型社会形成推進交付金というのが減額したわけですが、ごみ処理場の関係なんですけれども、国が財政が厳しいという中で、今年予定されたものが来年、来年予定されたものが再来年ということになっても、この交付金というのは、安全にいただけるもの、そういう性格のものですか。
議長(中牧盛登君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(白澤俊之君) お答えいたします。循環型社会形成推進交付金につきましては、国が一般廃棄物処理施設建設に伴う補助金、従来から言っておりました一般廃棄物処理補助金であります。交付金ということで制定がされたものでございまして、その年度におきまして、循環型社会形成推進地域計画を申請することによりまして、そこに記載された事業につきましては、申請額どおり交付金として予定がされるというものであります。
 今後ともということでございますが、確認はできていませんが、今回予定いたしました22年度までにおきましては、この交付金については、継続されるということを確認しております。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。大和幸久議員。
4番(大和幸久君) 11ページの所で、款4衛生費のごみ処理広域化推進費ということで補正がされたわけですが、1,407万9千円というのは、昨年使われたお金だろうという風に解釈しているわけですが、この内訳について1点説明をお願いしたいと思います。
 2点目につきましては、先ほど広域連合長のあいさつの中でも、今回ボーリング調査等をして、活断層は候補地へは延びていないとの確認はできたという報告をされているわけですけれども、この点につきまして、今まで該当地域の住民と反対をされている住民等のご意見の一番の中心というのは、やはり今まで、私も指摘しておりましたけれども、白馬村村誌に書かれております白馬盆地東縁断層というものが走っているという風にも記載されて、分かっていることであります。
 それから最近では、1995年10月に通産省の地質調査所というところが、調査をしておりまして、これでも同じようなルート、ここでは神城断層といっておりますけれども、これが通過しているという風に記載をされております。
 こういったような経過の中で、この断層を今回確認をして、その断層が候補地へ延びていないという確認ができたのか。この点についてもう一点詳しくご説明をお願いしたいと思います。
 3点目ですが、今回ボーリング調査をしました姫川水系のボーリング調査については、県の許可を受けるということで申請書を出しているわけです。私も現地へ行って見ましたけれども、県の許可条件のところですね、ここで驚きましたのは、ごみ処理施設建設予定地という記載がありまして、予定地の姫川河川敷内における活断層及び副断層の確認調査のため、河床ボーリング調査というような表現があります。あくまでも広域連合では、今までこの地域については、候補地ということで、候補の1つとして検討するという材料にしてきたわけですけれども、どういうわけか県では、予定地として許可をしたと、この辺はどういう事情で、県は予定地としての許可を下ろしたのでしょうか。その経過を説明いただきたいと思います。
議長(中牧盛登君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(白澤俊之君) お答えいたします。まずはじめの委託費用の減額の内訳でございます。これにつきましては、当初計画しました生活環境影響調査、地質測量調査、基本設計委託料等で8,196万円を計上いたしましたうち、事業未実施のために、7,837万円を減額するというものでございます。
 それから先ほど、ご指摘の今回の調査でありますが、断層及び副断層が候補地に延びているのではないかということで、ご指摘をいただきました。これに対しまして今回、調査をさせていただいたというものでございます。詳細につきましては、明日の特別委員会、また全員協議会の中で報告書をもちまして、報告させていただきたいと考えております。ご指摘をされました、露頭しておりました地層でございますが、そこから西の方へ、その地層の先端を捜索し、西側先端部分から約1mの所で、ボーリング調査を実施させていただきました。そうした中で、ボーリング調査では、その露頭しております地層というものが確認できなかったということから、予定地へその断層については、ほぼ延びていないということが今回の調査で確認ができたということで、冒頭連合長あいさつの中でも申し上げたところでございます。
 それから、もう1点の県の許可申請の関係でございます。これは過日、ボーリング調査を行っている際に、ごみ連協の皆さんご視察をいただきました。ありがとうございました。そうした中で、事業実施に当って、許可証を掲示することになっています。許可書をご覧いただき、ただ今大和議員ご指摘の候補地というものを予定地ということで記載がされていました。これにつきまして、私どもも把握しておりませんでしたので、直ぐに確認をいたしたところ、申請書類に誤りがございまして、直ちに大町建設事務所の方へ変更申請ということで、行わさせていただきました。過日変更許可ということでいただいたところでございます。また、ごみ連協の皆さんからもこの辺のところについて、申し入れがございまして、これについては、文書をもって回答をいただきたいということを言われてございます。そうした中で、連合長名でお詫びと訂正のご案内を差し上げる予定で、現在進めているところでございます。以上でございます。
議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。
4番(大和幸久君) そちらで調査しているという断層及び確認調査ですか、これについて私が伺っている内容は、兼ねて今までの地層調査なんかで分かっています。例えば1995年の通産省の地質調査所でいわれているところの神城断層、ないしは白馬村誌に載っています白馬盆地東縁断層、これについて、今回確認をされているのかどうかという質問をしているわけです。
議長(中牧盛登君) 大和議員に申し上げたいと思いますが、議案から少し外れているように思います。特別委員会、それから全員協議会がありますので、そちらの方で質問していただければと思いますが、大和幸久議員。
4番(大和幸久君) 私は補正で、昨年の事業をやられた中で、1,407万円の事業の内訳、やられた内容の検証をしているわけです。当然、明日特別委員会がある事がわかっておりますけれども、ここで昨年の事業の内容を検証しておくことが明日の特別委員会の質問等でもより充実した内容になるということで、この補正予算に使われている範囲で、質問をさせていただいているということです。そういう点でご理解を。補正予算は今のところしかできないですよね。その点が1点です。
 もう1点ですけれど、変更申請をしたということで、その結果をまたしっかり聞かせていただきたいんですけれども、文字の選定というのは非常に大事でして、予定と候補では全然、意味が違うんですよね。予定というのはもうこれから行なう事柄について、あらかじめ決めてあるものをいうわけですし、候補というのはあくまでも、選ばれる対象であって、候補というのはあくまでも候補ということで、この辺が行政側で申請のときに取り違えているということは重大な失態であるという風に私は思います。そういう点ではしっかり変更の許可の内容等、後で資料を見せていただきたいと思います。
 もう1点だけ、先ほどいいました従来から指摘されています断層について、今回調査したのかどうか。その点についてだけ回答をお願いします。
議長(中牧盛登君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(白澤俊之君) ただ今の内容でございますが、文献等によります中で、神城断層という言い方がされておりますが、今回の調査の中では、一応神城断層について、これは主断層という位置付けをしておりますが、この確認調査も合せてさせていただいたというものでございます。以上です。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。この辺で質疑を打ち切ることにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第5号は、老人ホーム鹿島荘とグループホーム「ひだまりの家」に関わる歳入歳出を福祉常任委員会に付託し、それを除いた全般を総務常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第6号「平成19年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算(第2号)」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今、議題となりました議案第6号 平成19年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に、それぞれ69万円を追加し、総額を1億8万8千円とするものであります。
 今回の補正は、ふるさと市町村圏基金の一部を定期預金による運用利子の増額と事務事業確定見込みによります市町村負担金の減額が主なものであります。
 6ページの歳入をご覧ください。款1、項1、目1利子及び配当金149万3千円の増は、ふるさと市町村圏基金のうち、1億9,860万円を定期預金で運用したことによる基金利子収入であります。
 款6、項1、目1市町村負担金80万3千円の減は、LGWAN・電子自治体システム推進事業費の確定による減であります。
 7ページの歳出をご覧ください。款1、項1、目1活動事業費6万4千円の減は、節19負担金補助及び交付金の負担金であり、県高速情報通信ネットワーク接続負担金及び、LGWAN接続費用負担金の確定による減であります。
 款2予備費は、これらに伴い75万4千円を増額するものでございます。
 8ページに市町村負担金目的別一覧でございますのでご覧ください。
 以上説明申し上げましたが、ご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案についてのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第6号は、総務常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第7号「平成19年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第4号)」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今、議題となりました議案第7号 平成19年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第4号)について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額からそれぞれ543万9千円を減額し、総額を2億5,873万6千円とするものであります。
 今回の補正は、決算見込みによるものであり、歳入では利用者変動によるもの。歳出では人件費、施設運営に関する需用費・備品購入費等の減額が主なものでございます。
 6ページの歳入をご覧ください。款2、項1、目1入所療養介護費収入200万円の減額、項2、目1短期入所療養介護費収入116万9千円の減額は、当初の見込みより利用者が減ったことによるものであります。目2通所リハビリテーション費収入217万円の増は、予防通所リハビリテーション利用者の増によるものであります。
 項3、目1施設利用料収入519万円の減額は、利用者が減ったことによるものであります。
 8ページの歳出をお願いします。款1、項1、目1介護老人保健施設事業費1,237万4千円の減額の主なものは、節1報酬及び節7賃金の減は、臨時職員の退職に伴う減額、節2給料及び、節3職員手当等の減額は、人事異動に伴う減額、節11需用費の減額はそれぞれ決算見込みによる減額であります。燃料費の増額は価格高騰によるものであります。
 9ページの節18備品購入費の減額は、マイクロバス、特殊浴槽の入札差金でございます。款3、予備費は693万5千円の増であります。
 以上、主なものにつきまして説明申し上げましたが、ご審議の上、ご可決くださいますよう、お願い申しあげます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案についてのご質疑はありませんか。山本久子議員。
9番(山本久子君) 山本です。6ページですが、入所利用者の減、200万円の減となっておりますが、予定に対して何人くらい少なかったのか。原因はどんなところにあるのか、お聞かせいただきたいと思います。
議長(中牧盛登君) 虹の家事務長。
虹の家事務長(下里 健君) お答えいたします。先ほど連合長あいさつの中にもございましたけれども、12,231人という今年度の12月までの実績でございますけれども、それが89%ということで、当初の見込みでは、16,129人ということで計画をしていたところでございます。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。大和幸久議員。
4番(大和幸久君) 9ページの所で備品購入費、入札差金308万円という計上がありますが、今説明のありましたマイクロバス、特殊浴槽等主なものについて結構ですが、落札率はどの位であったのか。お願いします。
議長(中牧盛登君) 虹の家事務長。
虹の家事務長(下里 健君) お答えいたします。マイクロバスにつきましては95%、特殊浴槽につきましては、65%ということでございました。
議長(中牧盛登君) 山本久子議員。
9番(山本久子君) 先ほどの説明ですけれども、他に施設などができたことによる影響とかいわれておりますが、私冬期間というのは、こういう施設に入所する人が、増えて春になるとこの寒い地域では、減るというような状態があるという風にずーっと判断をしていたんですけれども、利用料が非常に高くてそれを手控えているとか、そういう実態というのはないのでしょうか。
議長(中牧盛登君) 虹の家事務長。
虹の家事務長(下里 健君) お答えいたします。議員さんおっしゃられたように、今までの経過といたしましては、冬期間利用者が多くて、夏の期間利用者が減るという傾向でございまして、今年度は更にその新設施設ができたことによりまして、落ち込みが少し大きくなったということでございます。また、利用料の関係でございますけれども、段階等低所得者に対しての、減免もございまして適切ではないかという風に考えております。
議長(中牧盛登君) 他にございませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) この辺で質疑を打ち切ることにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第7号は、福祉常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第8号「平成19年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第3号)」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今議題となりました議案第8号 平成19年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額から、それぞれ2億7,682万4千円を減額し、総額を44億263万5千円とするものでございます。
 今回の補正は、本年1月までの保険給付実績に基づき、今後の決算見込みによるものであります。
 7ページの歳入をご覧下さい。款1、項1、目1第1号被保険者保険料643万9千円の増の主なものは、社会保険庁の年金からの介護保険料捕捉回数の増加に伴い、特別徴収割合が上昇し、普通徴収割合が減少したことによるものであります。
 款4、項1国庫負担金、目1介護給付費負担金5,462万9千円の減は、国の算定による額に基づく減額であります。項2国庫補助金、目1調整交付金1,585万4千円の減は、1月までの給付実績により給付費を減額したことによるものであります。目5介護保険事業費補助金171万2千円の増は、介護保険制度改正に伴うシステム改修事業の補助による増額であります。
 8ページをご覧下さい。款5、項1支払基金交付金、目1介護給付費交付金1億5,594万1千円の減は、社会保険診療報酬支払基金の算定による額に基づく減額であります。
 目2地域支援事業支援交付金46万6千円の増は、社会保険診療報酬支払基金の算定による額に基づく増額であります。
 款6、項1県負担金、目1介護給付費負担金5,582万8千円の減は、1月までの給付実績により減額したことによるものであります。項3県補助金、目1介護保険事業費補助金123万5千円の減は、利用者負担軽減事業に係る補助対象費の減額によるものであります。目2、目3地域支援事業交付金は、1月までの給付実績により給付費を減額したことによるものであります。
 10ページをご覧下さい。款10、項4、目2第三者納付金44万4千円の増は、交通事故に係る保険給付に対する納付金であります。目4雑入31万8千円の減は、臨時認定調査員賃金等の減であります。
 11ページの歳出をご覧下さい。款1、項1、目1一般管理費19万9千円の増の主なものは、節3職員手当等の人件費の減、節13委託料の介護保険制度改正に伴うシステム改修費の増の差し引きしたものであります。システム改修は、後期高齢者医療保険との連携に伴うものであります。
 12ページをご覧下さい。項3、目1介護認定審査会費313万6千円の減は、節1報酬は審査会開催回数減に伴う減が主なものであります。目2認定調査等費325万3千円の減の主なものは、節12役務費の手数料の減であり、主治医意見書作成件数の減に伴うものであります。
 13ページをご覧下さい。項4、目1趣旨普及費39万6千円の減の主なものは、介護サービス相談員新任研修時期が11月に遅れたことによる活動回数の減によるものであります。
 14ページをご覧下さい。項6保健福祉事業費、目1特別対策事業費541万円の減の主なものは、節19負担金補助及び交付金、節20扶助費の利用者負担軽減であり、1月までの利用実績に基づく減額であり、予測より利用者が少なかったことによるものであります。
 恐れ入りますが、議案説明資料の14ページをご覧下さい。
 上段の表、「1介護給付費総額の推移」は、保険給付費総額の推移を表したものであり、5月から1月までの9カ月間における対前年度増加率は、合計欄右端表記の1.8%の増加となっており、平成18年度の2.8%の減と比較しますと増加傾向を示しています。1.8%の増加は、9カ月間の平均であり、直近の1月では6.9%の増加となっていますが、前半の増加率がマイナスであったことから、右端太枠の補正総額3億5,893万6千円を減額するものであります。
 下段の表「(1)居宅介護サービス給付費の推移」は、要介護1から5に認定された在宅利用者に対する給付費であり、対前年度増加率は、合計欄右端表記の7.8%の減でありますが、右端太枠の補正9,209万3千円を増額するものであります。
 主な要因は、要介護認定者の割合が、当初予算積算時より、軽度から重度に移行していることによるものであります。
 15ページをご覧下さい。上段の表「(2)地域密着型介護サービス給付費の推移」は、要介護1から5に認定された在宅利用者に対する、認知症対応型通所介護等の地域密着型介護サービス給付費であり、対前年度増加率は、合計欄右端表記の12.6%の増でありますが、右端太枠の補正6,575万8千円を減額するものであります。
 主な要因は、泊まって通える小規模多機能型居宅介護を計画していた事業者が、経営的な諸事情により事業所開所を取りやめたこと。また、認知症対応型通所介護等の利用が予測より少なかったことによるものであります。
 下段の表「(3)施設介護サービス給付費の推移」は、施設利用者に対する給付費であり、対前年度増加率は、合計欄右端表記の2.8%の増でありますが、右端太枠の補正2億1,369万9千円を減額するものであります。
 主な要因は、新設の特別養護老人ホーム及び老人保健施設の利用が予測より少なかったことによるものであります。
 居宅介護サービス給付費及び地域密着型介護サービス給付費並びに施設介護サービス給付費の合計が総給付費の約84%を占めており、この3つの給付費の動向が、保険給付費総額の増減を方向付けることになります。
 16ページ以降は、福祉用具購入・住宅改修・サービス計画費等であり、今後の3カ月間の給付見通しにより、右端太枠の補正のとおりの額を増減するものであります。
 お手数ですが、再度、予算書の14ページの款2保険給付費をご覧ください。
 説明資料において説明させていただきましたとおり、要介護1から要介護5に認定された在宅利用者に対する項1、目1居宅介護サービス給付費9,209万3千円の増は、説明資料14ページの下段の(1)居宅介護サービス給付費の推計によるものでございます。
 少し飛びますが17ページをお願いします。施設利用者に対する目5施設介護サービス給付費2億1,369万9千円の減は、説明資料の15ページの(3)施設介護サービス給付費の推計によるものであります。
 18ページから27ページまでの各目においても、説明資料に基づき増減を行うものであります。
 28ページをご覧ください。款4、項1、目1給付準備基金積立金3,220万円の増は、1月までの給付実績により給付費を減額したことに伴い増額するものであります。
 29ページをご覧ください。款5、項1、目1介護予防事業費260万円の減、項2、目1包括的支援事業・任意事業費550万円の減は、1月までの給付実績により給付費を減額したことに伴い減額するものであります。
 30ページをご覧ください。これらの結果、款8予備費を7,056万4千円増額するものであります。
 31ページからは、給与費明細書一覧表でございますので、ご覧いただきたいと思います。以上、主なものについて、説明を申し上げましたが、ご審議の上、ご可決くださいますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案についてのご質疑はありませんか。山本久子議員。
9番(山本久子君) 説明書の14ページ介護給付費の支給額についてですけれども、マイナス2.8%ということで、マイナスになっていますが、これは金額が減ったから良かったという問題ではなくて、先ほど虹の家の施設長が利用料は適切であると思っていますという答えがあったんですが、やはり実態というのを広域連合の中で、しっかり把握していかないとこの影に大勢の泣いている利用できない人たちがいるわけですよね、そこら辺の国の制度改正の中で、給付を抑えるための制度改正なんですけれども、そこら辺の実態についていろいろ声が出ていると思いますけれども、それについてお聞きしたいということと、15ページのところの小規模多機能型居宅介護の開所できなかったということが出されていて、もう1つは認知症対応型共同生活介護の利用が少なかったということが書かれているんですが、このことについての説明をしていただきたいと思います。
議長(中牧盛登君) 介護庶務係長。
介護庶務係長(小林 満君) 2点ご質問をいただきましたので、まず1点目の平成18年度に行なわれました介護保険法の改正において、利用者において一部利用がかなわないという点がございます。
 ご指摘のとおり、今回の改正は、介護保険を持続可能な制度にするために、軽度者の方について、福祉用具の貸与、訪問介護、通所介護等々において、一定の定額の中で、お願いするという部分であります。福祉用具につきましては、調査をしましたところ、購入をされた、レンタルをされたという部分で、その部分でかなわない方については独自の要綱をもって、対応をしようということを考えたわけでありますが、国も19年4月に私どもの要綱とほぼ同じ状況で、特例を認めて福祉用具を利用ができるようになったという部分があります。その部分においては、福祉用具の部分は、ある一定の改善が見られたという部分であります。
 訪問系におきましては、独居老人、あるいは身寄りのない方については、家事援助については、制限がされたと、この分につきましては、状況を把握しまして、本当に必要な方については、保険者の判断として、訪問介護をご提供できるというような形で対応をしているところでございます。
 先ほどご指摘をいただきました説明資料の14ページの上段のマイナス2.8というのは、17年度と18年度の対比でありまして、本年度は1.8であります。動向といたしましては、所長説明のとおり、後半の部分が伸びてきている、その横に県の増加率が書かれていますが、5月の前半部分におきましては、県の増加率を下回っておりましたが、ここへきて増えているという部分であります。区分支給限度額の利用率も上がっているというような状況でありまして、本当に必要な方には適正化の中で、利用をいただけるような方向で、対応をしているところであります。
 もう1点目でありますが、議案説明資料15ページの上段の地域密着型介護サービス給付費の部分でありますが、まず小規模多機能型につきましては25人程度の方に対して契約を申し上げ、15人程度の方に泊まって通えるというようなサービスを提供する施設でありますが、全国的な傾向でありますが、介護報酬の設定が低いというような部分で、経営的に成り立たないということで撤退をしている事業者もあると聞いております。この事業所は、私ども3カ所造る予定でありましたが、すべて対応ができないという状況になってしまったと、お話を聞きますと改築をされてやられている事業所は何とかトントン。新規で立ち上げたところは、もう赤字でどうにもならないという話を聞いております。それから認知症共同生活介護の部分につきましては、当初40名で予算を組んだわけでありますが、現実的には30名の方と、圏域の部分はいいですが、経過措置で使われている県外の部分において、利用がなくなったというような部分があります。
 通所については、認知度が2以上でなければ利用がかなわないという部分で、なかなか一般型の部分を使いになる方もおいでになります。その部分で見込みがちょっと違ったという部分であります。私からは以上であります。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) この辺で、質疑を打ち切ることにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第8号は、福祉常任委員会に付託いたします。
 ここで昼食のため、1時まで休憩といたします。
休憩 午前12時01分
再開 午後1時00分
議長(中牧盛登君) 休憩前に引き続いて会議を再開いたします。日程第5の審議を継続いたします。
 議案第9号「平成19年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計補正予算(第2号)」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今議題となりました議案第9号平成18年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額から、それぞれ500万円を減額し、総額を1,760万円とするものであります。
 今回の補正は、年間見込患者数の減少による診療使用料と所要経費の減額と、県補助金の交付決定に伴う増額であります。
 6ページの歳入をご覧下さい。款2、項1、目1市町村負担金645万6千円の減は、診療経費が減少したことによる減額であります。
 款6、項2、目1衛生費県補助金145万6千円の増は、小児初期救急医療体制整備補助金が交付決定されたことによるものであります。この補助金の交付基準は、1日3時間以上の初期救急に対する補助でございまして、本年度、認められて交付対象となったところであります。
 7ページの歳出をご覧ください。款1、項1、目1診療管理費184万円の減額は、節11需用費の患者数の減少に伴う医薬材料費の減など、所要経費の減額によるものであります。
 これらの結果、款2予備費を316万円減額するものでございます。
 以上、説明を申し上げましたが、ご審議の上、ご可決くださいますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案についてのご質疑はありませんか。山本久子議員。
9番(山本久子君) 山本です。1,760万円これだけのお金を使って、1日平均2.7人の利用ということ。それと同時に、内容ですが実際子供を連れて行ったんだけれども、そこでは対応できなくて、専門の医者でなくてここへ行ってくれというような対応が非常に多くて、いろんな苦情が寄せられているんですけれども、やはりお金を使って実施するということだけではなくて、内容の見直しというのをそろそろやっていかなければいけないのではないかと思うんですけれども、それは利用者の声を聞くということが一番大事なことだと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(中牧盛登君) 総務係長。
総務係長(西山 孝君) ただ今のご質問でございますけれども、対応の内容についての見直しという点でございます。その点につきましては、連合長あいさつの中にもありましたとおり、来る3月22日に救急医療講演会ということで、基本的に携わって頂ける先生方の目合せをするということもございます。3月11日に医療スタッフ、看護師と医師の診療についての打合せ、今後の方針等について、内容検討をしていく場を設けるとともに、それから運営委員会という場で公的な医療機関としての方向性というものを逐次検討してまいりたいということで、今後の対応とさせていただきたいと思っております。以上です。
議長(中牧盛登君) 山本久子議員。
9番(山本久子君) 医療講演会の話があったんですけれど、私がやっていただきたいのは、利用している人たちの実態というものを調べていただくことができないか。ということですけれどいかがでしょうか。
議長(中牧盛登君) 総務係長。
総務係長(西山 孝君) ただ今の質問の部分で抜け落ちていたところがあり、申し訳ございません。利用者の意見ということでございますけれども、診療所に利用者の声ということで、意見を書いていただいて投入する箱を用意させてもらっています。その枚数は今のところ30枚程度ということで、記録的には、残っているところでございます。その内容をつぶさに検証しながら検討を加えてまいりたいということであります。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) それでは、この辺で、質疑を打ち切ることにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第9号は、総務常任委員会に付託いたします。
 続いて、議案第10号「平成20年度北アルプス広域連合会計予算」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) はじめに大変申し訳ございませんが、一般会計の予算書に計上漏れがありましたので、本日お手元にお配りしました予算書に差し替えをお願い申し上げますとともに、お詫び申し上げます。ページの変更はございません。変更の内容は、第2条債務負担行為を追加させていただいたものでございます。
 それでは、議案第10号 平成20年度北アルプス広域連合会計予算について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額を13億5,570万2千円とするものであります。
 第2条の債務負担行為につきましては、5ページの第2表をご覧いただきたいと思います。ごみ処理施設整備事業に係る2つの業務に対し債務負担行為をするものでございます。
 生活環境影響調査業務は、環境アセスメントを行うことから、平成20年、21年度で事業を実施するもので、事業費は平成20年度4,400万円、21年度1,100万円、合せて5,500万円を予定しています。
 基本設計等調査業務は、基本設計仕様書を作成するため、生活環境影響調査業務と同じく、平成20年、21年度で事業を実施するもので、事業費は平成20年度500万円、21年度500万円、合せて1,000万円を予定しています。
 第3条の地方債は、第3表をご覧ください。消防施設整備事業債1,650万円は、施設整備事業の一般財源化分の起債であります。この起債につきましては、充当率3分の1以内で後年度交付税で100%措置されるものであります。
 6ページの歳入歳出予算事項別明細書をご覧いただきたいと思いますが、本年度は、歳入で前年度に比べ1億8,087万円、11.7%の減となっています。主な要因は、ごみ処理広域化推進費に伴う、市町村負担金の減であります。
 8ページの歳入をご覧ください。款1、項1、目1、節1の市町村負担金10億8,447万8千円は、広域連合の経常経費や常備消防費、火葬場費や鹿島荘の運営費、特養建設に伴う償還補助、火葬場建設に伴う公債費などが主なものであります。節2受託市町村負担金300万5千円は、鹿島荘の短期入所による収入を見込んでおります。
 目2他団体負担金133万円は、福祉会館に事務所を有する3団体からの光熱水費等に関する負担金であります。
 目3民生費負担金1億1,537万3千円は、節1鹿島荘に関わる老人保護措置費と、9ページの節2ひだまりの家負担金として、介護保険個人負担金の1割相当分であります。
 款2、項1、目1民生使用料179万4千円の主なものは、節2ひだまりの家使用料、利用者の家賃に相当する使用料6人分であります。目2衛生使用料1,300万円は、火葬場使用料であり、人体で500件、10ページの動物で220件を見込み計上しております。
 款5、項1、目1消防施設整備基金繰入金1,087万4千円は、歳出で説明します救助工作車を更新するため、基金を繰入するものであります。目3ひだまりの家財政調整基金繰入金132万9千円と、11ページの目4ふるさと市町村圏基金繰入金5,300万円は、それぞれの基金から一般会計へ繰り入れるものであります。
 款6繰越金943万円は、前年度繰越金であります。
 款7、項1、目1保険給付費1,632万5千円は、ひだまりの家利用者分であり、国保連合会からの介護保険給付費9割分を計上しております。
 12ページをご覧ください。款7、項3、目1雑入676万8千円は、節1の雑入は総務分、節2民生費雑入は鹿島荘、ひだまりの家分、節3衛生費雑入は火葬場、節4は消防分、節5土木費雑入は図面焼機使用料を見込み計上しております。
 13ページをお願いします。款8、項1、目1消防債1,650万円は、消防施設整備事業債であります。
 款9、項1国庫補助金、目2循環型社会形成推進交付金2,133万2千円は、生活環境影響調査などの事業費の3分の1を見込んでおります。以上が主な歳入の内容であります。
 次に、14ページの歳出をご覧ください。
 款1、項1、目1議会費72万5千円は、定例会4回開催に伴う経費であります。議案第1号で上程しました費用弁償の改正により減額となっております。
 款2総務費、項1、目1一般管理費5,289万8千円の主なものは、職員6名分の人件費のほか、15ページから16ページにかけては、事務の執行にかかる経費、節11需用費、節14使用料及び賃借料等を計上しております。
 16ページの目5観光振興費54万8千円は、節12役務費で山麓ブランド商標登録の手数料であります。
 款2、項2、目1ライブラリー運営費86万円は、学校教育や社会教育用に資するため、主なものは、節18備品購入費の教材用のビデオソフトを購入する予定であります。
 17ページをお願いします。款3民生費、項1、目1福祉会館費427万2千円は、大北福祉会館施設の維持管理に伴う経費であります。節11需用費の修繕料は、3階のトイレのタイル張替えを計上してあります。
 18ページをご覧ください。目2鹿島荘一般管理費9,687万円は、嘱託職員の報酬と職員11名分の人件費、節7は臨時職員に関わる賃金であります。節11需用費の修繕料は、居室のフローリング化などをお願いするものであります。
 19ページの節18備品購入費では、通院送迎用の軽自動車の駆動部分の故障等により更新をお願いするものであります。
 20ページをご覧ください。目3鹿島荘事業費3,377万2千円は、利用者50名と短期利用者の日常生活にかかる経費であります。主なものは、節11需用費の給食にかかる賄材料費などであります。
 21ページの目4ひだまりの家管理費2,470万6千円は、利用者6名分の日常生活費、施設の維持管理費などであります。主なものは、職員1名分の人件費と節7賃金では、介護職員4名とパート職員の賃金であります。
 23ページをご覧ください。目5特別養護老人ホーム建設事業費2,875万円は、白馬村にあります「白嶺」建設費償還補助であり、27年度まで続きます。
 目6入所判定委員会費4万1千円は、養護老人ホームの入所措置の適正を期すための、判定委員会に関わる経費であります。
 目8障害程度区分認定審査会費141万3千円は、節1の審査会委員の5名分の報酬が主なものであります。
 目9障害者相談支援事業費1,074万8千円は、障害者相談支援事業管理委託料であり、新規事業として要望のありました要約筆記奉仕員養成講座を併せて大町市社会福祉協議会に管理を委託するものであります。
 24ページをご覧ください。款4衛生費、項1、目1火葬場費3,330万円は、施設の運営や維持、管理に要する経費であります。主なものは、節11需用費の修繕料は、火葬炉内の耐火煉瓦が破損してきたため、計画的に修繕を行うもの、節13の火葬業務委託料は、受付などの業務委託料などであります。節18備品購入費は、屋外掃除用のエンジンブロアー等を購入するものであります。
 目2ごみ処理広域化推進費8,191万8千円は、職員1名分の人件費のほか、25ページの節13委託料では、生活環境影響調査、地質・測量調査及び基本設計作成業務の委託料であり、節19負担金補助及び交付金の長野県職員派遣負担金は、事務局体制の充実を図るため、県より職員1名、自治法派遣をお願いするものであります。節22補償補填及び賠償金の補償金は、生活環境影響調査等実施する場合の立木補償料であります。
 26ページをご覧ください。項2、目1保健衛生費3,826万9千円は、節13委託料では、在宅当番医制事業は、休日の診療業務を大北医師会へ委託するものと、在宅歯科当番医制事業は、大北歯科医師会へ委託し、休日の午前9時から12時まで当番制で診療を行っていただくものであります。節19負担金補助の病院群輪番制事業運営費補助金は、夜間、休日、土曜日の第2次救急医療の診療業務実施に伴うものであります。
 款5消防費、項1、目1常備消防費8億3,659万7千円は、職員88名分の人件費のほか、27ページの節11需用費では、消耗品費として被服の貸与品、救急車積載品のほか、火災・救急救助活動に要するもの、修繕料では、消防救急車輌などの修繕料が主なものであります。節12役務費の通信運搬費は、電話料などであります。
 28ページをご覧ください。節18備品購入費の主なものは、救助工作車の更新であります。救助工作車は、交通事故等で車内に閉じ込められた人を救出する資機材、崖下に転落した人を救出する資機材等を積載装備し救助活動に当っているものであります。現在の工作車は、登録が平成元年で経過年数が19年経ちますことから、機能的な部分の故障が多く、部品調達に苦慮し、修繕費用が多額にかかること、また、二輪駆動車であることから、冬期間の出動にも苦慮しているため、4輪駆動車への更新をし、使用できる機械は乗せ換えて利用し、必要最低限の装備でお願いするものであります。その他、軽量空気ボンベの更新等を計上してあります。節19負担金補助及び交付金は、退職手当負担金のほか、消防学校入校負担金は、13科22名の入校に伴う負担金であります。
 29ページの款6、項1、目1土木事業費2,790万1千円の主なものは、職員3名分の人件費と30ページの節14使用料及び賃借料のコピー機使用料であります。
 款7、項1公債費は計7,844万7千円で元金と利子であり、説明欄に記載の内容であります。
 31ページの款8予備費では、366万7千円を計上しております。
 32ページから給与費明細書、38ページから、市町村負担金の目的別一覧でございます。
 以上、主な内容につきまして説明いたしましたが、ご審議の上、ご可決賜りますようよろしくお願いいたします。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。山本久子議員。
9番(山本久子君) 17ページのところですが、先ほど今後の計画で、福祉会館の所で修繕料というのがでてきていますが、今後こういう改修などを予定しているというような話があったんですが、社会福祉会館は建てた年数に比べてなんか修繕があっちこっち修繕を要するところがかなり出てきているような感じなんですけれども、それについて今後の計画についてお聞きしたいと思います。
議長(中牧盛登君) 総務係長。
総務係長(西山 孝君) 大北福祉会館の修繕費についての部分でございます。
 大北福祉会館につきましては、昭和49年竣工の建物となっておりまして、31年が経っている建物であります。ご指摘のとおり、修繕については毎年少額ながらも、部分的に計画的に修繕を行なっているところでありますけれども、平成20年度につきましては、3階のトイレ部分の内装について、修繕を行ないたいということであります。根本的な部分で、30数年経っているということもございまして、いろんな不具合等も生じていることもございまして、それぞれ細かい部分を検討させていただいて将来的な計画、利活用の部分についても、十分市町村と検討させていただく上で、今後の方針を固めてまいりたいという風に考えておるところでございます。
議長(中牧盛登君) 勝野 明議員。
2番(勝野 明君) 勝野でございます。5ページの第2表の債務負担行為について伺いたいと思います。
 先ほどの話でありますと生活環境影響調査の関係につきましては、20年度に80%の計上をして後21年度に20%ということで今説明を聞いたところでございますが、19年度の予算を見ますと当初環境アセスから用地費まで1年間という形で計上されていますが、今回の調査の中を80、20で割ったということは、その業務の期間が一体どのくらいかかるのか、むしろ2年かかるのか、今までと若干変わった調査をするのかどうか、その点を伺いたいと思います。
議長(中牧盛登君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(白澤俊之君) お答えいたします。生活環境影響調査につきましては、19年度予算では5,500万円ということで、全額を計上させていただきました。生活環境影響調査は、調査期間が4期1年という期間がかかります。そうした中で、19年度におきましては、年度当初4月当初から発注いたしまして、翌年の3月で終了という形で予定をさせていただいたところでありますが、今年度の計上にあたりましては、年度当初から計画が今の段階では、非常に難しいという中で、いずれにいたしましても調査内容が変わったわけではなく、調査期間については1年間かかりますため、本年度80%、翌年度20%を計上させていただいたというものであります。
議長(中牧盛登君) 勝野 明議員。
2番(勝野 明君) そのとおりで1年以上かかるならば、19年度も多分そういう債務負担でやらなければまずかっただろうと、私が言いたいのは、新年度になって例えば9カ月、10カ月で終わるならば、むしろその時点で分かったときに債務負担の補正をするべきであって、当初から予算を組むべきでないと私は考えたものですから、今聞いてみますと1年以上かかるということで債務負担を組んだということで、そういうことでいいですね。
議長(中牧盛登君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(白澤俊之君) そのとおりでありますが、期間については先ほど申し上げたとおり1年間ということでありますので、年度当初からの発注ができれば可能ということでありますが、今の事業進捗状況の中では、年度当初に発注をかけるという事が難しいという中で、例えば6月頃の発注ということになれば、翌年の5月まで、また、7月からの発注になれば、翌年の6月までという1クール、1年間の調査が必要ということでありますので、そういったものを勘案したところで、本年分は80%相当額を計上させていただいたというものであります。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。大和幸久議員。
4番(大和幸久君) 歳入のところで質問したいと思います。8ページの市町村負担金があります。受託市町村負担金ということで、鹿島荘短期生活指導宿泊事業負担金という、ちょっと意味が分からないですけれども、あがっています。昨年から比べますと約5割増の内容となっていますが、どんな内容で増えているのか、お願いしたいと思います。
議長(中牧盛登君) 鹿島荘所長。
鹿島荘所長(藤井泰寛君) お答えいたします。受託市町村負担金確かに50%ほど伸びております。短期生活指導というのは、措置の他に緊急に施設で生活を送らなければ、命に関わるような方たちが、施設の空き状況を見ながら短期的に入所するというものでございます。
 50%増えた要因といたしましては、管内で緊急で入所される方が増えてきております。前年度の決算を見ましても、当初よりも1人増えているという経過がございまして、鹿島荘の中の利用者の健康度、体調、医療面、男女の人数配分、静養室の状況、入院患者の状況等を勘案しながら空いている所は使っていこうと、最後のセフティーネットというような考え方の中で、施設の利用を促していこうと、こういう考えで新年度は1名増の当初から予算を組まさせていただいたところでございます。
議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。
4番(大和幸久君) 最後のセフティーネットという考え方だということで、おおよそ内容が分かりましたが、こういう施設ですので、管内の生活弱者老人の方への対応だと思いますが具体的には、どんな人をどんな形で過去の実績では受け入れているのか詳しく。
議長(中牧盛登君) 鹿島荘所長。
鹿島荘所長(藤井泰寛君) 2人の例を申し上げたいと思いますが、1人の方は屋根が崩れて落ちてしまっていて、崩れていない部分での生活をしていたという方、それから暖房も無いという方が入所されております。近々ではアパートの家賃が払えなくて、立ち退いた、しかし生活する場所が無いということで車上生活をしておられた方がいます。この冬の寒さで凍傷にかかっておりまして、路上の路側帯で10日ほど生活をしていたが、足が凍傷にかかっておりまして、通りかかった人がいつも停まっているのでおかしいよということで、市町村の方から鹿島荘の方へ緊急的に入所した方がいます。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。大和幸久議員。
4番(大和幸久君) 23ページ民生費、目5で特別養護老人ホーム建設事業費、白嶺建設費償還補助金です。19年間にわたって3,000万円近いお金を払っていくということで、金額を逆算しますと約3億円もっとなるが、いわゆる全額、建設費に対して補助金を出していくという仕組みだと思いますが、この辺について確か介護保険、他の施設等では5%ルールというようなことで良く説明を受けていまして、この辺との関係はどんな位置付けで、この白嶺については全額補助式になっているのか、位置付け、考え方が分かりませんので最初に説明をお願いしたいと思います。
議長(中牧盛登君) 所長。
所長(嶺村佳正君) お答え申し上げます。しっかり分かりませんが、大北社会福祉事業協会の構成団体は、関係市町村という状況の中で、補助金の見直しについて、明確にすべきということで5%という案が出てきたと思います。それ以前は全額市町村から負担をしてきたというような経過でこのような形で出ていると思っております。
議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。
4番(大和幸久君) 今でました大北社会福祉事業協会ですか、ここが運営している施設は、れんげ荘、高瀬荘、白嶺という形で、例えば高瀬荘は全額補助の対象の施設ではないですよね。そもそもが、これもかなり古い施設であるわけですけれども、そういう経過の中では白嶺の方が新しい施設であるにもかかわらず全額補助と、この辺が非常に不均衡に感じています。この点について始まっていることですけれども、今後例えば、鹿島荘なり、高瀬荘なり、れんげ荘の建物が老朽化してきて、そろそろ建替えをしないといけない時期になっているとも聞いております。この時にどんな対処するのかということが問題になってくると思うんですけれども、この点については、広域連合の中では、どんな論議がされているのか、もう一遍その辺の位置付け補助金の考え方を聞かせていただきたい。
議長(中牧盛登君) 所長。
所長(嶺村佳正君) 私も正確にわからないですが、大北社会福祉事業協会の施設につきましては、民間から助成していただく、例えば競輪協会だとか、そういうようなところからお金をお借りして、その残りを各市町村から助成をしていただいているというようなことだと思います。今後については、そのことを踏まえて、正副連合長会でご協議いただきたいと思っております。以上です。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。大和幸久議員。
4番(大和幸久君) 25ページでごみ処理事業として循環型社会形成推進交付金をもらった事業が予定されています。
 委託料の生活環境影響調査、地質・測量調査、基本設計調査等3つの予算が挙げられています。1つは、ここにごみ処理施設基本設計等調査業務委託料500万円の計上がされていて、これが来年度にわたっていて2年間で1,000万円と今の説明では、実際には仕様書の作成費用の委託料だとこういう説明でありますけれども、いずれにしても、建設地が確定をしないとこういう仕様書もできないのではないかと、当然設計というのは、その地域の地形とか、地質とかそういったものをすべて総合した上で、設計業務というのは成り立っていますから、予定地が決まらないのに、こういった予算というのは始められるのかどうか、恐らく今年の事業で挙げているということは、今年の中で3月までには候補地も決まって完了するという計画でやられていると思うんですけれども、その辺のスケジュール的な問題、まず予定地が決定しなければこういう事業にも入れないわけですけれども、その辺のタイムスケジュールについては、どう考えて予算を組んであるのか。この点を説明していただきたいと思います。
 それから関連ですけれども、市町村の負担金ですけれども、39ページの10のごみ処理広域化推進費というのがあります。この総額が1億8,418万7千円ということで、それぞれの負担割合が決めてあって、負担金の合計が6,058万6千円ということで、かなり全体の1億8,000万円とはかなり差がありますが、ここについては、どんな風に解釈したらいいのか、ちょっと理解できませんので説明をいただきたいと思います。ちなみに昨年の負担金では、同額の1億8,418万7千円が計上してあって、市町村の負担金の合計も1億8,418万7千円という風になっています。これが理解できませんのでどういう組み立てになっているのか説明いただきたいと思います。
議長(中牧盛登君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(白澤俊之君) お答えいたします。初めのタイムスケジュールであります。これにつきましては本年予定しております委託料の生活環境影響調査、それから地質・測量調査、これに並行いたしまして基本設計仕様書の作成ということで予定をしているものでございます。したがいまして、生活環境影響調査等につきましても、年度当初から入れればいいわけですが、今の状況では非常に厳しいものがあるという中で、80%相当を計上させていただいたということであります。そうしたことから、基本設計の仕様書作成につきましても、並行して進めていく事業という中で本年は50%分を計上させていただいたという内容でございます。
 それから市町村の負担金の関係でございますが、総額で8,191万8千円のごみ処理広域化推進費であります。そのうちの市町村負担金が、6,058万6千円、循環型社会形成推進交付金2,133万2千円を予定しており、総額で8,191万8千円という内容でございます。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。大和幸久議員。
4番(大和幸久君) 国の交付金2,133万2千円と39ページの市町村負担金6,058万6千円の合計8,191万8千円というのが、本年のごみ処理広域化推進費の総額ということですか。そうすると10のごみ処理広域化推進費の1億8,418万7千円という数字は、昨年とは表現の仕方が違うと思いますが、昨年との比較はどんな風に解釈したらいいんでしょうか。
議長(中牧盛登君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(白澤俊之君) 昨年は、用地取得費が入っております。2億円ということで、それにつきましては、大町市につきましては、合併特例債ということで、予定をされていたという中で、連合としては、一般廃棄物事業債を計画しておりました。そうした中で、構成が若干変わってくるというものであります。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。大和幸久議員。
4番(大和幸久君) 39ページの10のごみ処理広域化推進費の右側にある1億8,418万7千円というのはミスですね。そういうことでいいですね。
議長(中牧盛登君) 総務係長。
総務係長(西山 孝君) ただ今の指摘でございますが、大変申し訳ございません。
 その部分については、入力ミスがございまして、今回差し替えさせていただいたもので訂正をさせていただいております。よろしくお願いしたいと思います。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) この辺で、質疑を打ち切ることにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第10号は、老人ホーム鹿島荘とグループホーム「ひだまりの家」にかかわる歳入歳出を福祉常任委員会に付託し、その他全般を総務常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第11号「平成20年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計予算」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今、議題となりました議案第11号 平成20年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計予算につきまして、説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額を8,275万3千円とするものであります。
 この会計は、平成4年から5年にかけて、市町村からの出資金9億円と県からの助成金1億円、合わせて10億円の基金を設け、基金運用と利子等を活用して事業を行ってまいりました。
 基金につきましては、市町村負担金の軽減を図るために平成17年度には1億1千万円、平成18年度には1億円、平成19年度には9千万円をそれぞれ取り崩し、介護保険事業をはじめ、目的事業に充当し、圏域の地域振興に役立ててまいりました。
 平成20年度には、7,500万円を取り崩し、介護保険事業や常備消防費などの事業に充当する予定としており、このことによりまして、平成20年度末の基金残高は6億2,500万円となる予定であります。
 6ページの歳入をお願いします。款1、項1、目1利子及び配当金250万円は、基金のうち5億円を国債で運用しております、その利子収入であります。
 款2、項2、目1ふるさと市町村圏基金繰入金7,500万円は、基金7億円から7,500万円を取り崩して繰り入れをするものであります。
 款3繰越金394万7千円は、前年度繰越金であります。
 款6市町村負担金130万6千円は、LGWAN・電子自治体システム推進事業に対する市町村負担金であり、通信回線を県高速情報通信ネットワークに接続変更したことによりまして、前年度より218万6千円の減となっております。
 7ページの歳出をご覧ください。款1、項1、目1活動事業費8,002万9千円の主なものは、節11需用費の印刷製本費は、広域連合の業務等をお知らせする「北アルプス遊・交・学」の広報誌、年間4回発行に伴う経費であります。節14使用料及び賃借料は、インターネットサーバの使用料が主なものであります。節19負担金補助及び交付金は、負担金では、県高速情報通信ネットワーク接続負担金29万円と、大町市総合情報センター内に設置をしてありますLGWAN機器の電気代等として、大町市にお支払いする広域ハウジング運営費18万円、大町市から一括契約をいただいておりますLGWAN機器保守管理委託分74万1千円が主なものであります。
 補助金では、圏域の地域振興に供するため、ふるさと市町村圏事業補助金として、各市町村の実行委員会等への活動補助を見込んでおります。
 8ページをご覧ください。節28繰出金7,500万円は、介護保険事業特別会計へ2,200万円、一般会計へ5,300万円をそれぞれ繰出すものであります。
 款2予備費では、272万4千円を計上しております。
 9ページは、市町村負担金目的別一覧でありますので、ご覧をいただきたいと思います。以上、説明申し上げましたが、ご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案についてのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第11号は、総務常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第12号「平成20年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計予算」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今、議題となりました議案第12号 平成20年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計予算について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額を2億4,459万7千円とするものであります。
 4ページの歳入歳出予算の事項別明細書をご覧ください。新年度予算は前年度に比べ1,140万3千円の減であり、前年対比4.5%の減となっています。
 6ページの歳入をご覧ください。款2、項1、目1入所療養介護費収入1億3,647万円は、入所介護サービス費の平均介護度3.3、療養室利用率を94.0%と想定し、平均単価8,203円、栄養管理体制、マネジメント加算をそれぞれ108円、療養食加算207円、リハビリ機能強化加算は225円としております。
 項2、目1短期入所療養介護費収入792万4千円は、介護度3.2、利用率は入所介護サービス費と同様であり、短期入所にもリハビリ実施加算・栄養管理加算を加えております。
 予防短期については、平均要支援度1.5、療養室利用率を94.0%と想定し、栄養管理体制加算を算定しています。
 目2通所リハビリテーション費収入2,722万9千円は、定員18名のところ、利用率85.0%で1日当たり15.3人を見込んでいます。予防通所リハビリテーションは、定員2名、利用率85.0%、1日当たり1.7人を見込んでおります。
 7ページの項3、目1施設利用料収入4,853万2千円は、各サービスを使う場合の1割負担分と食費、居住費、日用品代等が含まれています。
 項4、目1特定入所者介護サービス費収入537万3千円は、低所得者への食費・居住費の負担限度額に対する補足給付費であります。
 8ページをお願いします。款3繰越金1,843万7千円は、前年度からの繰越金であります。 
9ページの歳出をお願いします。款1、項1、目1介護老人保健施設事業費2億4,309万6千円の主なものは、介護員9名、支援相談員1名、事務職員1名分の人件費であり、節7賃金は、看護師3名、介護補助員13名、業務員1名分の賃金であります。
 節11需用費は、消耗品費では、紙おむつ代や日用雑貨品、燃料、光熱水費と10ページの賄材料費が主なものであります。
 節13委託料は、大町病院への施設運営委託と給食提供委託が主なものであり、施設運営では、医師1名、理学療法士0.5名、作業療法士各1名、看護師7名分であります。
 節18備品購入費は、給食用配膳車が購入から11年が経過し老朽化したため、更新をするものであります。
 11ページの節19負担金補助及び交付金は、退職手当負担金が主なものであります。
 款3予備費は、150万1千円を計上しております。
 12ページからは、給与費明細書関係でありますので、ご覧をいただきたいと思います。
 以上、主なものにつきまして説明をいたしましたが、ご審議の上、ご可決くださいますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案についてのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第12号は、福祉常任委員会に付託いたします。
 続いて、議案第13号「平成20年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計予算」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただ今議題となりました議案第13号 平成20年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計予算について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額を46億7,878万5千円とするものであります。本会計は、保険給付費が歳出の約92%を占めており、この保険給付費を賄うために歳入を組んでいます。
 8ページの歳入からご覧下さい。款1、項1、目1第1号被保険者保険料8億1,745万6千円は、65歳以上の方からの保険料であり、被保険者数を17,800人、特別徴収割合を92%、普通徴収割合を8%と予測し、併せて税制改正の影響を軽減するための経過措置の継続を反映させた保険料としています。
 節1現年度分特別徴収保険料は、年金年額18万以上の年金受給者の方から、天引きでいただく保険料であり、また、節2現年度分普通徴収保険料は、年金年額18万円未満の方から、口座振替等によっていただく保険料であります。
 節3滞納繰越分普通徴収保険料は、収納率を17%と見込んでおります。
 9ページをご覧ください。款2、項1、目1市町村負担金6億3,637万3千円は、保険給付費の12.5%の負担金と、総務費等の負担金であり、前年度より2,774万7千円の増額となります。主な要因は、地域支援事業の額に関する経過措置が、平成19年度で終了し、平成20年度は、介護保険法施行令第37条の13に基づき、保険給付費の2.3%から3.0%に事業費が増加することに伴う市町村負担金の増額、繰越金の減額によるものであります。
 保険給付費分は、対前年度比0.5%の増、地域支援事業分は30.7%の増、総務費等のその他分は35.0%の増となります。
 款4、項1国庫負担金、目1介護給付費負担金7億5,527万2千円は、在宅系給付費見込額の20%と施設系給付費見込額の15%の負担を見込んでいます。
 10ページをご覧ください。項2国庫補助金、目1調整交付金2億9,223万3千円は、全国の介護保険財政調整を行うものであり、当地域は75歳以上の後期高齢者割合が高いことから、6.8%を見込んでおります。
 目2地域支援事業交付金1,072万5千円は、介護予防事業に係る25%、目3包括的支援事業・任意事業に係る40.5%の負担を見込んでおります。
 款5、項1、目1介護給付費交付金13億3,224万円は、40歳以上65歳未満の、医療保険加入者の第2号被保険者の保険料であり、保険給付費見込額の31%の負担を見込んでおります。
 11ページの目2地域支援事業支援交付金1,329万9千円は、介護予防事業に係る31%の負担を見込んでいます。
 款6、項1県負担金、目1介護給付費負担金6億4,142万8千円は、在宅系給付費見込額の12.5%と、施設系給付費見込額の17.5%の負担を見込んでおります。
 項3県補助金、目1介護保険事業費補助金396万円は、利用者負担軽減対策費に対する補助金であり、目2地域支援事業費交付金536万2千円は、介護予防事業に係る12.5%、目3包括的支援事業・任意事業に係る20.25%の負担を見込んでおります。
 12ページをご覧ください。款8、項1、目4他会計繰入金2,200万円は、ふるさと基金からの繰入れであります。
款9繰越金8,437万8千円は、前年度繰越金であります。
 14ページをご覧下さい。款10、項4、目4雑入1,359万7千円は、前年度より1,132万2千円の増額であり、その要因は、臨時認定調査員増員に係る費用及び車両購入費を、認定調査員を配置する市町村が負担することによるものであります。
 15ページの歳出をご覧下さい。款1、項1、目1一般管理費9,055万円は、職員7名分の人件費と必要な事務経費を計上しています。節12役務費の通信運搬費は郵送料等、節13委託料は介護保険ハード・ソフト保守委託料及び介護保険システム構築委託料等であります。
 16ページをご覧下さい。節19負担金補助及び交付金は、退職手当負担金が主なものであります。
 項2、目1賦課徴収費471万7千円は、保険料徴収のための事務経費であり、節11需用費は、封筒や納付書同封説明書等の印刷が主なものであり、節12役務費は、保険料納入通知書等の郵便料が主なものであります。
 17ページの項3、目1介護認定審査会費1,804万8千円は、介護認定審査会開催に必要な経費であり、主なものは、節1報酬の委員報酬であります。
 18ページをご覧下さい。目2認定調査等費3,614万8千円は、認定調査に必要な事務経費であり、主なものは、節7賃金の臨時認定調査員8名分の賃金であり、前年度より4名の増員としました。増員の理由は、住民から公正公平な認定調査の要望が寄せられ、認定調査員の質を確保するため、また、介護保険法の改正により、全ての要介護認定調査を保険者において行うこととなったためであります。節12役務費の手数料は主治医意見書作成手数料であります。
 項4、目1趣旨普及費393万9千円は、より介護保険制度を住民の皆様にご理解いただくための経費であり、主なものは、節1報酬は、利用者と介護サービス提供事業者間の橋渡し役であります介護サービス相談員12名分の報酬と活動費、節11需用費の印刷製本費の広報誌「井戸端かいご」の印刷であります。
 19ページの項5、目1計画策定委員会費142万7千円は、平成21年度から3年間の第4期介護保険事業計画作成のための経費であり、主なものは、節1報酬の委員報酬及び節11需用費の印刷製本費の第4期計画書の印刷費であります。
 20ページをご覧下さい。項6、目1特別対策事業費1,975万2千円は、利用者負担軽減のための経費であり、主なものは、節19負担金補助金及び交付金の社会福祉法人等が行う利用者負担軽減であり、軽減対象は1割の利用者負担、通所介護の昼食代、短期入所及び特別養護老人ホーム利用の食費と居住費の4分の1の負担軽減を行うものであります。節20扶助費は、認知症対応型共同生活介護における家賃補助等であります。
 款2保険給付費、項1介護サービス等諸費は、要介護1から5に認定された方の利用に対して給付するものであります。目1居宅介護サービス給付費13億2,602万円は、訪問介護等の12種類の訪問及び通所系サービスを利用した場合に給付するものであります。
 21ページの目3地域密着型介護サービス給付費3億1,455万3千円は、認知症対応型共同生活介護、認知症対応型通所介護等が対象となります。
 22ページをご覧下さい。目5施設介護サービス給付費18億9,327万9千円は、特別養護老人ホーム、老人保健施設及び療養型医療施設を利用した場合に給付するものであります。
 24ページをご覧下さい。目8居宅介護住宅改修費1,560万円は、手すりの取り付け、トイレの改修、段差の解消等に対して給付するものであります。
 目9居宅介護サービス計画給付費1億8,046万4千円は、ケアマネジャー業務に対する給付であります。
 26ページをご覧下さい。項2介護予防サービス等諸費は、要支援1及び要支援2に認定された方の利用に対する給付であり、内容は、要介護1から5に認定された方の利用に対して給付する介護サービス等諸費と同じであります。
 30ページをご覧下さい。項4、高額介護サービス等費は、介護サービスを利用した場合に、1割の自己負担額が発生しますが、一定額を超えた額について償還払いするものであります。
 31ページの項6特定入所者介護サービス等費は、施設利用者等に対する食費及び居住費に対する補足給付であります。
 33ページをご覧下さい。款3、項1、目1財政安定化基金拠出金454万6千円は、保険給付費が不足した場合等に借入れができる、県が設置した基金への拠出金であります。
 34ページをご覧下さい。款4、項1、目1給付準備基金積立金4,961万6千円は、保険料収入のうち、保険給付費及び地域支援事業の負担以外を積み立てるものであります。
 款5地域支援事業費、項1、目1介護予防事業費4,290万円と35ページの目2包括的支援事業・任意事業費8,140万円は、関係市町村へそれぞれの事業を委託するものであります。
 款6、項1公債費の計538万8千円は、介護保険システム構築するために長野県市町村振興資金を借り入れたことによる償還金であり、平成20年度で償還が終了となります。
 款7、項1、目2償還金1,108万2千円は、過年度分の国庫負担金等の償還金であります。
 36ページをご覧下さい。款8予備費1,118万1千円は、保険給付費が予測より2%増加した場合の市町村負担分を計上しております。
 37ページからは給与費明細書、41ページは市町村負担金一覧表であります。
 以上、主なものについて、説明を申し上げましたが、ご審議の上、ご可決くださいますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。山本久子議員。
9番(山本久子君) 15ページの1番下の介護保険システム構築委託料ですが、これ新規事業だと思いますが、委託先についてお聞きしたいと思います。
 それから33ページの財政安定化基金拠出金、県が設置した基金への操出金(拠出金)ですけれども、県の基金の現在の状況はどのようになっているのか、合せてお聞きします。
議長(中牧盛登君) 介護保険係長。
介護保険係長(宮本和紀君) 介護保険システム構築の委託先についてお答えいたします。
 介護保険システムにつきましては、長野市にあります(株)電算で構築していただいておりますので、20年度におきましても、(株)電算へ委託してまいりたいと考えております。
議長(中牧盛登君) 介護庶務係長。
介護庶務係長(小林 満君) 私からは財政安定化基金の状況について説明させていただきます。
 誠に勉強不足で申し訳ございませんが、県の基金の残高は、把握していないという状況であります。この算出根拠はどうかという部分でありますが、介護保険事業計画の3年間の県内における総給付費の0.1%を基金とし、その3分の1がこの部分ということで、国、県と市町村が3分の1ずつと、そういう部分で400なにがしという部分になっております。
 基金の借入は全国から見れば、長野県は少ないという風な情報をもっておりますが、基金の残高は承知しておりません。
議長(中牧盛登君) 他にありませんか。大和幸久議員。
4番(大和幸久君) 30ページの所で、高額介護サービス費というのがあります。一定額を超えた分については、償還払いをするという制度ですが、昨年の実績と本年度はそれを踏まえてどんな見込みで5,300万8千円というのが計上されているのか、積算根拠等を説明いただきたい。
議長(中牧盛登君) 介護庶務係長。
介護庶務係長(小林 満君) 高額介護サービス費は、それぞれ利用料の一定額を超えたものについて、償還払いをするというものであります。
 積算根拠は、議案の説明資料の30ページをご覧いただきたいと思います。高額サービス等費というのがありまして、備考欄にそれぞれ積算根拠を書いてあります。この介護サービス費は、居宅と地域密着と施設について、お出しをしてまいりますので、このところの19年度中の直近の近似数1.5%を使って算出をしたという部分であります。
議長(中牧盛登君) 他にございますか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) この辺で、質疑を打ち切ることにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) ご異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第13号は、福祉常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第14号「平成20年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計予算」を議題とし、朗読を省略して提案理由の説明を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) ただいま議題となりました議案第14号 平成20年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計予算につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額を1,843万7千円とするものであります。
 6ページの歳入をご覧ください。款1、項1、目1衛生使用料606万4千円は、診療使用料であります。診療1日当たりの平均患者数を3人と想定し、12カ月分を見込んでおります。
 款2、項1、目1市町村負担金は、1,141万8千円を見込んでおります。
 款3繰越金95万3千円は、前年度繰越金であります。
 8ページの歳出をご覧ください。款1、項1、目1診療管理費1,748万3千円の主なものは、節1医師報酬と、節4共済費の看護師等社会保険料、節7賃金は、看護師、医療事務賃金、節9旅費は医師の費用弁償であり、これらの医療関係者の人件費が診療管理費の約4分の3となっております。
 節11需用費は、診療に使用する医薬材料費が主なものであります。
 節12役務費は、施設運営に伴う通信運搬費が主なものであります。
 節13委託料は、保険請求事務機器のハード保守委託料であります。
 節14使用料及び賃借料は、コピー使用料であります。
 節18備品購入費は、暖房機用の灯油タンクの購入であります。
 9ページの款2予備費は、95万4千円としております。
 以上、主な内容を説明いたしましたが、ご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案についてのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第14号は、総務常任委員会に付託いたします。
 以上で、本日の日程は終了いたしました。本日は、これにて散会いたします。
散会 午後2時10分
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北アルプス広域連合議会
平成20年2月定例会議事日程(第2号)

平成20年2月22日(金) 午前10時開議


日程第1 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決
議案第1号 北アルプス広域連合特別職の職員等の旅費又は費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第2号 北アルプス広域連合職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について
総務常任委員会委員長 西澤  功
議案第3号 北アルプス広域連合介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
福祉常任委員会委員長 浅見 昌敏
議案第4号 北アルプス広域連合ふるさと市町村圏基金の財産の一部処分について
総務常任委員会委員長 西澤  功
議案第5号 平成19年度北アルプス広域連合会計補正予算(第4号)
総務常任委員会委員長 西澤  功
福祉常任委員会委員長 浅見 昌敏
議案第6号 平成19年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算(第2号)
総務常任委員会委員長 西澤  功
議案第7号 平成19年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第4号)
議案第8号 平成19年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
福祉常任委員会委員長 浅見 昌敏
議案第9号 平成19年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計補正予算(第2号)
総務常任委員会委員長 西澤  功
議案第10号 平成20年度北アルプス広域連合会計予算
総務常任委員会委員長 西澤  功
福祉常任委員会委員長 浅見 昌敏
議案第11号 平成20年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計予算
総務常任委員会委員長 西澤  功
議案第12号 平成20年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計予算
議案第13号 平成20年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計予算
福祉常任委員会委員長 浅見 昌敏
議案第14号 平成20年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計予算
総務常任委員会委員長 西澤  功
日程第2 特別委員会委員長陳情審査報告、質疑、討論、採決
ごみ処理特別委員会委員長 勝野  明

本会議出席者名簿
出席議員(18名)
1番 中牧盛登君 2番 勝野 明君
3番 太田欽三君 4番 大和幸久君
5番 飯嶌楯雄君 6番 川上守孝君
7番 浅見昌敏君 8番 立野 泰君
9番 山本久子君 10番 甕 聖章君
11番 甲斐澤明君 12番 矢口弦八郎君
13番 白澤富貴子君 14番 西澤 功君
15番 高橋賢一君 16番 宮尾幸典君
17番 相澤誠男君 18番 北村利幸君
欠席議員(なし)
説明のために出席した者
広域連合長(大町市長)   牛越 徹君
副広域連合長(池田町長) 山ア袈裟盛君
副広域連合長(松川村長) 平林明人君
副広域連合長(白馬村長) 太田紘熙君
副広域連合長(小谷村長) 小林三郎君
収入役(大町市収入役) 前田敏博君
監査委員 小林 勉君
事務所長兼総務課長 嶺村佳正君
消防長 滝沢光雄君
消防本部総務課長 松田俊郎君
介護福祉課長兼介護審査係長 五十川眞君
鹿島荘所長 藤井泰寛君
虹の家事務長 下里 健君
介護福祉課介護庶務係長 小林 満君
総務課企画振興係長兼介護福祉課介護保険係長 宮本和紀君
総務課会計係長 長澤 清君
総務課ごみ処理広域化推進係長 白澤俊之君
総務課土木振興係長 吉原 稔君
総務課総務係長 西山 孝君
事務局職員出席者
書記 中村哲也君    書記 久保田肇君

本日の会議に付した事件
議事日程(第2号)記載のとおり
開会 午前10時00分
議長(中牧盛登君) おはようございます。ただ今から北アルプス広域連合議会2月定例会、本日の会議を開きます。本日の出席議員は、18名全員であります。
 よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 理事者等の欠席・遅参等については、所長の報告を求めます。所長。
所長(嶺村佳正君) 報告いたします。正副連合長、収入役、監査委員は、全員出席しております。以上です。
日程第1 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決
議長(中牧盛登君) これより、日程第1「常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決」を行います。
 まず、議案第1号「北アルプス広域連合特別職の職員等の旅費又は費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第2号「北アルプス広域連合職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について」総務常任委員長の報告を求めます。総務常任委員長。
総務常任委員長(西澤 功君) 当委員会に付託されました議案第1号「北アルプス広域連合特別職の職員等の旅費又は費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第2号「北アルプス広域連合職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について」審査の結果を報告いたします。
 いずれも当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上で委員長報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 総務常任委員長の報告は終わりました。これより質疑に入ります。
まず、議案第1号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第2号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 討論なしと認めます。
 それでは、これより逐次採決を行います。
 議案第1号について、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(中牧盛登君) 挙手全員であります。
 よって、議案第1号は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第2号について、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(中牧盛登君) 挙手全員であります。
 よって、議案第2号は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第3号「北アルプス広域連合介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」福祉常任委員長の報告を求めます。福祉常任委員長。
福祉常任委員長(浅見昌敏君) 当委員会に付託されました議案3号「北アルプス広域連合介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」の審査についてご報告いたします。
 委員から、激変緩和措置は、今後も継続されるのかとの質疑が出され、行政側から、国の方針を踏まえて、広域連合として検討したいとの答弁がありました。
 また、関連して委員から、国はパブリックコメントにより意見を求めているので、広域連合としての要望を出す必要があるのではないかとの意見が出されました。
 以上、主な審査内容をご報告いたしましたが、当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 福祉常任委員長の報告は終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第3号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 討論なしと認めます。それでは、採決を行います。
 議案第3号について、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(中牧盛登君) 挙手全員であります。
 よって、議案第3号は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第4号「北アルプス広域連合ふるさと市町村圏基金の財産の一部処分について」総務常任委員長の報告を求めます。総務常任委員長。
総務常任委員長(西澤 功君) 報告いたします。当委員会に付託されました議案第4号「北アルプス広域連合ふるさと市町村圏基金の財産の一部処分について」審査の結果を報告いたします。
 審査中委員から、基金充当して購入予定の「救助工作車」の必要性と緊急性はどうかとの質問に、行政側は、設備、備品の購入計画に基づいており、備品使用も19年経過し2輪駆動であることから、修理が高額となり、冬期ではチェーン装着出場となり機動性に欠けるため、更新は急務であるとの説明がありました。
 また、更新する備品等は、非常に高額であるため、更新に際しては、あらかじめ整備計画を事前に議員に示して欲しいとの要望がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 総務常任委員長の報告は終わりました。
 ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 討論なしと認めます。それでは、採決を行います。
 議案第4号について、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(中牧盛登君) 挙手全員であります。
 よって、議案第4号は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第5号「平成19年度北アルプス広域連合会計補正予算(第4号)」の審査部分について、総務常任委員長の報告を求めます。総務常任委員長。
総務常任委員長(西澤 功君) 報告いたします。当委員会に付託されました議案第5号「平成19年度北アルプス広域連合会計補正予算(第4号)の関係部分」につきまして、審査の結果を報告いたします。
 当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 次に、議案第5号の審査部分について、福祉常任委員長の報告を求めます。福祉常任委員長。
福祉常任委員長(浅見昌敏君) 議案第5号「平成19年度北アルプス広域連合会計補正予算(第4号)」の当委員会に付託された部分の審査につきましてご報告いたします。
 委員から、賃金及び光熱水費の減額理由について質疑が出され、賃金については、被雇用者の希望と介護サービス利用及び入浴時間の変更等により勤務時間が少なくなったため減額となった。光熱水費については、主に電気の使用状況を分析し、それに見合った内容に契約変更したため、電気料が減額したものであるとの答弁がありました。
 以上、主な審査内容をご報告いたしましたが、当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 各委員長の報告は終わりました。これより質疑に入ります。
 まず、総務常任委員長に対してのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、福祉常任委員長に対してのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 討論なしと認めます。それでは、これより採決を行います。
 議案第5号を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(中牧盛登君) 挙手多数であります。
 よって、議案第5号は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第6号「平成19年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算(第2号)」について、総務常任委員長の報告を求めます。総務常任委員長。
総務常任委員長(西澤 功君) 報告いたします。当委員会に付託されました議案第6号「平成19年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算(第2号)」の審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 総務常任委員長の報告は終わりました。これより質疑に入ります。
 総務常任委員長に対してのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 討論なしと認めます。それでは、これより採決を行います。
 議案第6号を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(中牧盛登君) 挙手全員であります。
 よって、議案第6号は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第7号「平成19年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第4号)」及び議案第8号「平成19年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第3号)」について、福祉常任委員長の報告を求めます。福祉常任委員長。
福祉常任委員長(浅見昌敏君) 当委員会に付託されました議案第7号並びに議案第8号の審査につきまして順次ご報告いたします。
 はじめに、議案第7号「平成19年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第4号)」の審査では、委員から、備品購入費の落札率について質疑が出されました。
行政側から、マイクロバスが約95%、特殊浴槽が約65%の落札率であったとの答弁がありました。
 これに関して、委員から、広域連合全体として最低制限価格等入札制度の見直しを検討すべきとの提案がありました。
 以上、主な審査内容をご報告いたしましたが、当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第8号「平成19年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第3号)」の審査では、委員から、施設介護サービス費の減額について、特別養護老人ホーム銀松苑の稼動状況はどうかとの質疑が出されました。
 行政側から、2月19日現在、68床中60人の入所があり、今後3月中に満床予定との答弁がありました。
 また、委員から、ユニット型においては、低所得者の利用は難しいのではないかとの質疑が出されました。
 行政側から、国の指針としてユニット型を進めるとのことであるが、県に対して多床室への補助を要望した経過があるとの答弁がありました。
 以上、主な審査内容をご報告いたしましたが、当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 福祉常任委員長の報告は終わりました。これより質疑に入ります。
 最初に、議案第7号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第8号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 討論なしと認めます。それでは、これより逐次採決を行います。
 最初に、議案第7号について、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(中牧盛登君) 挙手全員であります。
 よって、議案第7号は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第8号について、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(中牧盛登君) 挙手全員であります。
 よって、議案第8号は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第9号「平成19年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計補正予算(第2号)」について、総務常任委員長の報告を求めます。総務常任委員長。
総務常任委員長(西澤 功君) 当委員会に付託されました議案第9号「平成19年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計補正予算(第2号)」の審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から患者数が現在1日2.7人であり、原因は何で、周知不足がありはしないかとの質問に、行政側から市町村、広域の広報誌による周知を図っているが、まだまだ浸透していないのが現状。患者の声は「受診出来てよかった」がほとんどであるが、検査設備と診療に不満の声もある。医師の研修と診療スタッフ会議や運営委員会で診療方針等の検討をいただき、よりよい診療につなげていきたいとの回答がありました。
 当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 総務常任委員長の報告は終わりました。これより質疑に入ります。
 総務常任委員長に対してのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 討論なしと認めます。それでは、これより採決を行います。
 議案第9号を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(中牧盛登君) 挙手全員であります。
 よって、議案第9号は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第10号「平成20年度北アルプス広域連合会計予算」の審査部分について、総務常任委員長の報告を求めます。総務常任委員長。
総務常任委員長(西澤 功君) 当委員会に付託されました議案第10号「平成20年度北アルプス広域連合会計予算」の該当部分につきまして、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員からごみ処理の中の基本設計とはどんな意味があるのか、用地が決定してからではないのか。また、生活環境影響調査は住民合意が必要なのではとの質問があり、行政からは、基本設計等調査業務委託は、ごみ処理施設整備のための設計の仕様を定めるものであり、環境アセスは、住民合意をいただいて取り組んで行きたい。との回答がありました。
 また、土木振興係の業務の現状はどうかとの質問に、現在は、平成18年度からの繰越事業と本年度公共土木事業が主であり、平成19年度は災害が無く、平年ベースの事業費に達していないのが現状あるとの回答がありました。
 当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 続いて、議案第10号の審査部分について、福祉常任委員長の報告を求めます。福祉常任委員長。
福祉常任委員長(浅見昌敏君) 議案10号「平成20年度北アルプス広域連合会計予算」の当委員会に付託された部分の審査につきましてご報告いたします。
 委員から、鹿島荘の改修予定について質疑が出され、行政側から、事務局案として平成21年度に実施設計、22年度に工事の予定で現在調整しているところであるとの答弁がありました。
 以上、主な審査内容をご報告いたしましたが、当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 各委員長の報告は終わりました。
 これより質疑に入ります。まず、総務常任委員長に対してのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、福祉常任委員長に対してのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。大和幸久議員。
議長(中牧盛登君) 賛成ですか、反対ですか。
4番(大和幸久君) 反対です。私は、議案第10号「平成20年度北アルプス広域連合会計予算」について、他の予算執行については、基本的には賛成をいたしますが、この予算の中に、今回、ごみ処理広域化推進費関係の生活環境影響調査委託料4,400万円、地質測量調査委託料1,500万、ごみ処理基本設計等調査業務委託料500万円、この予算が含まれている点について、反対をいたしたいと思います。
 この本会議の前に開かれました特別委員会で信州大学山岳科学総合研究所の報告書が報告されました。この結果、分かったことは、過日地元住民等が指摘しておりました断層が露頭しているといわれた地域が候補地の護岸から約26mの地点でありましたけれども、今回の調査で、主断層、神城断層の西の縁は、この護岸から、更に近い11m地点であることが報告されております。
 私はかねてから、この地域が神城断層と呼ばれる糸魚川静岡構造帯の大きな大地震が予測される断層に接しており、立地としては極めて不適切な地域であるという主張をしてまいりました。繰り返しますけれども、政府の地震調査委員会では、小谷から富士見までの静岡構造線断層帯では、30年以内に14%の確率でマグニチュード8程度、震度6以上、地域によっては、7の地震が起こるという指摘をされている地域でもあります。
 過日、私は昨年7月16日新潟県中越沖地震、この地域はマグニチュード6.8、最大震度6強という地域でありましたけれども、この地域にあります「クリーンセンターかしわざき」焼却場の被害調査をしてまいりました。この「クリーンセンターかしわざき」は、震源地出雲崎沖より40キロ離れておりますけれども、推定地震が震度5強と推定されている地域であります。11月に現地を訪れた際には、既に煙突、テレビ等でも映されました途中で崩れた煙突等は除かれ、仮煙突で稼動を開始したところでありましたけれども、忙しい中、担当の職員が対応してくれました。その中での被害状況でありますけれども、煙突につきましては、高さ59mの煙突が17.6mの地点で座屈し、余震による倒壊の恐れが発生したので、直ちに解体処理し、仮煙突の建設という方向で、11月に再稼動にこぎつけているという経過でありました。ここにかかった費用は、仮煙突が2.8億円、新しい煙突が3.5億円かかるという被害予想であります。また、ごみ処理施設そのものも焼却炉の耐火物、ガスの冷却室、排ガス冷却室、ろ過棟などの重量物の損傷が非常に大きい、また各設備をつなぐダクト、エキスパンションも被害が大きい、これらの補修費用で約1億円、合計で被害総額7.2億円から7.3億円という報告を受けております。こんな例からしましても40キロ離れた出雲沖でも、こういった被害が出ます。
 今回、飯森候補地は、この糸魚川静岡線に隣接している地域であります。まさにこういう地域を選ぶこと事態が、大きな私は判断ミスであるという風に言わざるを得ないと思います。そもそもこうした用地選定がなぜ行なわれたのか、厳しく検証がされ、今後に生かされなければいけないという風に私は主張しておりますけれども、広域連合では、一向にそうした姿勢を見せずに、むしろ今回の予算立てのように、住民合意を説明しながら進めるという方向性を明らかにしている予算であるという風に考えております。
 過日、上伊那の広域連合の新ごみ処理施設の取り組みが新聞記事に載っていました。ここでの用地選定委員会は、最終候補地を決めるために、13候補地の適正を評価する方法について検討し、受入に対する住民の理解度を点数評価以外の方法で評価することにしました。最終候補地を決めること以外の方法で評価し、最終候補地を決めることを決定しております。その評価方法については、アンケート調査にするか、住民に意見を求めるのか、公聴会にするのか等、そういう内容を検討している、という風に記載されております。まさに住民の意見を聞きながら、住民とともに候補地を選定する、こういう作業に取り組もうとしています。
 広域連合とは全く違う方向性、当初、前広域連合長がパブリックコメントを尊重するという風に発言した内容で、上伊那では候補地選定を進めているわけであります。こういった例からみましても、大町市の広域連合のごみ処理広域化推進につきましては、直ちに見直しを行ない、候補地選定については、白紙に戻して住民参加を得ながら選定し直す、この作業をすることが、最も今求められていることであり、そのための予算化が今年度では求められているという風に私は考えます。以上の視点から今回の平成20年度広域連合会計予算については、反対をいたしたいと思います。以上でございます。
議長(中牧盛登君) 他に討論はありませんか。浅見昌敏議員。賛成ですか、反対ですか。
7番(浅見昌敏君) 賛成です。ただ今は新年度予算のうち、ごみ処理施設建設関係についてで反対の討論がありました。私は賛成の立場から討論をいたします。
 もう議員諸氏ご存知のように、ご案内のようにこのごみ処理施設建設につきましては、事業実施に向けて、手続きを踏んできているところであります。ところが、住民からの反対運動、これは大きな反対運動といっていいと思いますが、そのような反対運動が起こっているのもまた事実であります。その反対運動の中身、色々あるわけですが、その中の一つに、いわゆる神城断層を中心とする疑念。これは今反対討論があったわけでございます。それに対する予備調査が、昨今行なわれまして、その報告をただ今特別委員として、議員として受けたわけであります。その調査の結果からは、そのことに対する反対を覆す内容ではない。これはあくまでも予備調査でありますが、そのように判断するところであります。である以上、これはやはり今まで手続きを踏んできた流れに沿って予算を計上し、20年度の事業執行に当るのが、広域連合の正しいやり方ではないかとこのように思います。
 先ほど地震の話が出ましたが、残念ながら私達の住んでいる大北地域は、糸魚川静岡構造線という非常に地盤の脆弱のところに住んでいるということでございます。それから考えると私はどの候補地にしても、100%安全であるところを捜すことは非常に難しいのではなかろうか、より安全なところに、この処理場を建設するこのようなことになかろうかと思います。このようなことから、私は20年度予算に賛成するものであります。ご賛同をお願いいたします。
議長(中牧盛登君) 他に討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 討論なしと認めます。それでは、これより採決を行います。
 議案第10号について、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立多数)
議長(中牧盛登君) 起立多数であります。
 よって、議案第10号は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第11号「平成20年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計予算」について、総務常任委員長の報告を求めます。総務常任委員長。
総務常任委員長(西澤 功君) 当委員会に付託されました議案第11号「平成20年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計予算」につきまして、審査の結果を報告いたします。
 当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 総務常任委員長の報告は終わりました。
 これより質疑に入ります。総務常任委員長に対してのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 討論なしと認めます。それでは、これより採決を行います。
 議案第11号について、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(中牧盛登君) 起立全員であります。
 よって、議案第11号は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第12号「平成20年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計予算」及び議案第13号「平成20年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計予算」について、福祉常任委員長の報告を求めます。
福祉常任委員長(浅見昌敏君) 当委員会に付託されました議案第12号並びに議案第13号の審査につきまして順次ご報告いたします。
 はじめに、議案第12号「平成20年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計予算」の審査では、委員から、大町病院への運営委託に関連して、看護師を広域連合で採用してはどうかとの提案がありました。行政側から直接雇用は人材確保等において、難しい面があり、現在の体制で行きたいとの答弁がありました。
 また、委員から給食委託の契約方法について質疑が出され、行政側から、食数による実績精算で行っているとの答弁がありました。
 以上、主な審査内容をご報告いたしましたが、当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第13号「平成20年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計予算」の審査では、委員から、医療保険の特定検診と介護保険の生活機能検査との関連について質疑が出されました。
 行政側から特定検診と生活機能検査の共通項目については、介護保険が優先し、現在、関係市町村保健師と実施方法について検討しているとの答弁がありました。
 また、委員から認定調査員の増員について、認定調査の公正・公平面においてどのように考えているかとの質疑が出されました。
 行政側から認定調査員は2級ヘルパー以上の有資格者を採用し、調査員研修を受講させることによって調査員の質を確保したいとの答弁がありました。
 以上、主な審査内容をご報告いたしましたが、当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 福祉常任委員長の報告は終わりました。これより質疑に入ります。
 まず、議案第12号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第13号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 討論なしと認めます。それでは、これより逐次採決を行います。
 議案第12号について、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(中牧盛登君) 起立全員であります。
 よって、議案第12号は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第13号について、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(中牧盛登君) 起立全員であります。
 よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第14号「平成20年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計予算」について、総務常任委員長の報告を求めます。総務常任委員長。
総務常任委員長(西澤 功君) 当委員会に付託されました議案第14号「平成20年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計予算」につきまして、審査の結果を報告いたします。
 当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 総務常任委員長の報告は終わりました。
 これより質疑に入ります。総務常任委員長に対してのご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑はありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 討論なしと認めます。それでは、これより採決を行います。
 議案第14号について、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(中牧盛登君) 起立全員であります。
 よって、議案第14号は、原案のとおり可決されました。
日程第2 特別委員会委員長陳情審査報告、質疑、討論、採決
議長(中牧盛登君) 続いて、日程第2「特別委員会委員長陳情審査報告、質疑、討論、採決」を行います。
 特別委員会付託の継続審査中の陳情第2号、陳情第3号について特別委員会委員長の報告を求めます。特別委員会委員長。
特別委員会委員長(勝野 明君) 当委員会に付託され、継続審査となっております陳情第2号再度の白紙撤回を求める陳情、陳情第3号新ごみ処理施設建設計画の説明会に関する陳情の審査についてご報告をいたします。
 委員からは、内容に不同意の点がないため、採択して進めるべきという意見や、今回の河床調査等の結果が示されたこと、また、その結果を受けて住民説明会が予定されていることから、継続審査をすべきという意見が出されました。
 当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で継続審査とすべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(中牧盛登君) 特別委員会委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。陳情第2号について、ご質疑ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、陳情第3号について、ご質疑ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(中牧盛登君) 討論がありませんので、これより逐次採決を行います。
 まず、陳情第2号は、委員長報告どおり、継続審議することにご賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(中牧盛登君) 挙手多数であります。
 よって、陳情第2号「再度白紙撤回を求める陳情」は、委員長報告どおり継続審議とすることに決しました。
 次に、陳情第3号は、委員長報告どおり、継続審議することにご賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(中牧盛登君) 挙手多数であります。
 よって、陳情第3号「新ごみ処理施設建設計画の説明会に関する陳情」は、委員長報告どおり継続審議とすることに決しました。
 請願・陳情については、以上で終わりといたします。
 以上をもって、本2月定例会に付議されました案件は、全て終了いたしました。
 ここで、広域連合長のあいさつを受けることといたします。広域連合長。
広域連合長(牛越 徹君) 本2月定例会におきまして、議員の皆様には、大変慎重なご審議を賜り、それぞれ提案を申し上げました議案につきまして、それぞれご可決を賜ったところでございます。
 当広域連合の所管します広範な事務事業にわたりまして、審議の中でいただきましたご意見ご指摘などを十分踏まえながら、今後、住民福祉の向上に向けて、万全の体制をもって、事業を進めてまいる所存でございます。
 立春をはるかに過ぎまして、なお寒さ厳しき折でございます。議員各位におかれましては、健康にご留意いただく中で、それぞれの市町村議会におきまして、定例会が予定される中、住民の皆さんの付託に応えご活躍をいただきますことをお願い申し上げ、閉会にあたりましてのごあいさつとさせていただきます。誠にありがとうございました。
議長(中牧盛登君) 本日の日程は全て終了いたしました。議員各位には公私ご多忙のところ、ご出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。
 これにて、北アルプス広域連合議会2月定例会を閉会といたします。
 大変ご苦労さまでした。
閉会 午前10時47分
以上、会議の顛末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成20年2月22日
議会議長  中 牧 盛 登

17番  相 澤 誠 男

18番  北 村 利 幸
 

■お問い合わせ■
・総務課総務係
(議会事務局)
電話:0261-22-6764
   
 


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