北アルプス広域連合議会
平成21年8月定例会議事録
1日目:平成21年8月24日(月) 2日目:平成21年8月25日(火)
北アルプス広域連合議会
平成21年8月定例会議事日程(第1号)

平成21年8月24日(月) 午前10時開議
 

日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 広域連合長あいさつ
日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
報告第6号 専決処分の報告について
専第6号 交通事故に係る損害賠償について
報告第7号 専決処分の報告について
専第7号 平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算(第3号)
議案第18号 長野県町村公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
議案第19号 平成20年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定について
議案第20号 平成20年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第21号 平成20年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第22号 平成20年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第23号 平成20年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第24号 平成21年度北アルプス広域連合補正予算(第4号)
議案第25号 平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)
議案第26号 平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
日程第5 陳情の取り下げ
日程第6 請願・陳情
日程第7 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採択
日程第8 請願・陳情審査報告、質疑、討論、採決


本会議出席者名簿
出席議員(18名)
1番 荒澤 靖君 2番 大厩富義君
3番 勝野 明君 4番 高橋 正君
5番 遠藤徹雄君 6番 大和幸久君
7番 浅見昌敏君 8番 立野 泰君
9番 宮ア康次君 10番 櫻井康人君
11番 甲斐澤明君 12番 矢口弦八郎君
13番 佐藤節子君 14番 下川正剛君
15番 太谷正治君 16番 松沢貞一君
17番 原 俊司君 18番 北村利幸君
欠席議員(なし)
説明のために出席した者
広域連合長(大町市長)   牛越 徹君
副広域連合長(池田町長) 勝山隆之君
副広域連合長(松川村長) 平林明人君
副広域連合長(白馬村長) 太田紘熙君
副広域連合長(小谷村長) 小林三郎君
収入役(大町市収入役) 前田敏博君
監査委員 小林勉君
事務所長兼総務課長 大日方宗仁君
消防長 唐木 修君
消防本部総務課長補佐 栗林伸夫君
介護福祉課長兼介護審査係長 橋井弘治君
鹿島荘所長 宮田孝一君
虹の家事務長 下里 健君
介護福祉課介護庶務係長 小林 満君
総務課企画振興係長兼介護福祉課介護保険係長 宮本和紀君
総務課会計係長 長澤 奨君
総務課ごみ処理広域化推進係長 白澤俊之君
総務課土木振興係長 吉原 稔君
総務課総務係長 西山 孝君
事務局職員出席者
書記 太田武寿君    書記 蒔苗 剛君

本日の会議に付した事件
議事日程(第1号)記載のとおり

開会 午前10時00分
議長(荒澤靖君) おはようございます。
 ただいまから北アルプス広域連合議会平成21年8月定例会を開会いたします。
 本日の出席議員は、18名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 続いて、理事者等の欠席、遅参等については、所長の報告を求めます。
所長(大日方宗仁君) 報告いたします。正副連合長、収入役、監査委員は、全員出席をしております。
日程第1 会議録署名議員の指名
議長(荒澤靖君) これより、本日の会議を開きます。
 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は、連合議会の会議規則第102条の規定により、議長において12番矢口弦八郎議員、13番佐藤節子議員を指名いたします。
日程第2 会期の決定
議長(荒澤靖君) 次に、日程第2「会期の決定」を議題といたします。
 本8月定例会の会期等議会運営につきましては、去る8月19日に議会運営委員会を開催願い、ご審議を願っておりますので、議会運営委員長に報告を求めることといたします。
 議会運営委員長。
   〔議会運営委員長(立野泰君)登壇〕
議会運営委員長(立野泰君) おはようございます。議会運営につきましては、去る8月19日に議会運営委員会を開催し、本定例会の会期日程等につきまして、審議をいたしましたので、審議の概要についてご報告をいたします。
 本定例会の会期は、本日8月24日、25日の2日間であります。本定例会に付議されております案件は、報告案件2件、事件案件1件、決算案件5件、予算案件3件の合計11件であります。
 決算案件は、一括しての提案説明を行った後、監査報告をいただき質疑を行います。各議案については、委員会に付託、審査を経て委員長報告後、質疑、討論を行い、採決をいたします。
 全員協議会は、2日目本会議終了後を予定しております。
 議会運営委員会では、これを了承しております。
 また、議事日程の関係上、議案等の審議にあたりましての質疑は、同一人が同一議題につき3回を超えることができないと、議会会議規則に規定されておりますので、再度確認のうえスムーズな議事進行にご協力の程をお願いします。
 以上です。よろしくご賛同の程をお願いいたします。
議長(荒澤靖君) ただ今の議会運営委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期等につきましては、議会運営委員長報告のとおり、本日8月24日から明日の8月25日までの2日間とし、議会運営につきましても、報告どおり決することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日と明日の2日間と決定いたしました。
日程第3 広域連合長あいさつ
議長(荒澤靖君) 次に、日程第3「広域連合長のあいさつ」を受けることといたします。連合長。
   〔広域連合長(牛越徹君)登壇〕
広域連合長(牛越徹君) おはようございます。本日ここに北アルプス広域連合議会8月定例会を開催いたしましたところ、議員の皆様方には、大変お忙しい中ご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。
 去る7月27日、村井知事と市町村長との地域懇談会「ボイス81」が松川村多目的交流センター「すずの音ホール」で開催されました。地域共通の政策課題といたしまして、農林業と観光の振興による地域活性化策をはじめ、地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の整備促進並びに医療従事者の確保及び医療支援等について要望するとともに、各市町村の当面する課題について意見交換をいたしました。
 国土交通省が、3月末に工事を一時凍結すると発表しました、小谷村の国道148号「小谷道路」整備事業の見直し問題につきましては、この道路が広域的な幹線としても極めて重要であることなど、地域における重要性が国土交通省にご理解いただき、平成24年度の全線開通を目指し再開が決定されました。残り1.2キロメートルの早期完成が待たれるところであります。
 一方、地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の長野県側の起点につきましては、昨年秋、県から4つのルート案が示され、長野県側ルート建設促進協議会等におきまして検討が進められてまいりましたが、このほど長野道豊科インター北側に接続します「豊科北」案の受け入れが決定されました。高速交通網が整備されていない当地域にとりまして、産業振興、救命救急、防災面などから、なくてはならない道路であり、地域にとりまして「命の道」でありますので、念願の早期着工に向け、県におきまして本格的な調整が進められることを強く期待しているところであります。
 平成2年から整備が進められてまいりました国営アルプスあづみの公園大町・松川地区は、7月18日に待望の開園を迎え、オープンから3日間にわたり開催されました開園記念イベントには、天候が不順でありましたが延べ32,700人にご来場いただき、その後も夏休みに入り大勢の皆さんが訪れております。大町・松川地区は、多様な自然体験や環境保全体験を行う「あづみの総合体験パーク」として、誰もが自然を通じ、学び、体験し、そして楽しんでいただけるよう整備されており、平成16年にオープンしました堀金・穂高地区とともに地区の特徴を活かし周辺の観光資源とのネットワークを図りながら、当地域の活性化の拠点となることが期待されております。
 国政におきましては、衆議院が解散され、約4年ぶりに8月30日に投票が行われます。この選挙を通じて早期に政局の安定が図られ、積極的な経済政策が構築されて、現下の経済危機に対応する効果的な経済対策により、国内経済が早期に回復するとともに、大都市圏と地方圏の格差の解消が図られますよう積極的な取りみに期待するところであります。
 以下、主な事業の取り組み状況について申し上げます。
 はじめに、消防関係について申し上げます。救急救助につきましては、6月に県道有明大町線(通称パノラマロード)におきまして、多数の死傷者を伴う交通事故が連続して発生しました。この事故の救出には、昨年度新たに配備いたしました救助工作車の最新鋭の装備を活用し、短時間に救出することができましたが、お亡くなりになられた方々のご冥福と、負傷されました方々の一日も早い回復を心からお祈り申し上げます。今後も、不測の事態に備え更なる訓練に励み、地域住民の安心、安全の確保に努めてまいります。
 火災予防につきましては、法により6月1日から義務化されました住宅火災警報器の設置が急務でありますことから、現在、設置状況を把握するため、調査を実施しているところであります。関係機関、団体と緊密な連携を図り、普及を促進し人命の安全確保と火災予防に努めてまいります。
 常備消防の広域化につきましては、5月定例議会全員協議会におきまして、広域消防の将来ビジョンについての概要をご説明させていただいたところでありますが、去る6月29日に第3回中南信消防広域化協議会が開催され、将来ビジョン策定に向けての、消防広域化により考えられるメリット及び通信指令体制の整備に関する見通しについては了承され、中南信地域の特性に合った消防本部体制の方向性及び財政シミュレーションと経費負担の方向性につきましては、引き続き小委員会、幹事会等により検討を進めてまいります。今後とも、検討の進捗状況につきましては、随時ご報告申し上げます。
 次に、ごみ処理広域化の推進について申し上げます。平成21年2月、白馬村民の皆様を対象に実施しました「ごみ処理施設建設に関する住民アンケート調査」の結果、村民の皆様の同意を得るに至らず、白馬村飯森地区において事業を推進することを断念したことを踏まえ、構成3市村において、ごみ処理広域化の枠組みについて再確認することとし、それぞれ意見集約をお願いし、3市村から回答をいただきました。
 これを受け、広域連合として、引き続き大町市・白馬村・小谷村の3市村共同の枠組みによる、ごみの広域処理を推進することを8月10日開催の正副連合長会議で確認、決定し、同日開催の広域連合議会ごみ処理特別委員会に報告させていただいたところであります。このことにより、今後は、学識者や公募委員等により構成します「ごみ処理施設検討委員会」を早期に設置し、事業推進を図ってまいることとし、これらに係る所要の経費を補正予算にお願いしてございます。
 この検討委員会は、平成16年度に策定しました「ごみ処理広域化基本計画」及び平成18年度に策定しました「ごみ処理施設基本計画」につきまして、策定から年数が経過したことにより、一部見直しが必要となっておりますことから、これらの見直しと、ごみ処理施設建設候補地の選定を目的に設置するものであります。今後、学識者や公募委員の募集を行い、10月上旬には検討委員会を立ち上げてまいりたいと考えております。本定例会の全員協議会において、今後の推進につきましてご説明を申し上げることとしておりますが、議員各位におかれましても、積極的な推進にお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
 次に、養護老人ホーム「鹿島荘」について申し上げます。8月1日現在、利用定員満床の50人と短期利用者4人の合計54人の方が入所しております。最高齢の方は97歳で、90歳以上の方が7人、80歳代が23人など、高齢化が徐々に進んでおり、平均年齢は79.5歳となっております。
 最近の入所者は、最初から介護を必要とする状態で入所される方が多く、更に、入所者の高齢化に伴い介護サービスを受けられる方が増えてきております。現在、介護認定者が12人、障害者加算の対象者が26人おりますことから、自立者は入所者の約2割という状況にございます。平成18年から、養護老人ホームの入所者も介護サービスが受けられることとなり、入所措置基準も変更されておりますが、入所者の状況を踏まえ、平成23年度に予定しております施設の改修計画を検討してまいります。
 また、併設の認知症対応型生活介護施設「ひだまりの家」につきましても、常に定員6人一杯の入所者を受け入れており、入所者には100歳を超える方もおり、介護度も少しずつ高くなってきておりますため、職員の負担も増してきておりますが、今後とも、心をこめた介護に努めてまいります。
 次に、介護老人保健施設「虹の家」について申し上げます。8月1日現在、施設入所者44人、 通所利用者19人の方が利用されており、利用者の平均年齢は83.4歳となっております。また、4月から7月までの1日平均利用者は入所42.6人、通所17.7人となりました。新型インフルエンザなど、感染症予防対策にも注意を払っているところであります。今後も引き続き、看護と医学的な管理下における介護や機能訓練等により、居宅における生活復帰を早期に目指すとともに、介護者の心身の負担を出来るだけ軽減できるような運営に努めてまいります。
 次に、介護保険事業について申し上げます。まず、6月上旬に判明いたしました介護保険料の特別徴収におきます仮徴収額算定の電算システムの不具合により、被保険者の皆様に広域連合より通知いたしました保険料の額と、社会保険庁等から6月に案内されました保険料額に相違が生じ、多くの被保険者の皆様に多大なご迷惑をお掛けいたしましたことにつきまして、心よりお詫び申し上げます。これまでの経過や今後の対応につきましては、本定例会の全員協議会においてご説明申し上げることとしておりますが、今後こうした事態が再び発生しないよう、従来の確認作業に加え、新たな確認手順を追加し、万全を期すよう現在点検、見直しを進めておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 介護保険サービスを利用することができます要介護認定者数は、本年7月末現在2,832人となり、前年と比較しますと100人の増加となりました。これは主に、要介護2から要介護5の中重度認定者数が増加したことによるものであります。
 平成20年度の保険給付費は、前年度より6.9%、2.9ポイントの増となっており、主な要因といたしましては、在宅サービス利用者の増加により居宅介護サービス費が増加したもので、前年度と比べ12.9%の伸びとなっております。
 介護報酬は、過去2回引き下げの改定がありましたが、本年度初めて3%の引き上げとなり、4月のサービス利用分から適用となりました。報酬改定の主な内容は、基本報酬は据え置かれ、介護従事者の人材確保及び処遇改善を目的としたサービス提供体制の強化等のため、加算が設けられたものであります。住民の皆様方には、7月に第4期介護保険制度の概要や保険料の算出、利用方法等についてご案内する「北アルプス広域連合の介護保険」の冊子を、また8月には、介護保険広報誌「井戸端かいご」を配布いたしました。引き続き介護保険に係る情報提供に努めてまいりたいと存じます。
 次に、平日夜間救急医療事業について申し上げます。小児科・内科急病センターは、開所4年目を迎え、本年4月から7月末までの4か月間の利用状況は、診療日数100日、受診者延べ228人となり、対前年同期比31人、12.8%の減となっております。1日平均2.3人の方からご利用いただいており、受診者のうち小児患者が64.9%を占めております。また、電話による相談件数は67件となっております。
 受診者数は減少傾向にある一方で、電話相談が増加傾向にありますことから、今後の推移を注視してまいりますとともに、引き続き診療案内について、広報誌やホームページで一層周知を図りますほか、各市町村の広報誌においても、随時掲載をお願いし周知啓発に努めてまいります。
 以上、主な事業の取り組み状況について申し上げました。今後とも、圏域の発展と住民福祉の増進に取り組んでまいりますので、議員各位並びに住民皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 本定例会にご提案申し上げます案件は、報告案件2件、事件案件1件、決算案件5件、予算案件3件の合計11件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際に説明いたしますので、よろしくご審議の程お願い申し上げます。
日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
議長(荒澤靖君) 次に、日程第4「議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決」を行います。最初に、報告第6号を議題として、説明を求めます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました専第6号 交通事故に係る損害賠償につきまして、地方自治法第179条第1項に基づき7月29日付で専決処分を行いましたので、同条第3項の規定により承認をお願いするものであります。
 本年6月9日午後1時45分頃、広域連合介護福祉課認定調査員が、認定調査訪問のため、大町市大町2661番地付近の市道東町線神栄町交差点において、赤信号停車中の相手方車両の後方で停車し、青信号となったため発信しましたが、前方不注意により相手方車両後部に追突し、相手方に車両損害及び腰部打撲等の全治1週間の怪我を負わせた事故につき、7月29日示談が成立したものでございます。
 損害賠償の相手方は、○○さん。解決の方法は、当事者間においての示談であります。損害賠償額は、医療費及び車両修理費用を含め11万7,893円であります。
【個人情報保護に配慮した表記をしています。議事録正本及び副本においては記載がありますのでご了承ください】
 以上、説明申し上げましたが、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本件について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、報告第6号交通事故に係る損害賠償については、報告どおり承認されました。
 続いて、報告第7号を議題として、説明を求めます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました専第7号 平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算(第3号)につきまして、地方自治法第179条第1項に基づき、7月29日付で専決処分を行いましたので、同条第3項の規定により承認をお願いするものであります。
 今回の補正は、交通事故に係る賠償及び中南信消防広域化協議会で8月1日から事務局長専任化に伴う負担金の増額であります。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に、それぞれ26万3千円を追加し、総額を12億9,805万4千円とするものであります。
 6ページの歳入をご覧ください。款7項3目1雑入26万3千円の増は、全国自治協会自動車事故共済金であります。
 7ページの歳出をご覧ください。款2項1目1一般管理費26万4千円の増は、本年6月9日、広域連合職員が認定調査訪問のため、市道東町線神栄町交差点において、追突事故を起こした件につきまして、7月29日示談が成立したことに伴う賠償金及び同事故に伴う公用車の修繕料で、全国自治協会自動車事故共済金で対応していくものであります。
 款5項1目1常備消防費15万8千円の増は、現在消防の広域化につき協議を進めております中南信消防広域化協議会に、新たに専任事務局長を配置することが、6月29日に開催された協議会において、8月1日からの配置が承認されたことに伴います負担金の増額で、予備費を充当しております。
 以上、説明申し上げましたが、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本件について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって報告第7号平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算(第3号)は、報告どおり承認されました。
 次に、議案第18号を議題として、説明を求めます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案第18号 長野県町村公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について、ご説明申し上げます。
 地方自治法第252条の7第2項の規定により、平成21年9月30日をもって西部衛生施設組合が、平成21年12月31日をもって上水内郡信州新町、中条村及び犀峡衛生施設組合が町村合併により脱退することを認め、長野県町村公平委員会共同設置規約の一部を変更することにつき、同条第3項の規定により議決をお願いするものであります。
 以上、ご説明申し上げましたが、ご審議のうえ、ご可決くださいますようお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本件について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 議案18号は、総務常任委員会に付託いたします。
 次に議案第19号、議案第20号、議案第21号、議案第22号及び議案第23号は、いずれも平成20年度の各会計歳入歳出の決算認定を求める議案であります。
 この取扱いについてお諮りいたします。議案19号から議案23号までの5議案を一括して議題とし、順次説明を受けた後、各議案についてそれぞれ質疑を行い、各常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって、そのように取り扱ってまいります。
 では、議案19号から議案23号までの5議案について提案理由の説明を求めます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) それでは順次、ご説明申し上げます。
 議案第19号 平成20年度 北アルプス広域連合会計歳入歳出決算について、ご説明申し上げます。
 2ページから5ページは、歳入歳出決算書の款項別集計表であります。決算書の歳入でございますが、収入済額の合計額をご覧いただきたいと思います。歳入の決算額は、13億978万2,079円、前年度比3.8%の増となっております。
 5ページの歳出の決算額は、支出済額の歳出合計で、12億8,987万4,417円、前年度比3.9%の減となっております。その結果6ページの歳入歳出差引残額は、1,990万7,662円となり、翌年度へ繰り越しとなります。
 それでは、8ページの歳入から、主な内容についてご説明申し上げます。款1分担金及び負担金11億5,237万5,624円は、前年度比2.0%の増となっております。項1目1市町村負担金10億2,745万1,500円は、広域の経常費や常備消防費、火葬場建設起債償還に伴う負担金などであります。目2他団体負担金133万円は、大北福祉会館を通年利用している団体等の負担金であります。目3民生費負担金1億1,950万794円は、節1鹿島荘の保護措置費と節2ひだまりの家の介護保険個人負担金であります。
 款2使用料及び手数料1,711万5,250円は、前年度比3.0%の増となっております。項1目1民生使用料179万8,100円は、主にひだまりの家利用に係る家賃や光熱水費等の使用料であります。目2衛生使用料1,425万5,000円は、火葬場使用料であります。実績では、人体530体、動物が242体となっております。
 10ページ、款3県支出金84万8,000円は、主には目2民生費県補助金の耐震改修等事業補助金であります。目1消防費委託金は、火薬類等消費許可特例事務交付金であります。
 款5繰入金6,724万2,959円は、目1消防施設整備基金繰入金、目4ふるさと市町村圏基金等からの繰入金であります。
 款6繰越金2,055万2,701円は、前年度繰越金であります。
 12ページ、款7諸収入2,614万7,345円は、前年度比3.7%の増となっております。項1目1保険給付費1,676万6,262円は、ひだまりの家利用による介護保険対象経費の9割分の介護保険給付費であります。項3雑入938万1,083円は、主に節2民生費雑入、鹿島荘とひだまりの家分、節4消防費雑入、消防に係る雑入であります。
 款9国庫支出金2,487万1,000円は、緊急消防援助隊設備補助金であります。
 款10寄付金57万円は、ひだまりの家充実のために寄付をいただいたものであります。
 次に、14ページの歳出をご覧ください。款1議会費65万212円は、議会年4回開催に伴う経費であります。
 款2総務費5,706万9,016円は、前年度比15.3%の増となっております。項1目1一般管理費5,588万9,371円は、主には職員6名分の人件費と事務費であります。
 16ページをお願いします。節23償還金利子及び割引料は、市町村負担金の過年度精算償還金であります。目5観光振興費40万5,350円は、北アルプスブランドの認定マークの商標登録費用であります。項2視聴覚ライブラリー費77万4,295円は、機材等の貸し出しに伴う経費等で、主には、節18備品購入費でビデオソフトを購入したものであります。
 款3民生費1億9,921万4,454円は、前年度比3.2%の増となっております。項1目1福祉会館費431万4,743円は、主には節11需用費、会館の維持管理に関わるもの、節13委託料、清掃業務、警備等の委託料であります。目2鹿島荘一般管理費9,937万7,963円は、主には職員12名分の人件費と4名分の賃金であります。
 18ページ、節11需用費の主なものは、修繕料で、ベット使用ができるように和室を洋室に改修等したものであります。節13委託料は、管理宿直業務をシルバー人材センターに委託したものと建物の耐震診断を実施したもので、診断結果は、耐震補強のための改修工事は必要ないとされております。節18備品購入費は、車椅子利用者にも対応できる介護車両及び介護用ベッドの購入が主なものであります。節23償還金利子及び割引料は、市町村負担金の過年度精算償還金であります。目3鹿島荘事業費3,142万2,911円は、利用者の生活に直接関わる経費で、節11需用費、光熱水費及び賄材料費が主なものであります。
 20ページ、目4ひだまりの家管理費2,338万2,390円は、入所者6名に関わる経費で、職員1名分の人件費と5名分の賃金、節11需用費、賄材料費が主なものであります。
 22ページ、目5特別養護老人ホーム建設事業費2,875万円は、特別養護老人ホーム白嶺の建設に関わる償還補助であります。目8障害程度区分認定審査会費120万1,047円は、審査会11回開催に関わる経費であります。目9障害者相談支援事業費1,074万8,000円は、障害者自立支援法の施行に伴い、広域連合が実施主体となって、大町市社協へ運営管理を委託しているものであります。相談件数は、約4,880件であります。
 款4、衛生費9,463万7,202円は、前年度比10.4%の減となっております。項1目1火葬場費3,365万1,360円は、主には節11需用費、燃料費と光熱水費であります。修繕料は台車及び炉の修繕、節13委託料は、火葬業務等の委託料であります。
 24ページ、目2ごみ処理広域化推進費2,323万4,542円は、主には職員1名分の人件費及び長野県からの職員1名自治法派遣による負担金、節13委託料は、白馬村民を対象に実施した「ごみ処理施設建設に関する住民アンケート調査」の委託料等であります。節23償還金利子及び割引料は、市町村負担金の過年度精算償還金であります。項2目1保健衛生費3,775万1,300円は、節13委託料、在宅当番医制事業を大北医師会へ、在宅歯科当番医制事業を大北歯科医師会へ委託しているものであります。節19負担金補助及び交付金は、病院群輪番制病院運営費事業補助金で、重症救急患者の医療を確保するために、輪番制を行う市立大町総合病院と厚生連安曇病院へ補助しているものであります。
 款5消防費8億3,263万6,027円は、前年度比5.9%の増となっております。項1目1常備消防費は、主には職員88名の人件費、26ページの節11需用費のうち消耗品費は、活動服等の職員貸与品、救急活動用の白衣、救急車積載用の応急手当用品等であります。修繕料の主なものは、車両点検時の部品交換等であります。節18備品購入費は、大町消防署へ配置の救助工作車1台の更新が主なものであります。節23償還金利子及び割引料は、市町村負担金の過年度精算償還金であります。款6土木費2,722万1,491円は、前年度比5.4%の増となっております。職員3名分の人件費とそれに関わる経費であります。
 28ページ、款7公債費7,844万6,015円は、広域連合債の元利償還金6件分で、前年度比2.6%の減となっております。
 以上、款項目別に主な内容をご説明申し上げました。
 30ページに実質収支に関する調書、31ページには財産に関する調書、32ページには事業費ごとの財源内訳、33ページには市町村負担金の事業費ごとの集計、34ページには、これまで施設整備などで借り入れた連合債の状況、35ページには、葬祭場の利用状況などをまとめてありますのでご覧ください。以上で、一般会計の説明を終わります。
 続いて議案第20号 平成20年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算について、ご説明申し上げます。
 37ページをご覧ください。歳入歳出決算書、款項別集計表の歳入では、収入済額の合計が7,508万1,681円、前年度比25.0%の減となっております。39ページの歳出では、支出済額の合計が7,070万4,787円、前年度比26.4%の減となっております。減の主な理由は、ふるさと市町村圏基金の一部取崩し額の減少によるものであります。その結果、41ページの歳入歳出差引残額437万6,894円は、翌年度へ繰り越しとなります。
 43ページの歳入をご覧ください。款1財産収入375万1,531円は、ふるさと市町村圏基金のうち5億円を国債投資したほか、定期預金の利子収入であります。
 款2繰入金6,600万円は、項2目1ふるさと市町村圏基金からの繰入金であります。前年度比26.7%の減となっております。
 款3繰越金402万4,150円は、前年度繰越金であります。
 款6市町村負担金130万6,000円は、総合行政ネットワーク電子自治体システム推進事業に関わる市町村の負担金で、前年度比51.4%の減となっております。
 45ページの歳出をご覧ください。款1ふるさと市町村圏振興事業費7,070万4,787円は、ふるさと市町村圏基金の果実の活用などにより、地域振興事業を推進するための事業費で、前年度比26.4%の減となっております。減の主な理由は、基金の一部取崩しによる繰出金と総合行政ネットワークに係る通信回線の変更に伴う通信運搬費の減額となっております。節11需用費は、情報発信事業として広域広報誌「北アルプス遊・交・学」の年4回発行に関わる印刷製本費が主なものであります。節19負担金補助及び交付金では、総合行政ネットワーク機器の管理負担金。補助金では、各市町村の文化、スポーツイベントなどの地域振興事業に助成を行ったものであります。節28繰出金は、取崩した基金のうち一般会計へ4,462万9千円、介護保険事業特別会計へ2,137万1千円をそれぞれ繰出したものであります。
 47ページは、実質収支に関する調書。48ページは財産に関する調書となっております。
 以上で、ふるさと市町村圏事業特別会計の説明を終わります。
 続いて議案第21号 平成20年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計の歳入歳出決算について、ご説明申し上げます。
 50ページをご覧下さい。歳入歳出決算書、款項別集計表の歳入では、収入済額の合計が2億4,907万8,534円、前年度比6.1%の減となっております。52ページの歳出では、支出済額の合計が2億3,937万4,175円、前年度比0.4%の増となっております。その結果、54ページの歳入歳出差引残額は、970万4,359円となり、翌年度へ繰越となります。
 56ページの歳入をご覧下さい。款2項1目1入所療養介護収入1億3,093万1,866円は、前年度比2.2%の減で、延べ利用者15,708人、利用率は、91.6%であります。項2居宅介護費収入3,807万9,936円は、前年度比1%の増、目1短期入所療養介護費収入835万5,969円は、延べ利用者822人、利用率は75.1%で、入所と短期入所の合計の利用率は、90.6%となっております。目2通所リハビリテーション費収入2,972万3,967円は、延べ通所者が4,197人、通所利用率は86.0%となっております。項3目1施設利用料収入4,506万3,221円は、前年度比4.6%の減、入所者、短期入所者、通所者の利用料収入であります。項4特定入所者介護サービス等費収入701万9,720円は、低所得者に対する負担を軽減する補足給付費であります。
 58ページ、款3繰越金2,681万5,098円は、前年度繰越金であります。款4諸収入80万6,103円は、項2目1雑入で介護実習謝礼などであります。
 60ページの歳出をお願いします。款1項1目1介護老人保健施設事業費2億3,937万4,175円は、前年度比0.4%の増となり、職員11名分の人件費のほか、節7賃金は、業務員1名、看護師3名、介護補助員13名分であります。節11需用費は、施設の光熱水費、利用者の食事賄材料費が主なものであります。節12役務費は、クリーニング手数料等であります。節13委託料は、施設運営を市立大町総合病院へ委託する中で、医師1名、看護師7名等の人件費及給食委託料が主なものであります。節18備品購入費は、温冷配膳車1台の更新を行なったものであります。節25積立金は、介護老人保健施設事業財政調整基金へ積み立てをしたものであります。
 64ページは実質収支に関する調書、65ページは、財産に関する調書でありますのでご覧下さい。以上で、介護老人保健施設事業特別会計の説明を終わります。
 続いて、議案第22号平成20年度 北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、ご説明申し上げます。
 68ページをご覧ください。歳入歳出決算書、款項別集計表の歳入では、収入済額の合計が46億8,197万2,266円、前年度比6.5%の増となっております。不納欠損額47万4,500円は、15人分の滞納繰越分普通徴収保険料であります。収入未済額合計は2,192万1,312円、普通徴収保険料の未収であります。
 70ページの歳出では、支出済額合計が46億683万3,417円、前年度比7.3%の増となっております。その結果、72ページの歳入歳出差引残額7,513万8,849円となり、翌年度へ繰越しとなります。
 74ページの歳入をご覧ください。款1保険料の収入済額は8億2,034万6,850円で前年度比1.4%の増、収納率は、項1目1節1特別徴収分が100%、節2普通徴収分が89.6%、節3滞納繰越分が14.3%、平均97.3%、前年度比0.4ポイントの減となります。
 款2項1目1市町村負担金は6億2,121万9,000円で、前年度比2.1%の増であります。
 款4国庫支出金11億3,017万8,794円は、前年度比13.8%の増、保険給付費が増加したことに伴う負担分の増加及び介護報酬改定に伴う介護従事者処遇改善特例交付金が交付されたこと等によるものであります。
 76ページ、款5支払基金交付金13億3,202万3,461円は、40歳以上64歳までの第2号被保険者の保険料で、前年度比12.9%の増、保険給付費が増加したことなどによるものであります。
 款6県支出金6億3,885万5,682円は、前年度比7.5%の増、保険給付費が増加したことに伴う負担分の増加及び介護報酬改定に伴う介護従事者処遇改善特例交付金が交付されたこと等によるものであります。
 78ページ、款8繰入金2,161万9,000円は、前年度比96.5%の増、介護保険システム改修のため、ふるさと基金を繰り入れたことによるものであります。
 款9繰越金1億255万3,188円は、前年度繰越金であります。
 82ページの歳出をご覧下さい。款1総務費は1億5,527万5,226円、前年度比13.9%の増となっております。項1目1一般管理費8,538万2,889円は、職員7名分の人件費と、節13委託料、介護保険ソフト及びハード保守委託料等が主なものであります。項3介護認定審査会費4,661万3,814円は、前年度比19.9%の増となっております。目1介護認定審査会費1,505万9,957円の主なものは、84ページ、節1認定審査委員30名分の報酬及び節7賃金で、認定審査会を年間99回開催し、3,505件の審査判定を行ったものであります。目2認定調査等費3,155万3,857円の主なものは、節7賃金、要介護認定に必要な臨時職員8名分の賃金と節12役務費主治医意見書作成手数料であります。項4目1、趣旨普及費326万9,611円の主なものは、節1報酬、介護サービス相談員12名分の活動費と節11需用費、啓発事業としての介護保険広報誌「井戸端かいご」の印刷製本費であります。項6保健福祉事業費1,471万7,651円は、低所得利用者負担の一部軽減のためのもので、前年度比0.6%の減となっております。
 86ページ、款2保険給付費は、総額41億2,263万9,258円、前年度比6.9%の増、居宅介護サービス利用の増加等によるものであります。項1介護サービス等諸費は、要介護1から要介護5の方が利用された介護サービスに対する給付費であります。目1居宅介護サービス給付費は、通所介護及び訪問介護利用等に係る給付費であります。目3地域密着型介護サービス給付費は、認知症専用の通所介護及び認知症高齢者グループホームに係る給付費であります。目5施設介護サービス給付費は、特別養護老人ホーム等の利用に係る給付費であります。
 88ページをご覧ください。目9居宅介護サービス計画給付費は、ケアマネジャーの業務に対する給付費で、他の介護サービスに係る給付割合は9割でありますが、当該サービスは10割給付であります。項2介護予防サービス等諸費2億4,465万282円は、要支援1及び要支援2の方が利用された介護サービスに対する給付費で、前年度比0.7%の減となっております。
 90ページ下段、項6特定入所者介護サービス等費1億7,551万6,930円は、低所得施設利用者等に対して、食費及び居住費を補填するもので、前年度比10.7%の増、給付件数の増加によるものであります。
 92ページ、款4項1目1給付準備基金積立金1億1,430万3,000円は、保険料が保険給付費に対するルール分以上の余剰の歳入となったことによるものであります。目4介護従事者処遇改善臨時特例基金積立金3,844万9,794円は、介護報酬改定に伴う保険料上昇分を国から交付され積み立てたものであります。
 款5地域支援事業費1億3,810万円は、要介護認定状態ではないが、今の状態のままでは要介護状態へ移行してしまう特定高齢者等を対象に、通所型介護予防等の介護予防事業と、総合相談及び権利擁護等の地域包括支援事業及び任意事業を関係市町村へ委託し、市町村地域包括支援センターを中心に事業を実施するもので、前年度比47.4%の増となっております。
 94ページ、款6公債費538万6,659円は、介護保険ネットワーク構築のための起債の元利償還金で、最終償還となりました。
 款7項1目2償還金2,794万1,840円は、介護給付費の国庫負担金、支払基金交付金及び市町村負担金の過年度清算による償還金であります。
 96ページは実質収支に関する調書、97ページの財産に関する調書をご覧ください。 2の基金でありますが、介護給付準備基金の決算年度末現在高は3億8,890万2,936円で、出納整理期間中の増額は、保険料が保険給付費に対するルール分以上の歳入となったことにより、出納整理期間末現在高は4億1,429万6,936円となっております。また、介護従事者処遇改善特例基金の決算年度末現在高は3,844万9,794円で、出納整理期間中の減額は、介護保険広報誌「井戸端かいご4月号」の印刷製本費に充当したもので、出納整理期間末現在高は3,820万1,794円となっております。
以上で、介護保険事業特別会計の説明を終わります。
 続いて議案第23号 平成20年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算について、ご説明申し上げます。
 101ページをご覧ください。歳入歳出決算書、款項別集計表の歳入では、収入済額の合計が1,782万7,161円、前年度比1.2%の減となっております。103ページの歳出では、支出済額の合計が1,564万3,786円、前年度比3.3%の増となっております。その結果、105ページの歳入歳出差引残額218万3,375円は、翌年度へ繰越となります。
 107ページの歳入をご覧ください。款1使用料及び手数料568万7,895円は、患者数744人分の診療使用料で、前年度比3.4%の減、平均患者数が1日2.8人から2.6人、0.2人減少したことによるものであります。
 款2市町村負担金は、756万6,000円であります。
 款3繰越金304万901円は、前年度繰越金であります。
 款6県支出金142万9千円は、小児初期救急医療体制整備事業補助金であります。
 109ページの歳出をご覧ください。款1総務費は1,564万3,786円、前年度比3.4%の増となっております。主なものは、節1報酬は医師と運営委員の報酬、節7賃金は看護師及び医療事務の臨時職員7名分の賃金、節9旅費は医師の費用弁償、節11需用費の医薬材料費であります111ページは、実質収支に関する調書、112ページは、財産に関する調書がありますのでご覧ください。
 以上で、平日夜間救急医療事業特別会計を含め、5会計の決算の状況につきまして、ご説明いたしました。ご審議の上ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 続いて、監査委員に監査報告を求めます。小林監査委員。
   〔監査委員(小林勉君)登壇〕
監査委員(小林勉君) それでは監査報告を申し上げます。監査は、議会選出の勝野議員さんと私、小林の両名で行いましたが、代表して監査報告をいたします。
 去る7月17日、広域連合長から審査に付されました地方自治法第233条第2項の規定に基づく、平成20年度北アルプス広域連合会計及び特別会計の歳入歳出決算、付属書類並びに同法第241条第5項の規定に基づく基金の運用状況を示す書類について審査をいたしました。
 審査の概要について報告いたします。審査は平成21年7月21日と23日の両日に亘り、広域事務所のある大北福祉会館並びに虹の家、広域消防本部において実施いたしました。審査の手続きでございますが、平成20年度の北アルプス広域連合会計、同ふるさと市町村圏事業特別会計、同介護老人保健施設事業特別会計、同介護保険事業特別会計及び同平日夜間救急医療事業特別会計の歳入歳出決算書、同事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、基金の運用状況を示す書類について、審査手続きを実施しました。
 審査の結果、審査に付された各会計とも歳入歳出決算及び付属書類並びに基金の運用状況を示す書類は、いずれも正確であると認められました。予算執行、事務事業の管理については、適正であったと認められました。
 若干の説明を加えさせていただきますが、広域連合の各会計の財源は、市町村負担金がその根幹を成しています。昨年来の世界的な経済不況の影響により依然として厳しい経済情勢が続く中、事務事業の実施にあたっては、その有効性や効率性、また市町村との役割分担等の観点から、更なる見直しを進め、費用対効果を鑑みて最小の経費で最大の効果を挙げられますよう努力願います。
 ふるさと市町村圏事業特別会計では、ふるさと市町村圏基金の一部を取り崩し、常備消防施設整備及び介護保険事業へ6,600万円の繰り出しを行っておりますが、基金運用については、引続き有効な運用に努力をお願いします。
 介護保険事業については、3年ごとの事業計画により介護保険の円滑な運営を図っており、平成21年度からの第4期事業計画では、保険料を第3期計画の保険料水準に据え置くこととし、財源として給付準備基金等を活用するとされたところであります。介護保険事業特別会計における保険料の未収は年々増加し、平成20年度末の収入未済額は2,234万円、対前年度比21.1%の増となっています。事業の安定した運営のための財源確保、また住民の公平性の観点から関係市町村との連携を一層強化し、計画的な滞納整理による未収金の解消と発生の未然防止に努力をお願いします。
 また、介護老人保健施設事業特別会計では、施設利用収入における収入未済額は10万4千円となっておりますが、引き続き滞納整理に努力をお願いします。
 平日夜間救急医療事業特別会計では、平成18年度の小児科・内科急病センターの開設から3年が経過したところでありますが、毎年受診者が減少しており、平成20年度では744人、対前年度比で7.8%の減となっております。地域住民への周知等利用増を図り、事業の健全な運営に努力をお願いします。
 その他詳細につきましては、意見書をご覧いただきますようお願いいたします。以上で監査報告を終わらせていただきます。
議長(荒澤靖君) 日程第4の途中でありますが、ここで11時25分まで休憩といたします。
休憩 午前11時11分
再会 午前11時25分
議長(荒澤靖君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。これより質疑に入ります。まず、議案第19号、「平成20年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。ご質疑はありませんか。大和幸久議員
6番(大和幸久君) 始めに14ページ、総務費、一般管理費の関係でお伺いしたいと思います。実は、今回この決算資料、議会資料ですが、私が、確か貰いに行ったのが先週の水曜日ですか、ちょうど夕方発送するというところを貰いに行きました。そうしますと、実際上各議員にこの議案書が届くのが木曜日の午前中くらいということになりますと、議員はこの議案書を見る機会というのは、木曜日の午後から金曜日までしかないと、質問したいことがあっても土日を挟みますと、目を通してから質問ということができなくて、今日の本会議になってしまう。こんなタイトな日程になる訳です。ちなみに大町市議会の場合は、一週間前に必ず議運を開きまして、その日直ちに議員には議案書を届けると、こういうルールが成立している訳ですけれども、私は少なくとも広域連合でもその程度の日程を空けて、議員が充分に審査ができる、こういう段取りを組んで今後進めていただきたいというふうに思う訳ですけれども、今回こういう形で議案書の送付が遅れているというような原因については、どんな理由があるのか、最初にお伺いしたいと思います。それから、決算に関わる主要な施策の成果につきましても、本日議員に配られております。本来、これは決算書と一緒に議員に届けられなければいけない書類であると理解している訳ですが、この点についても、今後善処を求めたいという訳ですけれども、今回こういう結果になっている原因、実務多忙というようなことがあれば、具体的に説明いただきたいと思います。
議長(荒澤靖君) 答弁を求めます。所長。
所長(大日方宗仁君) ただ今のご質疑でございますが、一週間位前に議案送付をお願いしたいとの件でございますが、たまたま今回の8月定例会につきましては、お盆と重なってしまったというようなことの中で、議会運営委員会が8月19日の開催となってしまったため、議会運営委員会の審議を経て議案送付となりますために遅れたものでございますので、ご容赦いただきたいと思います。また、決算書に併せまして主要な施策の送付ということでございますが、次年度に向け努力してまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
議長(荒澤靖君) 他に。大和幸久議員。
6番(大和幸久君) お盆があって、8月19日に議運があるというのは、あらかじめ日程がわかっていることでして、こういう日程を組み込んだ上で、一週間前には届けるという日程は、事前に計画すればできる訳です。私は、そういう計画が何故できなかったかという点について、原因を伺った訳です。非常に業務が多忙なことはわかりますけれども、こういったものはあらかじめ日程を組んで、理事者も協力しながら間に合うような日程で、理事者会を開く等の配慮があれば、充分可能なことだと思いますので、今後はそういった日程等についても配慮をして、審議の時間はきちんと保障するという立場でお願いしたいと思います。
議長(荒澤靖君) 他に19号についての質疑はございますか。
 お諮りいたします。この辺で質疑を終結することに。
   (「議長」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) はい。何ですか。
6番(大和幸久君) ありますけど。19号ですよね。
議長(荒澤靖君) 聞いたときに言ってください。19号の質疑をやっている訳ですから。大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 22ページですけれども、ここで障害程度区分認定審査会費及び障害者相談支援事業費、2つの新規の事業が昨年度取り組まれました。この間11回程審議会を開いたりというようなことが報告されておりますけども、それぞれこの事業の目的が、1年間やってみて、どんな課題が残されてきているのか、特徴点について、2点について説明を伺いたいと思います。
議長(荒澤靖君) 答弁を求めます。介護福祉課長。
介護福祉課長(橋井弘治君) お答えいたします。昨年度から始まった事業ではございません。18年度に障害者自立支援法が施行された訳ですから、その時点からやってまいりまして、3年目の事業ということでご理解をいただきたいと思います。障害者自立支援法につきましては、障害をお持ちの方が、地域生活、市町村の支援を受けながら住み慣れた地域で生活をするという自立支援法の精神に基づきまして、市町村において地域生活支援事業として総合相談支援事業を実施しろと、自立支援法の第2条に規定をされている訳ですが、それを受けて広域連合では、市町村に代わって障害者の相談支援事業を展開するということを決めた訳でございます。その事業を大町市の社会福祉協議会に委託をして、3年目になります。現段階では、自立支援協議会という組織も作ってですね、運営自体も軌道に乗ってきておりますが、今後、関係市町村或いは障害者の方々のご意向も充分に頂戴しながら、本来の運営ができますように今後も努力してまいりますが、大きな課題といったものはないと理解しております。もう一点、障害者自立支援法では障害程度区分というものを、介護保険と同様に認定をして、障害程度区分に応じてサービスを受けるという体制が障害者自立支援法でできた訳です。その障害程度区分の認定を18年度から、これも実施をしております。取り立てて問題といったものは無いというふうに、私は考えております。以上です。
議長(荒澤靖君) 他にございますか。
 3回目ですが。大和議員は。19号の質問は3回目の質問になりましたので。
6番(大和幸久君) これで3回目ですよ。
議長(荒澤靖君) もう3回指名をいたしました。
6番(大和幸久君) 一つの課題について3回という意味じゃないですか。先程の議運の説明はそういうことでしたよ。
議長(荒澤靖君) 19号の質問というふうに、私は申し上げた訳です。その時に挙手をして質問をされております。
6番(大和幸久君) 議長、その件について。
議長(荒澤靖君) 認めません。3回を過ぎましたので。その点については、議運の委員長が最初からお願いをしてあるはずであります。
6番(大和幸久君) 先程、議運の委員長が説明したのは。
議長(荒澤靖君) 異議を認めませんので。他の皆さんからご質問はございますか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第20号「平成20年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第21号「平成20年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第22号「平成20年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第23号「平成20年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 先程の議案の説明書の利用者、受診228人等の説明とですね広域連合長の利用者の数が、ちょっと違うかなというふうに聞いてて思ったんですけども、この数字に違いは無いのでしょうか。まず一点確認をしたいと思います。それから監査委員の方からも、年々利用者が減っているということで、今後の利用増等について検討が必要だというような指摘があったかと記憶しておりますけども、こういった傾向に関して、この決算を迎えるにあたって、理事者側ではこの事業についてどんな課題があり、今後どんなふうに改善していこうとしているのか、その点について2点伺いたいと思います。
議長(荒澤靖君) 答弁を求めます。総務係長。
総務係長(西山孝君) ただ今の質問でございますけれども、まず、1点目の受診人数の違いの点でございます。連合長あいさつの中で述べているものに関しては、本年の4月から7月までの4月の利用状況について述べさせていただいておりまして、その受診の延べが228人ということで、1日平均2.3人の方からのご利用ということであります。今回の決算に基づきます平成20年度の状況につきましては、先程所長が述べたとおり、全体で744人、前年比で7.8%減の1日あたり2.6人という説明でございますので、ご理解をたまわればと思います。
 それから課題についてでございます。これにつきましては、平成20年度で診療開所3年目ということで、本年が4年目ということでございます。急病センターの運営委員会というところで、先生方を含め、この存続も含め根本的な見直しを、5年を目安に行っていくということでお話を頂いてございまして、それらのことにつきまして関係市町村、医療関係者等々と調整をさせていただきまして、根本的な課題の解決に向けて、進めて参りたいと思っております。以上であります。
議長(荒澤靖君) 他にございませんか。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) よって質疑を終結いたします。
 議案19号から23号まで、以上の5議案の審査は、配布してあります付託表のとおり各常任委員会に付託をいたします。
 次に、議案第24号 平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算(第4号)についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案第24号「平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算(第4号)について、ご説明申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額から、それぞれ4,838万5千円を減額し、総額を12億4,966万9千円とするものであります。
 4ページをご覧ください。
 第2表債務負担行為補正は、当初予算で、ごみ処理施設整備事業に係る生活環境影響調査業務・基本設計等調査業務に対する債務負担をお願いしたところでありますが、本年2月白馬村民を対象に実施した「ごみ処理施設建設に関する住民アンケート調査」の結果、同意を得るにいたらず、白馬村飯森地区においての事業推進を断念したことによります、債務負担行為補正で皆減するものであります。
 7ページの歳入をご覧ください。
 款1項1目1市町村負担金3,959万4千円の減は、ごみ処理広域化推進費負担金の減額であります。
 款6繰越金1,320万7千円の増は、前年度決算により額が確定したことにより、増額するものであります。
 款9項1目2循環型社会形成推進交付金2,199万8千円の皆減は、ごみ処理施設建設事業に伴う国庫補助金、循環型社会形成推進交付金の減額であります。
 8ページの歳出をお願いします。
 款2項2目1ライブラリー運営費8万5千円の増及び款3項1目2鹿島荘一般管理費657万5千円の増は、市町村負担金の過年度精算償還金であります。
 目4ひだまりの家管理費71万1千円の増は、ひだまりの家財政調整基金に積立をするものであります。
 目8障害程度区分認定審査会費21万1千円の増は、市町村負担金の過年度精算償還金であります。
 款4項1目2ごみ処理広域化推進費6,159万2千円の減は、白馬村飯森地区においてのごみ処理施設建設事業推進を断念したことにより、本年度の事業執行が見込めませんので、節13委託料で、生活環境影響調査4,400万円、地質・測量調査1,700万円、ごみ処理施設整備基本設計等調査業務500万円、節22補償金補填及び賠償金で、補償金59万円をそれぞれ減額してございます。
一方、今後の事業推進につきまして、構成3市村において広域化の枠組みについて再確認いただき、引き続き3市村共同の枠組みによる、ごみの広域処理を推進することとなりました。
 今後は、学識者や公募委員等により構成します「ごみ処理施設検討委員会」を設置し、事業推進を図っていくこととしており、これらに係ります経費、委員報酬として節1報酬に87万4千円、委員出席旅費として節9旅費に27万4千円、委員会運営については第3者機関、専門コンサルタントを予定し、その支援業務委託料として節13委託料に500万円、委員会視察時車借上げ料として節14使用料及び賃借料に15万円を増額するものであります。
 項2目1保険衛生費51万7千円の増は、病院群輪番制事業市町村負担金の過年度精算償還金であります。
 9ページをお願いします。
 款5項1目1常備消防費359万6千円の増は、市町村負担金の過年度精算償還金であります。
 10ページの款8予備費は151万2千円を増額するものであります。
 11ページは、ごみ処理広域化推進費に関する市町村負担金の明細でありますし、12ページは、市町村負担金の過年度償還金の一覧でありますので、ご覧いただきたいと思います。
 以上、ご説明申し上げましたが、ご審議のうえ、ご可決くださいますようお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案についてご質疑はありませんか。大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 本年度のごみ処理広域化についての、基本的な予算を計上してある訳です。連合長あいさつにもありましたように、広域連合では、広域を前提として進めるということを、改めて確認したという報告がありました。私はこの間、こういった広域の進め方については、非常に問題があるということを指摘してまいりました。特に実際の市民や村民の意見を充分に汲み上げて、それを反映させたごみの処理の推進化ということを図るべきだというふうに提案をしてきた訳です。この間3市村では、一応住民への説明会を行ってきた訳ですけども、例えば大町市の場合ですと、行政側の広域化先にありきという色合いが非常に強い説明にもかかわらず、明確に市民が意思表示した中で、大町市単独で建設すべきという意見が約8割を占めると、こういう形で住民の意向というのはかなり明らかに表明されてるというふうに私は受け止めました。
 こういった説明会の結果があるにもかかわらず、広域連合では、今後は住民への説明会を一切やらないと、議会と相談をして進めていくと、こういう意思表示を明らかにしております。私は、今までの経過の中で飯森地区断念という結果になったのは、決して飯森地区が否定されただけではなくて、これを進めてきた広域連合の広域化という枠組みそのものも、住民からは非常に大きな疑問視をされて、飯森地区は広域連合で進める方式についても「ノー」という意思表示がされたというふうに、私は解釈をしているところであります。
 こういうふうに大きく見方が分かれている中でありますので、まず単独か広域かということを、改めて住民にしっかり問い掛けをして、その住民の意見を汲み上げた上で広域か否かを判断する、こういう手順を欠いては、今後の大北地域のごみ処理は円滑には進まないということを、まず指摘しておきたいと思います。そういう視点からいきますと、私は、21年度でこういった形で、再度広域で進めるということを表明しておりますが、考えを改めて、もう一度住民に充分説明をする、例えば大町市の立場でいきますと、大町市単独で進めるよりも広域のほうがよりメリットがあるという点を、充分に説明できる内容、しかも市民が納得できるという経過を踏まえて、広域に進むなら進むべきだというふうに考えております。少なくともこの間、広域連合が進めてきました、広域が有利とする資料につきましては、私の分析では、大町市単独の方が経済的にもメリットがある、いろんな形でメリットがあるという点は、多く挙げられてきております。そういった点は市民も充分に理解をしている訳です。それに真正面から応える取組みを先ずして、広域化先にありきという進め方は、是非21年度は改めていかなければ、今後のごみの推進化は、また飯森地区が断念したような大きな問題点にぶつかるだろうということを指摘しておきたいと思います。そういった点からいきまして、この点について再度見直しをする気は無いのかどうか、この点について一点伺いたいと思います。
 それから先程の説明の中で、専門コンサルを頼んで事業を行いたいという説明があったかと思いますが、ちょっと聞き逃しましたので、何の事業について、どんな専門コンサルを採用して事業を進めるのか、この専門コンサルの選定の仕方についてはどんな方式を考えているのか、この点についても説明をしていただきたいと思います。
議長(荒澤靖君) 答弁を求めます。連合長。
広域連合長(牛越徹君) ご質問の内、ごみ処理の枠組み、広域で進めるのか或いは単独で進めるのかという進め方についての質問の部分にお答えいたします。大和議員ご指摘のように、広域化始めにありきというご指摘は、大町市議会におきましても大和議員からご指摘をいただいた点でございます。そうした中で、広域化始めにありきということで大町市における説明会が行われたというご指摘がありましたが、これは大町市議会における私からの答弁等にもありますように、決して理事者側としてそのような意図に基づいて行われたものではないということについては、重ねてお答え申し上げ、またご理解を賜りたいと存じます。
 また、広域で進めるか単独で進めるかということについては、様々な観点で大町市議会或いは市議会における全員協議会、特別委員会等でもご議論いただいたところでございます。その中で様々な角度から、また様々な観点から各議員お1人お1人の意見を承ったというふうに考えております。そうしたことで、大町市は広域連合の方に「広域の枠組みで、共同で処理をすることを進める」という回答をしたところでございます。そうした中で、議員のご指摘は、ご意見として承ってまいりたいと考えますが、今後、今回補正予算でご提案申し上げておりますように、新たな検討委員会の組織を設け、そこには様々な過程でご指摘をいただきました専門家のほか、相当数の住民の代表の皆様にもこの検討に加わっていただく、そんな構想で進めてまいりたいと思いますので、この点につきましてもご理解をいただきたいと存じます。私からは以上でございます。
議長(荒澤靖君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(白澤俊之君) 私からは、2番目の専門コンサルを、どういう形で事業をお願いするのかというご質問でございますが、専門コンサルにつきましては、先程説明の中にありましたごみ処理施設検討委員会を、この後設置をし進めてまいりたいと考えております。そうした中で、委員会の事務局ということで、廃棄物専門コンサルをお願いしてまいりたいというふうに考えているものでございます。これにつきましては、住民の皆さんのご意見の中に、行政が事務局を務めると、行政で進める委員会となってしまうということが懸念される、というようなご意見を頂戴いたしましたことから、今回、第三者機関に事務局もお願いをし進めることによりまして、適正、公平な委員会の運営に務めて参りたいということから、お願いするものでございます。
 選定方法でございますが、これについては公募方式を今のところ考えております。そうした中で5社程度に絞り込みをさせていただきまして、プロポーザル方式による指名ということを予定しております。以上でございます。
議長(荒澤靖君) 他にありますか。大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 今、市長から今までの答弁と変わりない答弁をいただいてます。一点指摘しておきたいのは、住民の意識、世論と行政、議会とはだいぶ乖離がある、この事実をまず指摘しておきたいと思います。この乖離を真正面から受け止めて解決しようという立場でなければ、飯森地区断念と同じような、また大きな問題をかかえることになるだろうということだけは指摘をしておきたいと思います。
 それから、ただ今事務局の方から説明がありましたコンサルの件なんですけれども、コンサル費用というのはここには含まれていないんですけど、予算ではどの予算を使って、支援業務ですか、500万円ですか。わかりました。失礼しました。500万円の支援業務ということで予算が計上されていて、これを使うということですけれども、プロポーザル審査で、業者を選定したいという意向のようです。かつて大町市のプロポーザル審査の経過なんか、いろんなものも傍聴させていただいた経過がありますけど、事実上は、あらかじめ決まった業者を選定する言い訳作業になってしまうというような懸念も、私の目から見た場合、大町市の例では多々あったというふうに記憶しております。今回、このごみ業者については、一際公正性、透明性が要求されている訳です。そういった面からの配慮では、是非こういったコンサルの選定業務、最初から透明性、公正性を十分に心がけてやっていただきたい。
 それからもう一点は、非常にごみ焼却関係というのは業者そのものが限定された中であります。実際には、コンサルそのものも業者とつながっているというような指摘をされているケースもある訳です。こういった企業との結びつき等を排除するような工夫、手立て、こういうものも公正な業選を運営する上では、充分に考えていかなければならない点だと思います。そういったような公正性、透明性を確保するというような点で、どんなことを構想しているんでしょうか、そういった指摘に答えていけるような選定方式というのは、どんな方式が望ましいと考えているのか説明をお願いしたいと思います。
議長(荒澤靖君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(白澤俊之君) 業者選定の公平性についてのご質問でございます。現在考えております方法でありますが、それぞれ業者指名に当たりましては、規模、それから従業員数等、ただ単に一般廃棄物コンサルということで進めておられる事業者は何百社も有る訳でございます。そうしたことから、広域には業者選定委員会がございます。それぞれの要件によって、業者の絞り込みをさせていただくということを予定しております。
 これは、コンサル業務につきましては、全国の廃棄物コンサルタント協会というものがございまして、ここに加盟されている各社全てを、一応対象としてまいりたいと考えておりますので、それらに、それぞれ要件を付して絞り込みをし、先程言ったように5社程度に絞り込みをさせていただき、進めてまいりたいと考えております。内容につきましては、業者選定委員会の中で事務局案を申し上げまして、ご協議をいただき進めてまいりたいというふうに考えてございます。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第24号は、各常任委員会に付託をいたします。
 次に、議案第25号 平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案25号 平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に、それぞれ252万3千円を追加し、総額を2億4,452万3千円とするものであります。
 6ページの歳入をご覧下さい。款3繰越金252万3千円の増は、前年度決算により額が確定したことにより増額するものであります。
 7ページの歳出をお願いします。款1項1目1介護老人保健施設事業費、節14使用料及び賃借料169万5千円の増額は、給湯機器リース代でございます。誠に申し訳ございませんが、本来当所予算に計上すべきところでありましたが未計上でありましたため、今回補正をお願いするものであります。款3予備費は、82万8千円を増額するものであります。
 以上、ご説明申し上げましたが、ご審議の上、ご可決下さいますようお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案についてご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第25号は、福祉常任委員会に付託します。
 次に、議案26号「平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について」を議題とし、提案理由の説明を求めます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案26号「平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」について、ご説明申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に、それぞれ3,550万1千円を追加し、総額を48億6,966万3千円とするものであります。
 6ページの歳入をご覧下さい。款4項1目1介護給付費負担金及び款5項1目1介護給付費交付金の減額は、それぞれの過年度分償還に伴い、過年度分歳入がないことによる減額であります。款8項1目5介護従事者処遇改善臨時特例基金繰入金、節1第1号被保険者保険料軽減分繰入金の減額は、当初予算計上時には節1と節2の区分はなく、当該趣旨を広報するための印刷製本費に係る繰入額を計上しましたが、その後国からの指示により、広報誌の印刷製本費に係る繰入額は、節2その他経費繰入金によるとされたことによります減額で、節2その他経費繰入金は節1からの振替えに併せて、印刷製本費分を増額することによるものであります。
 7ページをご覧ください。款9繰越金3,524万8千円の増は、前年度決算の確定によるものであります。
 8ページの歳出をご覧ください。款1項1目1一般管理費18万6千円の増は、節11需用費の修繕料が主なもので、封入機及びパソコン等の修繕のための増額及び適正な住宅改修実施のための住宅コーディネーターを講師とする研修会開催に係る報償費の増額であります。
 9ページをご覧ください。項3目1介護認定審査会費の増減は、節1報酬から節19負担金補助及び交付金への組み替えで、市立大町総合病院に対する介護認定審査会委員派遣に対する負担金の増額であります。項4目1趣旨普及費5万2千円の減は、節19負担金補助及び交付金で、県が1名分の介護サービス相談員養成研修負担金を負担することに伴う減額であります。
 款4項1目1給付準備基金積立金170万2千円の増は、過年度分の保険料収入が確定したことに伴う増額であります。
 10ページをご覧ください。款7項1目2償還金3,354万4千円の増は、過年度分の国庫負担金、支払基金交付金及び市町村負担金の償還であります。
 11ページは、過年度分市町村負担金に係る償還金の一覧表であります。
 以上、ご説明申し上げましたが、ご審議のうえ、ご可決くださいますようお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案についてご質疑はありませんか。佐藤節子議員。
13番(佐藤節子君) 8ページですが、ただ今ご説明ありました住宅改修研修会の講師謝礼ということで、この様に拝見しました。実際問題として出席者数、それから会場はどこだったかが、わかりましたら教えてください。
議長(荒澤靖君) 介護福祉課長。
介護福祉課長(橋井弘治君) まだ具体的に計画は作ってない訳ですが、場所、日程等はまだ考えてございません。ただ、参加を予定されている方については、圏域内のいわゆる住宅の施工業者、或いは理由書を書くケアマネージャーを対象にしていきたいと思っております。背景等を申しますと、ご案内のように要介護認定を受けますと20万円を限度に住宅改修ができる訳でございますが、市外というか広域圏外の施工業者が相当なシェアを持っているという状況がございますので、私どもとしては、この地域の施工業者が何とかできるような形を指導していきたいという観点の中で、今回企画したものでございます。なるべく予算成立後、速やかに実施してまいりたいと考えております。
議長(荒澤靖君) 佐藤節子議員。
13番(佐藤節子君) 今、経済も非常に落ち込んでいる状況ですので、是非地元の業者に回るようなご配慮をお願いしたいと思います。以上です。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 9ページの介護認定審査会費等に関係する質問をしたいと思います。今年の4月から第4期介護保険計画がスタートしています。これに先立ちまして国、厚生労働省は、昨年の12月に認定調査員テキスト2009を公表しました。新基準の最大の特徴は、介助を必要と判断する範囲を狭めていることと、判断基準の後退というふうにいわれております。広域連合では、4月からこういった認定が始まってきていると思いますけれども、この様な新たな認定基準等によってですね、どんな問題が実際に起きていると認識しているんでしょうか、その点について最初に説明をお願いしたいと思います。
議長(荒澤靖君) 介護福祉課長。
介護福祉課長(橋井弘治君) ご案内のように、この4月1日の申請分から認定調査の定義も変わりましたし、それに基づく一次判定のコンピュータソフトも変わった訳でございます。現在国の方でも、その審査結果についての検証を行ってきているところでございますが、自立認定者が、非常に全国的には増えていると、或いは要支援1、要支援2の軽度認定が増えて、介護1、2からシフトしているというのが、全国的な傾向だというふうに理解しております。そのため国は、経過措置というものを設けて、従前の介護度を希望すれば、新たな審査判定の介護度ではなくて、従来の介護度を使うことができるという経過措置を使ってきております。当広域連合でも、4月から現在までに1,500件程度の新たな審査判定を行っておりますが、その内経過措置を適用している方が約100件前後ございます。ということでですね、必要なサービス量は確保できているというふうに、私は理解しているところでございます。
 最新の情報でございますが、10月1日からは、新たな調査項目の定義に基づいて審査を行うような形も、国のほうから通知をされて、現在調査員の研修を進めているところでございますが、今度は、介護度が重く出るようなテキストに改正になるというふうに、私は理解しているところでございます。それによってですね、全国的な軽度認定というような傾向については、解消されて行くんではなかろうかというように判断しております。以上です。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。大和幸久議員。
6番(大和幸久君) これは非常に大きな問題になってきていて、担当者は一番大変ではないかなというふうに推察するところであります。今、指摘のとおりこの基準によりますと、一次判定が軽度に出るというのが顕著であります。この間、経過措置の適用を受けない新規の人の、二次判定結果が公表されています。これによりますと、非該当が2.4%から5%、倍増ですね、それから要支援1は19%から23%に4ポイント増加、中度の要介護度2と3の人は26.3から21.2%へと5.1ポイントの減少というふうな傾向がいわれております。ここで、今の数字から言えることは、中度が減って軽度が増える一次判定のコンピュータ審査の結果がですね、審査会の二次判定でも修正されないということが明らかになったというのが、言われております。また介護保険の給付を受けれない非該当が倍増というような、非常に大きな問題だと、こういうことで全国から一斉に批判が上がって、今課長が説明されたような、10月に国が見直すというような方向を出さざるを得ないというふうになってきてはいるんですけども、現実的には、この見直しといわれる内容につきましてもですね、例えば介護認定ですけども、今回の基準の見直しのひどいところは、例えば一つの例ですが、座っている保持がですね、従来では10分間程度を目安として判定基準とされていたのが、1分座っていればOK、自立できるというふうに判断されて、非常に軽度になるようになるようにという、基準の改悪がされているというふうに言われております。例えば今の見直し策につきましてもですね、自立できるを介助されていないに表現を変えるだけというようなものとか、寝たきりの重度の人は、異常を自立とする新基準という基準そのものは変えない、ただ体位変換の介護を受けている場合には、全介助とするというふうに、基本は変えないけれどもちょっと手直しをするというようなことで、基本を変えてないということがですね、また指摘をされてきている訳です。
 こういうようなことが実際に行われれば、広域連合の中の介護保険利用者についてもですね、大きな影響が出ざるを得ないというのが現状だと思います。そういう点では、是非問題点があれば率直に明らかにして、議会にも報告していただきたい訳ですし、そういった点を基に大いに国にも要望していくということが、この制度を健全化して行く一番の手立てというふうに考える訳であります。そういった点で、担当者のそういう努力と共に利用者の声をきちんと反映させる制度、これは広域連合でも制度を作っていただいておりますけれども、これをより本当に気兼ねなく、率直に利用者が苦情等言えるような体制を見直してですね、さらに補強していくという作業が、こういった制度を健全化させる上でも、非常に重要ではないかと思う訳です。
 そういった点で21年度、こういった改悪を受けながらですね、利用者の声をよりきちんと反映させるという点で、何か新しい方策等考えておられれば説明を頂きたいと思います。
議長(荒澤靖君) 補正についての部分を答弁願います。今は26号補正の質問でありますので、介護福祉課長。
介護福祉課長(橋井弘治君) 審査会の運営についてのご質問でございますので、お答えをしてまいりたいと思いますが、あくまでコンピュータの判定は一次判定でございます。それに命を吹き込むのが、二次判定だというふうに思っておりますので、専門家のドクターの意見書、或いは調査員の調査の特記事項をベースにしながらですね、そこで要介護状態の方々の状態を、より細かく検証していくのが二次判定でございます。北アルプス広域連合はですね、この間、審査は先程1,500件と申しましたけれども、自立という二次判定が出たケースは1件もございません。一次判定で出た件数は相当あるんですが、やっぱり、介護保険を利用したい、そういう状態になっている方については、認定審査会の方でも要支援或いは要支援2の認定をしてきたという経過がございます。そういった部分で、私ども一番心配だったのは、軽度者の判定が薄く出るんではなかろうかと、当初からずっと心配してまいりました。重度の方については、さほどに大きな変化は無いという状況がございますので、今回の認定調査員のテキストを、重く出るという形になりますと、逆に従前以上に介護度が重く出るのではなかろうかといったような心配もしているところでございますが、利用者の方々から、現段階で、サービスが利用できなくなったというようなお話は伺っておりませんし、北アルプス広域連合としては、経過措置というような、制度的には問題があろうかと思いますけれども、それを使いながら、うまく運営できているのではなかろうかなと思っております。今後9月以降になりますと、第5期のサービス計画策定委員会を開催する予定でございますが、その中で利用者、或いはサービス事業者のお声も聞きながら、更にはケアマネ等へも情報提供しながらですね、要介護認定制度についても、お話をしてまいりたいと思っております。以上です。
議長(荒澤靖君) 他にございませんか。
 お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第26号は、福祉常任委員会に付託をいたします。
日程第5 陳情の取下げ
議長(荒澤靖君) もうしばらくご協力いただきたいと思います。日程第5「陳情の取り下げ」を議題といたします。
 平成21年5月21日付けで受理いたしました陳情第1号について、お手元に配付のとおり陳情書の取り下げの申し出がありました。
 お諮りいたします。陳情第1号については申し出のとおり、これを許可することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって、陳情第1号の取り下げを許可することに決しました。
日程第6 請願・陳情
議長(荒澤靖君) 続いて、日程第6「請願・陳情」を議題といたします。
 お手元に配りました陳情第2号の写しは、大町のゴミ問題を考える会大谷優子氏から、7月14日に提出された陳情であります。また、陳情第3号から第6号の写しは、白馬新ごみ処理施設を考える連絡協議会長長谷川恒信氏から、8月18日に提出された陳情であります。朗読、説明は省略して、陳情の取扱についてお諮りいたします。
 陳情第2号、陳情第3号、陳情第4号、陳情第5号並びに陳情第6号は、ごみ処理特別委員会に付託して審査したいと思います。これにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。陳情第2号、陳情第3号、陳情第4号、陳情第5号並びに陳情第6号は、ごみ処理特別委員会に付託して審査することに決定いたしました。
 以上で、本日の日程は終了いたしました。
 本日は、これにて散会いたします。
散会 午後 0時14分
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北アルプス広域連合議会
平成21年8月定例会議事日程(第2号)

平成21年8月25日(火) 午前10時開議


日程第1 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決
議案第18号 長野県町村公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
総務常任委員長 北村 利幸
議案第19号 平成20年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定について
総務常任委員長 北村 利幸
福祉常任委員長 遠藤 徹雄
議案第20号 平成20年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について
総務常任委員長 北村 利幸
議案第21号 平成20年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第22号 平成20年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
福祉常任委員長 遠藤 徹雄
議案第23号 平成20年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について
総務常任委員長 北村 利幸
議案第24号 平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算(第4号)
総務常任委員長 北村 利幸
福祉常任委員長 遠藤 徹雄
議案第25号 平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)
議案第26号 平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
福祉常任委員長 遠藤 徹雄
日程第2 請願・陳情審査報告、質疑、討論、採決
ごみ処理特別委員長 勝野  明

本会議出席者名簿
出席議員(18名)
1番 荒澤 靖君 2番 大厩富義君
3番 勝野 明君 4番 高橋 正君
5番 遠藤徹雄君 6番 大和幸久君
7番 浅見昌敏君 8番 立野 泰君
9番 宮ア康次君 10番 櫻井康人君
11番 甲斐澤明君 12番 矢口弦八郎君
13番 佐藤節子君 14番 下川正剛君
15番 太谷正治君 16番 松沢貞一君
17番 原 俊司君 18番 北村利幸君
欠席議員(なし)
説明のために出席した者
広域連合長(大町市長)   牛越 徹君
副広域連合長(池田町長) 勝山隆之君
副広域連合長(松川村長) 平林明人君
副広域連合長(白馬村長) 太田紘熙君
副広域連合長(小谷村長) 小林三郎君
収入役(大町市収入役) 前田敏博君
事務所長兼総務課長 大日方宗仁君
消防長 唐木 修君
消防本部総務課長補佐 栗林伸夫君
介護福祉課長兼介護審査係長 橋井弘治君
鹿島荘所長 宮田孝一君
虹の家事務長 下里 健君
介護福祉課介護庶務係長 小林 満君
総務課企画振興係長兼介護福祉課介護保険係長 宮本和紀君
総務課会計係長 長澤 奨君
総務課ごみ処理広域化推進係長 白澤俊之君
総務課土木振興係長 吉原 稔君
総務課総務係長 西山 孝君
事務局職員出席者
書記 太田武寿君    書記 蒔苗 剛君

本日の会議に付した事件
議事日程(第2号)記載のとおり
開会 午前10時00分
議長(荒澤靖君) おはようございます。
 ただいまから北アルプス広域連合議会平成21年8月定例会、本日の会議を開きます。
 本日の出席議員は、18名全員であります。よって定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
議長(荒澤靖君) 続いて、理事者等の欠席・遅参等については、所長の報告を求めます。
所長(大日方宗仁君) 報告いたします。正副連合長、収入役は、全員出席をしております。
日程第1 常任委員会委員長審査報告・質疑・討論・採決
議長(荒澤靖君) これより、本日の会議を開きます。
 日程第1常任委員会委員長審査報告・質疑・討論・採決を行います。
 議案第18号について、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 総務常任委員会に付託されました、議案第18号 長野県町村公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について、審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 総務委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第18号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより採決を行います。
 議案第18号を総務委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、議案第18号 長野県町村公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更については、総務委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第19号について、各委員長の報告を求めます。
 始めに、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 当委員会に付託されました、議案第19号 平成20年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定について、総務常任委員会関係部分につきまして、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から、ごみ処理広域化推進費のうち、長野県職員負担金の効果と平成21年度以降の必要性についての質問があり、行政側から、2巡目の住民説明会を実施する中、また公開質問等について専門化、高度化しており、これに的確に回答していくには専門性が必要であり、県からの職員の派遣は適正と考えている。また、今後については、平成21年度は引き続き県から派遣いただいているが、平成22年度以降はまだ未定であるとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、賛成多数で原案を認定すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 次に福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
福祉委員長(遠藤徹雄君) それでは当委員会に付託されました、議案第19号 平成20年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定について、福祉常任委員会関係部分について、歳入では、養護老人ホーム鹿島荘、認知症対応型共同生活介護施設ひだまりの家関係分、歳出では、款3民生費項1社会福祉費目2から4及び6から9について、審査結果を報告いたします。
 委員から、鹿島荘運営費に係る市町村負担金の決算額が、前年度に比べ700万円余大幅に増えているが何故かとの質疑が出されました。行政側から、負担金の決算額は大幅に伸びているが、剰余金が相当額生じている。年度内での精算を行なわずに、翌年度精算をすることとしている。21年度補正予算で、繰越金から650万円余を償還することとしているので、実質的な増加はほとんどないとの答弁がありました。
 また、20年度に耐震診断を行なっているが、21年度基本設計へどのように反映し、改修計画を作っていくのかとの質疑が出され、行政側からは、現在の建物を耐震補強しなくても利用することが確認できたので、既存の建物を有効に利用して、改修計画を21年度に策定する。22年度に実施設計を行ない、23年度に改修工事を実施する旨の答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 各委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第19号について、総務委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
議長(荒澤靖君) 大和幸久議員。賛成ですか反対ですか。
6番(大和幸久君) 19号反対の討論です。
   〔6番(大和幸久君)登壇〕
6番(大和幸久君) 私は、議案第19号 平成20年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定についての議案に対し、反対の立場から討論いたします。
 私が、本19号議案に反対するのは、当初予算8,191万円でスタートしたごみ処理広域化推進費が、5,817万円余の減額補正を余儀なくされ、実質上20年予算議決に基づいた事業が実行されなかったことに対して、反対するものであります。他の事業につきましては、一定の問題や課題がありますが、可決すべきものと認識をしております。
 さて、平成20年度は、広域連合が行政担当職員のみで決定した白馬村飯森候補地が、白馬村民の圧倒的多数の反対により白紙に戻さざるを得なくなり、用地選定以降に予定していた生活環境影響調査など4事業の委託料6,730万円の執行ができず、結果的に1年間の時間と経費が無駄になったことに起因しております。この空白の1年間を招いた最大の責任は、住民参加、パブリックコメントを盛んに口にしながら、肝心な用地選定は密室の中で担当職員だけで決定するという、非民主的な行政運営を良しとしてきた広域連合の理事者にあります。この非民主的行政運営を改めて、再スタートすべきであったにもかかわらず、飯森候補地が否定されただけで、広域の枠組みそのものが否定されたものではないという詭弁を弄する類の論拠によって、広域の枠組みに固執する広域連合の姿は、住民からは、民意を無視して何の反省も無く、強引に広域化を進めているとしか見えません。この広域連合の運営姿勢を根本から改めない限り、再び20年のような税金と時間の浪費を繰り返すことになるであろうことを指摘せざるを得ません。
 さて、広域連合長は、あいさつで、21年度予算補正において、10月上旬にごみ処理施設検討委員会を立ち上げ、平成16年策定のごみ処理広域化基本計画及び平成18年策定のごみ処理施設基本計画について、策定から年数が経過してきたことから一部見直しが必要になったので、このごみ処理施設検討委員会にその見直しと用地選定を委ねることを明らかにしました。一部見直しの対象は、ごみとそれに関係する事項と説明をされております。ごみ量の如何は、ごみ処理広域化基本計画及びごみ処理施設基本計画の根幹を成す、重要な課題であります。この見直しは、基本計画及び施設基本計画の見直しそのもの、全体を見直さざるを得ない結果になるというふうに私は認識しております。
 ところで、このごみ処理広域化基本計画は、平成16年7月に同委員会が立ち上げ、平成17年3月まで9箇月の月日をかけて策定されたものであり、当時の国の方針に基づき、(1)ダイオキシン類削減対策として全連続式燃焼が可能な規模の焼却施設、(2)サーマルリサイクルの推進としてエネルギー利用の合理化を図るため、発電が可能な100トン日量以上の規模、(3)焼却灰は溶融固化等の高度処理の推進など6項目を骨子とする広域化を前提とする計画であり、今日の情勢や環境とは大きく異なった背景で作成されたものでありました。
 その後、国も平成17年4月、循環型社会形成推進交付制度を発足させ、方針転換を図ってきております。この結果、大北地域でも煙突を2本とすることが可能となった経過があります。ごみ政策の基本である3市村の現在のごみの排出量は、既に基本計画のごみ削減目標を下回っており、この事実から明らかなように、根本的な見直しが必要です。基本計画に基づき作成されている施設基本計画についても、同様といえます。この様な事態に至ってもなお、10月立ち上げるごみ処理施設検討委員会において、一部見直しと称して事を進めようという事業計画は、到底容認できるものではありません。以上の理由から、私は反対理由として、意見を申し上げたいと思います。
 今後の方向性としては、私は、現在の広域化を進めることは非常に困難がある。こういう点からしまして、大町市は単独でごみ処理施設を当面設置をする。また、白馬、小谷共同施設につきましては、32年まで稼動が可能でありますので、32年まで稼動することが、最も経費のかからない選択肢であると思います。仮に今後広域を検討するのであれば、そういった10年後、15年後のスパンの中で再び再検討しなおす。この選択肢が、最も現実的で合理的な方法というふうに私は考えております。そういった視点から、今回のこの強引なごみ処理広域化の進め方については、非常に問題があり、住民は到底納得できない内容である。このことを指摘して、反対討論とさせていただきます。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。下川正剛議員。賛成ですか。はい。
   〔14番(下川正剛君)登壇〕
14番(下川正剛君) 議案第19号 平成20年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算に、私は認定に賛成する立場から討論をいたします。
 北アルプス広域連合の事業は、皆さんのご承知のとおり広域連合規約第4条に規定されておりますが、大北地区の各自治体が単独で行うより、共同、広域で行った方が効率的な事業について、広域連合で実施しているものであります。当然、予算については、各市町村長のほか財政担当の厳しい査定、また議会の議決を経て、予算の執行が行われているものであります。
 決算を見ますと、歳入総額13億978万2千円、歳出総額12億8,987万4千円、歳入歳出差引1,990万8千円となっております。歳入のうち構成市町村からの負担金が10億3,154万4千円と、歳入の8割近くを占めており、ほとんどの事業が市町村からの負担金で行われているものであります。
 長引く不況と、アメリカに端を発した金融危機の影響による景気悪化により、市町村財政が非常に厳しい状況の中、広域連合としてもその運営に相当なご苦労があったことと推察をするものであります。
 私は決算審査の判断として、社会、経済状況の変化、さらに多様化する住民ニーズに対して、限られた予算の中でいかに効率的で、また的確な予算が執行なされたかをしっかり見極めることが肝要と考えております。
 平成20年度の歳出では、広域消防業務、ごみ処理の広域化業務、養護老人ホーム鹿島荘や認知症対応型共同生活介護施設ひだまりの家の運営、北アルプス広域葬祭場の運営、福祉施設の建設に対する財政援助、病院群輪番制や在宅当番医制等の医療体制の充実を図るための各種事業や土木振興に関する事業等、様々な事業を行っている訳でございます。平成19年度と比較いたしますと、歳出総額で4,807万円、3.9%の増となっておりますが、鹿島荘や火葬場の運営費用の増加や、ごみ処理広域化推進費の増、救助工作車の更新等をふまえますと、評価できるものと私は判断をしているところであります。
 今年度も厳しい財政状況が続くと思われますが、牛越広域連合長を始め職員が一丸となり、大北地域のより一層の発展と施策の推進をされることを期待をするものであります。平成20年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の賛成討論といたします。ご賛同をよろしくお願いをいたします。
議長(荒澤靖君) 他に討論はありませんか。
 お諮りいたします。この辺で討論を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって討論を終結いたします。
 これより採決を行います。議案第19号を各委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立多数)
議長(荒澤靖君) 起立多数であります。よって、議案第19号「平成20年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定について」は、各委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第20号について、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 当委員会に付託されました、議案第20号平成20年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から、LG−WAN市町村負担金の半減した理由について質問があり、行政側から、主な理由はNTT回線から長野県高速情報通信ネットワークに変更したことで、費用負担が半減したとの回答がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 総務委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第20号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第20号を総務委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって、議案第20号 平成20年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定については、総務委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第21号、議案第22号について、福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
福祉委員長(遠藤徹雄君) 当委員会に付託されました、議案第21号 平成20年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について、及び議案第22号平成20年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、それぞれ審査の結果を報告いたします。
 まず、議案第21号介護老人保健施設特別会計決算の認定では、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
 続きまして、議案第22号 介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての、審査の結果を報告いたします。委員から、施設入所希望及び在宅サービス利用状況についての質問が出され、行政側から、本年5月末現在の特別養護老人ホームの入所希望者は290人であり、この内要介護4及び5の重度認定者は100人程度、また、在宅サービス利用状況は通所介護の増加に伴い、在宅給付費が施設給付費を上回ってきているとの答弁がありました。
 また、委員から、施設整備の充実は介護保険料の上昇に影響を及ぼすことから、住民に対して状況を説明しながら施設整備について議論を深めてはどうかとの質問が出され、行政側から、第4期介護保険事業計画において住民懇談会を開催し説明等を行った経過があり、今後の第5期の計画においても説明等しながら、住民の方の意向も十分に反映したものにしたいとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 福祉委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第21号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。次に議案第22号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより逐次採決を行います。まず議案第21号を福祉委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって、議案第21号 平成20年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定については、福祉委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第22号を福祉委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって、議案第22号 平成20年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、福祉委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第23号について、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 当委員会に付託されました、議案第23号 平成20年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から、患者数減少と今後の対応はどうかとの質問があり、行政側から、年2回行われている医師会・病院・行政担当課長から構成する運営委員会における検証では、周知は一定程度なされているが、患者減少とは逆に電話相談が増加傾向であり、直接の医療行為ではないが、小児医療の安心につながっている。また、医療・市町村関係者において、5年を目安に、根本的な見直しをすることとしているとの説明がありました。
 また、委員から、新型インフルエンザに伴う対応はどうなっているかとの質問に、行政側から、厚労省と県の指針では、8月3日から全医療機関で新型インフルエンザの診療にあたることとなり、急病センターでは手指消毒、マスク、防護衣服等対応可能なことを実施しているとの回答がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 総務委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第23号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第23号を総務委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって、議案第23号 平成20年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定については、総務委員長報告のとおり認定されました。
 次に議案第24号について、各委員長の報告を求めます。始めに総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 当委員会に付託されました、議案第24号 平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算第4号につきまして、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から、ごみ処理広域化推進費における検討委員会で、基本計画及び施設基本計画の見直しをすることはいかがなものかとの質問があり、行政から、今回予定している各計画の見直しは、それぞれ計画の本質にかかわるものではなく、あくまでも目標等の見直しを計画しているもので、主には候補地選定業務であるとの答弁がありました。
 また、委員から、専門コンサルタントの選定にあたり、選定委員会に専門家等を加えての審査が必要であるがとの質問があり、行政側からは、広域連合に業者選定委員会が設置されており、そのメンバーは副市町村長等であるが、その他検討委員会正副委員長からも参加していただく予定をしているとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 次に福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
福祉委員長(遠藤徹雄君) 当委員会に付託されました、議案第24号 平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算(第4号)について、審査の結果を報告いたします。
 今回の補正予算につきましては、平成20年度決算によって生じた鹿島荘運営費ほかの市町村負担金の償還金を追加するものであり、当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 各委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第24号について、総務委員長に対しご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結します。次に、福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。大厩議員。賛成ですか、反対ですか。
   〔2番(大厩富義君)登壇〕
2番(大厩富義君) 賛成です。
 議案第24号 平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算(第4号)に、私は賛成の立場から討論致します。
 平成21年2月、白馬村民を対象に実施した、ごみ処理施設建設に関する住民アンケート調査の結果、同意を得るに至らず、白馬村飯森地区を建設候補地として事業推進することを断念したことを踏まえ、ごみ処理推進の在り方について、各市村において再確認いただきましたところ、改めて構成3市村の枠組みによるごみ処理広域化について、再確認がされたところであります。
 今後の事業推進にあたり、今まで住民説明会等に出された意見等に配慮され、学識者や公募による住民代表者によるごみ処理施設検討委員会を設置し、ごみ処理広域化基本計画及びごみ処理施設基本計画の一部見直し並びにごみ処理施設建設候補地の選定をするとしたものであります。
 また、昨日の説明の中での議論の中に、検討委員会事務局へ第三者機関として専門コンサルをプロポーザル方式で導入する件について、市の行うプロポーザル方式に批判の意見がありましたが、私は、公平、公正な選定には必要な方式だと思います。
 したがいまして、ここで足踏みをしている暇はなく、この運営に必要な所要の費用を補正計上したものであり、今後、公平性・透明性を基本に計画の一部見直しと、候補地選定を進められることにより、速やかな事業推進を図られるよう期待し、平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算第4号の賛成討論とさせていただきます。ご賛同よろしくお願いいたします。
議長(荒澤靖君) 他に討論はありませんか。
 お諮りいたします。この辺で討論を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) これより採決を行います。議案第24号を各委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(荒澤靖君) 挙手多数であります。よって、議案第24号 平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算第4号については、各委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第25号・議案第26号について、福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
福祉委員長(遠藤徹雄君) 当委員会に付託されました、議案第25号 平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第26号 平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、それぞれ審査の結果を報告いたします。
 まず、議案第25号につきましては、当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 続きまして議案第26号では、委員から、本会議における要介護認定制度についての答弁を再確認したいとの要望が出され、行政側から本会議同様の答弁が行われました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 福祉委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第25号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。次に議案第26号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより逐次採決を行います。まず議案第25号を福祉委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、議案第25号 平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)については、福祉委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第26号を福祉委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、議案第26号 平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、福祉委員長報告のとおり可決されました。
 会議の途中でありますが、10時55分まで休憩といたします。
休憩 午前10時42分
再会 午前10時55分
日程第2 請願・陳情審査報告、質疑、討論、採決
議長(荒澤靖君) 休憩前に引続き会議を開きます。
 日程第2「請願・陳情審査報告、質疑、討論、採決」を行います。ごみ処理特別委員会付託の陳情第2号から陳情第6号について、ごみ処理特別委員会委員長の報告を求めます。特別委員会委員長。
   〔ごみ処理特別委員会委員長(大厩富義君)登壇〕
ごみ処理特別委員会委員長(大厩富義君) ごみ処理特別委員会の審査の概要について報告をいたします。
 陳情第2号 大町のゴミ問題を考える会からの陳情書の審査につきまして、報告をいたします。委員からは、市民参加という点で賛同できるので採択すべきとの意見、基本計画の見直しにおいて、単一ないし複数箇所から再検討すべきと、複数か所についての検討の意見があることから不採択とすべきとの意見、戦略アセスについては、基本計画の見直しでは予定していないが、候補地選定の1つの方法であることから、方法については検討委員会に委ねるべきであることから、継続とすべきとの意見がありました。当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で継続審査にすべきものと決しました。
 次に陳情第3号 ごみ処理施設建設に関する住民アンケート調査の結果に対する考察に関する陳情の審査につきまして、報告をいたします。委員からは、広域連合の検証は、これまでの経緯を踏まえ、今後の進め方に活かすことを目的として実施したものであり、不採択とすべきとの意見がありました。また、広域連合の検証は広域化を前提としており検証に値しないことから採択すべきとの意見がありました。当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で不採択にすべきものと決しました。
 次に陳情第4号 ごみ処理施設検討委員会設置予算に関する陳情の審査につきまして、報告をいたします。委員からは、協定の見直しは3市村共通理解となっており、広域連合長も今後慎重かつ早急に方向性を出すとしていることから不採択とすべきとの意見、協定の見直しについての合意の内容が明確でないことから、陳情の趣旨は妥当であり、採択すべきとの意見がありました。当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で不採択にすべきものと決しました。
 次に陳情第5号 ごみ処理施設検討委員会設置に関する陳情の審査につきまして、報告をいたします。委員からは、設置要綱は既に施行されていること、今後ごみ処理施設検討委員会で検討を進めていく中で、必要に応じ住民意見を聞く機会を設けるとのことであることから不採択とすべきとの意見、広域化を前提とした検討委員会のあり方は問題であり、広域連合は民意を十分把握するべきであることから、採択すべきとの意見がありました。当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で不採択にすべきものと決しました。
 次に陳情第6号 ごみ処理施設検討委員会名称変更に関する陳情の審査につきまして、報告をいたします。委員からは、ごみ処理施設検討委員会の最大の目的は候補地選定であることから、名称は妥当であり、不採択とすべきとの意見、現在のごみ処理広域化基本計画は、前提となるごみ量の見込みが変わっているため、基本計画の全体の見直しが必要であり、採択すべきとの意見がありました。当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で不採択にすべきものと決しました。以上です。
議長(荒澤靖君) 委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 特別委員会委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論がありませんので、これより採決を行います。
 陳情第2号を、委員長報告どおり、継続審査とすることに、ご賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(荒澤靖君) 挙手多数であります。よって、陳情第2号 大町のゴミ問題を考える会からの陳情は、委員長報告どおり継続審査とすることに決しました。
 続いて陳情第3号を、委員長報告どおり、不採択とすることに、ご賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(荒澤靖君) 挙手多数であります。よって、陳情第3号は、委員長報告どおり不採択とすることに決しました。
 続いて陳情第4号を、委員長報告どおり、不採択とすることに、ご賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(荒澤靖君) 挙手多数であります。よって、陳情第4号は、委員長報告どおり不採択とすることに決しました。
 続いて陳情第5号を、委員長報告どおり、不採択とすることに、ご賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(荒澤靖君) 挙手多数であります。よって、陳情第5号は、委員長報告どおり不採択とすることに決しました。
 続いて陳情第6号を、委員長報告どおり、不採択とすることに、ご賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(荒澤靖君) 挙手多数であります。よって、陳情第6号は、委員長報告どおり不採択とすることに決しました。
 以上で、本8月定例会に付議されました案件は、すべて終了をいたしました。
 ここで、広域連合長のあいさつを受けることといたします。連合長。
   〔広域連合長(牛越徹君)登壇〕
広域連合長(牛越徹君) 8月定例会の閉会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 本定例会にご提案申し上げました平成20年度決算の認定並びに平成21年度補正予算案など11議案につきまして、昨日、本日と2日間にわたり、本会議及び常任委員会を通じまして、慎重なるご審議をいただき、原案どおりご承認並びにご可決を賜りましたことに、厚く御礼を申し上げます。
 広域連合の当面の課題であります、ごみ処理広域化の推進にあたりましては、早々に、ごみ処理施設検討委員会の学識者及び公募委員の募集・選定等、委員会構成を進め、早期に委員会が開催できますよう諸準備を進めてまいります。議員各位におかれましても、格段のご理解とご支援を賜りますよう、改めてお願い申し上げる次第でございます。
 今年の夏は、例年にない天候不順の中で、7月から8月上旬にかけての日照時間は、昨年の50%とも言われておりますが、ようやく夏らしい陽差しが戻ってまいり、残暑厳しい日々が続いております。
 間もなく市町村議会9月定例会も開会されますが、議員各位におかれましては、くれぐれも健康にご留意いただき、益々ご活躍されますようお祈り申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。
議長(荒澤靖君) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。議員各位には暑い中、また、公務ご多忙のところご出席いただきまして、厚く御礼を申し上げます。
 これにて、平成21年北アルプス広域連合議会8月定例会を閉会といたします。
 大変ご苦労さまでした。
閉会 午前11時4分

以上、会議の顛末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成21年8月25日
議会議長 荒 澤  靖

12番 矢口 弦八郎

13番 佐 藤 節 子
 

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