北アルプス広域連合議会
平成22年2月定例会議事録
1日目:平成22年2月17日(水) 2日目:平成22年2月18日(木)
北アルプス広域連合議会
平成22年2月定例会議事日程(第1号)

平成22年2月17日(水) 午前10時開議
 

日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 広域連合長あいさつ
日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
議案第1号 北アルプス広域連合広域計画の変更について
議案第2号 平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算(第7号)
議案第3号 平成21年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算(第1号)
議案第4号 平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第2号)
議案第5号 平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第6号 平成22年度北アルプス広域連合会計予算
議案第7号 平成22年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計予算
議案第8号 平成22年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計予算
議案第9号 平成22年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計予算
議案第10号 平成22年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計予算


本会議出席者名簿
出席議員(18名)
1番 荒澤 靖君 2番 大厩富義君
3番 勝野 明君 4番 橋 正君
5番 遠藤徹雄君 6番 大和幸久君
7番 浅見昌敏君 8番 立野 泰君
9番 宮ア康次君 10番 櫻井康人君
11番 甲斐澤明君 12番 矢口弦八郎君
13番 佐藤節子君 14番 下川正剛君
15番 太谷正治君 16番 松沢貞一君
17番 原 俊司君 18番 北村利幸君
欠席議員(なし)
説明のために出席した者
広域連合長(大町市長)   牛越 徹君
副広域連合長(池田町長) 勝山隆之君
副広域連合長(松川村長) 平林明人君
副広域連合長(白馬村長) 太田紘熙君
副広域連合長(小谷村長) 小林三郎君
収入役(大町市収入役) 前田敏博君
監査委員 小林勉君
事務所長兼総務課長 大日方宗仁君
消防長兼総務課長 唐木 修君
消防本部総務課長補佐兼庶務係長 栗林伸夫君
介護福祉課長兼介護審査係長 橋井弘治君
鹿島荘所長 宮田孝一君
虹の家事務長 下里 健君
介護福祉課介護庶務係長 小林 満君
総務課企画振興係長兼介護福祉課介護保険係長 宮本和紀君
総務課会計係長 長澤 奨君
総務課ごみ処理広域化推進係長 白澤俊之君
総務課土木振興係長 吉原 稔君
総務課総務係長 西山 孝君
事務局職員出席者
書記 太田武寿君    書記 蒔苗 剛君

本日の会議に付した事件
議事日程(第1号)記載のとおり

開会 午前10時00分
議長(荒澤靖君) おはようございます。ただいまから北アルプス広域連合議会平成22年2月定例会を開会いたします。
 本日の出席議員は、18名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 続いて、理事者等の欠席、遅参等については、所長の報告を求めます。
 所長。
所長(大日方宗仁君) 報告いたします。正副連合長、収入役、監査委員は、全員出席をしております。
議長(荒澤靖君) これより、本日の会議を開きます。
日程第1 会議録署名議員の指名
議長(荒澤靖君) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は、連合議会の会議規則第102条の規定により、議長において16番松沢貞一議員、17番原俊司議員を指名いたします。
日程第2 会期の決定
議長(荒澤靖君) 次に、日程第2「会期の決定」を議題といたします。
 本2月定例会の会期等議会運営につきましては、去る2月9日に議会運営委員会を開催願い、ご審議を願っておりますので、議会運営委員長に報告を求めることといたします。
 議会運営委員長。
   〔議会運営委員長(立野泰君)登壇〕
議会運営委員長(立野泰君) おはようございます。議会運営につきましては、去る2月9日に議会運営委員会を開催し、本定例会の会期日程等につきまして、審議をいたしましたので、その結果についてご報告いたします。
 本定例会に付議されます案件は、事件案件1件、予算案件9件の計10件であります。
 会期につきましては、2日間と決定いたしました。各議案につきましては、説明、質疑を行った後、各委員会へ付託をしたいと思います。2日目は、各委員長報告の後、質疑、討論、採決の順で行います。
 また、2日目本会議終了後、全員協議会を開催することを議会運営委員会では、了承しております。
 なお、議事日程の関係上、議案等の審議につきましての質疑は、同一人が同一議題につき3回を超えることができないと、議会会議規則に規定されておりますので、スムーズな議事進行にご協力をお願いいたします。
 審議の概要は、以上であります。よろしくご賛同のほどをお願いいたします。
議長(荒澤靖君) ただ今の議会運営委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期等につきましては、議会運営委員長報告のとおり、本日2月17日から明日の2月18日までの2日間とし、議会運営につきましても、報告どおり決することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日と明日の2日間と決定いたしました。
日程第3 広域連合長あいさつ
議長(荒澤靖君) 次に、日程第3「広域連合長のあいさつ」を受けることといたします。
 広域連合長。
   〔広域連合長(牛越徹君)登壇〕
広域連合長(牛越徹君) おはようございます。立春が過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続いております。本日ここに、北アルプス広域連合議会2月定例会を開催いたしましたところ、議員の皆様方には、大変お忙しい中ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 一昨年の世界的な金融危機に端を発した景気の悪化は、海外経済の改善や緊急経済対策の効果などを背景に、景気の持ち直し傾向が続くことが期待されておりますが、雇用情勢の一層の悪化や世界景気の下振れ懸念、デフレや金融資本市場の変動の影響など、先行きが憂慮されております。1月の国の月例経済報告におきましても、景気の基調判断を「景気は、持ち直してきているが、自律性に乏しく、失業率が高水準にあるなど、依然として厳しい状況にある」としており、長野労働局のまとめによりますと、12月末の県内有効求人倍率は0.46倍、大町公共職業安定所管内は0.56倍と、県内全ての地域で16か月連続して前年同月を下回っており、地域経済への深刻な影響が懸念されるところであります。国では追加的な経済・雇用対策が講じられたところでありますが、今後更なる取り組みにより、経済・雇用状況が早期に回復することを期待しております。
 去る1月20日県安曇野庁舎におきまして、県議会正副議長や各会派の代表者と、中信地区の20の市町村長、議会議長が出席して「こんにちは県議会」が開催されました。会議では「地域の特性を活かした魅力ある観光地づくり」をテーマとして、JRグループとの連携により本年10月から12月にかけ行われる「信州デスティネーションキャンペーン」に向けて大糸線を中心とした広域観光の取り組みをはじめ、地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の整備促進や、撤退する日本航空に替わりフジドリームエアラインズが就航する松本空港問題などについて意見交換をいたしました。
 県内各地で医師不足が大きな課題となっている中で、大北地域は最も深刻な地域の一つであります。病院勤務医の過重労働、恒常的な医師不足など現在の地域医療が抱える様々な問題について、医療を提供する医師と受ける側の住民とが、それぞれの立場を超えて問題の背景や実態を知り、ともに考える機会として、県衛生部は、来る3月7日日曜日に、「地域医療をともに考えるシンポジウム」の開催をサン・アルプス大町において計画しており、当広域連合も主催者の一員として参加することとしております。地域住民が一体となって、地域医療を守り支えていく機運の醸成を図る機会となるよう考えており、多くの皆さんのご参加を呼びかけてまいります。
 広域連合の新年度予算案につきましては、副市町村長会議並びに市町村の担当課長会議での精査を経て、更に正副連合長による協議のうえ、編成いたしました。
 新年度の一般会計予算の総額は、12億8,884万円となり、対前年度比0.7%の減となっております。特別会計におきましては、4会計で総額53億6,099万円を計上しており、対前年度比5.1%の増となっております。
 以下、主な事業の取り組み状況と新年度の主な施策の概要につきまして、ご説明申し上げます。
 はじめに、広域計画の策定について申し上げます。広域計画は、地方自治法の規定により、広域連合に策定が義務付けられ、広域連合や関係市町村は、この計画に基づいて事務を処理することとされております。当広域におきましては、平成22年度から26年度までの5か年を期間とする第3次計画について、関係市町村等で組織する策定委員会を中心に作業を進め、広域連合議会11月定例会全員協議会で素案を説明させていただき、12月1か月間、住民の皆さんの意見を募集いたしましたところ、22人の方から36件のご意見が寄せられ、一部を計画に反映させていただき、本定例会に上程いたしております。
 計画の策定にあたりましては、昨年度末に、国において「定住自立圏構想推進要綱」が制定され、「ふるさと市町村圏推進要綱」等が廃止となりましたことから、平成23年度までを計画期間として定めております「第5次ふるさと市町村圏計画」の「基本構想」を、本計画の「基本構想」と位置づけることとし、計画に基づき圏域の一体的な振興と発展を目差してまいります。
 次に、消防関係について申し上げます。平成21年中の管内の火災件数につきましては、前年より3件多い20件となっております。内訳は、建物火災14件、林野火災3件、車両火災1件、その他2件であります。この内、建物火災では住宅火災が11件で約8割を占めており、3人の方が亡くなり2人の負傷者が出ております。前年より件数が1件増加するとともに、死傷者が1人増加したことは大変残念な結果であります。
 また、今年に入り1月に発生した住宅火災でも、1人の高齢者の方がお亡くなりになっております。高齢化等に伴い災害時の要援護者が当地域においても増加してきており、地域の安心安全の確保にとりまして大変憂慮されるところであります。今後、消防団や関係機関と緊密な連携を図り火災予防に努めてまいりますとともに、住宅用火災警報器の設置率が46.7%と、半数以上の家庭で未設置となっておりますことから、更なる普及を図るため周知に努めてまいります。特に、高齢者や一人暮らし世帯等、災害弱者の家庭の火災が多いことなどから、これらの家庭を重点的に訪問し、住宅火災の予防に万全を期してまいります。
 また、救急件数は2,766件で、前年に比べ30件の増加となっており、昨年度初めて減少に転じたものの、再び増加しました。高齢化社会を迎え、救急車の利用が増加することが予想されることから、救急車が真に必要な場合に活用されるよう、啓発に努めてまいります。
 消防の広域化につきましては、中南信地域の特性に合った消防本部体制の方向性及び大まかな財政シミュレーションと経費負担の方向性について協議を進めてきておりますので、本定例会の全員協議会でご説明させていただくこととしております。今後は、中南信地域で一本化した場合の姿、将来ビジョンを策定し、その上で市町村及び議会などにお示しし、協議を進めてまいることとしております。また、消防無線の平成28年度までのデジタル化移行につきましては、中南信地域が一体となり整備を図っていくことになりました。今後も、検討の進捗状況につきまして、随時ご報告申し上げます。
 続きまして、ごみ処理広域化について申し上げます。昨年10月の「ごみ処理施設検討委員会」第1回検討委員会におきまして、中立・公正な検討委員会の運営を行うため、その事務を第3者機関である専門コンサルタント会社に委託し進めることが決定され、選考にあたりましては、検討委員会から正副委員長を含む5人と当広域連合の業者選定委員会の委員5人の、計10人による審査会を設置し検討を行いました。審査会では、事業者の選定を公募型プロポーザル方式で実施することとし、12月25日の第3回審査会において「パシフィックコンサルタンツ株式会社長野事務所」を選定し、1月には同社と委託契約を締結し、検討委員会の事務的な支援体制が整ったところであります。
 その後、1月25日には第2回委員会を開催し、今後のスケジュール等についてご協議いただき、候補地選定にあたっては、公募、市村からの推薦及び法的要件に基づく抽出の3つの方法により進めることが確認され、公募方法の条件などについては次回以降の委員会でご協議いただく予定となっております。
 検討委員会の審議状況につきましては、広域連合のホームページに掲載するほか、広報誌「遊交学」などにより広く広報してまいりたいと考えております。また、広域連合議会に対しまして、機会あるごとにご報告申し上げることとしておりますが、議員各位におかれましても積極的な推進にお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
 次に、養護老人ホーム鹿島荘について申し上げます。2月1日現在、利用定員満床の50人と短期利用者4人の合計54人が入所されております。最近の入所傾向は、短期の利用者として緊急避難として入所していた方がそのまま正式入所に移行するケースが多く、また、短期利用の問い合わせでは、今日、明日といった切羽詰った事例が多くなってきております。こうした背景には、高齢者世帯や一人暮らしの方が、介護保険を利用してもなお在宅での生活が困難な場合や、経済情勢の悪化等から医療や介護サービスが受けられない方、また、虐待を受ける方などが増加しており、最後のセーフティーネットとしての鹿島荘の役割が高まってきていると考えられます。
 現在、23年度の改修に向けて基本設計を進めておりますが、利用者の安全性の確保を第一とし、短期利用者の受入れ拡大と利便性の向上に向けた検討を急いでおります。
 併設のグループホームひだまりの家は、利用定員6人満床となっておりますので、1ユニットを9人規模とし利用者の要望に応えるため、新年度に3床を増床する計画として所要の経費を新年度予算に計上しております。
 次に、介護老人保健施設「虹の家」について申し上げます。2月1日現在施設入所者50人、通所利用者20人の方が利用されており、冬期間はほぼ満床状態で推移しております。利用者の平均年齢は、83.2歳となっており、4月から1月までの1日平均利用者は入所44.5人、通所17.6人となっております。冬季には、入所者のインフルエンザ等の感染症予防に注意を払い、万全を期しております。引き続き、医学的な管理のもと、看護及び機能訓練等により、利用者の居宅での早期の生活復帰を目指すとともに、ご家族など介護者の心身の負担を軽減できますよう、運営に努めてまいります。
 なお、本年度の12月までの収入状況につきましては、居宅介護収入が減少見込みとなるほかは、昨年度とほぼ同額となっており、今後も昨年並みに推移するものと見込んでおります。
 新年度の特別会計予算の総額は、2億4,000万円となり、対前年度比0.8%の減となっております。
 次に、介護保険事業について申し上げます。介護保険サービスを利用することができます要介護認定者数は、本年1月末現在、前年より95人増の2,858人となり、要介護1以下の軽度認定率は2.7ポイント減少、要介護2から3の中度認定率は0.4ポイント、要介護4から5の重度認定率は2.3ポイントそれぞれ増加しており、要介護認定は中・重度化の傾向を示しております。
 本年度9か月間の保険給付費の推移は、対前年度比8.0%の増加となっており、これは要介護認定方法の見直しや居宅介護サービス利用者の増加に伴う居宅系給付費の増加及び、介護報酬が全国平均で3.0%引き上げられたこと等が要因と考えております。直近の増加率は、12月で11.7%、1月で10.0%増の大幅な増加率を示しており、予算額との比較では、月平均の執行率は99.1%となっております。
 介護サービスの質の向上及び不適切な介護保険給付の防止を目的とした介護給付適正化事業につきましては、要介護認定の適正化や居宅介護支援事業所に対するケアプランのチェック、認知症対応型通所介護等の地域密着型サービス事業所を対象とした集団指導等を実施しながら、適正な保険給付に努めてまいります。
 新年度の特別会計予算の総額は、50億9,806万5千円となり対前年度比5.5%の増となっており、保険給付費は前年度比6.2%の増、総額の94.3%を占めております。
 次に、平日夜間救急医療について申し上げます。小児科・内科急病センターの、本年度の10か月間の利用状況は、診療日数は241日、受診者が延べ713人、1日平均3.0人の方にご利用いただいており、小児患者の割合は、61.7%となっております。受診者の市町村別の割合は、大町市が71.5%、以下池田町が6.5、松川村が9.4、白馬村が10.8、小谷村が1.8%となっております。
 昨年同期の比較では累計で105人、17.3%の増加となっており、これは、昨年11月から12月に流行しました新型インフルエンザなどによる患者が増加したためであります。今後も急病センターの利用促進に向け、住民の皆様への周知を図ってまいります。
 新年度の特別会計予算の総額は、1,672万5千円となり、対前年度比0.3%の増となっております。
 次に、ふるさと市町村圏事業について申し上げます。圏域の振興に資するため、ふるさと市町村圏事業補助金として、引き続き各市町村におけるさまざまな地域活動への補助を実施してまいります。
 新年度の特別会計予算の総額は、620万円となり、対前年度比7.5%の減となっております。
 以上、主な事業の概要並びに新年度事業について申し上げました。今後とも圏域の発展と住民福祉の増進に向け、鋭意取り組んでまいりますので、議員各位並びに住民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 本定例会にご提案申し上げます案件は、事件案件1件、予算案件9件の計10件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際に説明いたしますので、よろしくご審議の程お願い申し上げます。
日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
議長(荒澤靖君) 次に、日程第4「議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決」を行います。最初に、議案第1号「北アルプス広域連合計画の変更について」を議題として説明を求めます。
 所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただ今、議題となりました議案第1号 北アルプス広域連合広域計画の変更について、提案理由の説明を申し上げます。
 広域計画につきましては、地方自治法第291条の7の規定に基づき、広域連合で取り組む事務について、事務処理の方針や目標を示し、広域行政を総合的に行っていくための指針となるもので、平成22年度から26年度までの5か年を計画期間とします第3次計画を策定したものであります。
 本計画では、平成21年3月で「ふるさと市町村圏推進要綱」等が廃止されましたことから、平成23年度までの「第5次ふるさと市町村圏計画」の「基本構想」を本計画の「基本構想」に位置付け、計画の策定にあたりましては、関係市町村の担当課長などで組織する計画策定委員会を中心に作業を進め、広域連合議会11月定例会全員協議会で素案を説明させていただいた後、12月1日から28日までの間、住民皆様のご意見募集をしましたところ、22名の皆様から延べ36項目のご意見をいただきました。
 本計画は、広域連合規約第5条に規定されている事務の見直しを行い、関係市町村の施策と調和を保つと同時に、圏域住民の意見を反映し、経緯、現状と課題及び今後の方針と施策を明記し、広域化の有効性と実効性の高い広域計画を策定したものでございます。
 今後、本計画に基づき、圏域の一体的な振興と発展を目差してまいります。
 以上、説明申し上げましたが、ご審議のうえご可決を賜わりますようお願い申しあげます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本件について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第1号は、総務常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第2号「平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算第7号」についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案第2号「平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算第7号」について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが 歳入歳出予算の総額からそれぞれ55万1千円を減額し、総額を12億4,637万4千円とするものでございます。
 第2条の第2表繰越明許費は、4ページをご覧ください。款4衛生費、ごみ処理施設検討委員会運営支援業務につきまして、検討委員会では8月を目途に検討結果についての提言を予定されておりますので、検討委員会運営支援業務の全額の繰越をお願いするものであります。
 今回の補正は、人事院勧告並びに事務事業が確定してまいりましたことによる計数整理が主な内容でございます。
 7ページの歳入をご覧ください。款1項1目1市町村負担金32万1千円の減額は、ごみ処理広域化推進事業に係ります、市町村負担金を減額するものであります。
 款2項2目1消防手数料23万円の減額は、危険物許可申請手数料の減額であります。
 8ページの歳出をご覧ください。款2項1目1一般管理費84万5千円の減額は、節2給料、節3職員手当等の減額は人事院勧告による人件費の減額であり、節4共済費、節19負担金補助及び交付金は共済組合並びに退職手当組合への納付金の確定見込みによる増減であります。以後の款におきます給料、職員手当等の減額及び共済費、負担金補助及び交付金の退職手当組合納付金の増減は同様によるものでありますのでお願いします。
 款3項1目2鹿島荘一般管理費93万7千円、9ページ、目4ひだまりの家19万7千円の減額は、それぞれ人事院勧告などによる人件費の減額であります。
 款4項1目2ごみ処理広域化推進費32万1千円の減額は、ごみ処理施設検討委員会運営支援業務委託料の減額などによるものであります。
 10ページをお願いします。款5項1目1常備消防費1,269万5千円の減額は、人事院勧告による人件費・旅費・役務費など実績見込みによる減額によるものであります。
 11ページをお願いします。款7予備費は、1,441万6千円を増額するものであります。
12ページからは、給与費明細書、15ページは、市町村負担金の一覧表でありますのでご覧ください。
 以上、ご説明申し上げましたが、ご審議のうえ、ご可決賜りますようお願い申しあげます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第2号は、各常任委員会に付託します。
 次に、議案第3号「平成21年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算第1号」についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま、議題となりました議案第3号「平成21年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算第1号」について、提案理由のご説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に、それぞれ8万円を増額し、総額を678万1千円とするものでございます。
 今回の補正は、平成21年3月、国における、「ふるさと市町村圏推進要綱」等の廃止をうけ、「全国ふるさと市町村圏協議会」は21度総会において、解散することが承認され残余財産を参加各圏域へ均等に返金されることによるものであります。
 6ページの歳入をご覧ください。款4項1目1雑入8万円の増額は、全国ふるさと市町村圏協議会解散に伴う精算金であります。
 7ページの歳出をご覧ください。款1項1目1活動事業費は、財源内訳の変更で、款2予備費は、8万円を増額し305万5千円とするものであります。
 以上、ご説明申し上げましたが、ご審議のうえご可決賜りますようお願い申しあげます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第3号は、総務常任委員会に付託します。
 次に、議案第4号「平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算第2号」についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案第4号「平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算第2号」について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額からそれぞれ318万2千円を減額し、総額を2億4,134万1千円とするものでございます。
 今回の補正は、実績見込みによる計数整理が主なものであります。
 6ページの歳入をご覧ください。款2項2目1短期入所療養介護費収入108万6千円の減額は、予防短期入所者の減員、目2通所リハビリテーション費収入165万円の減額は、介護度の減少によるものであります。
 項3目1施設利用料収入102万6千円の減額は、予防短期入所及び通所リハビリテーション利用の個人負担分の減であります。
 7ページの歳出をお願いします。款1項1目1介護老人保健施設事業費513万7千円の減額は 節2給料及び節3職員手当等は人事院勧告による人件費の減額、節4共済費は共済組合納付金の増額、節7賃金は、産休・育休などによる臨時職員賃金の増額、節11需用費は、消耗品費、医薬材料費などの減額などによるものであります。
 款3予備費は195万5千円を増額するものであります。
 8ページからは、給与費明細書でございますので、ご覧ください。
 以上、ご説明申し上げましたが、ご審議のうえ、ご可決賜りますようお願い申しあげます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっております議案第4号は、福祉常任委員会に付託します。
 次に、議案第5号「平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算第3号」についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案第5号「平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算第3号」について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額から、それぞれ1,870万1千円を減額し、総額を48億5,177万8千円とするものでございます。
 今回の補正は、保険給付実績に基づく決算見込みによるものであります。
 6ページの歳入をご覧ください。款1項1目1第1号被保険者保険料1,050万円の増額は、被保険者数の増加によるものであります。
 款4項1目1介護給付費負担金183万9千円の減額、項2目1調整交付金145万5千円の減額、7ページの款5項1目1介護給付費交付金1,928万9千円の減額、款6項1目1介護給付費負担金511万4千円の減額は、それぞれ保険給付費の減額によるものであります。
 款6項3目1介護保険事業費補助金52万1千円の減額は、利用者負担軽減事業費の減額によるものであります。
 8ページをご覧下さい。款8項1目1介護保険給付準備基金繰入金171万4千円の減額は、保険給付費の減額により、目5介護従事者処遇改善臨時特例基金繰入金24万円の増額は、趣旨普及のための印刷製本に充当するための増額であります。
 10ページの歳出をご覧ください。款1項1目1一般管理費の15万3千円の増額は、節3職員手当等の人事院勧告による人件費の減額をし、節18備品購入費の封入封緘機は購入後10年余を経過し、故障時における部品入手が困難となり、更新に伴う増額などによるものであります。
 項2目1賦課徴収費39万円の減額は、介護保険料徴収に係る印刷製本費及び通信運搬費の減額であります。
 項3目1介護認定審査会費240万4千円の減額は節1報酬の認定審査会委員報酬、11ページの節14使用料及び賃借料のコピー機使用料の減、目2認定調査等費65万7千円の減額は、節12役務費、主治医意見書作成件数の減によりそれぞれ減額するものであります。
 項4目1趣旨普及費23万8千円の減額は、節11需用費、広報紙「井戸端かいご」の印刷製本費の減額であります。
 12ページをご覧下さい。項6目1特別対策事業費270万1千円の減額は、節19負担金補助及び交付金、節20扶助費は、利用者負担軽減であり利用予測に基づく減額であります。
 款2保険給付費につきましては、議案説明資料の平成21年度介護保険事業特別会計補正予算説明資料11ページと併せてご覧ください。
 項1目1居宅介護サービス給付費8,104万4千円の増額は、要介護1から要介護5に認定された在宅利用者数の割合が、予測より要支援から要介護に移行した方が多かったことによるものであります。
 13ページをご覧ください。目3地域密着型介護サービス給付費1,982万5千円の減額は、認知症対応型通所介護の利用が予測より少なかったことによるものであります。
 14ページの目5施設介護サービス給付費4,523万5千円の減額は、特別養護老人ホーム、老人保健施設の利用が予測より少なかったことによるものであります。
 15ページをご覧ください。目7居宅介護福祉用具購入費71万円の増額は、利用者が増加したもの、16ページ目8居宅介護住宅改修費228万3千円の減額は、利用が少なかったものであります。
 17ページをご覧ください。目9居宅介護サービス計画給付費2,149万2千円の増額は、利用者及び報酬単位が増加したものであります。
 18ページをご覧ください。項2目1介護予防サービス給付費3,494万3千円の減額、21ページ目7介護予防サービス計画給付費354万8千円の減額は、要支援1から要支援2の利用者が少なかったことによるものであります。
 23ページをご覧ください。項4目1高額介護サービス費329万2千円の増額は、負担限度額を超えた利用者が多かったことによるものであります、
 26ページをご覧ください。項7目1特定入所者介護サービス費1,582万円の減額は、施設介護サービス利用が、予測より少なかったことによるものであります。
 これらの結果、28ページ款8予備費852万3千円増額するものであります。
 29ページからは、給与費明細書でありますので、ご覧ください。
 以上、ご説明申し上げましたが、ご審議のうえ、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) ただ今の説明で、14ページ施設介護サービス給付費が減額4,523万円程という説明がありました。結構大きい金額だと思いますが、この要因というのをどんなふうにとらえているのか、説明をお願いしたいと思います。
 それから18ページでは介護予防サービス給付費、これが3,400万円程の減額となっています。要支援1、要支援2の利用者が少ないという説明がありましたけれども、その主な要因というのをどんなふうにとらえているのか、2点について説明をお願いします。
議長(荒澤靖君) 介護庶務係長。
介護庶務係長(小林満君) 二つの質問をいただきました。まず14ページの関係でありますが、施設介護サービス給付費の4,523万5千円の減の要因でありますが、当初本年度は、第4期介護保険事業計画の1年目の数値を基にして算定をしました。特別養護老人ホーム346、老人保健施設270、療養型医療施設16、計632名が使うという予測のもとで計画をしたわけでありますが、実質、現在までの推移では、特養が335で11のマイナス、老健で258で12のマイナス、療養型はプラスマイナス0、合計23のマイナスということで、月平均23人の方の利用が減っておるという部分です。要因としましては、当初特別養護老人ホーム銀松苑の68床は、ほぼ私どもの被保険者が利用するという予測で計画したものでありますが、圏域外の利用が、現在10名程度おいでになるという部分での差であります。老人保健施設につきましては、施設の見直し等によりまして、食費の値上げ等によって、若干予測より下回ったという部分であります。
 18ページの介護予防サービス給付費3,494万3千円の減につきましては、こちらも同じように、計画では要支援1が244、要支援2が337、合わせて581名の方の利用と見込んだわけでありますが、実績としましては月平均、要支援1で177、67人の減、要支援2で324、13人の減、合わせまして80人の減という部分であります。この部分が約14%の減になりますので、給付関係も同じ程度の14%の減という部分であります。要因としましては、連合長あいさつの中でもご説明をさせていただきましたとおり、要介護認定の見直しによりまして、軽度から中度へ変わってきたというものが一つ、それから要介護認定を通ったんだけれども、体調等を崩されて要介護が上がって、こちらの要支援1、2から要介護1以上へ変更されたという部分が要因であると考えております。説明は以上であります。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第5号は、福祉常任委員会に付託します。
 次に、議案第6号「平成22年度北アルプス広域連合会計予算」についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案第6号「平成22年度北アルプス広域連合会計予算」について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額を12億8,884万円とするものでございます。
 第2条の債務負担行為につきましては、5ページの第2表をご覧ください。ごみ処理施設整備事業に係る生活環境影響調査業務に対し債務負担行為を行うものでございます。平成22年、23年度の2か年で事業実施をするもので、事業費は平成22年度1,650万円、23年度3,850万円、合せて5,500万円を予定しております。
 第3条の地方債につきましては、5ページの第3表をご覧ください。消防施設整備事業は消防指令車1台の更新、社会福祉施設整備事業は、ひだまりの家施設整備に係る起債であります。社会福祉施設整備事業分は、後年度特別交付税で措置されるものであります。
 6ページの歳入歳出予算事項別明細書をご覧いただきたいと思います。新年度は、前年度比864万5千円、0.7%の減となっています。
 それでは、8ページの歳入をご覧ください。款1項1目1節1の市町村負担金、10億7,176万1千円は、広域連合の経常経費や常備消防費、火葬場費や鹿島荘の運営費、特別養護老人ホーム建設に伴う償還補助、火葬場建設に伴う公債費などが主なものであります。節2受託市町村負担金300万5千円は、鹿島荘の短期入所による収入を見込んでおります。目2他団体負担金133万円は、福祉会館に事務所を有する、3団体からの光熱水費等に係わる負担金であります。目3民生費負担金1億1,796万9千円は、節1鹿島荘に関わる老人保護措置費と、9ページの節2ひだまりの家負担金として、介護保険での個人負担金1割相当分であります。
 款2項1目1民生使用料180万9千円は、節2ひだまりの家使用料、利用者の家賃に相当する使用料6人分などであります。目2衛生使用料1,364万円は、火葬場使用料であり、人体で512件、10ページの動物で236件を見込み計上しております。項2目1消防手数料75万円は、危険物施設検査ほかの手数料であります。
 款3項2目2民生費県補助金2,625万円は、ひだまりの家3床増床に伴う補助金であります。
 11ページをお願いします。款5項1目3ひだまりの家財政調整基金繰入金307万7千円は、財政調整基金から繰り入れるものであります。
 款6繰越金725万7千円は、前年度繰越金であります。
 款7項1目1保険給付費1,635万4千円は、ひだまりの家利用者の介護保険給付費9割相当分の保険者負担分を計上しております。
 12ページをご覧ください。款7項3目1雑入569万2千円は、節2民生費雑入は、鹿島荘、ひだまりの家分、節3衛生費雑入は、火葬場、節4は消防分を見込み計上しております。
 款8項1連合債868万円は、消防指令車1台及びひだまりの家施設整備に係る起債であります。
 13ページの款9項1目2循環型社会形成推進交付金1,116万6千円は、ごみ処理施設整備事業に係わる生活環境影響調査などの事業費の基準額の3分の1を見込んでおります。
 14ページの歳出をご覧ください。款1項1目1議会費71万1千円は、定例会4回開催に伴う経費であります。
 款2項1目1一般管理費5,022万2千円の主なものは、職員5名分の人件費のほか、15ページから16ページにかけては、事務の執行に係わる経費を計上しております。16ページの項2目1ライブラリー運営費72万3千円は、学校教育や生涯学習用に資するため、主なものは、節18備品購入費の教材用のビデオソフトなどを購入するものであります。
 款3項1目1福祉会館費403万3千円は、大北福祉会館施設の維持管理に伴う経費であります。節11需用費の修繕料は、1階事務室の床及び2階・3階の電気配線の修繕であります。
 18ページをご覧ください。目2鹿島荘一般管理費1億1,477万1千円は、嘱託職員の報酬と職員11名分の人件費、節7は臨時職員に係わる賃金であります。19ページの節13委託料では23年度予定の施設改修のための実施設計委託料であります。節18備品購入費では、リフト付き福祉車両1台の更新などであります。
 20ページをご覧ください。目3鹿島荘事業費3,421万7千円は、利用者50人と短期利用者の日常生活に係わる経費であります。主なものは、節11需用費の賄材料費・光熱水費などであります。
 目4ひだまりの家管理費5,867万8千円は、職員1名分の人件費、節7は臨時職員に係わる賃金、22ページ節13委託料でひだまりの家3床増床に伴う改修工事実施設計等委託料、節15工事請負費で改修工事費などであります。
 23ページをご覧ください。目5特別養護老人ホーム建設事業費2,775万円は、白馬村にあります「白嶺」建設費償還補助であります。目6入所判定委員会費4万1千円は、養護老人ホームの入所措置の適正を期すための、判定委員会に係わる経費であります。目8障害程度区分認定審査会費136万7千円は、節1の審査委員5名分の報酬などであります。
 24ページをご覧ください。目9障害者相談支援事業費1,089万5千円は、障害者相談支援事業管理委託料で、大町市社会福祉協議会に管理を委託するものであります。
 款4項1目1火葬場費3,220万6千円は、施設の運営や維持、管理に要する経費であります。主なものは、節11需用費の修繕料は、火葬台車等の補修、節13委託料の火葬業務委託料と受付などの火葬場運営委託料などであります。
 25ページをご覧ください。ごみ処理広域化推進費5,494万6千円は、職員1名分の人件費のほか、節8報償費は、ごみ処理施設検討委員報償であります。
 26ページ節13委託料は、生活環境影響調査、地質・測量調査及び循環型社会形成推進地域計画見直し業務の委託料であります。地域計画につきましては、今後5か年間程度で循環型社会形成推進交付金を受けて実施しようとする事業計画を立てるもので、広域連合におきましては、平成18年度に策定した経緯がございますが、その後、ごみ処理施設建設につきましては、進展を見ておりませんので、計画年度が変更になるとともに、直近の各市村の専門データを記載し、申請書に添付して提出する必要があるもので、この計画書作成には、専門的な知識が必要でありますことから、専門コンサルに委託し実施するものでございます。
 節19負担金補助及び交付金の県職員派遣負担金は、引き続き、職員1名を自治法派遣でお願いするもの。節22補償補填及び賠償金の補償金は、生活環境影響調査など実施する場合の立木補償料であります。
 27ページをご覧ください。項2目1保険衛生費3,679万7千円は、節13委託料、在宅当番医制事業は、休日の午前9時から午後5時までの診療業務を大北医師会へ委託するもの、在宅歯科当番医制事業は、大北歯科医師会へ委託し、休日の午前9時から12時まで当番制で診療を行っていただくもの。節19負担金補助及び交付金、病院群輪番制事業運営費補助金は、夜間、休日、土曜日の第2次救急医療の診療業務実施に伴うものであります。
 款5項1目1常備消防費7億6,644万9千円は、職員88名分の人件費のほか、28ページ節11需用費では、消耗品費として被服の貸与品、救急車積載品のほか、火災・救急・救助活動に要するもの、修繕料では、消防・救急車輌などの修繕料が主なものであります。節12役務費の通信運搬費は、電話料などであります。
 29ページ節18備品購入費の主なものは、災害情報用地上デジタルテレビの整備と、消防指令車、消防ホース、携帯無線機の更新などであります。
 節19負担金補助及び交付金は、消防学校入校負担金などであります。
 30ページをご覧ください。款6項1目1土木事業費2,030万5千円は、職員2名分の人件費と節14使用料及び賃借料のコピー機使用料などであります。
 31ページの款7項1公債費は、計6,884万5千円で3件分の元金と利子でございます。説明書に記載のとおりでございます。
 32ページの款8予備費では、588万4千円を計上しております。
 33ページからは給与明細書、39ページから、市町村負担金の目的別の一覧でございます。
 以上、主なものにつきまして説明いたしましたが、ご審議のうえご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 1点目は15ページですけども、総務費一般管理費で節13委託料財務会計システムハード保守委託料378万円、前年と同額が計上されてるわけですけども、この委託料というのは、契約方法は随意契約なんでしょうか。契約方法はどんな方法によるものなのか、それから、いわゆる費用対効果について、検証というか例えば理想的には、業者を入札で競わせて適正な料金を決定していくというような取組みが必要かと思われますが、このケースでは、その点をどんなふうに考えられているのか教えていただきたいと思います。
 それから職員採用試験委託料は、昨年よりも13万円ほど増加しておりますけども、この増加というのは、どんな見込みから増加されるのか説明をお願いしたいと思います。
議長(荒澤靖君) 答弁を求めます。総務係長。
総務係長(西山孝君) ただいま二つのご質問をいただきました。まず1点目、15ページの13委託料で、財務会計システムのハード保守委託料の契約方法についてでございます。これは個人情報等のものがございまして、随意契約で株式会社電算と契約しているものであります。これについては、費用対効果の部分でございますけれども、以前、5年ほど前まではクライアント、いわゆる端末にまで保守をかけていたという状況です。それらについて検討を加えた結果、端末については故障した時点で、そのかかる費用について盛った方が経費的にも安くなるという判断のもとで、サーバー部分、いわゆる心臓部分だけの契約に変えてきたものであります。
 それから、同じく委託料の職員採用試験委託料の部分でありますが、これにつきましては、想定される退職補充に係る職員募集に関する経費を計上したものであります。説明は以上でございます。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 26ページの環境衛生費、ごみ処理広域化推進費について伺いたいと思います。1点目は生活環境影響調査業務委託料、本年度は5,500万円の3割を計上しているわけです。ところが過去の計上数字を見ますと20年、21年というのは4,400万円で計上されてきてるんですね。それが今年は5,500万円と、年を越しますので2年間で5,500万円という計上ですが、行政側の見積根拠というのは1,100万円簡単に増えるわけですけども、どういう見積根拠をされてるんでしょうか。それから、同様に2番目の地質測量調査業務委託料、これも平成19年、20年では1,500万円という計上されていながら、21年、22年では1,700万円と200万円上がっていると、今回も同じ高い方の委託料1,700万円を計上していると、これについても、どういう積算根拠があって200万円過去から上がってきているのか、この点について説明をいただきたいと思います。
 2点目につきましては、現在進められている検討委員会の進捗状況に併せまして、大町市等でもごみ減量化推進懇話会等を開きまして、将来あるべきごみ量をどの程度にするのかというようなことを中心に検討されているわけですけれども、例えば、広域化ということで進めています白馬村、小谷村ではこういったごみの減量化等については、どのような審議経過になってきているのか、首長さんがいらっしゃいますので、現在の進行状況について、首長さんの認識されているところを、それぞれご説明をお願いしたいということであります。1点目の質問を終わります。
議長(荒澤靖君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(白澤俊之君) それでは、ただいまの質問についてお答えをさせていただきます。まず委託料の関係でございますが、生活環境影響調査業務委託料、本年度は1,650万円ということでございます。今まで総事業費、生活環境影響調査につきましては5,500万円ということで、金額については変えてないというふうに思います。これにつきましては、専門業者から参考見積をいただきまして、その際に頂いた金額によって計上させていただいているものでございます。年度によりまして事業割合、要するに、今年度は現在検討委員会におきまして候補地の選定業務を進めていただいておりますことから、今年度事業が100%実施ということは不可能で、その進捗状況によって変化をするわけですが、本年度は30%分の事業費を想定し計上させていただいたものでございます。それから地質測量調査業務委託料につきましては、当初1,500万円で計上させていただいたものでございます。これにつきましては議員ご承知のとおり、白馬村の候補地におきまして、2年前に姫川の河川敷での地質調査を実施いたしてございます。その際に当初ボーリング調査を15メートルということで想定をし、実施したところですが、そこが実際20メートルのボーリング調査の実績がございます。そうしたことからボーリングの深さを15メートルから20メートルに変えて算定を行い、これにつきましては県の標準単価によって算定をさせていただいたものでございますが、1,700万円ということで増額をさせていただく内容でございます。
 あと、3市村の懇談会等の進捗状況でございます。これにつきましては白馬村、小谷村さんにおきましてそれぞれ懇談会、懇話会が立ち上げされておりまして、それぞれ市村の状況によりまして、ごみ減量について検討が進められているところでございます。そうした中で、現在広域で行っております検討委員会の中で、当然基本計画の見直しというものが出てくるわけでございまして、減量目標等設けていく必要がございます。そうした際には、3市村で行われております懇談会、或いは懇話会の意見を参考にさせていただき、検討委員会の中では、それら目標について検討を進めていただくという予定をしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
議長(荒澤靖君) 他にありますか。大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 始めに生活環境影響調査の業務委託料5,500万円についてですが、今の説明では、この説明になっていないと思うんですけれども、20年、21年は、年度またがった予算計上でなかったはずです。この時点で4,400万円という計上のものが、なぜ本年5,500万円に、今年は年度がまたがっていますので、総額で5,500万円になっているのか、その積算根拠がなぜなのかということを伺いたかったわけです。それから、同様に地質調査委託料についても、確かに姫川のときには、現場を掘ってくる中で、20メートル必要だったという判断で増額になったかもしれませんが、今回は場所がまったく違うわけでして、その特殊な例を参考にして予算計上するというのは、ちょっと積算根拠が甘いのではないか、簡単に増額してよいものかどうかというふうに私は思いますし、そうであれば19年、20年、1,500万円という見積りというのは何であったのか、こういうことにもなるかと思うんですけども、再度この見積根拠、20メートルの深さが必要という根拠について説明いただきたいと思います。
 それから、それぞれ今、小谷村、白馬村等での取組みも、事務局から説明がありましたけれども、私は、今後の広域化でごみを進めていく場合にですね、どんなごみをどれだけ分別して、資源化してごみの減量化を図るのか、この検討が実際住民を交えてどの程度ちゃんとやられているのか、非常に重要な問題だと思っています。具体的にいえば、例えば大町での現在の分別レベル、これについて白馬村の村長さんは、大町のレベルに合わせていきたいというようなご発言を過去にされておりますけども、現状大町のごみ減量推進懇話会の中では、生ごみの資源化、それから紙ごみを資源化して、さらにごみの減量化を進めようというふうに検討がされております。これが実際に資源化されると、さらにごみの量が減ってくると、こういうことになっているわけです。いずれにしましてもそういう検討の中で、現在広域で進めている検討委員会の進捗状況に併せて、それに間に合うようにごみの減量化目標量を設定していこうということで、現在進めているわけです。当然これは広域のごみの処理場の建設の中で、ごみ量の決定というのは、敷地の面積や焼却施設の規模、金額に大きく影響してくるわけです。それからまた、分別が十分されてなくて、広域のごみ処理施設でその施設を持つということになれば、その分の金額負担というのは大きくなるわけです。これがどうなるかということは非常に大きな、将来のごみ量の設定はそういった計画に大きな影響を及ぼすわけです。そういった意味からも各市村では、どんなふうに現状取り組まれているのかという認識を、一番責任者であります首長さんがどう持たれているのか、この点を私は伺いたくて、先程質問したわけです。事務局に応えてもらうのではなくて、是非この点については首長さんの方で、それぞれ現状の認識をご説明願いたいと思います。
議長(荒澤靖君) 答弁を求めます。ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(白澤俊之君) ただいまの委託料の関係でございますが、5,500万円については、前年、一昨年、変えてございませんので、内容がちょっとわからないのですが、総事業費ということでは5,500万円ということで算定をし、計上させていただいたというふうに思っておりますし、地質測量調査の関係でございますが、議員ご指摘のとおり、場所が決定しているわけではございません。そうした中で計上させていただくわけですが、これにつきましては、既に姫川の河川敷内でのボーリング調査を実施しておりまして、そこで平均20メートルは必要だということの中で、今回もそれに合わせて、金額算定をさせていただいたわけでございます。これにつきましては、昨年も同様の金額で予算計上をさせていただいておりますので、ご確認をいただければというふうに思います。私の方からは以上です。
議長(荒澤靖君) ごみ減量化の質問がありますが。白馬村長。
白馬村長(太田紘熙君) 白馬のごみの減量化について、白馬の現状を、お伝えをいたします。過去に私の方からは、分別、減量化に向けては、今度できる新しい施設を利用するにあたっては、少なくとも大町市さん並みのレベルに合わせなければいけない、こういうことを前提に検討委員会を立ち上げて、確か2回ほど会議が開催されているように認識をしております。ただ、白馬村のそうした目標に対して一番必要な、地区ごとにおける集積場の設置等が未設置の地区がまだ何箇所かございます。そうした整備をしていかなければいけないと同時にごみの減量、そして分別について具体的に計画を立てながら、進めていかなければいけないという基本的な考え方はあるわけですが、ごみの全体量については、私どもの村は、観光シーズンにおいては、異常にその量が変動するということ、そしてその変動量は、今度第1回目の、1回目と申しますか、今までの白馬村が減量を目標とした数値はもう既にクリアしているわけですけど、そのクリアの原因が観光客の減少による数量の減ということでありますので、今どこに量を設定するかということは、非常に難しい問題だというふうにとらえていると同時に、そのことを検討委員会の中でも具体的に検討していかなければいけないと、こんなふうに思っております。以上です。
議長(荒澤靖君) 小谷村長。
小谷村長(小林三郎君) 白馬村と同じに検討委員会を立ち上げて、現在検討をしておるところでございます。白馬と同じで、うちの方も冬季間の観光人口に非常に左右されるわけでございまして、そういった中においては、量を設定するということは非常に難しいわけでございまして、数量を減少するということは、観光人口の減少を見越すということでございまして、そういうことでなくて、現状維持くらいの観光人口は、推移していかなければいけないんじゃないこということで、現在取り組んでおるところでございます。分別等はやらなければいけないわけでございまして、この分別につきましても極力推進をしておるわけでございまして、集積場につきましても、冬は、観光地につきましては収集をしておらないわけでございますが、この関係につきましても、今後どういうふうにしていくかということで、現在検討をしておるところでございます。
議長(荒澤靖君) 連合長。
広域連合長(牛越徹君) 大町市のごみ減量化の進捗につきましては、議員十分ご案内のとおりでありますけれど、一つには、減量化の一番大きなテーマは、やはり資源化でございます。そうした中で、従来から大町市では、自治会の皆さんに大変ご協力をいただきながら分別収集を進めてきております。これをさらに進めるということで、公募委員の皆さんにも大勢お入りいただいて、懇話会を立ち上げているわけです。その中で、まず生ごみの堆肥化につきましては、従来から市内の学校など公共施設から出る給食残菜などにつきましては、堆肥化の取組みを勧めております。また、紙などについても大分可燃物として排出されているものについて、特に規格の小さな雑紙といわれているようでありますが、この雑紙についても、なんとか分別し資源の方にまわしていくというような、そんな検討も進めていただいております。また、ごみの減量化の懇話会では、市内の大手の量販店の責任者の皆さんにもご参画いただきながら、特に量販店での食品トレーなどの食品の包装などに伴うごみの問題についても、一緒に議論していただいております。これは議員ご指摘のように、当然、それぞれの市村からのごみの排出量が、直接ごみ処理施設の規模、或いは処理量に影響してまいります非常に大事な項目と考えております。これも市として、鋭意取組みを進めてまいりたいと考えておるところでございます。以上でございます。
議長(荒澤靖君) 大和議員、3回です。3回やりました。これは議案第6号という理解でお願いをいたします。
 佐藤節子議員。
13番(佐藤節子君) お願いします。24ページの款3民生費の中の9、障害者の相談支援事業ということでございますけれども、今新政権が、障害者支援法についても廃止或いは見直しというような大きなことが叫ばれておりますが、この実際の障害者相談支援事業管理委託、これ大町の社協の方でやっていただいているようでありますけれども、場所は福祉センターの中ということですかね、その場所と、それからどんな方法でこれをやってらっしゃるのか、少し詳しく聞きたいと思います。
議長(荒澤靖君) 介護福祉課長。
介護福祉課長(橋井弘治君) 障害者相談支援事業にかかわるお尋ねでございます。ご案内のように、平成18年度に障害者自立支援法が施行されまして、それを受けた形で市町村における3障害、身体、知的、精神と総合相談を市町村において行えというふうに、障害者自立支援法の位置づけられたところでございます。障害者自立支援法については、新政権のマニフェストの中で廃止というふうにうたっておりますが、現段階においては、まだ動きが出てきておりません。その状況の中で、私どもとしては、引き続き継続をする方向で考えているところでございます。この市町村における相談支援でございますが、なかなか専門家を確保できないということがございますので、広域連合が一括をして、市町村に変わって大町市の社会福祉協議会に委託をして施行するという形で、19年度から進めてきているところでございます。実施の主体については、大町市総合福祉センター2階にございます、スクラムネットが実質的に運営を行っているところでございます。この1,089万5千円の予算の中でですね、身体障害にかかわる相談の方を1名雇用する。さらには事務の方を雇用する。そのほか精神の相談支援事業を安曇病院に委託をして、相談員を派遣いただいております。そのほか県の方では、療育コーディネーター、知的の方のコーディネートをですね、県の委託事業としてスクラムネットに派遣をいただいて、いわゆる3障害にかかわる総合相談ができるような形、現場でもやっておりますし、電話相談も受けております。必要があれば市町村の方へも出向いて行っているところで、現在1,800人程度の障害者がいらっしゃると思いますが、現在4,800件の年間相談を担っているということで、非常に重要な位置づけを持っていると理解しているところでございます。以上です。
議長(荒澤靖君) 佐藤節子議員。
13番(佐藤節子君) 確かに、制度がいろいろコロコロ変わりますので、大変だと思いますけれども、どうぞ丁寧に対応してやっていただきたいということを、お願いしておきたいと思います。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 日程の途中でありますが、11時40分まで休憩といたします。
休憩 午前11時27分
再会 午前11時40分
議長(荒澤靖君) 休憩前に引き続き会議を開きます
 休憩前に議題となりました議案第6号は、各常任委員会に付託をいたします。
 次に、議案第7号「平成22年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計予算」についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案第7号「平成22年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計予算」について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額を620万円とするものでございます。
 この会計は、平成4年から5年にかけて、市町村からの出資金9億円と県からの助成金1億円、合わせて10億円の基金を設け、基金運用利子を活用して事業を行ってまいりました。
 基金につきましては、市町村負担金の軽減を図るために平成17年度から20年度までに3億6,600万円を取り崩して、介護保険事業をはじめ、目的事業に充当し、圏域の地域振興に役立ててまいりました。
 今後、広域連合において、鹿島荘改修事業や大北福祉会館の耐震診断などの大型事業が予定されますことから、新年度においては基金の取崩は行なわないこととして予算編成を行なっております。
 4ページをお願いします。歳入歳出予算の事項別明細書をご覧ください。新年度予算額は、前年度比50万1千円、7.5%の減となっています。
 6ページの歳入をご覧ください。款1項1目1利子及び配当金300万円は、基金の利子収入であります。款3繰越金320万は、前年度繰越金であります。
 7ページの歳出をご覧ください。款1項1目1活動事業費402万6千円は、節11需用費の印刷製本費、広域連合の業務等をお知らせする広報誌「北アルプス遊・交・学」の年4回発行に伴う経費でございます。節14使用料及び賃借料は、インターネットのサーバ使用料、節19負担金補助及び交付金は、ふるさと市町村圏事業補助金として、各市町村のイベント実行委員会などへの活動補助を見込んでおります。款2予備費では、217万4千円を計上しております。
 以上、主なものについて説明申し上げましたが、ご審議のうえご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第7号は、総務常任委員会に付託いたします
 次に、議案第8号「平成22年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計予算について」を議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案第8号「平成22年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計予算」について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額を2億4,000万円とするものでございます。
 4ページをお願いします。歳入歳出予算の事項別明細書をご覧ください。新年度予算額は、前年度比200万円、0.8%の減となっています。
 6ページの歳入をご覧ください。款2項1目1入所療養介護費収入1億3,620万6千円は、入所療養介護費の平均介護度3.4、療養室利用率を93%と想定し、平均単価8,410円、サービス提供体制加算108円、療養食加算207円、短期集中リハビリ実施加算は2、160円としております。
 項2目1短期入所療養介護費収入880万5千円は、介護度3.2、利用率は入所療養介護費と同様であります。
 予防短期につきましては、平均要支援度1.5、療養室利用率を93%と想定しております。
 目2通所リハビリテーション費収入3,138万1千円は、定員18名のところ、利用率85%で1日当たり15.3人を見込み、予防通所リハビリテーションは、定員2名、月当たり11人を見込んでおります。
 7ページの項3目1施設利用料収入4,814万円は、各サービスを利用する場合の1割負担分と食費・居住費・日用品代等であります。項4目1特定入所者介護サービス費収入573万4千円は、低所得者への食費・居住費の負担限度額に対する補足給付費であります。
 8ページ款3繰越金905万5千円は、前年度繰越金であります。
 9ページの歳出をお願いします。款1項1目1介護老人保健施設事業費2億3,431万7千円は、職員11名分の人件費と節7賃金は、臨時職員に係る賃金であります。節11需用費は、消耗品費、燃料・光熱水費、賄材料費など、節13委託料は、大町病院への施設運営委託と給食提供委託などで、施設運営委託では医師1名、看護師7名、作業療法士1名分であります。
 款3予備費は、568万3千円であります。
 12ページからは、給与明細書でありますので、ご覧ください。
 以上、主なものにつきまして説明をいたしましたが、ご審議のうえご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第8号は、福祉常任委員会に付託いたします。
 日程の途中でございますが、ここで昼食のため1時まで休憩といたします。
休憩 午前11時47分
再会 午後 1時00分
議長(荒澤靖君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 議案第9号「平成22年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計予算」についてを議題として、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案第9号「平成22年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計予算」について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額を50億9,806万5千円とするものであります。
 6ページの歳入歳出予算事項別明細書をご覧ください。新年度は、前年度比2億6,390万3千円、5.5%の増となっています。
 8ページの歳入からご覧ください。款1項1目1第1号被保険者保険料8億1,347万7千円は、65歳以上の方からの保険料で、被保険者数を18,482人、特別徴収割合を92%、普通徴収割合を8%と予測しております。
 節1現年度分特別徴収保険料は、年金年額18万円以上の年金受給者の方から天引きでいただく保険料であり、節2現年度分普通徴収保険料は、年金年額18万円未満の方から口座振替等によっていただく保険料であります。節3滞納繰越分普通徴収保険料は、収納率を13%と見込んでおります。
 款2項1目1市町村負担金7億6,323万9千円は、保険給付費及び総務費等の負担金であり、増額の要因は、保険給付費の増額によるものであります。
 9ページをご覧ください。款4項1目1介護給付費負担金8億5,802万1千円は、在宅系給付費見込額の20%と、施設系給付費見込額の15%の負担を見込んでおります。項2目1調整交付金3億2,664万8千円は、全国の介護保険財政調整を行うもので、全国平均5%の交付金でありますが、当地域は75歳以上の後期高齢者の割合が高いことから6.8%を見込んでおります。目2地域支援事業交付金1,180万2千円は、介護予防事業に係る25%、目3地域支援事業交付金3,776万8千円は、包括的支援事業・任意事業に係る40%の負担を見込んでおります。
 10ページをご覧ください。款5項1目1介護給付費交付金14億4,109万9千円は、40歳以上65歳未満の医療保険加入者の第2号被保険者の保険料で、保険給付費見込額の30%の負担を見込んでおります。目2地域支援事業支援交付金1,416万3千円は、介護予防事業に係る負担を見込んでおります。
 款6項1目1介護給付費負担金7億316万7千円は、在宅系給付費見込額の12.5%と、施設系給付費見込額の17.5%の負担を見込んでおります。
 11ページをご覧ください。項3目1介護保険事業費補助金340万2千円は、利用者負担軽減対策費に対する補助金、目2地域支援事業費交付金590万1千円は介護予防事業に係る12.5%、と目3地域支援事業費交付金1,888万4千円は、包括的支援事業・任意事業に係る20%の負担を見込んでおります。
 12ページをご覧ください。款8項1目1介護保険給付準備基金繰入金7,930万9千円は、当該年度の保険料が不足することによる繰入金であり、目5介護従事者処遇改善臨時特例基金繰入金1,140万6千円は、国の基準に基づき繰入れるものであります。
 款9項1目1繰越金864万4千円は、前年度繰越金であります。
 15ページの歳出をご覧下さい。款1項1目1一般管理費7,120万4千円は、職員7名分の人件費、節13委託料の介護保険ハード・ソフト保守委託料及び介護保険業務委託料など、事務の執行に係わる経費を計上しております。
 16ページをご覧ください。項2目1賦課徴収費454万3千円は、賦課徴収に係る印刷製本費、通信運搬費などであります。
 17ページをご覧ください。項3目1介護認定審査会費1,714万5千円は、認定審査会開催に係る節1の委員報酬などであります。目2認定調査等費3,595万9千円は、認定調査に係る事務経費で、節7臨時認定調査員の賃金、18ページの節12役務費の主治医意見書作成手数料などであります。
 項4目1趣旨普及費396万9千円は、介護サービス相談員の報酬及び介護保険広報紙の印刷製本費などであります。
 19ページの項6目1特別対策事業費1,820万8千円は、利用者負担軽減のための経費で、節19負担金補助金及び交付金の社会福祉法人等が行う利用者負担軽減などであります。
 20ページをご覧ください。款2保険給付費は、居宅及び施設利用に係わる、保険給付費を計上しております。議案説明資料の平成22年度介護保険事業特別会計予算説明資料10ページと併せてご覧ください。
 項1介護サービス等諸費は、要介護1から5に認定された方の利用に対して給付するものであり、目1居宅介護サービス給付費17億9,839万7千円は、居宅における訪問介護及び通所介護等の給付費であります。
 22ページをご覧ください。目3地域密着型介護サービス給付費3億4,439万4千円は、認知症対応型の通所介護と共同生活介護に対する給付費であります。
 23ページの目5施設介護サービス給付費18億4,368万円は、特別養護老人ホーム等の介護保険3施設の利用に対して給付するものであります。
 25ページをご覧ください。目8居宅介護住宅改修費1,560万円は、手すりの取り付け・トイレの改修・段差の解消等に対して給付するものであります。
 26ページをご覧ください。目9居宅介護サービス計画給付費2億3,143万1千円は、ケアマネジャー業務に対する給付であります。
 28ページの項2介護予防サービスなど諸費は、要支援1及び要支援2に認定された方の利用に対して給付するものであり、目1介護予防サービス給付費2億3,237万4千円は、居宅における介護予防訪問介護及び介護予防通所介護等の給付費であります。
 34ページをご覧ください。項4目1高額介護サービス費6,978万2千円は、介護サービスを利用した場合に、1割の自己負担額が発生しますが、負担限度額を超えた額について償還払いするものであります。
 36ページをご覧ください。項5目1高額医療合算介護サービス費2,625万円は、介護保険と医療保険において、利用料等が負担限度額を超えた場合に、それぞれの月ごとに高額介護サービス等を受けた後に、年間の利用料等が負担限度額を超えた場合に払い戻す給付費であります。
 37ページをご覧ください。項7目1特定入所者介護サービス費1億8,800万7千円は、低所得施設利用者等に食費及び居住費に対する補足給付であります。
 41ページをご覧ください。款5項1目1介護予防事業費4,721万円と項2目1包括的支援事業・任意事業費9,442万円は、関係市町村へ介護予防事業及び包括的支援事業・任意事業を委託するものであります。
 43ページからは給与費明細書、47ページには、市町村負担金一覧表であります。
 以上、主なものにつきまして、説明を申し上げましたが、ご審議のうえご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 新しい政権になってからですけれども、いわゆる介護労働者の低賃金解消のために介護報酬をアップして、当面月額1万5千円程度の給与アップというようなことが、国の方針として出されております。この関係で、当広域連合ではどのように、こういった効果が現れているのか、実態について説明いただきたいと思います。
議長(荒澤靖君) 介護庶務係長。
介護庶務係長(小林満君) まず1点目でありますが、介護報酬の改定は、昨年4月1日より3%アップというのが全国平均、長野県は2.8という部分であります。当広域連合においては、どのような状況かということを分析をいたしました。9か月の給付費の平均増加率が8%の中で4%が介護報酬の改定の増加率、残りの4%が自然増というふうに分析をしております。この4%の部分が、直接介護労働者の賃金アップにつながったかということは、そこまでは調査をしておりませんので、各事業所において、それぞれの経営状況の中で、国の思いを汲みながら対応していただいてる部分もあるかと思っております。
 もう1点、この介護報酬の改定だけでは介護労働者の賃金の上昇が図れないということで、国は、県に基金を設けて臨時職員の改善の部分をやってまいっております。この対象交付のサービスは、訪問介護、通所介護等の介護労働者だけという部分でありまして、この対象となるサービスについて、当圏域のサービス事業所を営んでいる法人数は、29法人というふうに確認しております。この29法人のうち、特例基金の申請を図った法人は、19法人、約66%と聞いておりまして、残りの10法人中4法人が今後申請をしたいと、合わせますと80%になりまして、国の全国平均の申請率をほぼ上回っている状態であります。
 この特例基金は、きちっと、介護従事者に対して特例交付されたもの以上について、賃金アップを図るというふうな決めがありますので、これに基づいて対応されるところは、賃金等が上がってくるというふうに思っております。ただ、未提出の部分につきましては、何が原因かということを分析してまいりますと、この特例交付金を受けるにあたりましては、キャリアアップを図って次の待遇を良くするとか、臨時職員を正職員にするとか色々の基準がついております。あまりにも小規模すぎて、そこが対応できないという事業所、或いは対象が介護職員だけでありますので、事業は介護職員以外の事務員或いは看護師等々行っている中で、バランスを欠くというような理由において、この交付を受けないという部分も聞いております。想定すれば80%ぐらいの方がこの部分で対応可能というふうに確認しております。説明は以上であります。
議長(荒澤靖君) 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 今の説明の中で、具体的にこの地域の介護労働者の賃上げにどの程度結びついたかという点では、具体的な説明がいただけなかったということで、実態はなかなか民間で調査がしにくいとかですね、障害はあるかと思いますけども、厚生労働省が1月25日に実態調査をした結果によりますと、介護施設で働く従業員の平均給与は23万1,366円ですか、前年度月比で9,058円の上昇に止まったと、それからホームヘルパーなどの介護職員の給与は、19万9,854円で8,919円アップというようなことを厚生労働省の速報値で、厚生労働省自身が、目標の2万円引き上げというようなことにはとどかないということを認めている状況であります。約半額の程度に止まっているというのが実態だと思います。この背景というのは、ご存知のように2003年と2006年の2回に、国が4.7%介護報酬を引き下げた結果ですね、介護施設の経営が非常に経営難に陥って、そういう結果、今回の3%のかなりの部分が経営の方に充当されてしまって、従業員の待遇アップに繋がらないというのが現状ではないかと思います。
 こういう中では、是非、今後高齢化等の中、介護保険事業全体の額がアップしていくという中で、ますますそれが保険料に転換されるということになりますと、国民の負担が大きくなるわけです。そういう中では、具体的に大北地域の実態調査もきちんとした上で、国庫負担を引き上げる等の具体的な要望というのを、国にきちんとしていくということが今一番求められていることではないかと思いますけれども、厚生労働省でも実態調査をやっているわけです。この広域連合の中でも、なかなか壁はあるかと思いますけど、やはり具体的な実態調査をして、本当に介護労働者の賃金アップにどの程度結びついているかというようなことを、実態をきちんとつかんで、その上で国に要望していくというような形をとらないと、中々現実的な改善にはならないかと思うんですけども、本年度の介護保険事業の中で、そういった実態調査等具体的にやられるような方針があるかどうか、ありましたらお答えいただきたいと思います。
議長(荒澤靖君) 介護福祉課長。
介護福祉課長(橋井弘治君) 今のご提言につきましては、介護保険の安定的な経営に十分資するご提案だというふうに思っておりますので、広域連合として取り組めるかどうか検討していきたいと思います。
議長(荒澤靖君) 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 現状の中では、ますます経済不況の中で、住民生活も低所得者を中心に、生活の困窮度というのが高まってきております。最低ラインでいけば、平均月4.8万円程度の国民年金から介護保険料、後期高齢者医療保険料が天引きされて、その上食費や水道光熱費を切り詰めなければ生活ができないと、こういう中で、最低限の1万5千円の介護保険料の負担というのも、極めて困難という実態の住民もかなりいるというのが現状であります。こういう中でも、一層国庫負担の増額というのは必要かと思います。
 厚生労働省は、今回の国会の答弁の中で、支給賃金の実態調査も行うと、介護職員の更なる処遇改善を検討するということと、今後介護職員の処遇改善交付基金の時限措置はそのまま継続をさせて、4万円の賃金アップを目指すというふうに国会答弁をしています。こういったことを実際に実現するためにも、こういった現場からの声を、首長中心にきちんと国に伝えていくという作業は極めて大事かと思います。そういう点で、是非最後に連合長の方で、こういった実態等を国県等にしっかり発言していくということを、実態調査を踏まえてやられる決意があるかかどうかご意見を伺いたいと思います。
議長(荒澤靖君) 連合長。
広域連合長(牛越徹君) こうした制度が、あまねく大勢の皆様をカバーする制度であります。一方で、これは将来に向かって、安定的に運用されなければいけない制度ということでありますので、実際にこうした制度を運用する立場からも、積極的な声を上げて、そして政策に反映していっていただきたいと思うところでございます。
 一番大事なことは、やはりなんといっても給付と負担の適正なバランスというものも、当然保険者としても考えていかなければいけない非常に大きな要素でありますので、こういったことも頭におきながら、積極的に対応してまいりたいと思います。以上でございます。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第9号は、福祉常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第10号「平成22年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計予算」についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案第10号「平成22年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計予算」について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額は1,672万5千円とするものでございます。
 4ページの歳入歳出予算の事項別明細書をご覧ください。新年度予算額は、前年度比4万7千円、0.3%の増となっております。
 6ページの歳入をご覧ください。款1項1目1衛生使用料502万4千円は、診療使用料で、診療1日当たりの平均患者数を2.5人、診療日数290日を見込んでおります。
 款2項1目1市町村負担金は、1,069万8千円であります。
 款3繰越金100万円は、前年度繰越金であります。
 8ページの歳出をご覧ください。款1項1目1診療管理費1,631万4千円は、節1報酬は医師の報酬、節4共済費は看護師等の社会保険料、節7賃金は看護師・医療事務員賃金、節9旅費は医師の費用弁償で、これら医療関係者の人件費が診療管理費の約80%となっております。節11需用費は、医薬材料費など、節12役務費は通信運搬費、節13委託料は、保険請求事務機器のハードとソフト保守委託料、節14使用料及び賃借料は、コピー機使用料であります。
 9ページの款2予備費は、41万1千円としております。
 10ページは、給与費明細書、11ページは市町村負担金の一覧でございます。
 以上、主なものにつきましてご説明申し上げましたが、ご審議のうえ、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
 浅見昌敏議員。
7番(浅見昌敏君) 先程、市長あいさつの中で「センターの利用促進に向け、住民の皆様への周知を図っていまいりたい」こういうあいさつがあったわけなんですけれども、この大北の地域医療のあり方を考えるときにですね、他の圏域を見ると、診療時間が一番長いのが夜11時まであるのかな、そういうふうに結構長時間診療してるわけですね。私は、大北でも、もうちょっと診療時間の延長について、これは医師会の協力を得なければできないわけなんですけれども、必要じゃないかと、こういうふうに思っているんですけれども、そのような考えをお持ちかどうかお伺いいたします。
議長(荒澤靖君) 連合長。
広域連合長(牛越徹君) ご提言をいただきました。他の広域等で同様の、こうした平日夜間のセンターを運営している、様々な状況があります。特に都市的な形態の多いところは、比較的長い時間、夜遅くまでやっているような、そうした傾向があるように思います。一方で、私ども大北管内は、やはり農村型の形態も色濃く残しておりまして、夜遅くという利用実態がどのようなものなのかも、慎重に考えていかなければならない要素であります。そうした中、現在でも、特に夜遅くについては、電話相談などの対応も可能でありますし、また新型インフルエンザのような昨年の秋以降の非常事態には、患者がいる限り延長して取り組むというような、そんな臨時的な対応もしてきているところでございます。診療時間の延長につきましては、当然、これを運営していただいております、大北医師会の先生方にも負担の変化があることもありますので、慎重かつ、やはりサービス第1ということで、積極的に検討してまいりたいと思います。以上でございます。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第10号は、総務常任委員会に付託いたします。
 以上で、本日の日程は終了いたしました。
 本日は、これにて散会いたします。
散会 午後 1時27分
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北アルプス広域連合議会
平成22年2月定例会議事日程(第2号)

平成22年2月18日(木) 午前10時開議


日程第1 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決
議案第1号 北アルプス広域連合広域計画の変更について
総務常任委員長 北村利幸
議案第2号 平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算(第7号)
総務常任委員長 北村利幸
福祉常任委員長 遠藤徹雄
議案第3号 平成21年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算(第1号)
総務常任委員長 北村利幸  
議案第4号 平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第2号)
議案第5号 平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
福祉常任委員長 遠藤徹雄
議案第6号 平成22年度北アルプス広域連合会計予算
総務常任委員長 北村利幸
福祉常任委員長 遠藤徹雄
議案第7号 平成22年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計予算
総務常任委員長 北村利幸
議案第8号 平成22年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計予算
議案第9号 平成22年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計予算
福祉常任委員長 遠藤徹雄
議案第10号 平成22年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計予算
総務常任委員長 北村利幸
日程第2 請願・陳情審査報告、質疑、討論、採決

本会議出席者名簿
出席議員(18名)
1番 荒澤 靖君 2番 大厩富義君
3番 勝野 明君 4番 橋 正君
5番 遠藤徹雄君 6番 大和幸久君
7番 浅見昌敏君 8番 立野 泰君
9番 宮ア康次君 10番 櫻井康人君
11番 甲斐澤明君 12番 矢口弦八郎君
13番 佐藤節子君 14番 下川正剛君
15番 太谷正治君 16番 松沢貞一君
17番 原 俊司君 18番 北村利幸君
欠席議員(なし)
説明のために出席した者
広域連合長(大町市長)   牛越 徹君
副広域連合長(池田町長) 勝山隆之君
副広域連合長(松川村長) 平林明人君
副広域連合長(白馬村長) 太田紘熙君
副広域連合長(小谷村長) 小林三郎君
収入役(大町市収入役) 前田敏博君
事務所長兼総務課長 大日方宗仁君
消防長 唐木 修君
消防本部総務課長補佐庶務係長 栗林伸夫君
介護福祉課長兼介護審査係長 橋井弘治君
鹿島荘所長 宮田孝一君
虹の家事務長 下里 健君
介護福祉課介護庶務係長 小林 満君
総務課企画振興係長兼介護福祉課介護保険係長 宮本和紀君
総務課会計係長 長澤 奨君
総務課ごみ処理広域化推進係長 白澤俊之君
総務課土木振興係長 吉原 稔君
総務課総務係長 西山 孝君
事務局職員出席者
書記 太田武寿君    書記 蒔苗 剛君

本日の会議に付した事件
議事日程(第2号)記載のとおり
開会 午前10時00分
議長(荒澤靖君) おはようございます。ただいまから北アルプス広域連合議会平成22年2月定例会、本日の会議を開きます。
 本日の出席議員は、18名全員であります。よって定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
議長(荒澤靖君) 続いて、理事者等の欠席・遅参等については、所長の報告を求めます。
所長(大日方宗仁君) 報告いたします。正副連合長、収入役は、全員出席をしております。
議長(荒澤靖君) これより、本日の会議を開きます。
日程第1 常任委員会委員長審査報告・質疑・討論・採決
議長(荒澤靖君) 日程第1常任委員会委員長審査報告・質疑・討論・採決を行います。
 議案第1号について、総務委員長の報告を求めます。
 総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 総務常任委員会に付託されました、議案第1号「北アルプス広域連合広域計画の変更について」審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 総務委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第1号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより採決を行います。
 議案第1号を総務委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、議案第1号「北アルプス広域連合広域計画の変更について」は、総務委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第2号について、各委員長の報告を求めます。
 始めに、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 総務常任委員会に付託されました議案第2号「平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算第7号」関係部分につきまして、審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 次に福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
福祉委員長(遠藤徹雄君) 福祉常任委員会に付託されました議案第2号平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算第7号、歳入、養護老人ホーム鹿島荘・認知症対応型共同生活介護施設ひだまりの家関係分、歳出、款3民生費 項1社会福祉費目2から4及び6から9につきまして、審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 各委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第2号について、総務委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより採決を行います。
 議案第2号を各委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、議案第2号「平成21年度北アルプス広域連合会計補正予算第7号について」は、各委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第3号について、総務委員長の報告を求めます。
 総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 総務常任委員会に付託されました議案第3号「平成21年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算第1号」につきまして、審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 総務委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第3号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより採決を行います。
 議案第3号を総務委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、議案第3号「平成21年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算第1号」については、総務委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第4号、議案第5号について、福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
福祉委員長(遠藤徹雄君) 当委員会に付託されました議案第4号「平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算第2号」審査の結果を報告いたします。
 委員から、財政調整基金の利子が計上されているが、基金はどのように運用されているのかとの質疑が出され、行政側からは、国債と定期預金の運用をおこなっているとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 続きまして議案第5号「平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算第3号」審査の結果を報告いたします。
 委員から、認知症の方のサービス提供状況と地域密着型サービス給付費が減額となった原因はとの質疑が出され、行政側からは、認知症を主たる疾病とする保険給付費の割合は約30%であり、地域密着型サービス給付費減額の要因は、認知症対応型通所介護における利用回数が予測を下回ったことによるものとの答弁がありました。
 また、委員から、介護認定審査会委員報酬減額の要因についての質疑が出され、行政側から、審査会1回当たりの審査件数を増やし、開催回数を減らす努力を行っているとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 福祉委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第4号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第5号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより逐次採決を行います。
 まず議案第4号を福祉委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、議案第4号「平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算第2号」については、福祉委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第5号を福祉委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員数であります。よって、議案第5号「平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算第3号」については、福祉委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第6号について、各委員長の報告を求めます。
 始めに、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 総務常任委員会に付託されました議案第6号「平成22年度北アルプス広域連合会計予算」関係部分につきまして、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から「各市村のごみ広域化懇話会等で、ごみ減量目標を検討しているが、その目標と広域化計画の減量目標とはリンクする必要があると思うがいかがか」との意見が出され、行政からは「現在、ごみ処理施設検討委員会において、見直し作業を進めていただいているが、広域のごみ減量目標については、各市村で設置されているごみ広域化懇話会などにおいて、各々の削減目標を検討いただいており、その結果を踏まえて、ごみ処理広域化基本計画の削減目標の見直しを行なう必要がある」との答弁がありました。
 また「市村のごみ分別方法に違いがあり、どのように考えるか」との意見に「分別方法には大きな違いはないが、リサイクルごみの一部を機械選別しているため、計画策定までに調整する必要がある」との答弁がありました。 
 消防無線のデジタル化の状況と情報ネットワーク負担金の内容についての意見に、消防無線のデジタル化は、平成22年度に中南信地域一本化で調査が進められる予定となっている。情報ネットワーク負担金では、長野県が整備した光ネットワークを使って、消防署間の通信に利用しているとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 次に福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
福祉委員長(遠藤徹雄君) 当委員会に付託されました、議案第6号「平成22年度北アルプス広域連合会計予算」(歳入)養護老人ホーム鹿島荘・認知症対応型共同生活介護施設ひだまりの家関係分(歳出)款3民生費項1社会福祉費目2から4及び6から9につきまして、審査の結果を報告いたします。
 委員から、ひだまりの家3床の増床が予算化されているが、総額事業費はいくらになるかとの質疑が出されました。行政側からは工事費3,150万円、実施設計委託料132万3千円、施工管理委託料76万7千円の合計3,359万円の予算計上をおこなったとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 各委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第6号について、総務委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
議長(荒澤靖君) 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 反対の討論です。
   〔6番(大和幸久君)登壇〕
6番(大和幸久君) 私は、議案第6号平成22年度北アルプス広域連合会計予算に反対の立場から討論いたします。
 今回広域連合会計予算に反対する理由は、この予算に、ごみ広域化推進費5,494万6千円が繰り込まれているためであります。このほかの予算案については、概ね賛成するものであることを、あらかじめ表明しておきたいと思います。
 私は、今進められている広域連合のごみ広域化推進事業に反対する理由の一つを、今回の予算審議で明らかになりましたように、1市2村の現在のごみの分別収集方式が異なること、そして、白馬、小谷両村では大町市の基準に合わせることを目標に、分別収集体制の検討が始まったばかりであり、その結論が出されるのはまだ先のことで、その具体像は、当然ながらわからず、さらにその結論によって実際の分別収集体制が作られ、円滑に運営がなされる時期が何時になるのか、現時点では定かでないことであります。ちなみに大町市では、現在のごみ収集体制を作り上げるまで、何年もの日時と相当量の労力を費やして実現してきているもので、その道のりは決して楽なものではなかったと聞いております。
 また、白馬村のごみ減量推進懇話会でも、法的に産廃となる観光ごみを、一般ごみとして持ち込んでいる慣習を変えることは容易ではないと、村担当者が説明していることからもわかりますように、その実現にはかなりの時間と労力を要するんじゃないかと、私は見ております。
 さて、私は、分別体制をどの程度に統一して実施するかという課題には、広域でごみ処理を進めるにあたり、広域で進めるのが良いのか又は単独で進めるのが良いのか、これを判断するうえで、かなり重要な前提条件として検討されるべきものと思います。大町市が、昨年市民説明会を開いた折にも、市民からは大町市と白馬、小谷両村のごみの分別収集の格差について、強い懸念が出されていましたが、現状はこうした市民の疑問に答えられる時期ではないということであります。私は、こうした課題をあいまいにしたまま、広域連合長が、広域が先にありきで、勝手に決めてごみ処理施設検討委員会に用地選定まで委ねてしまうという手法には、到底賛成できるものではありません。
 広域か単独かを判断する前提条件になる課題は他にもあります。大町市は、施設建設時期のタイムラグを補うため、大町市が5年分の建設費を負担する協定は無効になったと解釈しています。白馬、小谷両村の村民の皆さんは、これを了解しているのでしょうか。現在の白馬山麓施設組合の焼却場の解体費用を大町市が負担するという約束は、存在しないと大町市は言明していますが、白馬、小谷両村の村民の皆さんは、これを了解しているのでしょうか。これらの点について、白馬、小谷両村の村長さんは、きちんと村民に説明し大町市に回答していただかないと、大町市民は、将来あるべきごみ行政の選択を、そのために誤ってしまう可能性もあります。
 大町市では、昨年市内6箇所で開いた市民説明会で、市が広域が良いとする説明を受けた後にもかかわらず、大町市単独で建設をという発言が78%、広域賛成は22%という結果になっております。大町市民世論の圧倒的多数は、大町市単独建設であることが明らかになっております。そうであるからこそ広域連合は、ごみ広域化政策を進めるにあたって住民にその判断材料を明確に示し、まず民意に真摯に耳を傾けることから始めるべきではないでしょうか。飯森候補地に対する白馬村民のNOの判断は、広域連合長がいう、飯森が否定されたのであって広域が否定されたわけではないのではなく、広域化推進という連合の方針、進め方に対してNOという白馬村民の意思が表明されたものであると、私は解釈しております。
 1市2村の住民は、ごみ処理広域化の問題は、スタートからの仕切り直しが必要と認識しているのです。この原点に立った再検討と住民に対する真摯な説明責任を果たすことが、今、北アルプス広域連合のごみ行政には求められているのではないでしょうか。以上をもって、広域の進めるごみ広域化方針に対する反対討論といたします。
議長(荒澤靖君) 6号に対し賛成の討論はありませんか。原俊司議員。
   〔17番(原俊司君)登壇〕
17番(原俊司君) 議案第6号平成22年度北アルプス広域連合会計予算に、私は賛成の立場で討論をいたします。
 平成22年度北アルプス広域連合会計予算は、非常に厳しい財政状況の中で、圏域住民の福祉の増進や安心、安全なふるさとづくり、活力あるふるさとづくり等の予算が計上されております。
 特に、款4衛生費のうちのごみ処理広域化推進費では、生活環境影響調査や地質・測量調査等の事業費が計上されております。
 白馬村飯森地区へのごみ処理施設建設を断念した後、構成する3市村において再確認をいただき、広域連合として引き続き3市村の枠組みでごみの広域処理を進めることとし、既に「ごみ処理施設検討委員会」が設置され「ごみ処理広域化基本計画」や「ごみ処理施設基本計画」の見直し、また、ごみ処理施設建設候補地の選定が進められているところであります。
 当広域連合の最大の懸案事項でもあります「ごみ処理広域化」に係る事務事業は、着実に進めていかなければなりません。8月には一定の方向が示される見通しであり、今後の予定を勘案すれば、これらの事業費の当初予算への計上は妥当であると判断するものであります。
 低迷する経済情勢の中、広域連合にとりましても、厳しい新年度予算編成であったことは推察するところでありますが、大北地域の発展と施策のより一層の推進を期待し、新年度予算の賛成討論とさせていただきます。
 ご賛同の程、よろしくお願いいたします。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。浅見昌敏議員。はい、6号賛成。
   〔7番(浅見昌敏君)登壇〕
7番(浅見昌敏君) 賛成の討論をいたします。ただいまの原議員の討論で、全ては尽くされていると思いますけども、気になることが若干ありますので賛成討論をいたします。
 まず、ごみ処理場の候補の選定について、今、候補地の選定まで始まったわけですけどれも、その前に、各市村の減量化ということが非常にいわれているわけですが、ごみ処理場は、必ず作らなければならないという大前提があります。そして、これにごみ処理の減量化、分別方法がどの程度影響してくるかというと、私は、基本的な部分プラスアルファの部分で影響してくるものだと思っているわけでございます。ですから、決められた手続きに則ってきちんとやっていけば、私は良いんではないかと、結果が出たら結果でまた考えればいい。こういうことだと思います。
 それから今、各単独というような話が出ましたけれども、これをいうなら、各市村の議会の中で、そういう決議を持ってここに上がるべきではないかと、私は、このように思っております。大町市議会では、そういうことを決議したことはございません。今までどおりの、広域で進むということで進んでおります。これを併せて申し添えておきたいと思います。
 住民説明会云々の話が出ました。これは3万人の中の70何%がそういう意見ではない、出た人数をここに持ってないんで分かりませんけれども、そういう内容でございます。やはり分母というものを考えていかないと、単なるパーセンテージでものを言ったんではおかしな結果が出てしまうと、こんなふうに思います。これは蛇足になるかもしれませんが、住民を入れながらものを考える。私は、方法としては正しいやり方だと思います。しかし、それが、結果が正しいものが出るかどうか、これは、やはり疑問なんじゃないか。いろんな本を読みますと、いろんな民主主義のやり方について、そのような意見を書いている学者もおりました。なるほどなと、こう思ったわけでございます。そのことのためにこの議会があるんだと、私はこのように思っております。
 今までのやり方、進め方で間違いない。当面、このとおり進めていって、そして結論が出た時点で、いろいろ問題があれば、それはその時点で考えればいいことでございます。このとおり予算を執行してもらいたい。こんなふうに思います。以上です。
議長(荒澤靖君) 他に討論はございますか。
 お諮りいたします。この辺で討論を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって討論を終結いたします。
 これより採決を行います。議案第6号を各委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立多数)
議長(荒澤靖君) 起立多数であります。よって、議案第6号「平成22年度北アルプス広域連合会計予算」については、各委員長報告のとおり可決されました。次に、議案第7号について、総務委員長の報告を求めます。
 総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 当委員会に付託されました議案第7号「平成22年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計予算」につきまして、審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 総務委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第7号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより採決を行います。
 議案第7号を総務委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって、議案第7号「平成22年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計予算」については、総務委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第8号・議案第9号について、福祉委員長の報告を求めます。
 福祉委員長。
   〔福祉委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
福祉委員長(遠藤徹雄君) 当委員会に付託されました議案第8号「平成22年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計予算」につきまして、それぞれ審査の結果を報告いたします。
 委員から地域の高齢化が進む中、施設の事務員・介護員の先進地の視察や福祉施設合同の研修会など職員研修の充実に力を入れてほしいとの意見がだされ、行政側からは、現在も担当者会議等研修の機会を確保しているが、今後より一層の充実に努めたいとの答弁がありました。
当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 続きまして議案第9号「平成22年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計予算」につきまして、それぞれ審査の結果を報告いたします。
 委員から、今後の市町村負担金についての質疑が出され、行政側から、介護保険を利用される高齢者が増加することに伴い保険給付費の増加が予測され、介護保険料の値上げと同じく、市町村負担金は増加することが予測されるとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 福祉委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第8号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第9号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより逐次採決を行います。
 議案第8号を福祉委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって議案第8号「平成22年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計予算」については、福祉委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第9号を福祉委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって、議案第9号「平成22年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計予算」については、福祉委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第10号について、総務委員長の報告を求めます。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 当委員会に付託されました、議案第10号「平成22年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計予算」につきまして、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から、急病センターの運営について、見直す考えはあるかとの意見が出され、行政側から、運営に携わっている医師会や運営委員会では、平成22年度に5年目を迎えるため、一つとして、医療供給体制のあり方、二つ、住民ニーズの把握、三つ、経営の効率化などの課題を整理・検討し、進めることとしているとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 総務委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第10号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより採決を行います。
 議案第10号を総務委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって議案第10号「平成22年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計予算」については、総務委員長報告のとおり可決されました。
日程第2 陳情審査報告、質疑、討論、採決
議長(荒澤靖君) 続いて、日程第2「陳情審査報告、質疑、討論、採決」を行います。ごみ処理特別委員会付託の陳情第2号について、ごみ処理特別委員会委員長の報告を求めます。
 特別委員会委員長。
   〔ごみ処理特別委員会委員長(大厩富義君)登壇〕
ごみ処理特別委員会委員長(大厩富義君) ごみ処理特別委員会の審査の概要について報告をいたします。陳情第2号大町のごみ問題を考える会からの陳情書の審査につきまして、報告をいたします。委員からは、広域か単独かについて、市村で民意を確かめてから進めるべきとの主旨を尊重し、採択すべきとの意見、基本計画の見直しについて、単一ないし複数箇所から再検討すべきと、複数箇所についての検討の意見があることから不採択とすべきとの意見、戦略アセスについては、基本計画の見直しでは予定していないが、候補地選定の一つの方法であるが、既に検討委員会で議論が進められており、検討委員会に委ねるべきであり継続とすべきとの意見がありました。
 当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で継続審査にすべきものと決しました。以上です。
議長(荒澤靖君) 委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 特別委員会委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論がありませんので、これより採決を行います。
 陳情第2号を、委員長報告どおり、継続審査とすることに、ご賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(荒澤靖君) 挙手多数であります。よって、陳情第2号大町のゴミ問題を考える会からの陳情は、委員長報告どおり継続審査とすることに決しました。
 以上で、本2月定例会に付議されました案件は、すべて終了をいたしました。
 ここで、広域連合長のあいさつを受けることといたします。
 連合長。
   〔広域連合長(牛越徹君)登壇〕
広域連合長(牛越徹君) 2月定例会の閉会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。議員各位には、昨日、本日と2日間にわたりまして、本会議及び常任委員会を通じまして、慎重なる審議をいただきまして厚く御礼を申し上げます。
 本日、議決をいただきました広域計画の変更をはじめ、新年度予算並びに平成21年度補正予算など各案件につきましては、適切かつ効率的な執行に努めますとともに、生活環境の整備や、住民福祉の向上を図り、圏域住民の皆様に「住んで良かった」と実感いただけるよう、地域づくりの推進に全力を傾注してまいる所存でございます。
 この後、全員協議会の開催をお願いしておりますが、本年8月には広域連合収入役の任期が満了となりますことから、地方自治法に基づく会計管理者に移行することとしておりますので、これらに係る例規の整備の必要が生じてまいりましたので、ご説明申し上げることとしております。
 また、特別養護老人ホーム「高瀬荘」の改築に伴う助成につきましては、11月定例会全員協議会でご説明申し上げたところでありますが、諸般の情勢を総合的に勘案し、再度大北地域社会福祉施設整備検討委員会で検討願い、この度報告をいただきましたので、ご説明申し上げることとしております。
 更に、中南信消防広域化協議会の検討状況につきましても、ご説明申し上げることとしております。
 本定例会での審議におきまして、議員各位からいただきましたご意見や、ご提言並びにご要望につきましては、今後の広域行政の執行に反映させてまいりたいと存じます。
 各市町村では、間もなく市町村議会も始まりますが、この冬は雪が舞う日が続いており「昨日も今日も雪の空」と歌う早春賦の情景の毎日ですが、議員各位におかれましては、お忙しい日々が続く中、どうかご自愛いただきまして、広域連合、あるいは各地域でさらなるご尽力をいただきますよう、心から祈念申し上げまして、閉会のあいさつといたします。
 誠にありがとうございました。
議長(荒澤靖君) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。議員各位には、公務ご多忙のところご出席いただきまして、厚く御礼申し上げます。
 これにて、平成22年北アルプス広域連合議会2月定例会を閉会といたします。
 大変ご苦労さまでした。
閉会 午前10時42分
以上、会議の顛末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成22年2月18日
議会議長  荒 澤  靖

16番  松 沢 貞 一

17番  原  俊 司
 

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(議会事務局)
電話:0261-22-6764
   
 


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