北アルプス広域連合議会
平成22年8月定例会議事録
1日目:平成22年8月23日(月) 2日目:平成22年8月24日(火)
北アルプス広域連合議会
平成22年8月定例会議事日程(第1号)

平成22年8月23日(月) 午前10時開議
 

日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 広域連合長あいさつ
日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
議案第12号 副広域連合長の選任について
議案第13号 北アルプス広域連合火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
議案第14号 平成21年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定について
議案第15号 平成21年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第16号 平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第17号 平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第18号 平成21年度北アルプス広域連合介護平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第19号 平成22年度北アルプス広域連合会計補正予算(第2号)
議案第20号 平成22年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)
議案第21号 平成22年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
日程第5 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採択
日程第6 請願・陳情審査報告、質疑、討論、採決


本会議出席者名簿
出席議員(18名)
1番 荒澤 靖君 2番 大厩富義君
3番 勝野 明君 4番 高橋 正君
5番 遠藤徹雄君 6番 大和幸久君
7番 浅見昌敏君 9番 宮ア康次君
10番 櫻井康人君 11番 新村久仁男君
12番 白澤富貴子君 13番 甲斐澤明君
14番 下川正剛君 15番 太谷正治君
16番 松沢貞一君 17番 北村利幸君
18番 宮澤治男君
欠席議員(なし)
説明のために出席した者
広域連合長(大町市長)   牛越 徹君
副広域連合長(池田町長) 勝山隆之君
副広域連合長(松川村長) 平林明人君
副広域連合長(白馬村長) 太田紘熙君
副広域連合長(小谷村長) 小林三郎君
監査委員 小林勉君
会計管理者 伊藤悦男君
事務所長兼総務課長 大日方宗仁君
消防長 松田俊郎君
消防本部総務課長兼庶務係長 栗林伸夫君
介護福祉課長兼介護審査係長 橋井弘治君
鹿島荘所長 平林圭司君
虹の家事務長 下里 健君
介護福祉課介護庶務係長 小林 満君
総務課企画振興係長兼介護福祉課介護保険係長 宮本和紀君
総務課長補佐兼会計係長 長澤 奨君
総務課長補佐兼総務係長 西山 孝君
総務課長補佐兼ごみ処理広域化推進係長 白澤俊之君
総務課長補佐兼土木振興係長 吉原 稔君
総務課長補佐 柳沢英俊君
事務局職員出席者
書記 太田武寿君    書記 蒔苗 剛君

本日の会議に付した事件
議事日程(第1号)記載のとおり

開会 午前10時00分
議長(荒澤靖君) おはようございます。
 ただいまから北アルプス広域連合議会平成22年8月定例会を開会いたします。
 本日の出席議員は、17名であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 なお、欠席、遅参等については、所長に報告いたさせます。所長。
所長(大日方宗仁君) 報告いたします。8番立野泰議員が所用のため、本日欠席との届け出が出されております。以上です。
議長(荒澤靖君) 続いて、理事者等の欠席、遅参等については、所長の報告を求めます。所長。
所長(大日方宗仁君) 報告いたします。正副連合長、監査委員は、全員出席をしております。
日程第1 会議録署名議員の指名
議長(荒澤靖君) これより、本日の会議を開きます。
 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は、連合議会の会議規則第102条の規定により、議長において5番遠藤徹雄議員、6番大和幸久議員を指名いたします。
日程第2 会期の決定
議長(荒澤靖君) 次に、日程第2「会期の決定」を議題といたします。
 本8月定例会の会期等議会運営につきましては、去る8月12日に議会運営委員会を開催願い、ご審議を願っておりますので、議会運営委員会副委員長に報告を求めることといたします。
 議会運営委員会副委員長。
   〔議会運営副委員長(大厩富義君)登壇〕
議会運営副委員長(大厩富義君) おはようございます。議会運営につきましては、去る8月12日に議会運営委員会を開催し、本定例会の会期日程等につきまして審議をいたしましたので、審議の概要についてご報告をいたします。
 本定例会の会期は、本日8月23日と明日24日の2日間であります。本定例会に付議されております案件は、事件案件2件、決算案件5件、予算案件3件の合計10件であります。
 決算案件は、一括しての提案説明を行った後、監査報告をいただき質疑を行います。各議案については、委員会に付託、審査を経て委員長報告後、質疑、討論を行い、採決をいたします。
 全員協議会は、2日目本会議終了後を予定しております。
 議会運営委員会では、これを了承しております。
 また、議事日程の関係上、議案等の審議にあたりましては、議会会議規則の定めによりスムーズな議事進行にご協力をお願いします。
 以上です。よろしくご賛同の程をお願いいたします。
議長(荒澤靖君) ただ今の議会運営副委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期等につきましては、議会運営副委員長報告のとおり、本日8月23日から明日の8月24日までの2日間とし、議会運営につきましても、報告どおり決することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日と明日の2日間と決定いたしました。
日程第3 広域連合長あいさつ
議長(荒澤靖君) 次に、日程第3「広域連合長のあいさつ」を受けることといたします。連合長。
   〔広域連合長(牛越徹君)登壇〕
広域連合長(牛越徹君) おはようございます。本日ここに北アルプス広域連合議会8月定例会を開催いたしましたところ、議員の皆様には、大変お忙しい中ご出席を賜り、厚く御礼を申しあげます。
 はじめに、私、去る7月15日に行われました広域連合長選挙におきまして再選いただき、広域連合長に就任いたしました。改めて、気持ちを引き締め、職務に精進する所存でございます。議員の皆様には、今後の広域行政の運営におきまして、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
 広域連合の役割は、行政の広域化の進展に伴い、ますます重要になってきております。構成市町村との密接な連携のもと、広域的な視点に立ち、住民福祉の向上や経済性、効率性の観点から事務事業の検討を行い、圏域住民の皆様に対し広域的なサービスを提供することにより、大北地域の一体的な振興、発展を目指してまいります。
 また、7月11日執行の参議院議員選挙におきましては、昨年の総選挙により政権交代を果たした与党は、両院における過半数確保の安定政権を目指しましたが、普天間飛行場の移設問題や消費税増税発言などから、与党が過半数を割り込み、衆議院は与党、参議院は野党が主導権を握る「ねじれ国会」となり、先行きが不透明な状況となっております。
 こうした状況は、選挙に基づく民意の結果ではありますが、景気対策や雇用・年金・医療問題など重要な課題が山積しており、今後、与野党協議により国政の安定が図られますよう期待をしているところでございます。また、早急に国民の願いが実現される政策が展開されますよう注視してまいりたいと存じます。
 先ごろの長野県知事選挙では、新たな県政が誕生することとなりました。新知事は、「信州型事業仕分け」の実施などを通じ、県民が主役の「県民主権」の県政を目指すとともに、県政と県民との距離を縮めるため「県政タウンミーティング」の開催などに取り組むとされております。
 県政におきましても、国同様に経済・雇用・地域医療対策など重要な課題が山積しております。県民の声が反映され、市町村との連携、信頼関係の構築により、県土に活力があふれ「市町村が主役の長野県」を目指し、県政の推進が図られますよう期待申しあげますとともに、当広域連合といたしましても、地域の自主性のもと個性ある地域づくりを推進するため、圏域の課題について積極的な提案を申しあげ、県のご支援、ご協力を要請してまいりたいと考えております。
 県議会総務企画警察委員会が7月15日に、また、健康福祉委員会が7月21日に、それぞれ現地調査のため当圏域を訪れ、その際、地域高規格道路松本糸魚川連絡道路の早期着手、防犯対策や交通安全施設の整備並びに医療従事者の確保や地域医療への支援、福祉事業の充実など、各市町村の当面する課題について要望申しあげたところであります。
 信州デスティネーションキャンペーンが、10月から12月にかけまして、全国のJRグループと地方自治体、観光関係者などが一体となって開催されます。観光に繋がる地域の資源を磨き上げ、地域に観光客を誘客する大型観光キャンペーンとして展開されますことから、多くの観光客が訪れ、地域活性化の絶好の機会として期待されております。
 また、キャンペーンやリゾート列車の導入を契機に、大糸線では駅舎の改装が進められ、このほど、信濃大町駅は山小屋風に、信濃松川駅はちひろ美術館風に、南小谷駅はなまこ壁風にと、それぞれの風土に合わせ整備されました。観光客へのおもてなしの玄関口として、更に観光振興の拠点として期待しているところであります。
 広域連合の会計事務につきましては、収入役の任期が8月11日に任期満了となりましたので、8月12日から地方自治法の規定により会計管理者に事務を移行し、大町市の会計管理者を兼ねて広域連合の会計管理者に任命したところでございます。
 以下、主な事業の取り組み状況について申しあげます。
 はじめに、消防関係について申しあげます。上半期の出動状況につきましては、昨年同期と比較し救急出動が1,294件で75件、火災出動が10件で4件、救助出動が20件で8件とそれぞれ増加するなど、社会環境の変化に伴い消防業務は複雑多様化するとともに、業務量も年々増加の傾向にありますことから、不測の事態に備え更なる訓練に励み、地域住民の安全安心の確保に努めてまいります。
 火災予防につきましては、国において、平成21年3月群馬県渋川市の老人ホームでの火災の重大性に鑑み、緊急地域安全対策事業の一環として、自力避難が困難な方が入所するなど、火災の危険性が高い小規模な社会福祉施設や、自動火災設備の設置が義務づけられていない簡易宿泊所などに、連動型住宅用火災報知機が譲与されることになりました。機器は、全額国費により各消防本部に配備されることとなり、当消防本部には、294施設3,098個が、10月頃までには配備される予定となっております。火災を早期に覚知し、通報・初期消火・避難誘導等を適切に行うことができるよう該当施設に設置し、人命の安全確保と火災予防に努めてまいります。詳細につきましては、本定例会の全員協議会で、ご説明申しあげることとしております。
 消防の広域化につきましては、5月定例議会全員協議会におきまして、中南信で一本化した場合の姿等について意見を集約させていただき、去る6月28日開催の第5回広域化協議会では、消防本部体制の方向性について各団体の検討結果が報告されるとともに、将来ビジョンの策定方針について了承されました。今後は、将来ビジョン等について小委員会・幹事会等で、次回11月開催予定の協議会に向け検討が進められることとなりました。詳細につきましては、本定例会の全員協議会で、ご説明申しあげることとしております。
 次に、ごみ処理広域化の推進について申しあげます。ごみ処理施設検討委員会におきましては、「ごみ処理広域化基本計画」及び「ごみ処理施設基本計画」の見直しと、「ごみ処理施設建設候補地」について、当初8月末を目途に提言いただく予定としておりましたが、検討を進める中で、住民の皆様に対し、候補地選定について十分に周知を図るとともに、広く住民意見を反映した候補地選定を進めるため、当初の予定に加え、住民意見の募集、候補地の公募及び住民との意見交換会を実施することとなりました。これに伴い、検討スケジュールを延長して、提言の時期を10月中旬に変更したい旨、検討委員会委員長から報告をいただいたところであります。
 また、8月10日に開催されました、第10回検討委員会におきましては、候補地33か所のうちから、1次選定により6か所が絞り込まれ、今後、候補地の地元地区住民の皆様と検討委員会委員との意見交換会を実施したうえで、最終候補地が選定される予定となっております。
 検討委員の皆様には、タイトなスケジュールの中、今後、一層のお取り組みをお願いするものであります。
 検討委員会の審議状況及び1次選定の結果等につきましては、本定例会全員協議会で、ご説明申しあげることとしております。議員各位におかれましては、今後も機会あるごとに、ごみ処理広域化の経過報告を申しあげることとしておりますが、一層のお力添えを賜りますようお願い申しあげます。
 次に、養護老人ホーム「鹿島荘」について申しあげます。養護老人ホーム鹿島荘では、8月1日現在、利用定員満床の50人と短期利用者2人の合計52人の方が入所しております。最高齢の方は98歳であり、90歳以上の方が6人、80歳台が23人、70歳台が17人、65歳から70歳までの方が4人となっており、高齢の方が増加して平均年齢は80.9歳となっております。
 最近の入所者は、要介護の状態で入所する例が多くなっており、介護サービスを受けている方が増えております。介護認定者が10人、障害者加算の対象者が31人となっており、いわゆる自立の方は約2割という状況であります。
 鹿島荘の全面改築事業につきましては、去る6月28日に実施設計委託業務の入札を行い、長野市にあります「株式会社スペースプラン」が落札し、現在、設計の作業に入っており、来年2月末には設計が完了し、来年度当初に工事着手できるよう準備を進めております。
 また、併設となっております「ひだまりの家」の増床工事につきましても、実施設計業務が完了しましたので、9月中には発注出来る予定となっております。利用者の皆さんが、暮らしやすい施設となりますよう努めてまいります。
 次に、介護老人保健施設「虹の家」について申しあげます。8月2日現在、施設入所者41人、 通所利用者20人の方が利用されており、利用者の平均年齢は85.1歳となっております。また、4月から7月までの1日平均利用者は入所41.7人、通所18.8人となりました。
 夏季を迎え、利用者の健康管理、ノロウィルス等の感染症予防に注意を払っているところであります。
 今後も引き続き、看護と医学的な管理下における介護や機能訓練等により、居宅における生活復帰を早期に目指しますとともに、介護者の心身の負担を出来るだけ軽減できるよう、運営に努めてまいります。
 次に、介護保険事業について申しあげます。介護保険サービスを利用することができる要介護認定者数は、本年7月末現在2,900人で、前年同月と比較しますと68人増加となり、要支援1・2の軽度認定者が減少し、要介護4・5の重度認定者が増加しました。
 平成21年度の保険給付費総額は、前年度より8.6%増加しておりますが、主な原因としましては、通所介護、短期入所介護、訪問介護などの在宅サービス利用が増加したことによるものであり、今後も同様な傾向が続くものと考えております。
 平成24年度から26年度までの第5期介護保険事業計画に向けまして、10月を目途に第1回委員会を開催し、その後、1月に国・県と連携しながら、利用者及び介護者等に対し、サービス利用状況や要望などについてアンケート調査を実施したいと考えております。
 引き続き、住民の皆様には、介護保険広報誌「井戸端かいご」を全戸配布しながら、介護保険についての情報を、わかりやすく、かつ、タイムリーに提供してまいります。
 次に、平日夜間救急医療事業について申しあげます。小児科・内科急病センターは、開所5年目を迎え、本年4月から7月末までの4か月間の利用状況は、診療日数100日、受診者延べ243人となり、対前年同期比15人、6.6%の増となっております。1日平均2.4人の方からご利用いただいており、受診者のうち、小児患者が47.3%を占めております。また、電話による相談件数は47件となっております。
 引き続き、今後の推移を注視してまいりますとともに、診療案内について、地元新聞への掲載を継続するとともに、広域連合の広報誌やホームページで一層周知を図りますほか、各市町村の広報誌においても、随時掲載をお願いし、周知啓発に努めてまいります。
 以上、主な事業の取り組み状況について申しあげました。今後とも、圏域の発展と住民福祉の増進に取り組んでまいりますので、議員各位並びに住民皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 本定例会にご提案申しあげます案件は、事件案件2件、決算案件5件、予算案件3件の合計10件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際に説明いたしますので、よろしくご審議の程お願い申しあげます。
日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
議長(荒澤靖君) 次に、日程第4「議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決」を行います。最初に、議案第12号「副広域連合長の選任について」を議題といたします。
 本案は、太田白馬村長の一身上に関する案件でありますので、太田白馬村長の退席を求めることといたします。
   〔白馬村長(太田紘熙君)退席〕
議長(荒澤靖君) それでは、所長に本案の朗読をいたさせます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) 朗読いたします。議案第12号副広域連合長の選任について、次の者を北アルプス広域連合副広域連合長に選任したいので、北アルプス広域連合規約第12条第3項の規定により議会の同意を求める。
 平成22年8月23日提出、連合長名。
 記。住所、白馬村大字神城22448番地3。氏名、太田紘熙。生年月日、昭和17年1月8日。
 以上でございます。
議長(荒澤靖君) 次に提案理由の説明を求めます。連合長。
   〔広域連合長(牛越徹君)登壇〕
広域連合長(牛越徹君) 議案第12号「副広域連合長の選任」につきまして、提案理由のご説明を申しあげます。
 ただいま、朗読をいたしましたとおりでありますが、広域連合規約第12条第3項により、副広域連合長は、広域連合長が議会の同意を得て、関係市町村の長のうちから選任をするとなっております。
 また、副広域連合長の任期は、市町村の長としての任期となっております。
 この度、白馬村太田村長は、村長の任期到来に伴う去る7月11日の村長選挙によりまして、引き続き村長に就任されました。
 よって、今回、北アルプス広域連合の副広域連合長として選任を願うものであります。
 ご同意を賜りますようお願いを申しあげます。
議長(荒澤靖君) 本案について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。本案は人事案件でありますので、討論を省略し、直ちに採決を行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。これより採決を行います。
 議案第12号「副広域連合長の選任について」原案に同意することにご賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって、議案第12号は、原案のとおり同意することに決しました。
 ここで、太田白馬村長の退席をときます。
   〔白馬村長(太田紘熙君)着席〕
議長(荒澤靖君) ここで、太田白馬村長に申しあげます。
 副広域連合長の選任については、同意されましたので、その旨をお伝えします。
 次に、議案第13号「北アルプス広域連合火災予防条例の一部を改正する条例の制定について」を議題として、説明を求めます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案第13号北アルプス広域連合火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由のご説明を申しあげます。
 今回の改正は、対象火気設備等の燃料電池発電設備に、固体酸化物型燃料電池を新たに加えるもの、更に、平成20年6月大阪市浪速区の個室ビデオ店火災を踏まえ、総務省消防庁の「予防行政のあり方に関する検討会」において、個室ビデオ店等の防火安全対策について報告書が取りまとめられたことから、条例の一部を改正するものでございます。
 お配りしました議案第13号、新旧対照表をご覧いただきたいと思います。
 改正に伴います条文説明は省略し、主な部分について説明させていただきます。
 新旧対照表1ページをご覧ください。
 第8条の3は、燃料電池発電設備に、固体酸化物型燃料電池による発電設備を新たに加えたものでございます。
 1ページから2ページの第29条の5は、総務省令の改正に伴い、特定共同住宅等において必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令を引用する条項中「第3条第2項」を「第3条第3項」に改めたものでございます。
 2ページの第42条の3は、カラオケボックス、インターネットカフェ等の個室型店舗において、個室に外開き戸が設けられ避難通路に面するものにあっては、避難障害を防止するため、当該外開き戸を開放した場合において自動的に閉鎖するものとしたものでございます。
 附則といたしまして、この条例の施行日は、平成22年12月1日からとしておりますが、第29条の5の改正は公布の日から施行としております。
 以上、ご説明申しあげましたが、ご審議のうえ、ご可決賜りますようお願い申しあげます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本件について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 議案13号は、総務常任委員会に付託いたします。
 次に議案第14号、議案第15号、議案第16号、議案第17号及び議案第18号は、いずれも平成21年度の各会計歳入歳出の決算認定を求める議案であります。
 この取扱いについてお諮りいたします。議案14号から議案18号までの5議案を一括して議題とし、順次説明を受けた後、各議案についてそれぞれ質疑を行い、各常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって、そのように取り扱ってまいります。
 では、議案14号から議案18号までの5議案について提案理由の説明を求めます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) それでは順次、ご説明申しあげます。
 議案第14号 平成21年度 北アルプス広域連合会計歳入歳出決算について、ご説明申しあげます。
 3ページ、歳入の決算額は12億4,841万1,611円、前年度比4.7%の減。5ページ、歳出の決算額は12億691万3,193円、前年度比6.4%の減となっております。その結果7ページの歳入歳出差引残額は4,149万8,418円となり、翌年度へ繰越しとなります。
 8ページの歳入から、主な内容についてご説明申しあげます。
 款1分担金及び負担金11億8,716万2,909円は、前年度比3.0%の増となっております。項1目1市町村負担金10億6,192万500円は、広域の経常費や常備消防費、火葬場建設起債償還などに伴う負担金であります。目2他団体負担金133万円は、大北福祉会館を通年利用している団体等の負担金であります。目3民生費負担金1億2,005万534円は、節1鹿島荘の保護措置費負担金と節2「ひだまりの家」の介護保険での1割分の個人負担金であります。
 款2使用料及び手数料1,713万6,291円は、前年度比0.1%の増となっております。項1目1民生使用料180万8,641円は、主に、ひだまりの家利用に係る家賃や光熱水費等の使用料であります。目2衛生使用料1,437万円は、火葬場使用料であります。実績では、人体558体、動物が275体となっております。
 10ページ、款3県支出金32万2,020円は、目1消防費委託金は、火薬類等消費許可特例事務交付金、目2民生費県補助金の社会福祉施設代替職員雇用事業補助金であります。
 款6繰越金1,990万7,662円は、前年度繰越金であります。
 款7諸収入2,369万3,991円は、前年度比9.4%の減となっております。項1目1保険給付費1,690万9,110円は、ひだまりの家利用者の介護保険対象経費の9割分の介護保険給付費であります。項3雑入678万4,881円は、主に、節2民生費雑入、鹿島荘とひだまりの家分、節4消防費雑入、消防に係る雑入であります。
 12ページ、款10寄付金11万5,000円は、鹿島荘充実のために寄付をいただいたものであります。
 次に、14ページの歳出をご覧ください。款1議会費69万2,525円は、議会年4回開催に伴う経費であります。
 款2総務費5,257万3,228円は、前年度比7.9%の減となっております。項1目1一般管理費5,181万3,507円は、主には、職員6人分の人件費と事務費であります。
 16ページをお願いします。節22補償補填及び賠償金は、交通事故に係る賠償金であります。項2視聴覚ライブラリー費75万9,721円は、主には節18備品購入費でビデオソフトなどを購入したものであります。
 款3民生費2億263万5,753円は、前年度比1.7%の増となっております。項1目1福祉会館費478万5,730円は、会館の維持管理に係る経費で、主には節11需用費の光熱水費・修繕料、節13委託料の清掃業務・警備等の委託料などであります。
 18ページ、目2鹿島荘一般管理費1億226万6,062円は、主には職員10人分の人件費と介護員6人分の賃金であります。節13委託料は、管理宿直業務をシルバー人材センターに、建物の改修工事に向けた基本設計業務を委託したものであります。節23償還金利子及び割引料は、市町村負担金の過年度精算償還金であります。
 目3鹿島荘事業費3,280万2,642円は、利用者の生活に直接係る経費で、節11需用費、光熱水費及び賄材料費が主なものであります。
 20ページ、目4ひだまりの家管理費2,221万2,595円は、入所者6人に係る経費で、職員1人分の人件費と介護員6人分の賃金、節11需用費、賄材料費が主なものであります。
 22ページ、目5特別養護老人ホーム建設事業費2,825万円は、特別養護老人ホーム白嶺の建設に係る償還補助であります。目8障害程度区分認定審査会費141万5,024円は、審査会12回開催に係る経費であります。目9障害者相談支援事業費1,089万5,000円は、障害者自立支援法の施行に伴い、広域連合が実施主体となって、大町市社協へ運営管理を委託しているものであります。相談件数は、約6,254件であります。
 款4衛生費8,840万2,861円は、前年度比6.6%の減となっております。項1目1火葬場費3,259万9,328円は、主には節11需用費、燃料費と光熱水費であります。修繕料は台車及び炉の修繕、節13委託料は、火葬業務等の委託料であります。
 24ページ、目2ごみ処理広域化推進費1,849万153円は、主には、職員1人分の人件費及び長野県からの職員1人自治法派遣による負担金であります。節13委託料、ごみ処理検討委員会支援業務委託料472万5千円は、ごみ処理検討委員会が平成22年度に渡って検討されているため、平成22年度へ繰越明許しております。
 項2目1保健衛生費3,731万3,380円は、節13委託料、在宅当番医制事業を大北医師会へ、在宅歯科当番医制事業を大北歯科医師会へ委託しているものであります。節19負担金補助及び交付金は、病院群輪番制病院運営費事業補助金で、重症救急患者の医療を確保するために、輪番制を行う市立大町総合病院と厚生連安曇病院へ補助しているものであります。節23償還金利子及び割引料は、市町村負担金の過年度精算償還金であります。
 款5消防費7億6,300万9,975円は、前年度比9.1%の減となっております。項1目1常備消防費は、主には、職員88人の人件費、26ページの節11需用費のうち消耗品費は、活動服等の職員貸与品、救急活動用の白衣、救急車積載用の応急手当用品等であります。修繕料の主なものは、車両点検時の部品交換等であります。節18備品購入費は、高圧空気容器の更新などが主なものであります。
 28ページ、節23償還金利子及び割引料は、市町村負担金の過年度精算償還金であります。
 款6土木費2,221万3,349円は、前年度比22.5%の減となっております。職員2人分の人件費と設計業務に係る経費であります。
 款7公債費7,738万5,502円は、広域連合債の元利償還金6件分で、前年度比1.4%の減となっております。
 以上、款項目別に主な内容をご説明申しあげました。
 33ページに実質収支に関する調書、34ページには財産に関する調書、36ページには事業費ごとの財源内訳、38ページには施設整備で借り入れた連合債の状況、39ページには市町村負担金の事業費ごとの集計などをまとめてありますのでご覧ください。
 以上で、一般会計の説明を終わります。
 続いて議案第15号平成21年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算について、ご説明申しあげます。
 42ページ、歳入の決算額は814万584円、前年度比89.2%の減、44ページ、歳出の決算額は348万2,150円、前年度比95.1%の減と、それぞれ大幅の減となっております。減の主な理由は、ふるさと市町村圏基金の一部取崩し額の皆減によるものであります。その結果47ページの歳入歳出差引残額465万8,434円は、翌年度へ繰越しとなります。
 48ページの歳入をご覧ください。款1財産収入367万9,590円は、ふるさと市町村圏基金6億3,400万円を国債投資したほか、定期預金の利子収入であります。
 款3繰越金437万6,894円は、前年度繰越金であります。 
 款4諸収入8万4,100円は、全国ふるさと市町村圏協議会解散に伴う、精算金であります。
 50ページの歳出をご覧ください。款1ふるさと市町村圏振興事業費348万2,150円は、ふるさと市町村圏基金の果実の活用などによります地域振興事業を推進するための事業費で、節11需用費は、情報発信事業として広域広報誌「北アルプス遊・交・学」の年4回発行に係る印刷製本費が主なものであります。節19負担金補助及び交付金では、各市町村の文化・スポーツイベントなどの地域振興事業に助成を行ったものであります。
 53ページは、実質収支に関する調書。54ページは財産に関する調書となっております。
以上で、ふるさと市町村圏事業特別会計の説明を終わります。
 続いて議案第16号平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計の歳入歳出決算について、ご説明申しあげます。
 56ページ、歳入の決算額は2億4,886万2,490円、前年度比0.1%の減となっております。58ページ、歳出の決算額は2億3,357万6,249円、前年度比2.4%の減となっております。
 その結果、61ページの歳入歳出差引残額は1,528万6,241円となり、翌年度へ繰越しとなります。
 62ページの歳入をご覧下さい。款2項1入所療養介護収入1億3,559万1,841円は、前年度比3.6%の増で、延べ利用者15,458人、利用率は90.1%であります。
 項2居宅介護費収入3,961万3,509円は、前年度比4.0%の増、目1短期入所療養介護費収入995万3,235円は、延べ利用者992人、利用率は90.6%で、入所と短期入所の合計の利用率は、90.1%となっております。目2通所リハビリテーション費収入2,966万274円は、延べ通所者が4,212人、通所利用率は86.3%となっております。
 項3目1施設利用料収入4,730万6,985円は、前年度比5.0%の増、入所者、短期入所者、通所者の利用料収入であります。
 項4特定入所者介護サービス等費収入611万7,390円は、低所得者に対する負担を軽減する補足給付費であります。
 64ページ、款3繰越金970万4,359円は、前年度繰越金であります。
 款7繰入金900万円は、施設運営に係る繰入れで、財政調整基金から繰り入れたものであります。
 66ページの歳出をお願いします。款1項1目1介護老人保健施設事業費2億3,357万6,249円は、前年度比2.4%の減となっております。職員11人、看護師・介護補助員など17人分の賃金と、節11需用費では、施設の光熱水費、利用者の食事賄材料費、節12役務費では、クリーニング手数料、節13委託料では、施設運営を市立大町総合病院へ委託する中での、医師1人、看護師7人等の人件費及び給食委託料、節18備品購入費では、温冷配膳車・送迎用車両の更新が主なものであります。
 71ページは、実質収支に関する調書、72ページは財産に関する調書でありますのでご覧下さい。
 以上で、介護老人保健施設事業特別会計の説明を終わります。
 続きまして、議案第17号平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、ご説明申しあげます。
 77ページ、歳入の決算額は48億4,870万6,074円、前年度比3.6%の増となっております。
 不納欠損額102万4,710円は、25人分の滞納繰越分の普通徴収保険料であります。収入未済額2,575万2,563円は、普通徴収保険料に係る累計額であります。
 79ページ、歳出の決算額は48億1,647万3,175円、前年度比4.6%の増となっております。その結果、82ページの歳入歳出差引残額は3,223万2,899円となり、翌年度へ繰越しとなります。
 83ページの歳入をご覧ください。款1保険料の収入済額は8億295万8,833円で、前年度比2.1%の減、収納率は、節1特別徴収分が100%、節2普通徴収分が89.1%、節3滞納繰越分が8.7%、平均96.8%、前年度比0.5ポイントの減となっております。
 款2項1目1市町村負担金は7億1,877万2,000円で、前年度比15.7%の増であります。
 款4国庫支出金11億6,375万3,500円は、前年度比3.0%の増、保険給付費が増加したことによるものであります。
 款5支払基金交付金13億5,060万3,000円は、40歳以上64歳までの第2号被保険者の保険料で、前年度比1.4%の増、保険給付費が増加したことによるものであります。
 85ページ、款6県支出金6億8,873万4,935円は、前年度比7.8%の増、保険給付費が増加したことなどによるものであります。
 款8繰入金4,538万6,067円は、前年度比109.9%の増、当該年度の保険料が不足することによる介護保険給付準備基金からの繰入れと、介護従事者処遇改善のため国の基準に基づき介護従事者処遇改善臨時特例基金を繰り入れたものであります。
 87ページ、款9繰越金7,513万8,849円は、前年度繰越金であります。
 91ページの歳出をご覧下さい。款1総務費は1億4,560万7,975円、前年度比6.2%の減となっております。項1目1一般管理費7,336万6,744円は、職員7人分の人件費と、節13委託料、介護保険ソフト及びハード保守委託料等が主なものであります。
 項3介護認定審査会費4,823万8,203円は、前年度比3.5%の増となっております。目1介護認定審査会費1,431万8,077円は、節1報酬及び節7賃金で、認定審査会を年間99回開催し、3,454件の審査判定を行ったものであります。
 93ページ、目2認定調査等費3,392万196円は、節7賃金、要介護認定に必要な臨時職員8人分の賃金と節12役務費主治医意見書3,584件の作成手数料であります。
 項4目1趣旨普及費372万4,074円は、節1報酬、介護サービス相談員12人分の活動費と節11需用費、啓発事業としての介護保険広報誌「井戸端かいご」年3回発行の印刷製本費であります。
 項6保健福祉事業費1,600万2,974円は、低所得利用者などの利用料一部負担軽減のためのもので、前年度比8.7%の増となっております。
 95ページ、款2保険給付費は総額44億7,895万9,176円、前年度比8.6%の増で、居宅介護サービス利用の増加等によるものであります。
 項1介護サービス等諸費39億9,731万9,981円は、要介護1から要介護5の方が利用された居宅及び施設介護サービスに対する給付費で、前年度比9.7%の増となっており、要介護1以上の利用者が増加したことによるものであります。
 目3地域密着型介護サービス給付費は、認知症対応型の通所介護及び共同生活介護に係る給付費、目5施設介護サービス給付費は、特別養護老人ホーム等介護保険3施設に係る給付費、97ページ、目9居宅介護サービス計画給付費は、ケアマネジャー業務に係る給付費で、他の介護サービスに係る給付割合は9割でありますが、当該サービスは10割給付であります。
 項2介護予防サービス等諸費2億3,572万152円は、要支援1及び要支援2の方が利用された居宅介護予防サービスに対する給付費で、前年度比3.7%の減となっております。
 99ページ、項4高額介護サービス等費5,672万1,693円は、介護サービス利用時一定額の自己負担限度額を超えた部分について償還したものであります。
 101ページ、項7特定入所者介護サービス等費1億8,322万6,000円は、低所得施設利用者等に対して、食費及び居住費を補填するもので、前年度比4.4%の増となっております。
 款5地域支援事業費1億3,539万円は、関係市町村へ介護予防事業及び包括的支援事業・任意事業を委託したもので、前年度比2.0%の減となっております。
 103ページ、款7項1目2償還金5,343万4,704円は、介護給付費の国庫負担金、支払基金交付金及び市町村負担金の過年度清算による償還金であります。
 106ページには実質収支に関する調書、107ページには財産に関する調書などをまとめてありますのでご覧ください。
 以上で、介護保険事業特別会計の説明を終わります。
 続きまして議案第18号平成21年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算について、ご説明申しあげます。
 110ページの歳入の決算額は2,121万5,692円、前年度比19.0%の増となっております。112ページの歳出の決算額は1,611万3,551円、前年度比3.0%の増となっております。その結果、115ページの歳入歳出差引残額510万2,141円は、翌年度へ繰越となります。
 116ページの歳入をご覧ください。款1使用料及び手数料688万912円は、診療日数290日、患者数842人の診療使用料で前年度比21.0%の増、平均患者数は1日2.9人、前年度比0.3人増加しておりますが、主には、11月から12月にかけての、新型インフルエンザの流行による患者増によるものであります。
 款2市町村負担金は、1,065万2,000円であります。
 款3繰越金218万3,375円は、前年度繰越金であります。
 款6県支出金142万9千円は、小児初期救急医療体制整備事業補助金であります。
 118ページの歳出をご覧ください。款1総務費1,611万3,551円は、新型インフルエンザの流行により、前年度比3.0%の増となっております。
 主なものは、節1報酬は医師の報酬、節7賃金は看護師及び医療事務の臨時職員7人分の賃金、節9旅費は医師の費用弁償、節11需用費は医薬材料費であります。
 121ページは、実質収支に関する調書、122ページは財産に関する調書がありますのでご覧ください。
 以上で、平日夜間救急医療事業特別会計を含め、5会計の決算の状況につきまして、ご説明いたしました。
 ご審議の上、ご承認を賜りますよう、お願い申しあげます。
議長(荒澤靖君) 続いて、監査委員に監査報告を求めます。小林監査委員。
   〔監査委員(小林勉君)登壇〕
監査委員(小林勉君) それでは監査報告を申しあげます。監査は、議会選出の勝野議員さんと私、小林の両名で行いましたが、代表して監査報告を申しあげます。
 去る7月20日、広域連合長から審査に付されました地方自治法第233条第2項の規定に基づく、平成21年度北アルプス広域連合会計及び特別会計の歳入歳出決算、付属書類並びに同法第241条第5項の規定に基づく基金の運用状況を示す書類について審査をいたしました。
 審査の概要について報告いたします。審査は平成22年7月21日と22日の両日に亘り、広域事務所のある大北福祉会館において実施いたしました。
 審査の手続きでございますが、平成21年度の北アルプス広域連合会計、同ふるさと市町村圏事業特別会計、同介護老人保健施設事業特別会計、同介護保険事業特別会計及び同平日夜間救急医療事業特別会計の歳入歳出決算書、同事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、基金の運用状況を示す書類について審査手続きを実施しました。
 審査の結果、審査に付された各会計とも歳入歳出決算及び付属書類並びに基金の運用状況を示す書類は、いずれも正確であると認められました。
 予算執行、事務事業の管理については、適正であったと認められました。
 若干の説明を加えさせていただきますが、広域連合会計の財源は、市町村からの負担金がその根幹を成しており、特に一般会計では歳入の85%、10億6,192万500円が市町村からの負担金であります。長引く景気の低迷に加え、構成市町村では、今後の人口減により更に厳しい財政状況が見込まれます中、広域連合においては、その財政状況を正確に認識し、事務事業の有効性や効率性等広域的な視点から更なる見直しを進め、最小の経費で最大の効果を挙げますよう努力願います。
 また、ごみ処理広域化推進費では、事業費472万5千円が22年度へ明許繰越しをされております。地域住民の意見を十分考慮するとともに、早期に候補地等の提言ができるよう努力願います。
 介護保険事業については、要介護認定の調査項目の改正により、軽度認定者が減り重度認定者が増加傾向にあることや介護サービス利用者の増等により、保険給付費が前年度に比べ8.6%伸びております。一方、保険料は第3期事業計画の保険料水準に据え置かれており、また、保険料の未収は年々増加し、平成21年度末の収入未済額の累計は2,575万2千円、前年度に比べ17.5%増加しており、不納欠損額も102万4千円となっております。関係市町村との連携を一層強化し、計画的な滞納整理により未収金の解消と発生の未然防止等に努め、介護保険事業の財源を確保するとともに、的確な状況把握により、事業の安定した運営に努力願います。
 その他詳細につきましては、意見書をご覧いただきますようお願いいたします。以上で監査報告を終わらせていただきます。
議長(荒澤靖君) 日程第4の途中でありますが、ここで11時20分まで休憩といたします。
休憩 午前11時06分
再会 午前11時20分
議長(荒澤靖君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。これより質疑に入ります。まず、議案第14号「平成21年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定について」を取り扱います。ご質疑はありませんか。大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 24ページ、ごみ処理広域化推進費の関連で伺いたいと思います。本年3月ですか、国ではですね、廃棄物処理施設の基幹的設備改良マニュアルというものを出しまして、ごみの焼却施設について施設の延命化及び地球温暖化対策に資する基幹的設備の改良事業に対する支援ということで、新たに交付率3分の1又は2分の1の事業を始めるというものを出しました。具体的には、焼却施設等の延命化について効果的な地球温暖化対策を講じることなどを目的にしまして、交付率を3分の1又は2分の1で支援すると、新たなメニューを循環型社会形成推進交付金に加えると、こういうような方針を出したんです。
 現在、広域では、広域で施設を進めているわけですけれども、やはりこういった新しい国の方針が出たときには、それぞれ自治体でこれについて検討してどうするかということを、やはり民意を問うて、改めて確認しなおすということが必要じゃないかと思うんですけれども、これについて関係の各市村長さんについては、各自治体でどのような対応をされているのか、もし対応されてなければ、してない理由について、それぞれお答えをいただきたいと思います。
議長(荒澤靖君) 連合長。
広域連合長(牛越徹君) ただいまの質疑の対象となっている決算に直接どのようなかかわりを持つか定かではありませんが、構成市村においては、それぞれ所属の担当において情報を収集し、そして所要の検討を進めているものと理解しております。構成市村の一つであります大町市におきましては、理事者のところまでその検討結果は上がってきていない状況でございます。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。今の答えで、答えを言っていると思いますが。
 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 改めて2回目の答弁でお願いしたいと思いますが、各市村でどの様な検討をされているのか、それぞれお伺いしたいということで聞いておりますので、2村についても是非お答えいただきたいと思います。実は、私がこのことに、改めてくどくどといいますか、前回議会の時には、特別委員会で首長さんが出席しておられませんでしたので、私はこの件について、担当事務局に対して、首長についてこの件の見解を求めております。報告を求めております。しかし、今日の特別委員会でも残念ながら、これについては一切報告がないと、こういう状況ですので現在聞いてるわけです。
 それから、本年3月に、国はこういう方針を出しております。従前、3月に方針を出す前には、国ではかなり前から検討を進めているという経過がありまして、当然こういった情報については、一般の国民の方でもこういった情報をつかんでいて、事前に知っているという方もいらっしゃるわけで、行政がこれを知らないというわけにはいかないというふうに思います。そういった点では、3月事業年度の中で、もう既に国はそういう検討を進めて事業年度の中で報告書まで出しているわけです。是非、そういった検討について伺いたいということです。
 私、この点を改めて確認してますのは、実は、広域で進めています飯森地区が住民アンケート調査によって否決された結果、広域連合では、飯森地区が否定されただけであって広域化が否定されたわけではない、こういう見解を独自に出しまして、現在も広域化を進めているわけですけれども、私はそうではないというふうに思っております。大町市の、それ後の住民説明会6箇所でやりましたけど、この中の民意を見ても明らかなように、あれだけ広域連合側が、広域が有利だと説明をしている中でも、住民の約3分の2の意見というのは大町市単独でやるべきだと、こういう意見が出されているわけであります。こういった民意をまったく検討せずに広域化を強引に進めるという手法が、また今後の中で色々あつれきを出す、問題を出すという要因になりかねないというふうに私は思っています。そういった経験を踏まえて、今回のこの国の出した新たな方針についても、各市村で当然検討されるべきだという観点で、改めて伺っているんです。ですので、2村の村長さんにつきましても、これについて住民にどんな情報開示をしたのか、また住民の意見をどうやって汲み上げたのか、やられておればその経過について説明いただきたいと思います。
議長(荒澤靖君) 各市村の状況について答弁をお願いいたします。
 ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(白澤俊之君) ただいまの大和議員さんの、国の基幹的施設の延命の関係でありますが、これにつきましては、大町市さんにおかれては、3年、5年、7年というような、既存施設の延命といいますか、この先どのくらいの費用がかかるというような調査がなされ、それによって計画的に進められておりますし、白馬村さんにおかれては、今春、既存施設の精密機能検査、これを第三者機関にお願いをし、検査を受けその結果によって今の事業を進めてきております。さらには、昨年候補地が同意をみるに至らなかった後に、3市村に対し広域連合から、広域の枠組み、それから、この後の広域処理について意見集約をお願いし、3市村からそれぞれ文書で、今後も3市村共同による枠組みでごみ処理広域化の推進を進めるということで、回答をいただいたうえで今回候補地選定やそれぞれ計画の見直し等進めてきている経緯がございますので、そういったところをお含みをいただければと思います。以上です。
議長(荒澤靖君) 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 今の答弁は、今話しました国の新たな政策についての検討ではまったくないということです。大町市の延命というのは、これは22年までの住民との合意を延期せざるを得ないんで、当分3年ないし5年、新施設ができるまでなんとか現在の施設の運営をお願いしたいと、こういう中でやられているだけの話でして、国の今の施策を検討したものではまったくありません。国が言っているのは、既存の施設でも、新たな環境に耐えうる機械を更新することもできるんで、これを10年、20年と延命できるという方向で補助金を出しますので検討しなさいよ、こういう内容であります。当然これ、白馬でも、今検討したといいますが、現状の施設の改善を検討しているだけであって、国の環境にも対応した新たな機械に更新できるんだからやりなさいよ、という内容とはまったく違う検討内容だと思います。
 したがいまして、今の事務局の答弁もまったく的外れな答弁で、答弁になっておりません。もしできうれば、再三の質問ですが、こういった点についても是非首長については真摯に住民の意見に耳を傾けるということをやってかないと、今後非常に大変なことになると、検討委員会がやってるから良いという言い訳は通用しないと、このことだけは指摘しておきたいと思います。
議長(荒澤靖君) 連合長。
広域連合長(牛越徹君) 重ねての答弁になりますけれども、まず国の施策検討が行われ、その結果報告書が出されたという議員のご指摘でございます。少なくとも平成22年度、国の当初予算の中にどのような形でそれが反映されているか、私は定かではないんですが、少なくとも、具体的な施策、予算化されたというふうには理解していなかったものですから、事実関係を確かめますとともに、議員最後にご指摘ありましたように、真摯に国の施策動向については、私ども耳を傾けながら、注視してまいりたいと思います。
 なお、議員ご指摘事項2つありましたが、ひとつはこの広域化を進めるに当たって、一方的に理事者のみの判断で推し進めてきたかのようなご指摘がありましたが、これは平成21年度、あるいは22年度のそれぞれの当初予算においてもそうですし、また、議会ごとに議会意思をきちっと確認しながら進めているということについてご理解をいただきたいと思います。
 また、住民意見、民意を十分に尊重しながらということではありますし、またこれはそのとおりでございますが、最終的な意思決定というのは、それぞれの構成市村の議会、住民の代表たる議会、そして広域連合の議会において最終的なご意見を確認し、そして議決を賜っている。その中で一点指摘のありました、それぞれ構成市村の中で開かれた、いわゆる飯森地区を最初の候補地として定め、そしてそこで断念した経過の説明会の中での意見交換会では、もちろん出席された皆さんの中には、確かに広域で処理することについての疑念を提起する意見は、多くございましたけれども、それは構成市村の一つであります大町市の市議会においても、ご質問いただき、また答弁したところでありますが、意見交換会だけの意見を持って民意というふうには言えないわけでありまして、民意は最終的にそれぞれの構成市村の議会を通じて確定した、というふうに私は理解しているわけであります。ご意見はご意見として賜りますが、その点はご理解をいただきたいと存じます。以上でございます。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 次に、議案第15号「平成21年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取り扱います。ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第16号「平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取り扱います。ご質疑はありませんか。
 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 67ページ、事業費のところで、賄材料費それから手数料等の数字を見てきますと、この2年間、全体としては増加傾向になっております。委託料については年々増加していると、賄材料費についても21年度は増加に転じているというような傾向があります。それぞれ大町病院の給食と医師派遣、看護師派遣との関連だと思いますけれども、それぞれ増加傾向にある要因はどんなとこにあるのか、説明いただきたいと思います。
議長(荒澤靖君) 虹の家事務長。
虹の家事務長(下里健君) お答えいたします。人数の増減、それからその時々の食費の単価、それぞれこの金額に反映しているわけでございます。給食について申しあげますと19年度については1,600万、それから20年度については1,400万、21年度につきましても1,400万ということで、過去の累計を見ましても、その年々によってかなりの変動があるということで、ご理解をいただきたいと思います。以上です。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 次に、議案第17号「平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取り扱います。ご質疑はありませんか。
 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 始めに歳入で87ページ、介護従事者処遇改善臨時特例基金繰入金というのがあるんですけれども、これにつきまして、ひとつ、これがどのように使われようとしているのか、それから21年度決算では全廃となっているんですけれども、ちょっとこの辺が、私はこの決算書見る限りでは、理解できませんので説明いただきたいと思います。
 それから91ページ、一般管理費の委託料ですが介護保険のソフト、ハードの保守委託料ということです。昨年は3,322万円ほどだったんですが、本年は1,447万円ということで半分以下に激減してるんですけれども、具体的にこの減額の理由を説明いただきたいと思います。
 それから93ページ終わりのところで、特別対策事業費というのがあります。説明資料の方でも対象人員等は載ってるかとは思いますけれども、広域連合としてこういった対象者の充足度ですね、そういったものはどのような形でつかんでおられるのか、また充足度についてはどのような評価をされているのか、これについて説明をお願いしたいと思います。以上です。
議長(荒澤靖君) 介護庶務係長。
介護庶務係長(小林満君) 3点質問をいただきました。まず、最初の歳入であります。国が出しました介護従事者処遇改善臨時特例交付金であります。ここには、まず第4期の介護保険事業計画におきまして、介護報酬3パーセントを改定、初めてのプラス改定があったわけであります。介護報酬を改定しますと、その分保険料が上昇するということで、その保険料上昇分について主に特例交付金を出して、私ども基金を設立し入れたという部分です。この決算書の部分の87ページの第1節の部分、保険料軽減分2,200万円余でありますが、ここが、国が定めました円単位の部分を入れたということになります。その他経費分につきましては、国が特例交付金を出したことを住民の皆さんに周知をしなさいということで、広報紙等々を出したという部分であります。
 それから2点目でありますが、委託料につきましては、20年度にシステム改修という大きな改修をしてまいりました。21年度はその部が抜けたという部分でありまして、このシステム改修の部分が、前年度1,200万円ほどの部分がありますので、その部分で軽減が図られたという部分です。
 それから特別事業費、低所得対策の利用料の一部軽減でありますが、この多くは他の保険者以上に、低所得の利用者のために対策を打っているというのが現実にありまして、この部分についてそれぞれ事業所、或いはケアマネジャーを通じて対象者の掘り起こしをしながら、そして勧奨をさせていただいて、利用者に対して給付を行っているという部分であります。説明は以上であります。
議長(荒澤靖君) 充足度について。
介護庶務係長(小林満君) 充足度、パーセンテージという部分ではなかなか出てこないんですが、今申しあげましたように、関係各位に対して対象となる方の勧奨をさせていただいておりますので、漏れという部分になると、かなり少ないんではないかという感触を持っております。以上であります。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 今の介護従事者の処遇改善ですね、この関係では、実態的にこの処遇改善がですね、各施設等でどのくらい図られているのか、というような調査とか評価というのはされているんでしょうか。その手法について、結果についてを知らせていただきたい。それから、その最後の低所得者に対する充足度、これは対象者のもれ以外にですね、給付を受けている人達がこの低所得者対策でどのくらいの満足感を得ているのか、まだ不足というふうに考えているのか、そういた観点での調査というのはされていますか。
議長(荒澤靖君) 介護庶務係長。
介護庶務係長(小林満君) まず1点目でありますけれども、処遇改善特例交付金、国が目指したところは、初め介護従事者1人当たり4万円というようなことだったんですが、現実的には1万5千円くらいという話にはなってきてると思います。北安曇地方事務所の福祉課がですね、この特例交付金ができてきたときに、これを利用するかという調査をした経緯があります。そのときには、約3割くらいの事業所が、キャリアパスといいまして、2年目以降にですね、給料を上げた、上げるそれぞれの方法、つまり昇給とか昇進とか待遇改善を計画に組むというのが一つの条件でありまして、その部分が非常に少人数の事業所では難しいということで、手を挙げない事業所がありましたが、その部分についても改善が図られて、ほぼ全部においてこの処遇改善交付金を使ってですね、対応してるというふうにつかんでおります。それから特別対策事業費に対しましては、議員ご指摘のとおりですね、全ての方を網羅するというのは非常に困難であると思いますが、実際介護保険を利用される方は、ケアマネジャーが作った介護計画に基づいて利用してきますので、そのケアマネジャーが状況、モニタリング等と把握している中で、私どもが、対象となるかどうか聞いておりますので、対策としてはある程度の部分ではあるかなというふうに思っております。私からの説明は以上です。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 次に、議案第18号「平成21年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。ご質疑はありませんか。
 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) これについては、議案説明資料の32ページ、月ごとの受診者数の一覧表を資料に載せてもらってます。ここでちょっと伺いたいのは、地域別の利用者というのはどんな比率になっているのか、前年との比較等での増減はどうなっているのか、説明をお願いしたいと思います。
議長(荒澤靖君) 総務係長。
総務係長(西山孝君) ただいまの質問でございますけれども、主要な施策の成果の中にありますとおり、それぞれ大町市さんが607、それから池田町さんが53、それから松川村さん72、白馬村さん92、小谷村さん18の計842名の患者数でございます。それぞれの割合につきましては、大町市さんが全体の72.1パーセント、池田町さんが6.3パーセント、松川村さん8.6パーセント、白馬村さんが10.9パーセント、小谷村さん2.1パーセントという構成割合になっていまして、前年度比では、大町市さんが12.4パーセントの増、池田町さんが3・8パーセントの増というような状況になっているところであります。以上であります。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 以上の5議案の審査は、配布してあります付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第19号「平成22年度北アルプス広域連合会計補正予算第2号」についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案第19号「平成22年度北アルプス広域連合会計補正予算第2号」について、ご説明申しあげます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に、それぞれ3,276万7千円を追加し、総額を13億4,135万7千円とするものであります。
 10ページの歳入をご覧ください。款1項1目1市町村負担金109万2千円の増は、ごみ処理広域化推進費負担金の増額であります。
 款3項2目2民生費県補助金180万円の増は、ひだまりの家施設改修に伴う、施設整備準備経費補助金であります。
 款6繰越金2,951万6千円の増は、前年度決算により額が確定したことによるものであります。
 款7項3目1雑入27万3千円の増は、火葬場受電施設落雷に伴う補償給付金であります。
 12ページの歳出をお願いします。歳出では、各款において人事異動等による給与費調整をするとともに、法律改正により児童手当から子供手当に改められたことによる職員手当の増額、共済組合納付負担率改定による増額をそれぞれ行っております。それぞれの款での、ご説明は省略させていただきますので、お願い申しあげます。
 款2項1目1一般管理費、款2項2目1ライブラリー運営費、款3項1目2鹿島荘一般管理費は、市町村負担金の過年度精算償還金が主なものであります。
 款3項1目4ひだまりの家管理費311万1千円の増の主なものは、ひだまりの家3床増床整備に、県の施設整備準備経費補助金を受けての、改修中に係る介護員増員分の賃金・温泉施設利用料及び物品保管用のプレハブ倉庫の購入費であります。
 14ページ、款4項1目1火葬場費29万4千円の増は、火葬場受電施設落雷に伴う修繕費であります。
 目2ごみ処理広域化推進費276万8千円の増は、給与費の他、ごみ処理施設検討委員会で、ごみ処理施設候補地の一次選定後、絞り込まれた候補地の地元地区住民の皆さんとの意見交換会が予定されており、検討委員会委員の謝金及び検討委員会事務局の運営業務に係る経費であります。
 款5項1目1常備消防費1,042万6千円の増は、給与費の他市町村負担金の過年度精算償還金であります。
 16ページの款8予備費は111万5千円を増額するものであります。
 18ページは給与費明細書、22ページは、市町村負担金の過年度償還金の一覧でありますので、ご覧いただきたいと思います。
 以上、ご説明申しあげましたが、ご審議のうえ、ご可決賜りますようお願い申しあげます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案についてご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっています議案第19号は、各常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第20号「平成22年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算第1号」についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案20号平成22年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)について、ご説明申しあげます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に、それぞれ623万1千円を追加し、総額を2億4,623万1千円とするものであります。
 10ページの歳入をご覧下さい。款3項1目1繰越金623万1千円の増は、前年度決算により額が確定したことによるものであります。
 12ページの歳出をお願いします。款1項1目1介護老人保健施設事業費、節2給料、節3職員手当等、節4共済費、節19負担金補助及び交付金は、人事異動等による職員の増員による給与費の調整、法律改正により児童手当から子供手当に改められたことによる職員手当の増額、共済組合納付負担率改定による増額をそれぞれ行ったものであります。
 節7賃金は、育児休業代替職員等の賃金、節13委託料の減額は、施設の運営を市立大町総合病院に委託しておりますが、病院の人事異動により診療長の嘱託化、看護師1人の減員、理学療法士0.5人の増員などによるものでありますし、節25積立金は、財政調整基金へ積み立てるものであります。
 款3予備費は、106万1千円を減額するものであります。
 14ページからは給与費明細書がありますのでご覧ください。
 以上、ご説明申しあげましたが、ご審議の上、ご可決賜りますようお願い申しあげます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案についてご質疑はありませんか。
 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 13ページ、今の説明のところで、積立金、財政調整基金900万円というのがありますが、これはいわゆる目的税化というか、将来虹の家の建て替え等に備える積立金という解釈でよろしいんでしょうか。一般会計の何でも使える基金の繰り入れということになるんでしょうか。
議長(荒澤靖君) 介護福祉課長。
介護福祉課長(橋井弘治君) お答えいたします。将来の施設整備に充てるために積んでいる基金というふうにご理解いただきたいと思います。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第20号は、福祉常任委員会に付託いたします。
 次に、議案21号「平成22年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算第1号について」を議題とし、提案理由の説明を求めます。所長。
   〔所長(大日方宗仁君)登壇〕
所長(大日方宗仁君) ただいま議題となりました議案21号平成22年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、ご説明申しあげます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に、それぞれ3,223万6千円を追加し、総額を51億3,030万1千円とするものであります。
 10ページの歳入をご覧下さい。款5項1目1介護給付費交付金662万2千円の増は、過年度分精算による増額であります。
 款8項1目1介護保険給付準備基金繰入金45万5千円の増は、第1号被保険者保険料還付分の増額であります。
 款9繰越金は、前年度決算の確定によるものであります。
 款10項4目4雑入157万2千円の増は、4月に発生しました介護保険料システム不具合対応に伴う、費用の立替分であります。
 12ページの歳出をご覧ください。款1項1目1一般管理費31万9千円の減は、人事異動等による職員の給与費調整、法律改正により児童手当から子供手当に改められたことによる職員手当の増額、共済組合納付負担率改定による増額を、それぞれ行ったことによるものであります。
 款4項1目1給付準備基金積立金799万8千円の増は、過年度分の保険料及び支払基金交付金が確定したことに伴う増額であります。
 款7項1目1第1号保険料還付金45万5千円の増は、第1号保険料還付金の増額であります
 14ページ、款7項1目2償還金2,221万1千円の増は、過年度分の国庫負担金及び市町村負担金の償還金の増額であります。
 16ページからは給与費明細書、19ページは過年度分市町村負担金に係る償還金一覧表であります。
 以上、ご説明申しあげましたが、ご審議のうえ、ご可決賜りますようお願い申しあげます。
議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。本案についてご質疑はありませんか。
 大和幸久議員。
6番(大和幸久君) 11ページの諸収入ですか、介護保険システム不具合対応費用立替分ということで157万ほど計上されていますけれども、具体的にはどんな費用を立て替えするのかということと、対象の企業との交渉結果ってのはどうなったのか報告願いたいと思います。
議長(荒澤靖君) 介護福祉課長。
介護福祉課長(橋井弘治君) お答えします。この雑入につきましては、5月の臨時会の折の全員協議会でも、このシステムの不具合の内容についてご説明させていただきながら、株式会社電算とも費用弁償等についての交渉に入っているという話をさせていただいたところでございます。あの当時の資料でいきますと、確か146万8千円を電算に請求をするというお話をしたかと思います。その後数字を精査する中で、具体的な金額が、今回の157万2千円ということで電算との折衝が終わって、8月15日には私どもの会計の方へ納入になっております。具体的な内容としてはですね、職員給与にかかわるものが40万8千円でございます。それとプリンターのインク等の消耗品等が29万3千円、さらに、これは実費弁償ではございませんが、電算にペナルティとして介護保険の委託料、各月43万円ほどかかっているわけですけども、介護保険全般にかかわる2か月分のシステムの電算委託料87万円を実費弁償として徴収をすると、いわゆる慰謝料的なものということで、157万2千円の合意ができて支払い済みになっているとご理解いただきたいと思います。
議長(荒澤靖君) 他にありませんか。お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第21号は、福祉常任委員会に付託いたします。
 以上で、本日の日程は終了いたしました。
 本日は、これにて散会いたします。
散会 午前11時57分
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北アルプス広域連合議会
平成22年8月定例会議事日程(第2号)

平成22年8月24日(火) 午前10時開議


日程第1 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決
議案第13号 北アルプス広域連合火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
総務常任委員長 北村 利幸
議案第14号 平成21年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定について
総務常任委員長 北村 利幸
福祉常任委員長 遠藤 徹雄
議案第15号 平成21年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について
総務常任委員長 北村 利幸
議案第16号 平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第17号 平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
福祉常任委員長 遠藤 徹雄
議案第18号 平成21年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について
総務常任委員長 北村 利幸
議案第19号 平成22年度北アルプス広域連合会計補正予算(第2号)
総務常任委員長 北村 利幸
福祉常任委員長 遠藤 徹雄
議案第20号 平成22年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)
議案第21号 平成22年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
福祉常任委員長 遠藤 徹雄
日程第2 請願・陳情審査報告、質疑、討論、採決

本会議出席者名簿
出席議員(18名)
1番 荒澤 靖君 2番 大厩富義君
3番 勝野 明君 4番 高橋 正君
5番 遠藤徹雄君 6番 大和幸久君
7番 浅見昌敏君 9番 宮ア康次君
10番 櫻井康人君 11番 新村久仁男君
12番 白澤富貴子君 13番 甲斐澤明君
14番 下川正剛君 15番 太谷正治君
16番 松沢貞一君 17番 北村利幸君
18番 宮澤治男君
欠席議員(なし)
説明のために出席した者
広域連合長(大町市長)   牛越 徹君
副広域連合長(池田町長) 勝山隆之君
副広域連合長(松川村長) 平林明人君
副広域連合長(白馬村長) 太田紘熙君
副広域連合長(小谷村長) 小林三郎君
会計管理者 伊藤悦男君
事務所長兼総務課長 大日方宗仁君
消防長 松田俊郎君
消防本部総務課長兼庶務係長 栗林伸夫君
介護福祉課長兼介護審査係長 橋井弘治君
鹿島荘所長 平林圭司君
虹の家事務長 下里 健君
介護福祉課介護庶務係長 小林 満君
総務課企画振興係長兼介護福祉課介護保険係長 宮本和紀君
総務課長補佐兼会計係長 長澤 奨君
総務課長補佐兼総務係長 西山 孝君
総務課長補佐兼ごみ処理広域化推進係長 白澤俊之君
総務課長補佐兼土木振興係長 吉原 稔君
総務課長補佐 柳沢英俊君
事務局職員出席者
書記 太田武寿君    書記 蒔苗 剛君

本日の会議に付した事件
議事日程(第2号)記載のとおり
開会 午前10時00分
議長(荒澤靖君) おはようございます。
 ただいまから北アルプス広域連合議会平成22年8月定例会、本日の会議を開きます。
 本日の出席議員数は、17名であります。よって定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 なお、欠席、遅参等については、所長に報告いたさせます。所長。
所長(大日方宗仁君) 報告いたします。8番立野泰議員が所用のため、本日欠席との届け出がされておりますのでよろしくお願いします。以上でございます。
議長(荒澤靖君) 続いて、理事者等の欠席、遅参等については、所長の報告を求めます。所長。
所長(大日方宗仁君) 報告いたします。正副連合長、全員出席しております。
日程第1 常任委員会委員長審査報告・質疑・討論・採決
議長(荒澤靖君) これより、本日の会議を開きます。
 日程第1常任委員会委員長審査報告・質疑・討論・採決を行います。
 議案第13号について、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 総務常任委員会に付託されました、議案第13号北アルプス広域連合火災予防条例の一部を改正する条例の制定について審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から、燃料電池とは具体的にどういうものなのかとの質問に、行政側からは、空気中の酸素とLPガスなどから取り出した水素を反応させて電力を出すもの。水素を取り出す際にバーナーを用いることから、火を使用する設備として規定されたものであるとの答弁がありました。
 また、ホテルなどのカラオケ用の個室は対象となるのかとの質問に、今回の改正は個室型店舗についての改正であり、ホテル等のカラオケ部屋は対象とならない。また、個室が廊下で連なっている場合を想定しており、外開きのドアで隣の個室からの避難の邪魔にならぬよう自動閉鎖を規定するもの、当管内にそういった物件はないとの回答がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 総務委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第13号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第13号を総務委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、議案第13号北アルプス広域連合火災予防条例の一部を改正する条例の制定については、総務委員長報告のとおり可決されました。
 次に議案第14号について、各委員長の報告を求めます。
 始めに、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 当委員会に付託されました、議案第14号平成21年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定について総務常任委員会関係部分につきまして、審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、賛成多数で原案を認定すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 次に福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
福祉委員長(遠藤徹雄君) 当委員会に付託されました、議案第14号平成21年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定について、福祉常任委員会関係部分(歳入)養護老人ホーム鹿島荘、認知症対応型共同生活介護施設ひだまりの家の関係分(歳出)款3民生費項1社会福祉費目2から4及び6から9までにつきまして、審査の結果を報告いたします。
 委員から障害者相談支援事業について相談件数の状況はどうかとの質問が出され、行政側からは、昨年度6,254件の相談を受けており、事業の認知度も高まっている状況であるとの答弁がありました。また委員から、支援体制は充分かとの質問が出され、行政側から、広域連合として費用負担は身体及び精神障害にかかる相談支援事業を実施しており、その他の事業については県からの委託事業によって行われている状況である。県事業の拡充についての要望が高まっている状況があるので、構成市町村と協議していきたいとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 各委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第14号について、総務委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
議長(荒澤靖君) 大和幸久議員。反対ですか賛成ですか。
6番(大和幸久君) 14号反対です。
   〔6番(大和幸久君)登壇〕
6番(大和幸久君) 私は、議案第14号平成21年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定についての議案に、反対討論をいたします。
 私が、議案第14号平成21年度北アルプス広域連合会計決算議案に反対する理由は、この決算書に計上されている、ごみ処理広域化推進費の執行について反対であるからであります。他の予算執行については、概ね妥当と評価していることを、あらかじめ表明しておきたいと思います。
 さて、私は、北アルプス広域連合のごみ処理広域化事業については、平成15年、前北アルプス広域連合長が、パブリックコメントを重視しながら事業を進めると議会答弁しながら、実際には、関係市村の職員のみで用地選定を行ってきたことが判明した時点から、こうした事業の進め方に対し、一貫して反対の意思表明をしてきているものであります。私は、広域連合が、密室で決定された飯森地区が、白馬村民の圧倒的意思によって拒否された教訓から何を学ぶかが、以後のごみ処理広域化推進事業の執行で試されていると思って経過を見てきました。ところが、広域連合長は、飯森地区が否定されただけであり、広域で進める枠組みが否定された訳ではないという方針表明を行い、これによって、広域で進めた用地選定が誤っていたのだから、広域という枠組みそのものについてもう一度検証するべきだという民意が、完全に無視されてしまいました。以後、広域の方針にとって都合の悪いことには目をつぶるという姿勢は、修復されずに、今日に至っていることを指摘せざるを得ません。
 さて、国は、本年3月、廃棄物処理施設の基幹的設備改良マニュアルを公表し、ごみ処理施設の延命化を図る基幹的設備の改良事業に対して支援をする新たな方針を示しました。具体的には、全国的にごみ処理施設が老朽化を迎え、建替え需用が高まる中で求められる性能水準を保ちつつ長寿命化を図り、施設が建設、稼動、廃止されるまでに費やされる建設費、管理費、解体費などの生涯費用総計、いわゆるライフサイクルコストを低減するための技術体系及び管理手法によって機能保全の最小化を図り、必要な性能が、管理水準以下に低下する前に適切な延命化を講ずることにより、耐用年数の延伸化を図ることが望まれる。またこの導入効果として、施設性能を維持しつつ延命化することによって、既存施設の有効利用が図られ、中長期的に財政負担が平準化、軽減し、さらに最新設備による省エネルギー対策及び効率的なエネルギー回収等により、より一層の地球温暖化対策の推進が期待されるとされております。
 一方で、ごみ処理施設検討委員会は、第10回検討会で候補地を6箇所に絞り込みました。大町地区5箇所、白馬地区1箇所で、白馬地区の佐野坂地域は、前回の候補地選定で、地盤の悪い地域であることもあり、候補地から除外された地点と理解をしております。このことからして、建設地区は大町市内になる可能性が極めて高くなります。そこで、大町の建設を前提に推測しますと、小谷、白馬地区は大町までごみを運搬することになり、さらに、ごみの分別収集運搬は、各自治体がそれぞれ責任を持って行うことが確認されていることから、リサイクル施設は、白馬、小谷は自前で建設することが前提となります。このように、前回の白馬地区建設を想定した構想とは、条件が大きく変わる中では、白馬、小谷の住民にとって、現在とはかなり使い勝手が異なる施設となりそうです。先に触れた、国の新たな延命支援策を利用する現地利用策は、現在の立地を活かせる利点があり、今までの白馬、小谷地域住民の利便性を損なわないという点でも、有利性があるのではないでしょうか。
 私は、このような大きな転換点を迎えたときには、真摯に情報を公開した上で、住民とともにあらゆる角度から科学的に分析評価し、方向性を見出していくことが行政に求められていると思います。今、広域連合に求められていることは、国の新たな焼却施設の延命策と支援策を直ちに検討し、広域で行うケースとの検証を真摯に行い、その比較結果を住民に公表し、その評価を受けることであることを再度強く指摘しておきたいと思います。いうまでもなく、公共事業は、最小の費用で最大の効果を上げることが求められており、今日の極めて厳しい財政環境の中で、地方行政に様々な形で携わる全ての者が、真摯にその目的を達成するために、最大限に努力することが求められているのではないでしょうか。
 以上をもって反対討論といたしたいと思います。なお、平成22年度補正予算、19号についても、同様に広域化推進予算が計上されていることから、反対するものであることを付け加えて反対討論を終わりたいと思います。
議長(荒澤靖君) 他に討論はありませんか。太谷正治議員。賛成ですか。はい。
   〔15番(太谷正治君)登壇〕
15番(太谷正治君) 議案第14号平成21年度北アルプス広域連合会計決算に、私は賛成の立場から討論致します。
 北アルプス広域連合の事業は、広域連合規約第4条に規定されておりますが、言うまでもなく広域的な視点から経済的、効率的な事業について、広域連合で実施しているものであります。
 当然、予算については、各市町村の財政状況を踏まえた厳しい査定、また議会の議決を経て、予算の執行が行われているものであります。
 決算を見ますと、歳入総額12億4,841万1千円、歳出総額12億691万3千円、歳入歳出差引4,149万8千円となっております。
 歳入のうち、構成市町村からの負担金が10億6,578万2千円と、歳入の85%を占めており、ほとんどの事業が市町村からの負担金で行われているといえます。
 長引く景気の低迷により、市町村財政が非常に厳しい状況の中、広域連合も相当厳しい運営状況であるものと推察するところであります。
 私は決算審査の判断として、社会、経済状況の変化、さらに多様化する住民ニーズに対して、限られた予算の中でいかに効率的で、また的確な予算が執行なされたかをしっかり見極めることが肝要と考えております。
 平成21年度の歳出では、広域消防業務、ごみ処理の広域化業務、養護老人ホーム鹿島荘や認知症対応型共同生活介護施設ひだまりの家の運営、北アルプス広域葬祭場の運営、福祉施設の建設に対する財政援助、病院群輪番制や在宅当番医制等の医療体制の充実を図るための各種事業や土木振興に関する事業等、様々な事業を行っております。
 特に、ごみ処理施設建設候補地の選定につきましては、前候補地につきまして、同意を得るに至らなかったことから、今回は候補地選定にあたり、学識者や公募委員による検討委員会を立ち上げ、会議は公開により、基本計画の見直しと候補地の選定を進めていただいております。その事務局を、広域連合事務局が担当すると行政よりの運営になってしまう等のご意見をいただいたことから、第三者機関である、専門コンサルに検討委員会事務局をお願いするなど、しかも、このコンサルの選定にあたっては、検討委員会からの正副委員長を含む5名に加わっていただいてのプロポーザル方式による業者選定を行っており、前回の轍を踏まないよう、今日まで進めていただいており、必要な支出であると考えます。
 また、大和議員の言われる延命化でございますが、年々、各処理場の修理等については費用拡大に頭を痛めているところでございます。
 ごみ処理施設検討委員会運営支援業務の繰越等ありますが、一定の評価ができるものと私は判断をするところでございます。
 今年度も厳しい財政状況が続くと思われますが、牛越広域連合長を始め職員が一丸となり、大北地域のより一層の発展と施策の推進をされることを期待して、平成21年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の賛成討論とさせていただきます。ご賛同よろしくお願いします。
議長(荒澤靖君) 他に討論はありませんか。
 この辺で討論を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) ご異議なしと認めます。よって討論を終結いたします。
 これより採決を行います。議案第14号を各委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立多数)
議長(荒澤靖君) 起立多数であります。よって、議案第14号 平成21年度北アルプス広域連合会計歳入歳出決算の認定については、各委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第15号について、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 当委員会に付託されました、議案第15号平成21年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から、5億円の基金の運用はどうしているのかとの質問に、行政側からは、 県債で2億円、期間は5年、利率は0.59%、定期で3億円、期間は5年、利率は0.8%の運用をしているとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 総務委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第15号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第15号を総務委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって、議案第15号平成21年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定については、総務委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第16号、議案第17号について、福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
福祉委員長(遠藤徹雄君) 当委員会に付託されました、議案第16号平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について及び議案第17号平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、それぞれ審査の結果を報告いたします。
 議案第16号につきましては、審査中委員から、現在の事業運営に関する課題は何かとの質問が出され、行政側からは、性別や認知症に伴う行動・心理症状などにより受け入れが困難な居室などの状況があり、平成21年度利用実績の90パーセントをどのように向上させていくかが課題であるとの答弁がありました。また、委員から、介護保険者として、認知症に伴う行動などの状況により施設利用がかなわないことについて、どのように考えるかとの質問が出され、行政側からは、第4期介護保険事業計画において、既存の特別養護老人ホームに認知症専用の29床増床などを計画しているが、第5期計画においては認知症対策の施策を充実することが必要と考えているとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
 続きまして議案第17号介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から、第4期介護保険料は介護保険給付準備基金などを活用して第3期介護保険料と同額に据え置くことができたが、今後の見込みはどうか、増加している通所介護事業所に対する指導はどのように行われているのかとの質問が出され、行政側からは、第5期の介護保険料は、基金で軽減した444円と利用増に伴う自然増分を合わせた額は値上げせざるをえない、通所介護事業所の指定権者は長野県であることから、県においてサービスの質の向上などの指導が行われている。当広域連合においては、広域議会福祉常任委員会と大北圏域介護保険事業者連絡協議会との懇談会を開催しながら、運営状況などの把握を行う予定であるとの答弁がありました。また、委員から、介護保険料未納の要因は何かとの質問が出され、行政側からは、サービス利用者は第1号被保険者の15パーセント程度であることから介護保険料を納付したくないとの思いもあること、また、普通徴収の方の場合は年金月額15,000円未満の方が対象であることが原因ではないかとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 福祉委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第16号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に議案第17号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより逐次採決を行います。まず議案第16号を福祉委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって、議案第16号平成21年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定については、福祉委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第17号を福祉委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって、議案第17号平成21年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、福祉委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第18号について、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 当委員会に付託されました、議案第18号平成21年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について、審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 総務委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第18号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第18号を総務委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(荒澤靖君) 起立全員であります。よって、議案第18号平成21年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定については、総務委員長報告のとおり認定されました。
 次に議案第19号について、各委員長の報告を求めます。始めに総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(北村利幸君)登壇〕
総務委員長(北村利幸君) 当委員会に付託されました、議案第19号平成22年度北アルプス広域連合会計補正予算第2号、総務常任委員会関係部分につきまして、審査の結果を 報告いたします。
 審査中、委員から、ごみ処理広域化推進費のうち、住民意見交換会運営業務委託料について、当初から当該委託料に含まれるべきものではないのか、また、単価の根拠は何かとの質問があり、行政側から、プロポーザル方式の入札時点での仕様の中にも含まれておらず、検討委員会が住民意見交換会を実施するための経費であり、検討委員会として、決定いただいたものである。また、単価については、県の標準単価により算定したものであるとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 次に福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
福祉委員長(遠藤徹雄君) 当委員会に付託されました、議案第19号 平成22年度北アルプス広域連合会計補正予算第2号について、歳出 款3民生費項1社会福祉費目2から4及び6から9につきまして、審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 各委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 議案第19号について、総務委員長に対しご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第19号を各委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(荒澤靖君) 挙手多数であります。よって、議案第19号平成22年度北アルプス広域連合会計補正予算第2号については、各委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第20号、議案第21号について、福祉委員長の報告を求めます。
 福祉委員長。
   〔福祉委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
福祉委員長(遠藤徹雄君) 当委員会に付託されました、議案第20号平成22年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算第1号及び議案第21号平成22年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算第1号につきまして、それぞれ審査の結果を報告いたします。
 議案第20号につきまして、審査中、委員から、市立大町総合病院からの派遣看護師1名が減員となっているが事業運営に支障ないかとの質問が出され、行政側からは、正規介護職員2名増として、介護職員全体では1名増員しているので支障ないとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 続きまして議案第21号では、当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(荒澤靖君) 福祉委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第20号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。次に議案第21号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論なしと認めます。これより逐次採決を行います。まず議案第20号を福祉委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、議案第20号平成22度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算第1号については、福祉委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第21号を福祉委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、議案第21号平成22年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算第1号については、福祉委員長報告のとおり可決されました。
日程第2 請願・陳情審査報告、質疑、討論、採決
議長(荒澤靖君) 続いて日程第2「請願・陳情審査報告、質疑、討論、採決」を行います。ごみ処理特別委員会において、継続審査中の陳情第2号について、ごみ処理特別委員会委員長の報告を求めます。特別委員会委員長。
   〔ごみ処理特別委員会委員長(大厩富義君)登壇〕
ごみ処理特別委員会委員長(大厩富義君) ごみ処理特別委員会の審査の概要について報告をいたします。
 陳情第2号 大町のゴミ問題を考える会からの陳情書の審査につきまして、報告をいたします。
 委員からは、市民参加という点で賛同できるので採択すべきとの意見、また、基本計画の見直しにおいて、単一ないし複数箇所から再検討すべきと、複数箇所についての検討の意見があることから不採択とすべきとの意見、また、戦略アセスについては、基本計画の見直しでは予定していないが、候補地選定の1つの方法であることから、方法については検討委員会に委ねるべきであることから、継続とすべきとの意見がありました。
 当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で継続審査にすべきものと決しました。
 以上です。
議長(荒澤靖君) 委員長の報告が終わりました。これより質疑に入ります。
 特別委員会委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(荒澤靖君) 討論がありませんので、これより採決を行います。
 陳情第2号を、委員長報告どおり、継続審査とすることに、ご賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(荒澤靖君) 挙手多数であります。よって、陳情第2号 大町のゴミ問題を考える会からの陳情は、委員長報告どおり継続審査とすることに決しました。
 以上で、本8月定例会に付議されました案件は、すべて終了をいたしました。
 ここで、広域連合長のあいさつを受けることといたします。
 連合長。
   〔広域連合長(牛越徹君)登壇〕
広域連合長(牛越徹君) 8月定例会の閉会にあたりまして、一言ごあいさつを申しあげます。
 本定例会にご提案を申しあげました平成21年度決算の認定並びに平成22年度補正予算案など10の議案につきまして、昨日、本日と2日間にわたり、本会議及び常任委員会を通じまして、慎重なるご審議をいただき、原案どおりご承認並びにご可決を賜りました。ここに厚く御礼を申しあげる次第でございます。
 広域連合の当面の課題であります、ごみ処理広域化の推進にあたりましては、ごみ処理施設検討委員会におきまして、建設候補地として1次選定で、6箇所に絞り込み、今後、候補地の地元地区住民の皆さんとの意見交換会を実施した上で、それらの結果を受け、手順をきちんと踏まえ2次選定が行われ、10月中旬に建設候補地につき、ご提言をいただく予定となっております。
 提言をいただいた後には、速やかに地元対応ができますよう諸準備を進めてまいりますが、議員各位にも格段のご支援ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
 間もなく市町村議会9月定例会も開会されますが、議員各位におかれましては、くれぐれも健康にご留意いただき、益々ご活躍をいただきますようお祈り申しあげまして、閉会にあたりましてのあいさつといたします。
 誠にありがとうございました。
議長(荒澤靖君) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。議員各位には暑い中、また、公務ご多忙のところご出席いただきまして、厚く御礼を申しあげます。
 これにて、平成22年北アルプス広域連合議会8月定例会を閉会といたします。
 大変ご苦労さまでした。
閉会 午前10時44分

以上、会議の顛末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成22年8月24日
議会議長 荒 澤  靖

5番 遠 藤 徹 雄

6番 大 和 幸 久
 

■お問い合わせ■
・総務課総務係
(議会事務局)
電話:0261-22-6764
   
 


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