北アルプス広域連合議会
平成24年8月定例会議事録
1日目:平成24年8月22日(水) 2日目:平成24年8月23日(木)
北アルプス広域連合議会
平成24年8月定例会議事日程(第1号)

平成24年8月22日(水) 午前10時開議
 

日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 広域連合長あいさつ
日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
議案第25号 平成23年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について
議案第26号 平成23年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第27号 平成23年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第28号 平成23年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第29号 平成23年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第30号 平成24年度北アルプス広域連合一般会計補正予算(第4号)
議案第31号 平成24年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第2号)


本会議出席者名簿
出席議員(18名)
1番 大厩富義君 2番 竹村武人君
3番 平林英市君 4番 和田俊彦君
5番 大和幸久君 6番 小林治男君
7番 荒澤 靖君 8番 甕 聖章君
9番 服部久子君 11番 平林寛也君
12番 榛葉良子君 13番 白澤富貴子君
14番 下川正剛君 15番 松沢貞一君
16番 太田伸子君 17番 宮澤治男君
18番 藤原賢司君
欠席議員(1名)
10番 矢口 稔君
説明のために出席した者
広域連合長(大町市長)   牛越 徹君
副広域連合長(池田町長) 勝山隆之君
副広域連合長(松川村長) 平林明人君
副広域連合長(白馬村長) 太田紘熙君
副広域連合長(小谷村長) 松本久志君
監査委員 岡澤利幸君
会計管理者(大町市会計管理者) 西田 均君
事務所長兼総務課長 宮坂佳宏君
消防長 栗林伸夫君
消防本部総務課長兼庶務係長 倉科孝志君
介護福祉課長兼介護審査係長 上野法之君
鹿島荘所長 大日方宗仁君
虹の家事務長 松田俊郎君
介護福祉課長補佐介護庶務係長 白澤俊之君
総務課企画振興係長兼介護福祉課介護保険係長 小林 満君
総務課長補佐兼会計係長 西澤美千夫君
総務課長補佐兼ごみ処理広域化推進係長 西山 孝君
総務課長補佐兼土木振興係長 吉原 稔君
総務課総務係長 宮本和紀君
事務局職員出席者
書記 佐藤 聡君    書記 蒔苗 剛君

本日の会議に付した事件
議事日程(第1号)記載のとおり

開会 午前10時00分
議長(大厩富義君) おはようございます。ただいまから北アルプス広域連合議会平成
24年8月定例会を開会いたします。
 本日の出席議員は、17名であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 なお、欠席・遅参等については、所長に報告いたさせます。
 所長。
所長(宮坂佳宏君) 報告いたします。10番矢口稔議員が都合により欠席との届出がされております。以上でございます。
議長(大厩富義君) 続いて、理事者等の欠席・遅参等については、所長の報告を求めます。所長。
所長(宮坂佳宏君) 報告いたします。正副連合長並びに監査委員は、全員出席をしております。以上でございます。
日程第1 会議録署名議員の指名
議長(大厩富義君) これより、本日の会議を開きます。
 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。
 会議録署名議員は、連合議会の会議規則第102条の規定により、議長において12番榛葉良子議員、13番白澤富貴子議員を指名いたします。
日程第2 会期の決定
議長(大厩富義君) 次に、日程第2「会期の決定」を議題といたします。
 本8月定例会の会期等議会運営につきましては、去る8月14日に議会運営委員会を開催願い、ご審議を願っておりますので、議会運営委員長に報告を求めることといたします。
 議会運営委員長。
   〔議会運営委員長(宮澤治男君)登壇〕
議会運営委員長(宮澤治男君) おはようございます。去る8月14日に議会運営委員会を開催し、本8月定例会の会期・日程等について審議をしていますので、審議の概要についてご報告をいたします。本定例会の会期は、本日8月22日と明日23日の2日間であります。本定例会に付議されております案件は、決算認定案件5件、予算案件2件及び北アルプス広域連合議会会議規則の一部を改正する議員提案の議事1件の合計8件でございます。決算認定案件は一括して提案理由の説明を行った後、監査委員から監査報告をいただき、質疑を行います。各議案については、議事案件を除き委員会に付託し、審査を経て委員長報告、質疑・討論を行い、採決を行います。全員協議会は2日目本会議終了後、予定しております。議会運営委員会ではこれを了承しております。審議の概要は以上であります。よろしくご賛同の程をお願いいたします。
議長(大厩富義君) ただ今の議会運営委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。本定例会の会期等につきましては、議会運営委員長報告のとおり、本日8月22日から明日の8月23日までの2日間とし、議会運営につきましても、報告どおり決することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日と明日の2日間と決定いたしました。
日程第3 広域連合長のあいさつ
議長(大厩富義君) 次に、日程第3「広域連合長のあいさつ」を受けることといたします。
 広域連合長。
   〔広域連合長(牛越徹君)登壇〕
広域連合長(牛越徹君) おはようございます。本日、ここに広域連合議会8月定例会が開催されるにあたり、一言ごあいさつを申しあげます。
 議員各位には何かとご多用の中にもかかわらず、ご参集をいただき、厚く御礼を申しあげます。
 去る、7月24日、県議会危機管理建設委員会の現地調査の折に、当地域にとりまして命の道であります地域高規格道路、松本糸魚川連絡道路の一日も早い整備促進をはじめ、道路・河川・砂防事業の推進などについて、各市町村の直面する重要課題について要望を申しあげたところでございます。
 また、8月29日には、県議会環境商工観光委員会の現地調査が予定されており、この際にも、安定した経済環境のもとで圏域住民が安心して豊かな生活を送ることができますよう、商工業及び観光業の振興策などについて、市町村が抱える課題について要望することにしております。
 以下、当面する主な事業の取り組み状況につきまして申しあげます。
 まず、広域的な地域情報化の推進について申しあげます。
 構成市町村の電算システムに要する経費の削減を図るため、昨年11月から広域連合が運営管理主体となり、大町市総合情報センターの一部を借用して、税情報などを処理する基幹系システム及び戸籍情報システムの共同利用を開始しております。
 これらのシステムに続き、情報系及び住基ネットシステムにつきましても共同利用の可能性を検討してまいりました。
 このうち、財務会計や会議室の予約、庁内のメール配信などの情報系システムにつきましては、昨年度、既にシステムを導入した大町市を除く4町村及び広域連合が協議を進めてまいりましたが、来年4月の稼働を目指して、共同化を実施することとし、債務負担行為の設定につきまして補正予算に提案いたしております。
 また、住基ネットシステムの共同利用につきましては、現在、国において社会保障と税に関わる番号制度の導入を目指すマイナンバー法制定の動きに連動して、住基ネットシステムの改正が検討されておりますことに鑑み、共同利用への移行は、不透明な状況となっております。
 引き続き、国等の情報収集に努め、適切に対応してまいりたいと考えております。
 次に、広域観光の振興について申しあげます。
 本年度は、県の地域発元気づくり支援金を活用して、テーマを日帰り温泉施設に絞り、講演会の開催や圏域内の日帰り温泉のパンフレット作成等を進めておりますほか、緊急雇用創出事業補助金を活用して、北アルプス山麓ブランド認定品の販売促進と流通体制の構築を目指して、北アルプス山麓ブランドの流通販売の活性化に取り組んでおります。
 これに加えて、新たに、広域的な観光振興を図るため、同じく緊急雇用創出事業補助金を活用して、ラジオ放送を通じて、大北地域の観光情報等を内外に発信するため、年度後半で番組を制作して放送することとし、所要額を補正予算に計上いたしました。
 次に、養護老人ホーム鹿島荘について申しあげます。
 鹿島荘全面改築につきましては、9月末の居室棟完成を目指し、現在、内装・外構工事などが進められております。完成後速やかに入所者の引越を行い、昨年8月から行ってまいりました2つの施設による運営を10月からは1施設の態勢に移行してまいります。
 新しい施設は、入所者の居室が全室個室となっており、施設面積が従来の施設の約1.7倍に拡大することなどから、入所者の夜間における安全確保及び支援の充実を図るため、入所者の直接処遇を担当します夜間の勤務者を、現在の1人から2人態勢に拡充する経費を補正予算に計上いたしました。
 次に、北アルプス広域葬祭場について申しあげます。
 葬祭場の指定管理者制度の導入に向けて、今月1日に第1回公の施設指定管理者選定審査会を開催し、審査会の運営などの協議を行うとともに、葬祭場の視察を実施したところでございます。
 昨日、第2回の選定審査会を開催し、指定管理者を公募することが決定され、募集要項案が固まりましたことから、明日開催の議会全員協議会におきまして、公募の内容等についてご説明することとしております。今後、引き続き、人生の終焉を迎える葬祭施設として、厳粛な中にも穏やかな雰囲気を保ち、故人を偲び見送るにふさわしい施設運営を目指してまいります。
 続きまして、一般廃棄物の広域処理について申しあげます。
 広域連合が計画しております新たな一般廃棄物処理施設の建設候補地につきましては、ご案内のとおり、関係3市村から広域連合に候補地を推薦していただくこととしており、現在、施設受入れを検討いただいている地区の皆様には、施設の受け入れとともに、地域の課題や振興策について、市村を窓口としてご協議いただいております。
 この間、広域連合では、一般廃棄物の処理を地域全体の課題として受け止めていただくため、3市村全ての住民の皆さんを対象に、本年度も引き続き、専門家による講演会と先進施設の見学会を開催してまいりました。
 講演会は5月から6月にかけて4回開催し、一般廃棄物処理の現状や地域づくりの観点からみた施設のあり方などについて理解を深めていただきました。また、6月の先進施設の見学会では、石川県金沢市と岐阜県山県市の先進施設を実際にご覧いただき、施設職員の方との熱心な質疑などを通して、最新施設の稼動状況や環境対策についてご理解をいただいたところでございます。
 なお、これら見学会の様子は、ケーブルテレビの番組を制作し、3市村で放映を行っております。
 今後、広域連合では、大町市、白馬村、小谷村から推薦いただいた建設候補地の絞り込みを行うこととなりますが、明日のごみ処理特別委員会では、この絞り込みについての基本的な考え方や手順などについて、ご意見をいただくこととしております。
 次に、消防関係について申しあげます。
 上半期の出動状況につきましては、火災出動6件、救急出動1,502件、救助出動15件となっており、昨年同期と比較して、火災出動が7件減少、救急出動は10件の増加、救助出動は5件の増加となっております。
 火災の発生件数は、現在のところ広域消防発足以来、最少の発生件数となっております。しかしながら、救急出動、救助出動はそれぞれ増加するなど、社会環境の変化に伴い消防業務は複雑多様化してきておりますことから、不測の事態に備え更なる訓練に励み、地域住民の安全安心の確保に努めてまいります。
 火災予防につきましては、本年5月に7人の死者を出した広島県福山市のホテル火災を受けて、北安曇地方事務所と連携し、主に昭和46年以前に建築された地上3階以上のホテル・旅館等を対象に、緊急の立ち入り検査を実施いたしました。不備のありました施設に対しましては、速やかな是正指導を行い、着実な措置を求めております。また、今回の緊急点検で対象とならなかった施設につきましても、今後予定する通常の検査において点検を実施するとともに、一般住宅への住宅用火災警報器の設置促進を図り、人命の安全確保と火災予防に努めてまいります。
 国の昨年度第3次補正予算による補助を受けました、全国瞬時警報システムにつきましては、7月に設置工事が完成いたしました。これに伴い、消防本部から各消防署に瞬時に情報提供が可能となりますことから、本部はもとより各署と市町村が緊急情報を共有するとともに、住民の避難や災害に即応するため、同報無線による放送と併せ、消防車両を用いた広報活動により、徹底した情報伝達が図られるよう努めてまいります。
 次に、介護老人保健施設虹の家について申しあげます。
 8月1日現在、施設入所者48人、通所利用者19人の方が利用されており、利用者の平均年齢は83.5歳で、介護度3から5の中重度の方が全体の70パーセントを占めるなど、平均介護度も上がってきており、更に、認知症疾患の入所利用者も増加傾向にあります。
 4月から7月までの入所利用者は、5,243人、1日平均43人、通所利用者は、1日20人定員のところ平均18人となりました。残暑が続く中、利用者の熱中症対策など健康管理、ノロウイルス等の感染症予防に注意を払っているところであります。今後も引き続き、看護と医学的な管理下における介護及び機能訓練等により、利用者の居宅における生活復帰を早期に目指すとともに、介護者の心身の負担を出来るだけ軽減するよう運営に努めてまいります。
 次に、介護保険事業について申しあげます。
 本年度は、第5期介護保険事業計画の初年度であり、住民の皆さんに介護保険制度について、一層ご理解をいただくため、県の地域発元気づくり支援金を活用し、住民の皆さんが自ら学ぶとともに、住民の目から見た介護保険の状況を活動報告にまとめ、広報に役立てる介護保険サポーター制度を発足いたしました。6月にサポーターを募集しましたところ、16歳から70歳までの幅広い年齢層の皆さんからご応募いただき、希望された15人の方全員をサポーターに委嘱いたしました。介護保険サポーターの皆さんには、管内のサービス事業所を訪問し、実際の介護の現場を見ていただくことにより、地域の高齢者をみんなで支えているという介護保険制度への理解を深めていただくため、現在、施設サービスや通所サービスを実施している56事業所を対象に事業所訪問を実施しているところでございます。また、事業所におきましても、地域住民との交流の機会と捉え、より開かれた事業の運営に努めていただくことを期待しております。
 次に、平日夜間救急医療事業について申しあげます。小児科・内科急病センターは、開所7年目を迎え、本年4月から7月末までの4か月間の利用状況は、診療日数99日、受診者延べ191人となり、前年同期比64人、25.1パーセントの減となっております。1日平均1.9人の方からご利用いただいており、受診者のうち、小児患者が57.6パーセントを占めております。また、電話による相談件数は69件となっており、前年同期比3.6倍となっております。電話での問診により緊急性を判断し、緊急の場合には総合病院への受診を勧めるなど、圏域住民の皆さんの安心の確保に寄与しているものと考えております。
 今後も診療案内について、広域連合の広報誌やホームページによる周知広報に努めますほか、各市町村の広報誌にも掲載を要請するなど、利用促進を図ってまいります。
 以上、主な事業の取り組み状況について申しあげました。
 今後も引き続き、圏域の発展と住民福祉の増進に取り組んでまいりますので、議員各位並びに住民の皆さんのご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 本定例会にご提案申しあげます案件は、決算案件5件、予算案件2件の合計7件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際に説明いたしますので、よろしくご審議の程お願い申しあげます。ありがとうございました。
日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
議長(大厩富義君) 次に、日程第4「議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決」を行います。
 議案第25号、議案第26号、議案第27号、議案第28号及び議案第29号は、いずれも平成23年度の各会計歳入歳出の決算認定を求める議案であります。
 この取扱いについてお諮りいたします。
 議案25号から議案29号までの5議案を一括して議題とし、順次説明を受けた後、各議案についてそれぞれ質疑を行い、各常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) ご異議なしと認めます。よって、そのように取り扱ってまいります。
 では、議案25号から議案29号までの5議案について提案理由の説明を求めます。
 所長。
所長(宮坂佳宏君) ただいま議題となりました議案第25号から議案第29号までの5議案の会計の歳入歳出決算につきまして、順次ご説明申しあげます。
 予算執行に伴う行政実績及びその成果につきましては、お手元に配付しております主要な施策の成果説明書に記載しておりますので、併せてご覧いただきたいと存じます。
 それでは順次、ご説明申をしあげます。
 議案第25号平成23年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算について、ご説明を申しあげます。
 2ページ歳入の決算額は、16億4,122万6,770円、前年度比27.9パーセントの増。4ページ歳出の決算額は、15億8,844万1,865円、前年度比25.6パーセントの増となっております。その結果、6ページをご覧いただきたいと思います。歳入歳出差引残額は、5,278万4,905円となり、翌年度への繰り越しとなります。
 8ページの歳入から、主な内容についてご説明を申しあげます。
 款1分担金及び負担金13億6,784万8,405円となり、前年度比18.8パーセントの増となっております。
 項1目1市町村負担金12億4,290万3千円は、広域の経常費や常備消防費、鹿島荘改築事業、特別養護老人ホーム建設補助などに伴う負担金であります。
 目2他団体負担金134万円は、大北福祉会館を通年利用している団体等の負担金であります。
 目3民生費負担金1億2,188万7,035円は、節1鹿島荘の保護措置費負担金と節2ひだまりの家の介護保険での1割分の個人負担金であります。
 款2使用料及び手数料1,775万5,675円、項1、目1民生使用料266万9,475円は、主に、ひだまりの家の利用に係る家賃や光熱水費等の使用料でございます。
 10ページ、目2衛生使用料1,415万円は、火葬場使用料であります。実績では、人体が539体、動物が238体となっております。
 款3県支出金4,893万1,639円、項2、目2民生費県補助金4,231万8,169円は、養護老人ホーム鹿島荘改築事業に伴う老人福祉施設整備事業補助金及び緊急雇用創出事業補助金、目3企画費県補助金645万1,470円は、県の地域発元気づくり支援金及び緊急雇用創出事業補助金でございます。
 款5繰入金9,005万9千円は、目2、項1ふるさと市町村圏事業特別会計繰入金であり、鹿島荘改築事業、特別養護老人ホーム建設補助事業の3町村の負担金分をふるさと市町村圏基金からの貸付分として8,705万9千円と、ふるさと市町村圏基金特別会計の22年度からの繰越金のうち300万円を高規格救急車の購入財源として繰り入れたものでございます。
 款6繰越金1,770万9,845円は、前年度繰越金であります。
 12ページ、款7諸収入3,422万1,051円は、前年度比46.6パーセントの増となっており、項1、目1保険給付費2,549万7,252円は、ひだまりの家利用者の介護保険対象経費の9割分の介護保険給付費であります。ひだまりの家の定員が6名から9名になったことによるもので大きく増加しております。
 款8連合債4,710万円では、南部消防署に配備の高規格救急車更新に1,100万円、鹿島荘改築工事に3,610万円となっております。
 款9国庫支出金1,752万8,155円では、高規格救急車更新にかかる補助金1,222万円と、次のページ、14ページでございますが、東日本大震災にかかる緊急消防援助隊を派遣したことによる国からの負担金530万8,155円となっております。
 次に、16ページの歳出をご覧ください。
 款1議会費71万4,492円は、議会定例会4回と臨時会3回の計7回開催に伴う経費であります。
 款2総務費8,563万9,803円は、前年度比56.9パーセントの増となっております。
 項1、目1一般管理費5,474万2,062円は、主には職員6名分の人件費と事務費でございます。
 18ページをご覧ください。
 目5観光振興費645万9,570円は、県の地域発元気づくり支援金を活用して実施した北アルプスの里まちじゅう観光インフォメーション事業による広域観光パンフレット及びエリアロードマップなどの作成でございまして、主なものは節11需用費の印刷製本費であり、また、緊急雇用創出事業補助金を活用して実施した北アルプス山麓ブランド流通販売活性化事業の主なものは委託料であります。
 目7情報化推進費2,375万6,810円は、主なものとして共同利用による基幹系及び戸籍情報システムにかかる節14使用料及び賃借料等です。
 項2視聴覚ライブラリー費68万1,361円は、主なものとして、節18備品購入費のビデオソフト8本の購入費です。
 款5民生費5億4,088万4,679円は、前年度比108パーセントの増となっております。
 項1、目1福祉会館費426万6,658円は、会館の維持管理に係る経費であり、主には、次のページの節11需用費の光熱水費・燃料費、節13委託料の清掃業務・警備等の委託料などであります。
 目2鹿島荘一般管理費2億9,208万694円は、主には、職員11人の人件費と13人の介護員の賃金であります。節13委託料はシルバー人材センターへの管理宿直業務委託、施設改築工事にかかる改築工事監理業務委託、給食運搬・配膳業務委託、節15工事請負費は、分室改修工事費と鹿島荘改築工事費などであります。
 22・23ページ、上段でございますが、節23償還金利子及び割引料は、市町村負担金の22年度精算による償還金でございます。
 目3鹿島荘事業費3,458万1,312円は、利用者の生活に直接関わる経費で、節11需用費消耗品費、光熱水費、賄材料費が主なものでございます。
 目4ひだまりの家管理費3,490万1,769円は、職員1人の人件費と8人の介護職員の賃金、更に、入所者の生活に直接関わる経費で、節11需用費の光熱水費、賄材料費が主なものであります。
 24ページ中段でございますが、節25積立金680万5千円は、財政調整基金への積立金でございます。
 目5福祉施設等建設事業費1億6,265万7千円は、特別養護老人ホーム高瀬荘及びライフ、グループホームニチイのほほえみへの建設補助と、特別養護老人ホーム白嶺は建設にかかる償還分の補助でございます。なお、この償還分の補助は27年度までの予定となっております。
 目8障害程度区分認定審査会費139万2,246円は、審査会12回、82件の判定を行っております。
 26ページをご覧ください。
 目9障害者相談支援事業費1,099万5千円は、障害者自立支援法の施行に伴い、広域連合が実施主体となって、大町市社協へ運営管理を委託しているものであり、相談件数は、6,545件となっております。
 款4衛生費9,047万8,077円は、前年度比5.9パーセントの減となっております。
 項1、目1火葬場費3,405万6,119円は、主には、節11需用費の燃料費と光熱水費であります。修繕料は、火葬炉の台車の耐火物取替えなどでございます。節13委託料は、火葬業務等の委託料です。
 目2ごみ処理広域化推進費1,962万5,578円は、主には、職員1人分の人件費及び長野県からの自治法派遣による職員1人分の負担金であります。節8報償費では専門家による講演会を2回開催した際の講師謝礼10万円でございます。
 28ページ、節23償還金利子及び割引料は、市町村負担金の過年度精算償還金であります。
 項2、目1保健衛生費3,679万6,380円、節13委託料では、在宅当番医制事業を大北医師会へ、在宅歯科当番医制事業を大北歯科医師会へ委託しているものでございます。
 節19負担金補助及び交付金は、病院群輪番制病院運営費事業補助金であり、重症救急患者の医療を確保するために、輪番制で行っていただいております市立大町総合病院と厚生連安曇総合病院へ補助をしているものでございます。
 款5消防費7億8,016万7,761円は、前年度比2.4パーセントの増となっております。
 項1消防費、目1常備消防費、節2給料、節3職員手当等、節4共済費につきましては、職員88名分の人件費にかかるものであります。節7賃金は、臨時職員1名分です。
 節9旅費の主な内訳につきましては、消防学校入校10科4講習26名に係わるものでございます。
 節11需用費の消耗品費では、主なものは職員被服貸与品、救助救急関係消耗品、車両関係並びに事務用消耗品であります。修繕料は、庁舎、車両、救急救助機器等の修繕であります。
 節12役務費の手数料で、主なものは、職員健康診断、車両法定点検料、救急用毛布クリーニング代、救急用酸素充填手数料であります。
 節13委託料768万1,734円は、消防救急デジタル無線基本設計委託料が609万円、本部庁舎清掃委託料が44万1千円、はしご車保守点検委託料が35万7千円等であります。
 節14使用料及び賃借料は、仮眠用寝具リース料、電話機のリース料等であります。
 節15工事請負費228万9千円は、北部消防署車庫屋根塗装改修工事でございます。
 節18備品購入費は、南部消防署高規格救急自動車の更新によるものです。
 30ページをご覧ください。
 款6土木費2千3百万892円は、職員2人分の人件費と設計業務にかかる経費であり、節18備品購入費は、公用車1台の購入でございます。
 款7公債費6,755万6,161円は、広域連合債の元利償還金5件分で、前年度比では1件の増となっておりますが、決算額ではわずかに減少しております。
 以上、款項目別に主な内容をご説明申しあげました。
 35ページに実質収支に関する調書、36ページには財産に関する調書、38ページには、事業費ごとの財源内訳、40ページには、借り入れた連合債の状況、42ページには市町村負担金の事業費ごとの集計などをまとめてありますのでご覧ください。
 以上で、一般会計の説明を終わります。
 続いて、議案第26号平成23年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算について、ご説明を申しあげます。
 決算書は45ページから、主要な施策の成果は17ページからでございます。
 ふるさと市町村圏事業では、鹿島荘改築事業及び特別養護老人ホーム整備補助事業での市町村負担の平準化のため、6億3,400万円の基金から8,705万9千円の貸付を行いましたことから、前年度に比較して大きな予算規模となりました。
 47ページ、歳入の収入済額は9,446万9,055円、前年度が811万8千円余と比較して、10倍以上の増となっております。49ページ、歳出の支出済額は9,355万3,165円、その結果、50ページでございますが、歳入歳出差引残額は91万5,890円となり、翌年度への繰越しとなります。
 52ページ、53ページの歳入をご覧ください。款1財産収入313万8,848円は、ふるさと市町村圏基金6億3,400万円の定期預金などの利子収入です。
 款2繰入金8,705万9千円は、養護老人ホーム鹿島荘改築事業費などへの繰入金、款3繰越金418万1,207円は、前年度からの繰越金です。
 54ページ、55ページの歳出をご覧ください。
 款1ふるさと市町村圏振興事業費9,355万3,165円は、ふるさと市町村圏基金を活用した地域振興事業を推進するための事業費などで、節11需用費は、情報発信事業の広域広報誌「北アルプス遊・交・学」の年4回発行にかかる印刷製本費が主なものです。節19負担金補助及び交付金は、各市町村の文化イベントなどの地域振興事業に補助を行ったものです。節28繰出金は、鹿島荘改築事業費等への3町村に対します貸付としての繰出金で、5年間での償還を予定しております。
 57ページは、実質収支に関する調書、58ページは財産に関する調書です。ふるさと市町村圏事業特別会計の説明は以上です。
 続いて、議案第27号平成23年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計の歳入歳出決算について、ご説明を申しあげます。
 決算書60・61ページでございますが、歳入決算額は2億4,754万9,188円、前年度比1.0パーセントの増となっております。62・63ページ、歳出決算額でございますが、2億3,638万7,137円、前年度比3.9パーセントの増となっております。その結果、64ページの歳入歳出差引残額は1,116万2,051円となり、翌年度へ繰越しとなります。
 66・67ページの歳入をご覧ください。款2、項1、目1入所療養介護費収入1億3,291万7,181円は、前年度比2.2パーセントの減で、延べ利用者数14,679人、入所利用率は80.2パーセントでございます。
 項2居宅介護費収入4,362万3,460円は前年度比9.0パーセントの増、目1短期入所療養介護費収入1,203万5,650円は延べ利用者1,318人で、入所と短期入所の合計の利用率は87.4パーセントとなっております。
 目2通所リハビリテーション費収入3,158万7,810円、延べ通所者4,312人で、通所利用率は88.4パーセントとなっております。
 項3、目1施設利用料収入4,270万892円は、前年度比5.7パーセントの減、入所者、短期入所者、通所者の施設利用料でございます。
 なお、不能欠損額2万5,161円は、平成16年4月の施設利用料1件であり、退所後、利用者が死亡したことにより、収納困難となっていた事案でございます。
 項4、目1特定入所者介護サービス費収入902万3,770円は、低所得利用者に対する負担を軽減するための補足給付費でございます。
 68・69ページ、款3繰越金1,751万6,059円は、22年度繰越金です。
 70ページの歳出をお願いします。
 款1、項1、目1介護老人保健施設事業費2億3,638万7,137円は、前年度比3.9パーセントの増となっております。職員14人分の人件費と看護師、介護補助員など16人分の賃金など、節11需用費では、施設の光熱水費・燃料費、利用者の食事賄材料費、節12役務費では、クリーニング手数料、節13委託料では、施設運営を市立大町病院に委託する中での医師、看護師など9人分の人件費及び給食委託料が主なものです。
 75ページは実質収支に関する調書、76ページは財産に関する調書でありますのでご覧ください。
 以上で、介護老人保健施設事業特別会計決算の説明を終わります。
 続いて、議案第28号平成23年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算についてご説明を申しあげます。
 決算書の82・83ページ、主要な施策の成果は、25ページからでございます。
 歳入では、収入済額合計が54億9,123万5,528円、前年度より5.5パーセントの増加となりました。
 不納欠損額は、25件、117万3,889円、収入未済額は3,193万4,676円となりました。滞納繰越分の収納率は、市町村のご努力もあり、前年度7.9パーセントであったものが、本年度は、10.9パーセントと3ポイントの改善となっております。
 84・85ページをご覧ください。
 歳出は、54億3,434万2,160円、前年度より5.2パーセントの増加となりました。その結果、86ページの歳入歳出差引残額は5,689万3,368円となり、翌年度へ繰越となりました。
 88・89ページの歳入をご覧ください。
 款1、項1、目1、65歳以上である第1号被保険者の保険料の収入済額は8億364万2,511円であり、また、不能欠損額は、構成市町村との協議により、117万3,889円で被保険者の死亡などによる25件分でございます。
 款2、項1、目1市町村負担金8億2,721万円は、保険給付費の法定分と総務費などの運営費でございます。
 款4国庫支出金の収入済額は13億3,346万6千円、保険給付費の法定負担分が介護給付費負担金で9億3,184万9千円、項2、目5介護保険事業補助金は、制度改正に伴う介護保険システム改修にかかる補助金215万2千円、これは、事業費の2分の1の補助率でございます。
 90・91ページになりますが、介護保険震災臨時特例補助金89万7千円は、東日本大震災で避難されている方の保険料減免分2件、施設サービス利用者負担分の減免1件に対する補助金でございます。
 款5支払基金交付金、これは、40歳から64歳までの2号被保険者の医療保険からの保険料負担で、15億4,711万5千円、款6県支出金の収入済額は、7億7,889万221円となりました。
 92・93ページをご覧ください。
 款8繰入金は、給付準備基金からの繰入金が、1億5,781万3千円で、年度末基金残高は、1億3,000万円余となり、第5期事業計画期間内で、保険料軽減のための財源7,000万円余は確保できることとなりました。
 次に、歳出でございます。96・97ページをご覧ください。
 款1項1目1一般管理費7,626万972円は、節2給料等の職員7名分の人件費と、節13委託料の介護保険システム保守委託料及び介護保険制度改正に伴うシステム改修委託料等が主なものでございます。
 項3介護認定審査会費、目1介護認定審査会費1,486万8,698円は、節1報酬が主なもので、保健・福祉・医療の有識者30名が5名ずつ、6グループによる認定審査会を年間113回開催し、3,732件の審査判定を行ったものでございます。
 98・99ページをご覧ください。
 目2認定調査等費3,375万5,206円は、節7賃金は、要介護認定調査に必要な臨時職員8名分と節12役務費、主治医意見書作成手数料が主なものでございます。
 項4、目1趣旨普及費350万4,025円は、節1報酬及び節11需用費が主なもので介護サービス相談員12名分の活動や広報紙「井戸端かいご」の発行事業などに伴うものでございます。
 項5計画策定委員会費84万3,340円は、第5期事業計画策定委員会を3回の開催と事業計画概要版の作成などでございます。
 項6保健福祉事業費1,591万5,286円は、低所得利用者等の利用料負担軽減を行ったものでございます。
 100・101ページをご覧ください。
 款2保険給付費は総額51億427万6,439円となり、項1介護サービス等諸費46億53万1,714円は、要介護1から要介護5の方が利用された居宅サービス及び施設介護サービスに対する給付費です。
 102・103ページをご覧ください。
 項2介護予防サービス等諸費2億78万783円は、要支援1及び要支援2の方が利用された介護予防サービスに対する給付費であります。
 104・105ページをご覧ください。
 項4高額介護サービス等費7,438万9,753円は、利用料が一定額を超えた場合に給付したものであり、項5高額医療合算介護サービス等費930万8,209円は、介護保険と医療保険の利用料が、高額介護サービス費等を控除しても、なお一定額を超えた場合に給付したものでございます。
 106・107ページをご覧ください。
 項7特定入所者介護サービス等費2億1,402万3,420円は、低所得利用者等に対する食費及び居住費の負担軽減のための給付でございます。
 款5地域支援事業費1億4,796万円は、要介護認定状態ではないが、今の状態のままでは要介護状態へ移行してしまう恐れがある高齢者等を対象に、通所型及び訪問型の介護予防事業、総合相談及び権利擁護等の地域包括支援事業等を関係市町村へ委託し、地域包括支援センターが中心に事業を実施したものであります。
 112ページの財産に関する調書をご覧ください。
 下段の2の基金、介護保険給付準備基金の出納整理期間末の現在高は、1億3,971万2,578円、介護従事者処遇改善臨時特例基金は平成23年度末で制度が終了し、基金残額は全額繰越金として、24年度に国庫に償還する予定でございます。
 また、113ページをご覧ください。
 この表は、保険給付費等の財源内訳を表しています。介護保険事業特別会計については、以上でございます。
 続いて、議案第29号平成23年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算について、ご説明申しあげます。
 主要な施策の成果説明書は37ページからでございます。
 決算書116ページ歳入の決算額は、1,908万8,267円、前年度比11.1パーセントの減となっております。
 118ページ歳出の決算額は、1,762万7,656円、前年度比8.2パーセントの減となっております。その結果、120ページの歳入歳出差引残額146万611円は、翌年度へ繰越となります。
 122・123ページの歳入をご覧ください。
 款1使用料及び手数料523万6,442円は、診療日数293日、患者数669人の診療使用料で前年度比6.0パーセントの増、平均患者数は昨年度と同じ1日あたり2.3人となりました。
 款2市町村負担金は、1,006万3千円です。
 款3繰越金227万3,480円は、前年度からの繰越金です。
 款6県支出金144万3千円は、小児初期救急医療体制整備事業補助金でございます。
 124・125ページの歳出をご覧ください。
 款1総務費1,762万7,656円は、市町村負担金過年度償還金などにより、前年度比8.2パーセントの減となっております。
 主なものは、節1報酬は医師の報酬、節7賃金は看護師及び医療事務の臨時職員7人分の賃金、節9旅費は医師の費用弁償、節11需用費は医薬材料費でございます。
 126ページは実質収支に関する調書、127ページは財産に関する調書でございます。
 以上で、平日夜間救急医療事業特別会計を含め5会計の決算の状況につきまして、ご説明いたしました。
 ご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申しあげます。
議長(大厩富義君) 続いて、監査委員に監査報告を求めます。
 岡澤監査委員。
   〔監査委員(岡澤利幸君)登壇〕
監査委員(岡澤利幸君) 監査報告を申しあげます。
 平成23年度の決算監査は、議会選出の荒澤監査委員と私、岡澤の2名で行いましたが、代表しまして、監査報告をいたします。
 去る7月10日、広域連合長から審査に付されました地方自治法第233条第2項の規定に基づく、平成23年度北アルプス広域連合一般会計及び特別会計の歳入歳出決算及び付属書類、同法第241条第5項の規定に基づく基金の運用状況を示す書類について審査をいたしました。
 審査の概要について報告いたします。
 審査は平成24年7月12日と13日の両日にわたり、大北福祉会館において実施いたしました。
 審査の方法でございますが、平成23年度の北アルプス広域連合一般会計、同ふるさと市町村圏事業特別会計、同介護老人保健施設事業特別会計、同介護保険事業特別会計及び同平日夜間救急医療事業特別会計の歳入歳出決算書、同事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、基金の運用状況を示す書類について、審査を実施いたしました。
 審査の結果、審査に付された各会計とも歳入歳出決算及び付属書類、基金の運用状況を示す書類は、いずれも正確であると認めました。また、予算執行、事務事業の管理についても、適正であったと認められました。
 若干の説明を加えさせていただきますが、広域連合の各会計の財源は、市町村負担金がその根幹を成しております。特に一般会計では歳入の76パーセント、金額で12億4,290万円余となっております。長期化するデフレ・円高等により今後も不透明な経済情勢が続くことが懸念されておりますが、このような中で、広域連合構成市町村におきましては、今後も更に厳しい財政運営を迫られることが予想されます。
 広域連合としましては、こうした構成市町村の財政状況を的確に認識し、費用対効果を常に検証いただき、最小の経費で最大の効果を挙げるよう努力をお願いいたします。
 以下、個別案件につきまして申しあげます。鹿島荘全面改築事業におきましては、工事に遅れが生じておりますことから、今後、安全面に十分配慮しつつ、工期内に工事が完了するよう努力をお願いいたします。
 一般廃棄物の広域処理事業につきましては、関係市村からの建設候補地推薦を受け、早期に施設建設に着手できますよう、着実な事業推進に努力願います。
 介護保険事業特別会計ですが、全体の介護認定者は、年度末現在で3,099人で、対前年度比4.1パーセント増加しております。また、介護サービス利用に伴う保険給付費の増等により、前年度に比べ、歳入で2億8,840万6千円、5.5パーセントの増、歳出では2億6,908万円、5.2パーセントの増となっております。保険給付費の伸びが、平成22年度では8.3パーセント、平成23年度では5.3パーセントの増と大幅に伸びている中、平成24年度に保険料金が改定されたことに伴い、今後、滞納の増加が懸念されるところでございます。
 このため、広域連合におきましては、関係市町村との連携をより一層強化し、計画的な滞納整理による未収金の解消を図り、介護保険事業の安定した運営が図られますよう、努力をお願い申しあげます。
 その他詳細につきましては、お手元に示してございます、審査意見書をご覧いただきますようお願い申しあげまして、以上で監査報告を終わらせていただきます。
議長(大厩富義君) 日程第4の途中ですが、ここで11時15分まで休憩といたします。
休憩11時 1分
再開11時15分
議長(大厩富義君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
 日程第4の審議を継続いたします。
 これより質疑に入ります。まず、議案第25号「平成23年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。
 大和幸久議員。
5番(大和幸久君) 全体で4点ほど質問したいと思います。1点目は22ページ、鹿島荘の事業費の関係であります。この関連についてですけれども、先の臨時会では事故者の対応で損害賠償金を払うというような、臨時議会の議案もあったわけですが、この前年、平成22年8月9日にやはり入浴中の利用者が事故を起こすといった経過がありました。
 この辺についての対応というのを昨年の事業の中でどのように行っているのか、その課題と対応策について検討されていれば説明をいただきたいと思います。
 それから26ページ、ごみ処理広域化推進費の関係であります。ここで、県職員の派遣費用負担金で約700万円ほどの支出がしてありますけれども、現況、こういった県の派遣職員というのは必要なのかどうか、専門家が必要であればコンサルを雇えばいいわけでして、わざわざ県職を雇う必要は、私は無いと思うのですけれども、こういった対応は、また新年度でも採用をしているわけですが、見直しをする必要があるのではないかという点を、どう検討されたか伺いたいと思います。
 もう一点につきましては、本年度から担当職員が代わったわけですけれども、今まで広域の方が経済的なメリットがあるとされてきた資料につきましては、大町市で出された資料、今回、昨年広域で出された資料、これらいずれも広域でやった方が経済的メリットがあるという説明根拠では、極めて問題がある説明をしております。こういった点についてもぜひ見直しをして、地域住民が納得できるような資料を改めて作って説明をするという見直し作業をぜひ、人身も一新したわけですので、実行していただきたいと思いますけれども、この点についてどういう見解か伺いたいと思います。
 それから戻りますが、24ページの福祉施設建設事業費です。ここでは新たにグループホームニチイのほほえみ等へ補助金が支出されているわけですけれども、最近では大町の水工場が関連の福祉施設をまた建てたいというような意向を持っているという話も聞きました。こういう中で、こういう施設、しかも大手で大資本の施設が乱立してくるというような状況が見受けられるわけですけれども、私はやはり、今まで地元の中で立ち上げてきた小規模のこういった既存の施設等を配慮していくということも非常に大事ではないかと、全体のこういう施設計画の中でどんな方針をお持ちなのか、そういう点について検討がされてあれば説明をいただきたいと思います。
 最後ですが、43ページ、ここで広域葬祭場の運営状況が出されております。人体1体あたり約5万8千円の経費がかかる中で、使用料収入で賄える分は約33パーセントの1万9千円余りと、こういう結果になっているわけです。今後、これについては今まで業務委託という形で民間に委託したわけですが、指定管理者制度を使って、指定管理者で民間の業者を選定するという方針が出されております。こういう中で、いわゆる使用料収入が約3割しか賄えないというような費用負担の割合と、内容を、こういう点についてはどんな方向で改善するというような検討をされているのか、検討した経過があればそれについて説明をいただきたいと思います。以上です。
議長(大厩富義君) 答弁を求めます。
 介護福祉課長。
介護福祉課長(上野法之君) まず、1点目の平成22年に発生した鹿島荘の入浴中の方の死亡時故の補償の件でございますが、この方は22年8月に浴室で溺れて、約2週間後に死亡されたものでございます。これにつきましては、その死亡の原因が入浴の事故との因果関係がどの程度あるのか、期間が2週間ありますので、そういった関係を詳細に調査する必要があるということで、それぞれの搬送先の医療機関の診療録等の開示を求めて実際の調査をしてまいりました。搬送先の病院からの最終的な診療録の開示があったのが、23年の8月ということで、約1年後となったことで、実際の補償、交渉についてはそこの時点で1年ほどの遅れがございました。その後、保険会社の専門の医師等の意見を聞く中で死亡と入浴中の溺れたことによる因果関係で、関係があるのかないのかということで、一点はその中では因果関係があるという判断をされております。ただ、もう一点は、救急搬送されるまでに遅れがあったかなかったかということが問題となっておりまして、事故の発生が11時半くらいだったと思いますけれども、その後約3時間ほど経過した後に嘱託医の診察を受けておりますが、当面様子をみるということで、翌日まで様子をみていて、翌日、主治医である医療機関に連絡して、すぐ救急搬送した方が良いということで、救急搬送しました。従いまして、この遅れの部分について、鹿島荘としての遅れの部分は約3時間ほどありますけれども、その後は医師の指示に従った対応をしていたということでございますので、その辺の過失の部分がございます。そういったことを保険会社の顧問弁護士と相談をしまして、24年の2月に、一旦、遺族に過失割合を勘案した中で補償額を提示いたしましたけれども、相手方は納得ができないという話しの中で、今後、弁護士をたてて、第三者の中で話し合っていくという方向が出されたところでございます。今後、たててくる弁護士との補償の話しになってくると考えております。
 次に、施設の建設事業の補助金の関係でございますけれども、この施設の建設につきましては、それぞれ介護保険事業計画の中で施設整備の必要性であるとか、どのくらいの施設を作るということを計画してございますので、単に要望があるから全て施設建設を認めていくとか、それに対して補助金を支出していくとかではなく、基本的には介護保険事業計画の中で認められている部分、計画の策定が済んだ施設建設に対して、補助要綱に従った補助を実施していくということで考えております。私からは以上でございます。
議長(大厩富義君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(西山孝君) 私の方からは26ページ、27ページに関する、県派遣費用負担金約700万円がかかっていることについてのご質問についてであります。
 当時、管内の職員の派遣ですとか、委託への検討をさせていただきましたけれども、県から派遣をいただくことで、地元の説明会など資料作成や施工に関することにつきまして、専門的な化学の知識を持った専門家を派遣いただくことで対応できているという状況でありまして、昨年度については計8か所について説明会などを行ってきたということでありまして、それらについても効果が期待できるというものであります。それから、もう一点目で経済的なメリットの説明という点でございます。これにつきましては、平成22年の10月に議会の方とも相談をさせていただきながら、施行させていただいたごみ処理広域化基本計画、それから同じくごみ処理施設基本計画に基づく計画ということでありますので、ご理解を賜りたいということであります。
議長(大厩富義君) 所長。
所長(宮坂佳宏君) 私からは、葬祭場の使用料のあり方についてのご質問について、お答えをしたいと思います。決算書43ページにもございますように、火葬場につきましては人体を火葬いたすのに大体5万から6万の費用がかかるという上で、住民負担を一定額求めますが、残りについては公費負担という組み立てで現在まできております。また、同様の考え方の中で広域圏域外の方につきましては6万円という負担をいただいて、かかる実費相当のご負担をお願いしているというものでございます。ですので、この収益を改善することが指定管理者制度導入の第一番だという議論にはなっていないということでございます。あくまでも葬祭場を、よりどのように円滑に運営していくか、それから利用者について神聖な場所でございますが、そういう場所についての運営を、利用者へのサービスという考え方、そういった運営をしていくためにどうしたら良いかという中での指定管理者導入ということでございますので、収支改善についての議論というものは、それを前提とした指定管理者制度導入ではないということだけお含みおきいただきたいと思います。
議長(大厩富義君) 大和幸久議員。
5番(大和幸久君) それでは、鹿島荘の事故の件について伺いたいと思います。今の説明で話したように、8月9日の11時にこの方が浴槽で浮いているということで発見し、この時点でのバイタル数値、血圧が高い方が161、低い方が71、血中酸素が89ということで、特に血中酸素が大体95以上なければいけないところが、89ということで、この数値だけでもかなり危機的な状況というのが専門家の見方であります。その後、2時にドクターが来るまでの3時間、職員が付き添って血圧等を診ているわけですが、この間に、血圧が高い方で119に落ちるという経過が載っております。更に、ドクターが来てからの、ドクターの計測でも血圧が高い方で80、低い方で50、血中酸素濃度が87ということで、この数値でもかけつけたドクターは様子をみるという判断をしたようですが、他の医師の判断ではこれはもう直ちに救急車で搬送しなければいけない数値であると、こういう見解も私は聞いているわけです。こういった点の経過を見ましても、いわゆる鹿島荘の施設として、この間のこういう数値の患者、急病者に対して対応が適切であったのかどうか、こういう検討をされているのかどうか、それからもう一点、私がこの資料から気がついているところでは、こういった事故を起こしているにも関わらず、鹿島荘側は家族に対して何の連絡もしない、こういう経過もあるように聞いておりますけれども、このような検証というのは施設の運営上、広域としてきちんと課題として捉えているのかどうか、その原因究明がされたのかどうかという疑問は、翌年また違うケースですけれども死亡事故が起きているわけでして、その辺が鹿島荘の運営上、大きな闇に隠れた問題があるのではないか、そういう解明はきちんとやる姿勢があったのかどうか、こういう点を私は疑問に思っているわけでして、そういう点についてどんな解明がされたのかもう一度説明をいただきたいと思います。
 それから、ごみ処理の関係はぜひ、私は今までの質問や討論の中でも広域メリット論の問題点は指摘をしてあります。この問題点に対して、まともな答弁はありません。やはりそういうことを無くして、間違っているなら間違っているで、最初から検証しなおして、きちんと説明するというようなことをしていかない限り、住民の中で不信感が高まってきているごみ処理場事業というのは、余計、これから用地選定等困難さが増していくだろうと思いますので、あえて質問をしているわけです。やはり、10年以上経ってきている中では、私は広域が良いのか悪いのかから検証し直す時期だと思うわけでして、ぜひそういったことも理事者を含めて、思い切った再検証というのをやっていただきたいということです。こういった意向があるのかどうか新ためて確認しておきたいと思います。
 それから、福祉施設の事業の関係ですが、施設関係は待機者がいっぱいいるわけでして、需要はいっぱいあるわけです。大手もどんどん参入する機会もあるわけでけれども、それをどんどん許せば介護保険料も跳ね上がっていくというジレンマがあること、既存の、地元で起業して地元密着でやっている事業者がいる中で、今後、ニチイとか大手がどんどん入ってきた場合、そういった事業者の事業と非常に圧迫がされて、結果的には今まで頑張ってきたけれども、そういった地域で立ち上がった事業者が事業継続を断念せざるをえないというような危機的な状況も若干出ているということも伺っているわけですが、そういった配慮というのは広域ではどうされているのか、事業計画推進の中でそういった地元の企業を大事に育てるとか、地域密着型の小回りの効く施設を今後も維持発展させていくという課題、テーマを検討されているのかどうか、こういった説明を伺いたいということであります。
 最後には葬祭場です。これは指定管理者制度で、今度の全協でも仕様内容等も説明があるということですけれども、大概、今までの指定管理者の指定の時は経済的なメリットがあると、民間のノウハウを活用してサービス向上を図るという2点については、当たり前の常套文句みたいに謳われているわけです。実態はそういうことが中々実現できないというのが大きな課題ですけれども、少なくとも最初の仕様の中では収益的にもメリットがあるような仕様をして、業者のノウハウを募るというくらいの姿勢がなければ、事業の改善なんか見込めないのではないでしょうか。そういった点での検討はされた経過があるのか、あれば説明をいただきたいと思います。
議長(大厩富義君) 答弁を求めます。
 介護福祉課長。
介護福祉課長(上野法之君) まず鹿島荘の事故に関する、職員の対応の問題でございますが、確かに医師の判断の中でエスピーオーツーが95以上であっても、この方が普段そういう状況であったのかどうかという、普段の血圧と大きく変わらないということもあって、そういう判断をされたものだと思っておりますけれども、ただ、実際に救急要請が遅れた部分がございますので、事故後につきましては、基本的に事故が発生した場合は速やかに医療受診をする、また必要に応じて救急要請をするというふうにマニュアル整備をしてあるということでございます。また、この方は単独で入浴をされていた、誰もいない中での入浴ということであったので、現在壊されてしまっておりますけれども、当時の浴室にはその後、職員が鍵をつけて規定時間以外には立ち入らないように対策を執ったところでございます。
 もう一点の施設整備の地元ということでございますけれども、施設を整備する中では1つには事業者はやはり人数の多い、ニーズの高いところに施設建設の要望を出されますが、広域連合としましては圏域のバランス、特に北部地域、小谷とか白馬の方になりますと、やはり事業者の参入が非常に少ないので、そういった部分の基盤整備等を兼ね合いながら事業者の方に必要なサービスの基盤整備を進めていただくようにしているということで、希望があるからといって全ての施設が造られるということではないと思ってございます。
 今後も広域とそれぞれ関係市町村の意向等も踏まえる中で、施設建設等の話があれば、どの程度の需要があるのかという中で検討していきたいと考えております。以上でございます。
議長(大厩富義君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(西山孝君) 私からはごみ処理広域化の検証についての部分でございます。メリット・デメリットについてのご質問を先ほどいただいたわけでございますけれども、ごみ処理広域化のメリット・デメリットの検証結果ということで、ホームページなどにも掲載をさせていただいております。その中ではスケールメリットの部分だけではなく、施設の統合集約化により環境の影響を低く抑えることが可能となること、ごみ処理の集約化に伴い、一定のごみ量が確保でき、ごみの均一化に伴って安定的な施設の稼動ができるなどの部分についても、メリットも含めデメリットも載せているところでございます。それらのことも含めまして、各事業を行って、例えば先進施設の見学会、地元説明会、講演会に出た意見などについても全て掲載をしているところでございます。パブリックコメントではございませんけれども、ご意見をお持ちの方がいた場合、広域の方へご連絡をお願いしたいと周知もしているところでございますので、その点もご理解をいただきたいと思います。以上であります。
議長(大厩富義君) 所長。
所長(宮坂佳宏君) 葬祭場の指定管理者制度の経済上のメリットについてということでございます。議員提案のように利用者のサービス向上が1つあります。また、現在直営で行っている葬祭場の運営での課題というものもございます。また、民間の事業者のノウハウを活用することによっての運営費の圧縮ということも狙いの中にはあるものでございます。そのような中で指定管理者制度の導入について決めさせていただいたということでありますが、経済性のみを第一としての指定管理者制度の導入ではないことは、併せてご理解いただきたいと思います。
議長(大厩富義君) 大和幸久議員。
5番(大和幸久君) 鹿島荘の件についてです。14時20分にドクターが鹿島荘に着いた時点で、また計測を行っております。これは先ほど話したとおりですけれども、実はこの数値に関してドクターは、この施設のバイタルの計測器はいつも狂っているので、こういうものだという理解をしていると、このようにドクターが説明したという経過も聞いておりますが、こういった事実を鹿島荘側ではきちんと了解していたのかどうか、この点について最後にお答えください。
 それからごみの処理場のごみの広域処理の関係ですけれども、私が言っているのは昨年広域連合が出した経済性のメリット、この元になるデータというのは企業から提供された資料の数値でして、しかもその資料の元というのは、ストーカ式ガス化溶融炉の規模別のデータであります。大町市の場合には、このガス化溶融炉なんてものは必要ない施設でありまして、単なるストーカ式施設の比較で十分なわけです。全く違う要素の数値を引っ張り出してきて、単純に規模別で比較して大型の方がメリットがあるなんて結論を引き出すこと自体が、元のデーターが間違っているわけですから、元々いい加減ということです。
 私が今この質問をしたのは、そういったところを正直にきちんと見直しをして、ちゃんとやり直しをしないとごみの広域化事業はまた行き詰りますということを厳しく指摘しておきたいと思います。そういった私が指摘した点で、自ら問題があると認識しているならば直ちに見直しをすべきだと思いますがいかがでしょうか。
 それから葬祭場についてですけれども、当然、経費の圧縮があればメリット、いわゆる負担率が下がるわけでして、経済的なメリットが出ると、結果的にはそういった評価もできるわけです。当然それがサービスの低下に繋がるようでは意味がないわけでして、当然、行政側ではそういった要素を全体として総合評価で、良かったのか悪かったのかという検証がきちんとできなければ管理の仕事を果たしていないと、こういった結果になるわけです。関連のところでも指定管理者については当初の計画とは全くずれたような結果になってしまうことは、多々、自治体の指定管理者事業の中ではあるわけでして、広域ではそういった誤りのないような確実で正確な仕様の元に指定管理者制度の本当の実があがるような検証や管理体制を築いて欲しいという点で、こういった質問を出しているのです。今回、葬祭場を指定管理に出せば、1年後にはその結果が出てくるわけでして、そこでマイナスの結果がないようにして欲しいという観点でこういった質問をしているわけです。ぜひ、仕様の中でもそういった点で不足のものがあれば、足すなどしてきちんとした様式にして欲しいと思いますけれどもいかがでしょうか。以上です。
議長(大厩富義君) 答弁を求めます。
 所長。
所長(宮坂佳宏君) 葬祭場の指定管理者制度の導入についてでございます。議員ご指摘のように指定管理者制度について全国的な例でいいますと、上手くいっていない例もあると聞いておりますし、具体的な事例も伺っているものもあるわけでございます。そんな中で、今回、広域連合が指定管理者制度の導入に踏み出すということにつきましては、仕様書あるいは協定の内容につきまして、経験をお持ちの大町市のノウハウあるいは反省などもいただきながら検討させていただいているということでございます。
議長(大厩富義君) 介護福祉課長。
介護福祉課長(上野法之君) 鹿島荘の器具がバイタルチェック等の際に正確な数値を示さないという、いわゆる誤差がどの程度の範囲であるかというところまでは、こちらの方では確認が取れておりませんけれども、今後、そういった数値が適正な値を示さないのであれば、そういった部分の医療機器等については更新をしていきたいと考えております。
議長(大厩富義君) ごみ処理広域化推進係長。
ごみ処理広域化推進係長(西山孝君) 先ほどのきちんと見直し、その検証の部分でございます。ごみ処理広域化基本計画及びごみ処理施設基本計画に基づく事業でございますので、その辺も含めて見直しできる部分については検証してまいりたいと思います。以上であります。
議長(大厩富義君) 他に質疑はありませんか。
 お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 次に、議案第26号「平成23年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に議案第27号「平成23年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第28号「平成23年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第29号「平成23年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。
 服部久子議員。
9番(服部久子君) 29号について成果表37ページですけれども、ここに23年度は681人と書いてあるのですが、先ほどの説明では669人と聞こえたのですが、それは私が聞こえていなかったせいでしょうか。そこをお聞きしたいのと、それから要望なのですけれども、今、診察時間が7時から9時までということなのですが、ぜひ1時間、10時まで延ばしていただければという要望も聞きますので、ぜひ1時間延ばせないかということをお聞きしたいと思います。
議長(大厩富義君) 答弁を求めます。
 総務係長。
総務係長(宮本和紀君) 服部議員ご指摘の1年間の患者数でありますけれども、提案説明の際に669人ということで所長の方から提案をさせていただいております。主要な施策の成果の681人が正しい数字でありますので、提案説明につきましてご訂正をお願いいたします。
 また、1時間延ばしたらどうかということでありますけれども、平日夜間急病センターの事業費につきましては、医師の報酬等が主なものとなっております。1時間延ばすことで経費が約1.5倍ほどに膨れ上がるということもあります。これまでの平日夜間急病センターを始めるにあたっての経緯の中で、最も利用者数が多かったという実績の中で、この2時間という開業がされたということでありますので、ご理解いただければと思います。以上です。
議長(大厩富義君) 服部議員、よろしいですか。
 他に質疑はありませんか。
 お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 以上の5議案の審査は、配布してあります付託表のとおり各常任委員会に付託します。
 次に、議案第30号「平成24年度北アルプス広域連合一般会計補正予算(第4号)」を議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
所長(宮坂佳宏君) ただいま議題となりました議案第30号北アルプス広域連合一般会計補正予算第4号について、提案理由の説明を申しあげます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,445万9千円を追加し、総額を21億6,276万5千円とするものでございます。
 第2条、債務負担行為の補正は、4ページをご覧ください。
 大町市を除く4町村と広域連合の会計処理を行います財務会計システム、組織内で会議室や行事予定管理やメール送受信などを行うグループウェアなどの情報系システムの共同利用に向けた協議が整いましたことから、今年度にシステム構築を行い、25年度からの事業となりますことから、その事業費の上限額を1,635万1千円とするものです。なお、共同化により4町村と広域連合がそれぞれ単独導入とした場合との比較では、5か年で、3,171万円、25パーセントの経費削減と試算しております。
 8ページの歳入をご覧ください。
 款1分担金及び負担金345万2千円の増は、鹿島荘運営に係ります市町村負担金です。
 款3、項2、目3企画費県補助金905万円の増は、緊急雇用創出事業補助金を活用して、県内民放のAMラジオ放送による地域情報発信事業を行うものでございます。
 款4、項1、目1利子及び配当金18万2千円の増は、土木事業基金の利子収入でございます。
 款6、項1、目1繰越金2,177万5千円の増は、前年度決算額が確定したことによるものであります。
 10ページの歳出をご覧ください。
 款2、項1、目1一般管理費126万1千円の増は、節23償還金利子及び割引料の過年度分の市町村負担金償還金であり、決算額の確定により、23年度市町村負担金の精算を行う償還金で、以下、節23は同様の内容でございます。
 目5観光振興費905万円の増は、節13委託料の地域情報発信事業委託料であり、大北地域の観光情報等を圏域内外に発信するためのラジオ番組の制作及び放送にかかるものでございます。
 事業を行う目的としましては、行ってみたくなる観光情報、住んでみたくなる生活情報などを発信することにより、圏域内の交流人口等の増加を目指すものであり、10月から毎週日曜日の午後1時から30分間、半年間で23回の番組放送を計画しております。具体的な放送内容は、関係市町村の保有している観光資源や、各イベントなどの開催日時、その概要、あるいは問い合せ先などの情報を発信するものでございます。
 款3、項1、目2鹿島荘一般管理費1,243万9千円の増は、9月末鹿島荘居室棟の完成を予定しており、完成後速やかに引越しを行い、昨年8月から行ってきました2施設態勢を10月から1施設態勢に移行するのにあわせ、新施設は入所者の居室が全室個室になっておりますなど、施設面積が旧施設より広くなります。入所者の夜間における安全確保、支援体制の充実を図りますため、入所者の直接処遇を担当します夜勤勤務の職員を1名から2名配置にしてまいります。一方、管理宿直業務委託は廃止していくものでございます。また、清掃業務につきましても施設面積の増などから業者委託を導入していくものであります。職員手当等から委託料までの345万2千円は、これらに係る経費を増額するものであります。
 節23償還金利子及び割引料898万7千円は、市町村負担金の過年度精算償還金であります。
 款6、項1、目1土木事業費18万2千円の増は、節25積立金であり、土木事業基金利子を基金に積み立てるものです。
 予備費635万5千円の増は、歳入歳出の調整でございます。
 14ページには、鹿島荘運営費負担金の市町村別明細、15ページには、23年度決算額の確定による市町村への過年度償還金の明細でございます。
 以上、ご説明を申しあげましたが、ご審議の上、ご可決賜りますようお願いを申しあげます。
議長(大厩富義君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今議題となっている議案第30号は、各常任委員会に付託します。
 次に、議案第31号「平成24年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」を議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
所長(宮坂佳宏君) 議案第31号平成24年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算第2号についてご説明いたします。
 1ページの第1条でありますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出にそれぞれ4,642万9千円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ59億7,663万1千円とするものです。
 8ページ、9ページの歳入をご覧ください。
 款9、項1、目1繰越金は、23年度決算額確定により増額補正を行うものでございます。
 10・11ページの歳出をご覧ください。
 款4、項1、目1給付準備基金積立金は、過年度分保険料収入等が確定したことにより基金への積立を増額するものでございます。
 款7、項1、目2償還金の増額は平成23年度分の国庫負担金、支払基金交付金、市町村負担金の償還によるものでございます。
 なお、12ページは、市町村負担金償還金一覧表となっております。
 以上、ご説明申しあげましたが、ご審議の上、ご可決賜りますようお願いを申しあげます。
議長(大厩富義君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
 服部久子議員。
9番(服部久子君) 24年度の介護保険について、この31号の直接の質問ではありませんが、いくつか質問したいと思います。
 第1点は介護士の処遇改善のための基金が、24年度から無くなって、その後の対応はどのようにされていくのかお聞きします。今日の新聞の報道では、県内の9割を超える施設が、報酬加算申請をしなければならない事情を抱えているということで、これはやはり利用料に影響していくのではないだろうかと心配されます。
 もう1点は、保険料が4月から大幅に値上げになりましたけれども、普通徴収収納率が今までの状況より悪化しているのかどうか、その点をお聞きしたいと思います。
 それから第3点は、一般会計からの繰り入れは、前回の質問では国の三原則で出来ないという答弁をされましたけれども、2000年に厚労省は、保険料の独自減免の三原則は助言に過ぎないので自治体がそれに従うかどうかは自治体の自由にする、義務は無いということを言っております。それから2002年には当時の坂口厚労大臣は、自主性を尊重すると回答しております。なので、現在、標準保険料が5,000円ですが、また第6次になり、これがまた値上げということになりますと、とてもとても払える保険料にはならないと思うので、ここで何とか保険料の支援を一般会計からの繰り入れでしていただければなと思います。
 それから、4点目が県の財政安定化基金の取り崩しについて、もし取り崩せば、値上げ分を40円下げることが可能であるということをこの前回答されましたが、その取り崩しができたのかどうかお聞きします。
議長(大厩富義君) 介護保険係長。
介護保険係長(小林満君) 私からは平成24年度に関わる保険料収入、徴収状況についての質問にお答えをいたします。保険料徴収につきましては特別徴収、年金からの徴収と年金年額が18万円未満の方からいただく普通徴収の2つがあります。特別徴収につきましては年金から天引きでありますので、100パーセント徴収ということになります。普通徴収につきまして、直近の6月末の収納率、これは調定額に対します収納額でありますが、昨年度と比較して4.53ポイントのマイナスであります。しかしながら、本年6月の30日は土曜日でありまして、金融機関はお休みであります。祝祭日の場合には営業日が翌日になりますので、7月2日分を加味することによって6月の徴収率の正確な数字が出てまいりますので、この約119万円余をプラスしますと、普通徴収の収納率は昨年度比1.63ポイントのプラスということになりまして、介護保険料が3,870円から月額5,000円に上がったことによる普通徴収の収納率の影響は今のところ見られないと考えております。私からは以上であります。
議長(大厩富義君) 庶務係長。
庶務係長(白澤俊之君) 私からは処遇改善についての質問にお答えいたします。廃止に伴います今後の検討がされているかということでございます。まず、それにつきましては、今後、国の定めにより介護保険制度運営を行ってまいっておりますので、こうした中からこれらを見極める中で、検討してまいりたいと考えております。
 それから、一般会計からの繰り入れの関係であります。これにつきましても、当然、議員おっしゃられたとおり、今後、介護保険料につきましても引き上げというものが想定されるわけでありますが、これらも含めまして、第5期につきましては計画によって進めているところでありますので、来年度立ち上げ予定しております第6期計画策定委員会、こうした中でこれら一般会計からの繰り入れ、あるいは先ほどの処遇改善、こうしたものにつきましても併せて検討し、事業を遂行してまいりたいと考えております。私からは以上であります。
議長(大厩富義君) 介護福祉課長。
介護福祉課長(上野法之君) 県の財政安定化基金の取り崩しの件でございますけれども、まだ取り崩してこちらに入っているわけではありません。ただ、この基金の充当につきましては3年計画のうち初年度は平均値で介護保険料をいただいておりますので、初年度に不足するということではございませんので、今年度当初にそれがなければ資金運用ができないということではございません。今後、取り崩してこちらの方に入金されるということでございます。
議長(大厩富義君) よろしいですか。
  服部議員、今の議案に関係する質問にしていただきたいと思います。
  服部久子議員。
9番(服部久子君) 介護士の処遇改善の件ですけれども、もうすでに9割を超える事業所から申請が出ているということは、非常に逼迫しているということだと思うのです。6期のところで考えるというのは、やはり遅いのではないかと思うのですけれども、ぜひここのところは検討を早くしていただいて、事業所が成り立っていかなければ潰れてしまいます。そうすると、また待機者がどんどん増えていきますので、そこのところをぜひ早い対応をよろしくお願いしたいと思いますがいかがでしょう。
議長(大厩富義君) 庶務係長。
庶務係長(白澤俊之君) ただ今のご質問についてお答えをいたします。第5期の介護保険事業計画につきましてはすでに策定をし、初年度ということで始まっているところであります。そうした中で、これにつきましては介護保険の根幹を揺るがす内容でございます。そうした中では、国の方向性というものをきちんと見極める中で進めていく必要がございます。そうした中では、第6期の計画策定の際にこの内容についても併せて検討してまいりたいと考えております。以上であります。
議長(大厩富義君) 他にありませんか。
 お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)  
議長(大厩富義君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 ただ今、議案となっている議案第31号は、福祉常任委員会に付託します。
 以上で、本日の日程は終了いたしました。本日は、これにて散会といたします。
閉会 12時5分
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北アルプス広域連合議会
平成24年8月定例会議事日程(第2号)

平成24年8月23日(木) 午前10時開議


日程第1 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決
議案第25号 平成23年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について
総務常任委員長 平林寛也
福祉常任委員長 平林英市
議案第26号 平成23年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について
総務常任委員長 平林寛也
議案第27号 平成23年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について
福祉常任委員長 平林英市
議案第28号 平成23年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
福祉常任委員長 平林英市
議案第29号 平成23年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について
総務常任委員長 平林寛也
議案第30号 平成24年度北アルプス広域連合一般会計補正予算(第4号)
総務常任委員長 平林寛也
福祉常任委員長 平林英市
議案第31号 平成24年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
福祉常任委員長 平林英市

日程第2 議案の上程、説明、質疑、討論、採決
議事第1号 北アルプス広域連合議会会議規則の一部を改正する規則制定について

本会議出席者名簿
出席議員(18名)
1番 大厩富義君 2番 竹村武人君
3番 平林英市君 4番 和田俊彦君
5番 大和幸久君 6番 小林治男君
7番 荒澤 靖君 8番 甕 聖章君
9番 服部久子君 11番 平林寛也君
12番 榛葉良子君 13番 白澤富貴子君
14番 下川正剛 15番 松沢貞一君
16番 太田伸子君 17番 宮澤治男君
18番 藤原賢司君
欠席議員(1名)
10番 矢口 稔君
説明のために出席した者
広域連合長(大町市長)   牛越 徹君
副広域連合長(池田町長) 勝山隆之君
副広域連合長(松川村長) 平林明人君
副広域連合長(白馬村長) 太田紘熙君
副広域連合長(小谷村長) 松本久志君
会計管理者(大町市会計管理者) 西田 均君
事務所長兼総務課長 宮坂佳宏君
消防長 栗林伸夫君
消防本部総務課長兼庶務係長 倉科孝志君
介護福祉課長兼介護審査係長 上野法之君
鹿島荘所長 大日方宗仁君
虹の家事務長 松田俊郎君
介護福祉課長補佐介護庶務係長 白澤俊之君
総務課企画振興係長兼介護福祉課介護保険係長 小林 満君
総務課長補佐兼会計係長 西澤美千夫君
総務課長補佐兼ごみ処理広域化推進係長 西山 孝君
総務課長補佐兼土木振興係長 吉原 稔君
総務課総務係長 宮本和紀君
事務局職員出席者
書記 佐藤 聡君    書記 蒔苗 剛君

本日の会議に付した事件
議事日程(第2号)記載のとおり
開会 午前10時00分
議長(大厩富義君) おはようございます。ただいまから北アルプス広域連合議会平成24年8月定例会、本日の会議を開きます。
 本日の出席議員は、17名であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 なお、欠席・遅参等については、所長に報告いたさせます。
所長(宮坂佳宏君) 報告いたします。10番矢口稔議員が都合により欠席との届出がされております。以上でございます。
議長(大厩富義君) 続いて、理事者等の欠席・遅参等については、所長の報告を求めます。
所長(宮坂佳宏君) 報告いたします。正副連合長は全員出席をしております。以上です。
日程第1 常任委員会委員長審査報告・質疑・討論・採決
議長(大厩富義君) これより、本日の会議を開きます。
 日程第1「常任委員会委員長審査報告・質疑・討論・採決」を行います。
 議案第25号について、各委員長の報告を求めます。
 はじめに、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(平林寛也君)登壇〕
総務委員長(平林寛也君) おはようございます。当委員会に付託されました、議案第25号「平成23年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について」総務常任委員会関係部分につきまして、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から「観光振興費におけるエリアロードマップ及び広域観光パンフレットは、どのように活用しているのか」との質疑が出され、行政側からロードマップ及び観光パンフレットはそれぞれ5万部印刷し、圏域内115か所の観光客が立ち寄る道の駅やコンビニエンスストア及びガソリンスタンドなどに設置した専用スタンドに置き、圏域の観光情報の発信に努めている」との説明がなされました。
 当委員会では慎重審査の結果、賛成多数で原案を認定すべきものと決しました。
 以上で報告を終わります。
議長(大厩富義君) 総務委員長の報告が終わりました。
 次に福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(平林英市君)登壇〕
福祉委員長(平林英市君) おはようございます。福祉常任委員会に付託されました「議案第25号平成23年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について」福祉常任委員会の関係部分につきまして、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から障害者相談支援事業における相談件数及び相談内容についての質問があり、行政側からは、福祉サービスや就労相談など、主だった相談内容とそれぞれの件数について答弁がありました。
 また、鹿島荘の職員体制について、「夜間体制の改善について説明があったが、1.7倍の施設の広さになり、更には個室化となり対応は可能か」との質問があり、行政側からは、「現在支援員は11名で対応しており、夜間の支援員の体制は2名体制として、昼間については、一部3人体制の時もあるが、基本的には4人体制で対応する」との答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
議長(大厩富義君) 各委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第25号について、まず、総務委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
 平林英市議員。
   〔3番(平林英市君)登壇〕
3番(平林英市君) 議案第25号、反対です。議案第25号平成23年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について、ごみ処理施設の部分で反対討論をいたします。
 私は以前から、広域で1か所にするか、現行のように大町市と白馬・小谷の2か所にするかという原点から、十分な説明や意見集約・議論すべきだと主張してきました。私自身は建設費だけでなく、収集運搬や住民の利便性を考慮し、大町と白馬・小谷と別々に建設すべきものであると考えます。白馬村の飯森地区、大町市の三日町と2度にわたって失敗しました。牛越連合長は飯森断念後、3市村で再検討した結果、広域でやることを再確認したと言いましたが、住民の意見を集約せず、トップダウン方式で決めたことに大いに疑問を感じております。牛越連合長は大町市長でもありますが、常々口にする協働とは相反するやり方だと私は思います。また、検討委員会を経て三日町に決まった経過について、公平性・公開性・透明性に十分配慮して進めてきたとしておりますが、果たしてそのように感じている市民がどれだけいるでしょうか。三日町住民からは突然の話で困惑しているとの声も聞かれ、町内を二分するような自体も招きました。連合長あるいは広域行政と市民との間に大きな隔たりがあることを物語っていると思います。2度の失敗は、3市村の住民の意見集約や説明を十分してこなかったことが大きな原因だと私は考えております。大町市議会の中でも一旦白紙に戻して、原点から見直すべきと私は主張してきました。それをせずに行政主導で進めてきたために、結果として無駄な歳月や無駄な経費を投じたことになったと考えます。よって、この決算には到底賛成できません。今後、新たな候補地が決定されることになりますが、将来、禍根を残さないようできる限りオープンで、より多くの住民の意見を集約して決定するよう申しあげ、反対討論といたします。
議長(大厩富義君) 他に討論はありませんか。
 荒澤靖議員。
   〔7番(荒澤靖君)登壇〕
7番(荒澤靖君) 議案25号、賛成です。議案25号に対して反対討論が出て、驚いたところであります。特にごみ処理関係についての議論でございますので、私の思っていることを簡単に述べて賛成にしたいと思います。ごみ処理広域化につきましては、まず広域議会で協議して、決定して進めてきたところであります。公平性・透明性については全て議会に報告し、進められてきたというように理解をしております。一部では3市村によります広域化について、見直しすべきとの意見もありましたけれども、広域議会で了承を得て進めてきたところであります。今回は三日町候補地の断念に伴って、選定についてこれまでの断念を教訓にして、大きく手法を変えて取組んでいるところであります。広域基本計画・施設基本計画については、検討委員会で見直しをし、提言したものを白紙に戻してはいないために、引き続き効率的な一般廃棄物処理に対して取組んでいるわけであります。議会としてもこれを進める立場で賛成討論としたいと思います。よろしくご賛同をいただきたいと思います。
議長(大厩富義君) 他に討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) お諮りいたします。この辺で討論を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) ご異議なしと認めます。よって討論を終結いたします。
 これより採決を行います。議案第25号を各委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立多数)
議長(大厩富義君) 起立多数であります。
 よって、「議案第25号平成23年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について」は、各委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第26号について、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(平林寛也君)登壇〕
総務委員長(平林寛也君) 当委員会に付託されました「議案第26号平成23年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について」審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。以上です。
議長(大厩富義君) 総務委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第26号について、総務委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。議案第26号について、総務委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(大厩富義君) 起立全員であります。
 よって、議案第26号「平成23年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、総務委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第27号・議案第28号について、福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(平林英市君)登壇〕
福祉委員長(平林英市君) 当委員会に付託されました「議案第27号平成23年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について」及び「議案第28号平成23年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、それぞれ審査の結果を報告いたします。
 まず、議案第27号介護老人保健施設特別会計決算の認定では、審査中、委員から施設運営委託料の内容についての質問があり、行政側からは、施設運営委託料は、大町病院から医師、作業療法士、看護師など、職員9名分の職員派遣に伴う委託料であるとの答弁がありました。
 また、リハビリ利用者はどのような方が利用されるのかとの質問があり、行政側からは、病院を退院し、移られてくる方が主であり、短期入所の方は自宅からの利用になるが、基本的には病院から、施設に入所し在宅復帰を目指し、リハビリを実施している状況であるとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
 続きまして、「議案第28号介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から低所得者等に対する介護保険サービス利用者の利用料の一部軽減事業における実績についての質問があり、行政側からは、それぞれの軽減事業の内容についての説明があり、3事業については、対象者や利用がなかったことにより実績がゼロであったとの答弁がありました。
 また、地域支援事業における市町村との連携についての質問があり、行政側からは、広域連合が市町村に委託し実施している事業で、事業内容は市町村においてそれぞれ必要な事業を行っている。こうした中で、市町村における事業内容の情報を共有するなどして、事業の充実に努めているとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
議長(大厩富義君) 福祉委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。まず、議案第27号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第28号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 議案第27号、議案第28号について、討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。まず、議案第27号について、福祉委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(大厩富義君) 起立全員であります。
 よって、議案第27号「平成23年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、福祉委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第28号について、福祉委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(大厩富義君) 起立全員であります。
 よって、議案第28号「平成23年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、福祉委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第29号について、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(平林寛也君)登壇〕
総務委員長(平林寛也君) 当委員会に付託されました「議案第29号平成23年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について」審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。以上です。
議長(大厩富義君) 総務委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第29号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。
 議案第29号を総務委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(大厩富義君) 起立全員であります。
 よって、議案第29号「平成23年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、総務委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第30号について、各委員長の報告を求めます。
 はじめに、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。
   〔総務委員長(平林寛也君)登壇〕
総務委員長(平林寛也君) 議案第30号「平成24年度北アルプス広域連合一般会計補正予算(第4号)」総務常任委員会関係部分につきまして、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から「観光振興費における地域情報発信事業委託料について、費用対効果の検証や事業の評価はどのような手法で行うのか」との質疑が出され、行政側から「委託料の仕様書で、モニタリング結果の報告も含まれている」との説明がなされました。
 また、「情報の発信にあたっては、観光情報生活情報のみでなく、スポーツイベントなど、多方面にわたる情報を発信していただきたい」との意見が出されました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(大厩富義君) 次に福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(平林英市君)登壇〕
福祉委員長(平林英市君) 当委員会に付託されました、議案第30号「平成24年度北アルプス広域連合一般会計補正予算(第4号)」福祉常任委員会関係部分につきまして、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から「鹿島荘の人的対応のほか、施設整備面からの対応は検討されているのか」との質問があり、行政側からは、「施設周囲のフェンスやセンサーの設置のほか、窓には二重ロックを採用するなどの対策を講ずる予定である」との答弁がありました。
 また、意見として、「指定管理者制度の導入について、職員組合との検討を進めているとのことであるが、その状況を議会へも報告されたい」との意見がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(大厩富義君) 各委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第30号について、総務委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。議案第30号を各委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(大厩富義君) 挙手全員であります。
 よって、議案第30号「平成24年度北アルプス広域連合一般会計補正予算(第4号)」は、各委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第31号について、福祉委員長の報告を求めます。福祉委員長。
   〔福祉委員長(平林英市君)登壇〕
福祉委員長(平林英市君) 当委員会に付託されました、議案第31号「平成24年度北アルプス広域連合介護保険事業補正予算(第2号)」につきまして、審査の結果を報告いたします。当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
議長(大厩富義君) 福祉委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第31号について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。議案第31号を福祉委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(大厩富義君) 挙手全員であります。
 よって、議案第31号「平成24年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」は、福祉委員長報告のとおり可決されました。
日程第2 議案の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(大厩富義君) 日程第2「議案の上程、説明、質疑、討論、採決」を行います。
 議事第1号を議題といたします。
 この議事は、議員提出の議案であります。
 議事第1号「北アルプス広域連合議会会議規則の一部を改正する規則の制定について」、提出者を代表し、宮澤治男議員に提案理由の説明を求めます。
 宮澤治男議員。
   〔17番(宮澤治男君)登壇〕
17番(宮澤治男君) 議事第1号北アルプス広域連合議会会議規則の一部を改正する規則制定につきまして、提案者を代表して提案理由の説明を申しあげます。併せて、お配りいたしました説明資料、新旧対照表をご覧ください。
 今回の改正は、広域連合議会の一般質問を一問一答方式へ変更すること、また地方自治法の一部改正に伴う会議規則の一部改正、併せまして会議規則を全般にわたり見直し、改正するものでございます。
 なお、軽微な改正の部分につきましては、説明を省略させていただきますので、ご了承ください。
 第7条は会議時間等に関する規定を改めるものでございまして、議長は必要があると認めるときは、原則として議長の判断により、会議時間を変更することができることとし、また、会議の開始は号鈴で報ずることを追加いたします。
 第12条の2は一時不再議に関する規定を追加するものでございます。
 第21条の2は選挙にかかわる不在議員の取り扱い、第21条の3は、同じく選挙にかかわる議場の出入口閉鎖に関する規定をそれぞれ追加するものでございます。
 次に第39条第2項は、委員会の中間報告に関する規定を追加するものでございます。
 第43条第1項は、発言の方法に関する規定で、現状に見合った内容に改めるものでございます。
 第53条第3項は、一般質問を一問一答方式に変更することに伴い、質問席に関する規定を追加するものでございます。
 第55条の2は、発言の取消し等に関する規定を追加するものでございます。
 第73条第2項は、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、否とみなすとする規定を追加するものでございます。
 第78条の2は、請願文書表の作成及び配付に関する規定を追加するものでございます。
 第79条第1項は、請願の委員会付託について、特別委員会にも付託することができるよう、条文を改正するものでございます。
 第103条は、地方自治法の一部改正により、議会は会議規則の定めるところにより、議案の審査又は議会の運営に関し、協議又は調整を行うための場を設けることができることとされました。この改正は、議員活動のうち、議会運営の充実などを図る目的で開催されている全員協議会等について、会議規則に定めることにより、議会活動の範囲に含まれ得ることを明確にすることを目的としたもので、今回、関係する条項を追加するものでございます。
 なお、協議又は調整を行うための場につきましては、別表のとおり、全員協議会と常任委員会協議会といたします。
 第104条は、第103条と同様に、地方自治法の一部改正により、議案の審査又は当該地方公共団体の事務に関する調査のために、必要があると認めるときは、会議規則の定めるところにより、議員を派遣することができることとなりましたことから、今回、関係する条項を追加するものでございます。
 第105条は、従来の第103条を繰り下げるものであり、別表につきましては、第103条関係の規定でございます。
 附則といたしまして、この規則は、公布の日から施行するものでございます。
 以上、説明申しあげましたが、ご賛同いただき、ご可決賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
議長(大厩富義君) 以上で説明が終わりました。提案者に対しご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(大厩富義君) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。議事第1号を原案どおり可決することにご賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手多数)
議長(大厩富義君) 挙手多数であります。よって、議事第1号は原案どおり可決されました。
 以上で、本8月定例会に付議されました案件は、すべて終了いたしました。
 ここで、広域連合長のあいさつを受けることといたします。
 広域連合長。
   〔広域連合長(牛越徹君)登壇〕
広域連合長(牛越徹君) 8月定例会の閉会にあたりまして、一言ごあいさつを申しあげます。
 本定例会にご提案申しあげました、平成23年度決算の認定並びに平成24年度補正予算案など7議案につきまして、昨日、本日と2日間にわたり、本会議及び常任委員会を通じまして、慎重なるご審議をいただき、原案どおりご承認並びにご可決を賜りましたことに、厚く御礼を申しあげます。
 ご審議いただきました内容や、ご意見、ご提言につきましては、今後の広域行政運営の中で十分に活かしてまいる所存でございます。
 広域連合の当面の課題であります、ごみ処理広域化の推進につきましては、今後、施設の受入れをお決めいただいた地区の皆様との間で、積極的な意見交換を行うことなどにより、地域の振興と課題解決に向けた検討を3市村で行った上、広域連合に推薦いただき、施設建設候補地の選定を進めてまいることとしております。
 また、鹿島荘の運営につきましては、改築に併せ、入所者の安全に配慮したセンサーの設置など設備面での充実を検討するとともに、補正予算でご提案申しあげました夜間の勤務態勢の強化に加え、職員のスキルアップに工夫を凝らすなど運営の向上を図ってまいる所存でございます。また、ご寄附いただきました隣接土地を有効に活用することにより、入所者の皆さんにとって、より潤いのある施設環境の整備に努めてまいります。
 間もなく市町村議会9月定例会も開会されます。議員各位におかれましては、くれぐれも健康にご留意いただき、益々ご活躍されますようお祈り申しあげまして、閉会にあたりましてのごあいさつといたします。
 誠にありがとうございました。
議長(大厩富義君) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
 議員各位には暑い中、また、公務ご多忙のところご出席いただきまして、厚く御礼申しあげます。
 これにて、平成24年北アルプス広域連合議会、8月定例会を閉会といたします。
 大変ご苦労さまでした。
閉会 午前10時34分
平成24年8月23日
議会議長 大厩富義

12番 榛葉良子

13番 白澤富貴子
 

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・総務課総務係
(議会事務局)
電話:0261-22-6764
   
 


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