北アルプス広域連合議会
平成25年8月定例会議事録
1日目:平成25年8月22日(木) 2日目:平成25年8月23日(金)
北アルプス広域連合議会
平成25年8月定例会議事日程(第1号)

平成25年8月22日(木) 午前10時開議
 

日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 広域連合長あいさつ
日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
議案第20号 損害賠償の額を定め和解することについて
議案第21号 平成24年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について
議案第22号 平成24年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第23号 平成24年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第24号 平成24年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第25号 平成24年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第26号 平成25年度北アルプス広域連合一般会計補正予算(第1号)
議案第27号 平成25年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算(第1号)
議案第28号 平成25年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)
議案第29号 平成25年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第30号 平成25年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計補正予算(第1号)


本会議出席者名簿
出席議員(18名)
1番 小林治男君 2番 二條孝夫君
3番 平林英市君 4番 橋 正君
5番 大和幸久君 6番 大厩富義君
7番 荒澤 靖君 8番 立野 泰君
9番 服部久子君 10番 大出美晴君
11番 平林寛也君 12番 榛葉良子君
13番 白澤富貴子君 14番 横田孝穗君
15番 北澤禎二郎君 16番 田中榮一君
17番 宮澤治男君 18番 藤原賢司君
説明のために出席した者
広域連合長(大町市長)   牛越 徹君
副広域連合長(池田町長) 勝山隆之君
副広域連合長(松川村長) 平林明人君
副広域連合長(白馬村長) 太田紘熙君
副広域連合長(小谷村長) 松本久志君
監査委員 岡澤利幸君
会計管理者(大町市会計管理者) 西田 均君
事務所長兼総務課長 宮坂佳宏君
消防長 栗林伸夫君
消防本部総務課長兼庶務係長 倉科孝志君
消防本部総務課長補佐兼警防係長兼通信指令室長 細川 隆君
消防本部総務課長補佐兼予防係長 降籏寛次君
介護福祉課長 上野法之君
鹿島荘所長 大日方宗仁君
虹の家事務長 松田俊郎君
介護福祉課長補佐兼庶務係長 白澤俊之君
総務課長補佐兼企画振興係長兼介護福祉課介護保険係長 小林 満君
介護福祉課審査係長 牛越秀仁君
総務課長補佐兼会計係長 西澤美千夫君
総務課長補佐兼施設整備推進係総合調整担当係長 西山 孝君
総務課長補佐兼施設整備推進係調査担当係長 長澤 孝君
総務課長補佐兼土木振興係長 吉原 稔君
総務課総務係長 宮本和紀君
事務局職員出席者
書記 佐藤 聡君    書記 蒔苗 剛君

本日の会議に付した事件
議事日程(第1号)記載のとおり

開会 午前10時00分
議長(小林治男君) おはようございます。ただ今から北アルプス広域連合議会平成25年8月定例会を開会いたします。
 本日の出席議員は、18名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 続いて、理事者等の欠席・遅参等については、所長の報告を求めます。
 所長。
所長(宮坂佳宏君) 報告いたします。正副連合長並びに監査委員は、全員出席をしております。以上でございます。
日程第1「会議録署名議員の指名」
議長(小林治男君) これより、本日の会議を開きます。
 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。
 会議録署名議員は、連合議会の会議規則第109条の規定により、議長において3番平林英市議員、4番橋正議員を指名いたします。
日程第2「会期の決定」
議長(小林治男君) 次に、日程第2「会期の決定」を議題といたします。
 本8月定例会の会期等議会運営につきましては、去る8月12日に議会運営委員会を開催願い、ご審議を願っておりますので、議会運営委員長に報告を求めることといたします。
 議会運営委員長。
   〔議会運営委員長(平林寛也君)登壇〕
議会運営委員長(平林寛也君) おはようございます。去る8月12日に議会運営委員会を開催し、本8月定例会の会期日程等について審議をしておりますので、審議の概要についてご報告いたします。
 本定例会の会期は、本日8月22日と明日23日の2日間であります。
 本定例会に付議されております案件は、事件案件1件、決算認定案件5件、予算案件5件の合計11件でございます。
 決算認定案件は、一括して提案理由の説明を行った後、監査委員から監査報告をいただき、質疑を行います。
 各議案については、委員会に付託し、審査を経て委員長報告、質疑、討論を行い、採決を行います。
 また、2日目本会議終了後に、ごみ処理特別委員会の開催を予定しております。議会運営委員会では、これを了承しております。
 審議の概要は以上であります。よろしくご賛同のほどをお願いいたします。
議長(小林治男君) ただ今の議会運営委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結します。
 お諮りいたします。本定例会の会期等につきましては、議会運営委員長報告のとおり、本日8月22日から明日の8月23日までの2日間とし、議会運営につきましても、報告どおり決することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日と明日の2日間と決定いたしました。
日程第3「広域連合長のあいさつ」
議長(小林治男君) 次に、日程第3「広域連合長のあいさつ」を受けることといたします。
 広域連合長。
   〔広域連合長(牛越徹君)登壇〕
広域連合長(牛越徹君) おはようございます。本日、ここに広域連合議会8月定例会が開催されるにあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
 議員各位には何かとご多用の中にもかかわらず、ご参集をいただき、厚く御礼申し上げます。
 先に内閣府が発表しました4月から6月期の国内総生産、GDPの速報値は、年率換算で2.6パーセントの増加となっております。先月実施されました参議院議員通常選挙の結果、衆参両院におけるねじれが解消されましたが、安倍政権の経済政策の取り組みがいっそう力強く進められ、早期にアベノミクスの具体的な効果が地方にまで及ぶことを期待するところでございます。
 このような中、先日の報道によりますと、国では地方経済の活性化策として、来年度から過疎債の対象事業の範囲を拡大することを検討していると伝えられております。これにより、今まで対象とならなかった一般廃棄物処理施設建設への活用が可能となりますことから、当広域連合が進めております一般廃棄物処理施設整備における資金計画上、3市村にとりましても朗報であり、見直しが実現することを期待しております。
 次に、今月26日には、県知事と圏域内の市町村長との意見交換会が予定されております。ここでは、広域的な観光振興をキーワードに、当地域を取り巻く環境の変化や新幹線金沢延伸を見据えた戦略として、地域高規格道路松本糸魚川連絡道路などの幹線道路網の整備をはじめ、地域資源の発掘や磨き上げ、さらには圏域内外の幅広い連携などをテーマとして、積極的に意見を交換することとしております。
 また、翌27日には、県議会危機管理・建設委員会の現地調査が行われます。この際にも、限られた時間ではありますが、管内各市町村から、地域高規格道路をはじめとする道路整備の促進、治水砂防対策など、委員会が所管する事業分野につきまして、要請活動を予定しております。
 以下、当面する主な事業の取り組み状況について申し上げます。
 大北福祉会館の耐震対策につきましては、今年度実施しております耐震診断の調査が終了いたしました。受託設計業者の補強対策案によりますと、柱の間を鉄骨で補強することや、間仕切りのコンクリートブロックを耐震壁に改修するなどの耐震補強を実施することにより、耐震化が図られる見通しとなっております。この調査結果と耐震補強の実施方法につきましては、9月に、長野県建築士事務所協会の耐震診断判定特別委員会での審査が予定されておりますが、大北福祉会館の耐震対策につきましては、これらの結果を踏まえ、経費面を含めて、今後、構成市町村と十分検討を重ね、対応方策を見定めてまいります。
 次に、広域的な地域情報化の推進について申し上げます。
 国では、東日本大震災の教訓から、各市町村で保有する戸籍情報について、現在、全国規模のバックアップセンターを整備することとしており、これに伴い、戸籍情報の変動データを逐次送信するシステムの構築が求められております。戸籍データにつきましては、当広域では平成23年度より共同処理が行われておりますが、戸籍情報送信のためのシステム改修が必要となりますことから、所要の経費を補正予算に計上し、今定例会に提案いたしております。
 次に、養護老人ホーム鹿島荘について申し上げます。
 一昨年7月から1年8か月にわたり進めてまいりました改築工事の竣工式を、地元県議会議員、大町保健福祉事務所長、広域連合議会議長をはじめ多くの方々にご出席いただき先月19日に開催いたしました。全面改築事業の無事完成を祝い、ご協力いただきました数多くの皆様に感謝申し上げますとともに、今後も鹿島荘が親しまれ、地域に溶け込み、地域とともに歩んでゆくことができますよう祈念したところでございます。
 また、工事期間中、見合わせておりました地域の皆さんとの交流事業も再開し、今月1日には地元大新田町自治会との共催により納涼祭が開催され、多くの皆さんに新装なった鹿島荘を訪れていただき、入所者との交流を深めていただきました。
 平成22年8月に発生しました入所者の入浴中の事故につきまして、相続人の委任者と相談をしてまいりましたところ、このたび、協議が整いましたことから、損害賠償の額を定め和解することにつきまして、議案を上程いたしますとともに、所要の経費を補正予算に計上いたしました。
 この事故を受けまして、再発防止策として、緊急時の対応マニュアル及び連絡体制の整備を図ってきたところでありますが、今後とも入所者の安全確保に施設をあげて努めてまいります。
 次に、第5期介護保険事業計画で定める介護基盤の整備につきましては、来年4月の開設を目指し計画を進めております松川村内の特別養護老人ホームについて、助成に要する経費を補正予算に計上いたしております。
 続きまして、一般廃棄物処理施設の整備について申し上げます。
 4月より、事業の推進に必要な生活環境影響調査等の実施内容やスケジュール等につきまして、建設予定地の地元源汲自治会をはじめ、周辺自治会への説明会を行ってまいりました。また、6月28日には、先進施設であります飯山市のエコパーク寒川への見学会を実施しましたところ、源汲自治会及び周辺自治会の皆様30人のご参加をいただきました。参加者の皆様からは活発な質問が寄せられ、有意義な見学会となりました。
 整備を進めるための調査では、測量・地質調査につきましては、大町市の北陽建設株式会社と、また、生活環境影響調査につきましては、富山市にあります株式会社中部設計と業務委託契約を締結し、今後、地元及び周辺地域の皆様のご理解を得ながら調査を実施してまいります。
 一般廃棄物処理施設の整備は、国の循環型社会形成推進交付金の対象であり、当広域連合における本年度からの測量・地質調査及び生活環境影響調査、並びに基本設計につきましても、この交付金の対象事業と位置付けられ、5月29日付けで本年度の交付金の内示がございました。本年度の交付金は、国予算の事情により、要望額より35.5パーセント、金額にして859万円少ない1,575万5千円の内示額となりました。これを受け、6月19日には私も出席し、急きょ環境省及び県選出国会議員に対し、県下14首長等による要望活動を行い、住民生活や事業活動の重要な基盤として循環型社会の形成に不可欠な当該交付金につきまして、本年度の所要額を確保するとともに、来年度に向け万全の措置を講ずるよう要請いたしました。
 一般廃棄物処理施設の計画内容につきましては、現在、準備を進めております基本設計等により、施設・設備の仕様を取りまとめてまいります。設計にあたりましては、公害防止の徹底を図りますとともに、3市村の住民の皆様の幅広いアイデアをいただき、煙突や建物デザイン等に工夫を凝らし、地域のイメージを損なうことがないよう環境及び景観の保全に全力を挙げて努めてまいります。併せまして、積極的な情報発信や、環境教育の取組みなどを通じて、先進的な施設として整備、運営を目指してまいる所存でございます。
 次に、消防関係について申し上げます。
 上半期の出動状況につきましては、火災出動16件、救急出動1,678件、救助出動17件となっており、昨年同期と比較しますと、火災出動で10件、救急出動で176件、救助出動で2件、それぞれ増加いたしました。
 火災出動につきましては、約6割が建物で発生し、9人の方が負傷しておりますことから、消防団や関係機関と緊密な連携を図り、建物火災の予防に努めてまいります。また、救急出動につきましては、高齢社会を迎え出動要請が増加してきており、救急車が真に必要な人のために活用されるよう、啓発に努めてまいります。
 火災予防につきましては、本年2月に発生し、死者5人、負傷者7人を出した長崎市の認知症高齢者グループホームの火災を受け、当管内の同種の施設に対しまして緊急点検を実施するとともに、日常の防火管理態勢や、消防用設備等の保守・管理、消防訓練などの防火対策の徹底について周知いたしました。今回の緊急点検の対象から外れております施設につきましても、今後予定する通常検査で点検を実施するとともに、一般住宅への住宅用火災警報器の設置促進を図り、人命の安全確保と火災予防に努めてまいります。
 消防指令センター整備事業の進捗状況につきましては、現在、工場におきまして既に機器の製造が始まっており、また、新たに導入いたします各種消防業務に関する情報処理システムにつきましても細部の検討が終了いたしました。指令センターは消防活動の中枢機能を担う部門でありますことから、今後も、関係機関と定期的に会合を開催し、協議、調整を綿密に行い、工期内に工事が完了するよう進捗に努めてまいります。
 次に、介護老人保健施設虹の家について申し上げます。
 8月1日現在、施設入所者48人、通所利用者20人の方が利用されており、4月から7月までの入所利用者は、延べ5,523人、1日平均で45.3人となっており、昨年同期との比較では、280人の増となっております。これは、新たな取り組みとして、空床情報をホームページに掲載するとともに、管内ケアマネジャーにも直接、情報配信を開始したことに加え、急な短期入所のご要望にも可能な限り対応するよう改善したことによるものと考えております。
 また、通所利用者は延べ1,579人、1日平均18.6人で、昨年同期の1,490人に比べ、89人の増となっております。
 本年1月に発生しました、入所者が餅を詰まらせて亡くなられた事故につきましては、先月、事故調査委員会から報告をいただきましたが、入所者の安全対策などの充実を図るため備品購入に要する予算を補正計上しております。今後も、いっそう利用者の安全管理の徹底と処遇の向上に努めてまいります。
 次に、介護保険事業について申し上げます。
 今月6日、社会保障制度改革国民会議では、「確かな社会保障を将来世代に伝えるための道筋」とする最終報告書を取りまとめ、総理大臣に提出しました。
 報告書では、まず、医療と介護の一体的な見直しの観点から、医療から介護へ、また、病院・施設から地域・在宅へとする流れを推進するため、医療・介護・予防・生活支援などの、継続的な地域包括ケアシステムの構築を目指すこととしております。
 介護保険制度につきましては、介護サービスの適正化及び重点化を図ること、また、低所得者をはじめとする国民の保険料負担の増大を抑えることを求め、要支援の方を対象とした介護予防給付の見直しについて、段階的に市町村の地域包括推進事業に移行させていくべきとされております。
 この見直しが実施に移された場合、具体的な制度設計や実施スケジュール、費用負担の問題などが固まっておりませんので、その影響について現段階で予想することは困難でありますが、介護を必要とする方だけでなく、市町村にとりましても様々な影響が生じるものと懸念されるところであります。また、平成27年度からの第6期介護保険事業計画にも大きな影響が及ぶものと考えられますことから、今後、情報収集に努め、遺漏のないよう適切に対応してまいります。
 次に、平日夜間救急医療について申し上げます。
 小児科・内科急病センターは、開所8年目を迎え、本年4月から7月末までの4か月間の利用状況は、診療日数100日、受診者延べ185人となり、前年同期比6人、3.1パーセントの減となっております。1日平均1.9人の方からご利用いただいており、受診者のうち小児患者は123人で、全体の66.5パーセントを占め、前年同期比13人、11.8パーセントの増となりました。
 今後も引き続き、大北医師会と十分連絡を密にするとともに、市町村とも連携を図り、診療案内について広報紙やホームページなどにより周知に努めてまいります。
 以上、主な事業の取り組み状況について申し上げました。
 今後も引き続き、圏域の発展と住民福祉の増進に取り組んでまいりますので、議員各位並びに住民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 本定例会にご提案申し上げます案件は、事件案件1件、決算案件5件、予算案件5件の合計11件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際に説明いたしますので、よろしくご審議の程お願い申し上げます。ありがとうございました。
日程第4「議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決」
議長(小林治男君) 次に、日程第4「議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決」を行います。
 議案第20号「損害賠償の額を定め和解することについて」を議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(宮坂佳宏君)登壇〕
所長(宮坂佳宏君) ただ今議題となりました議案第20号損害賠償の額を定め和解することにつきまして、地方自治法第96条第1項12号及び13号の規定に基づき、議会の議決をお願いするものでございます。
 この事案につきましては、平成22年8月9日午前11時頃、養護老人ホーム鹿島荘入所の当時71歳の男性が、施設の浴室でおぼれていたところを職員が発見いたしました。
 午後2時20分に施設の嘱託医の診察を受け、医師の指示により経過観察をしていたところでございます。翌10日、鹿島荘嘱託医と入所者の主治医の協議により松本の病院に入院。8月23日容態が急変、呼吸不全によりお亡くなりになった事故でございます。
 入所者本人の亡き兄の妻が遺言書により遺産相続人に指定されておりまして、その兄の妻から委任を受けたその娘、姪が損害賠償の請求者となるものでございます。
 和解の内容は、北アルプス広域連合は損害賠償請求者に対し、損害賠償額320万円を支払い、損害賠償請求者は北アルプス広域連合に対し、そのほかの請求は一切しないとするものでございます。
 損害賠償につきましては、加入しております保険会社及びその顧問弁護士との協議の上、死亡者本人の遺失利益や慰謝料などを総額3,200万円といたしました。
 事故発見から嘱託医の診察までに時間を要したことを鹿島荘の過失とし、その1割相当として、320万円を損害賠償の額とするものです。
 死亡と医療との関係から、主治医に対して医療情報の提供を求め、そのことに時間を要したことや、保険会社嘱託医師と鹿島荘の嘱託医との協議などもあり、示談の相談が昨年の2月となりました。
 しかし、その時点では、ご遺族の方のご同意がいただけず、ご遺族の皆さんは、弁護士に相談するとのことで、その結果をお待ちしておりました。
 本年7月になり、再度、相談したいとの申し出があり、協議の結果、今回提案する金額でご同意いただいたものでございます。
 なお、ご議決いただきました後に、広域連合からご遺族への支払いを行い、その額と同額を保険会社から広域連合が受けることとして、議案第26号で補正予算として歳入、歳出で320万円を計上しております。
 以上、ご説明を申し上げましたが、ご議決賜りますようお願い申し上げます。
議長(小林治男君) 説明が終わりました。本案についてご質疑はありませんか。
 平林英市議員。
3番(平林英市君) 私はこの問題について一般質問を行っております。そういった点で、和解したことにつきましては良かったと思います。しかし、責任問題というのが相当あると思っています。まず、嘱託医に通報が遅れたという点は非常に大きな問題だと思います。先ほどの所長の説明では、遺失利益の1割で320万円ということになったということです。損害賠償という定義についてですけれども、辞書を引いてみますと、不法行為により損害が生じた場合、その損害を補填することとし、損害がないと同じ状態とする。他人の生命または身体を害したときは、これによって生じた損害を賠償すると、このような定義になっております。私は、この問題について責任問題はどのようになっているのか、先ほど言われたように1割の遺失利益というのはあると思うのですが、その責任を取るという考えは全くないのですか、その点をお聞きします。
議長(小林治男君) 介護福祉課長。
介護福祉課長(上野法之君) 先ほど説明申し上げましたとおり、責任は1割あると考えております。ただ、損害賠償のうち9割というのは、本人は認知症もない方でしたので、本人の注意義務もあり、そういった色々なものを過失相殺した中で認定をされたものと考えております。これは保険会社、保険会社の顧問弁護士とも相談して、社会通念上妥当な範囲ではないかと考えております。従いまして、今回の中で責任というのは、事故発生から嘱託医の診察を受けるまでの約3時間相当の遅れについて、その点を施設側の十分な対応ではなかったという不備があると認定がされたものでございます。従いまして1割という額をもって話をさせていただいたというものでございます。ですので、この責任というものにつきましては、今後、こういった事例が発生しないように様々な改善策を講じているところでございますので、ご理解をいただきたいと考えているところでございます。以上です。
議長(小林治男君) 平林英市議員。
3番(平林英市君) わかりました。それでは、いわゆる再発防止に向けた対策をこれから行っていくか、今まで行ってきたのか、そのことと、入所者が安全・安心して住める住環境についてどういった対策を採っていくのか、その辺りをお聞かせください。
議長(小林治男君) 鹿島荘所長。
鹿島荘所長(大日方宗仁君) この事故当時、入所者の皆さんの入浴にあたりましては入所者の皆さんの自主性を重んじるということから、浴室に施錠はせず、入所者の皆さんが自由に浴室に入っていたということでございましたので、この事故を受けましてからは入浴時以外施錠をするということを第1点目として行っているところでございます。また、入浴時には職員が一緒に入りまして、入所者の皆さんの介助、見守りをしながら入浴を行うということで改善をしているところでございます。
 また、医師への連絡体制につきましても、施設内には様々な事故があるわけですけれども、そのような事故に応じて速やかに嘱託医師への通報、また救急車要請方法につきまして整備し、更に事故が起きるのが平日の日中、あるいは夜間、休日と様々な事態になりますが、それらへの連絡体制を手引きにし、周知をしているところでございます。
 また、今回の事故の中でも反省点としてあげられておりますけれども、責任者への連絡が遅れていた反省点がありますので、事故後、速やかに責任者への連絡体制、また広域事務所を始めとしたそれぞれの関係機関への連絡・通報体制を整備して周知を図っているところでございます。以上でございます。
議長(小林治男君) 他にありませんか。
 お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 議案第20号は、福祉常任委員会に付託します。
 次に、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号及び議案第25号は、いずれも平成24年度の各会計歳入歳出の決算認定を求める議案であります。
 議案21号から議案25号までの5議案について提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(宮坂佳宏君)登壇〕
所長(宮坂佳宏君) ただ今議題となりました議案第21号から議案第25号までの5議案の会計の歳入歳出決算につきまして、逐次ご説明申し上げます。
 予算執行に伴う行政実績及びその成果につきましては、お手元に配付しております主要な施策の成果説明書に記載しておりますので、併せてご覧いただきたいと存じます。
 それでは順次、ご説明申し上げます。
 議案第21号平成24年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算について、ご説明申し上げます。
 2ページ歳入の最下段、決算額は、25億2,828万8,671円、前年度比54.0パーセントの増でございます。4ページ歳出の決算額は、24億8,065万6,283円、前年度比56.2パーセントの増となっております。
 これは、繰越事業であった消防救急デジタル無線整備事業と養護老人ホーム鹿島荘の改築工事などによるものでございます。
 6ページの歳入歳出差引残額は、4,763万2,388円となり、翌年度への繰り越しとなります。
 8ページの歳入から、主な内容についてご説明申し上げます。
 款1分担金及び負担金14億817万3,129円となり、前年度比2.9パーセントの増となっております。
 項1、目1市町村負担金12億7,939万7,565円は、広域の経常費や常備消防費、鹿島荘改築事業、特別養護老人ホーム建設補助などに伴う負担金でございます。
 目3民生費負担金は、節1鹿島荘老人保護措置費負担金と節2ひだまりの家の介護保険での個人負担1割分でございます。
 款2使用料及び手数料は、大北福祉会館の使用料と項1、目1民生使用料で、次のページの11ページをご覧ください。備考欄記載のひだまりの家使用料であり、ひだまりの家入所者の施設使用料で部屋代として、1人月額2万5千円でございます。
 目2衛生使用料1,382万円は、火葬場使用料であります。実績では、人体が520体、動物が266体となっております。
 款3県支出金では、項2、目2民生費県補助金3億3,563万9千円は鹿島荘改築事業に伴う老人福祉施設整備事業補助金、目3企画費県補助金1,537万263円は、県の地域発元気づくり支援金及び緊急雇用創出事業補助金でございます。
 款5繰入金6,189万9千円の主なものは、目2、項1ふるさと市町村圏事業特別会計繰入金であり、鹿島荘改築事業及び特別養護老人ホーム建設補助事業の3町村の負担金分をふるさと市町村圏基金からの貸付分5,832万4千円として繰り入れたものでございます。
 款6繰越金では、前年度繰越金と23年度からの繰越事業であります消防救急デジタル無線整備事業等による繰越明許費の繰越金でございます。
 款7諸収入では、項1、目1保険給付費は、ひだまりの家利用者の介護保険対象経費の9割分の介護保険給付費でございます。
 項3、目1雑入では、主に鹿島荘雑入であり、平成24年2月発生の鹿島荘での死亡事故に係る施設賠償保険金1,485万円が主なものでございます。
 款8連合債では、北部消防署に配備の消防ポンプ車の更新に2,700万円、鹿島荘改築工事に1億4,670万円、消防救急デジタル無線等整備事業に3億1,820万円となっております。
 款9国庫支出金ではポンプ車更新と、次のページ、消防救急デジタル無線等整備事業補助金でございます。
 次に16ページの歳出をご覧ください。
 款1議会費は、議会定例会4回と臨時会1回の計5回開催に伴う経費でございます。
 款2総務費では、項1、目1一般管理費1億2,473万3,447円は、主には職員6名分の人件費と事務経費でございます。
 18ページをご覧ください。
 目5観光振興費1,407万479円は、県の地域発元気づくり支援金を活用して実施した、北アルプスの里てくてく魅力集約・発信事業による講演会と住民から募った温泉記者の記事を掲載した広域観光パンフレットの作成を行いました。
 また、緊急雇用創出事業補助金を活用して実施したラジオ放送による、地域情報発信事業と北アルプス山麓ブランド流通販売活性化事業では、節13委託料でございます。
 目7情報化推進費では、主なものとして、平成23年度に共同利用で整備した税データなどの基幹系及び戸籍情報システムに係る節14使用料及び賃借料です。
 項2視聴覚ライブラリー費の主なものとしては、節18備品購入費のビデオソフト16本の購入費でございます。
 款3民生費10億3,485万3,063円は、前年度比91.3パーセントの増となっております。
 項1、目1福祉会館費499万9,923円は、会館の維持管理に係る経費でございます。
 目2鹿島荘一般管理費8億7,731万225円では、職員11人の人件費と支援員12人の賃金であります。改築工事監理業務委託、シルバー人材センターへの管理宿直業務委託、給食運搬・配膳業務委託、寄付用地交換分筆登記に伴う地籍測量委託、清掃業務委託などでございます。
 節14使用料及び賃借料は、分室施設賃借料など、節15工事請負費は、鹿島荘改築事業の工事費でございます。節18備品購入費は特殊介護浴槽、介護用ベッド、厨房機器などの購入でございます。なお、職員用パソコン及び管理用備品購入費440万9千円は25年度に繰越明許を行っております。
 22・23ページをご覧ください。節22補償補填及び賠償金は、平成24年2月発生の鹿島荘死亡事故に係る遺族への賠償金、節23償還金利子及び割引料は、市町村負担金の平成23年度分の精算償還金、節28繰出金は、鹿島荘改築事業に伴い借り入れた、ふるさと市町村圏基金の償還金をふるさと市町村圏事業特別会計へ繰り出すものでございます。
 目3鹿島荘事業費3,483万774円は、利用者の生活に直接係る経費で、節11需用費の消耗品費、光熱水費、賄材料費が主なものでございます。
 目4ひだまりの家管理費は、職員1人の人件費と介護員9人の賃金、更に、入所者の生活に直接係る経費で、次のページ、24ページをご覧ください。節11需用費の光熱水費、賄材料費、節13委託料は、訪問看護の委託、節25積立金600万円は、ひだまりの家事業基金への積立金でございます。
 目5福祉施設等建設事業費は、節19負担金補助及び交付金では、特別養護老人ホーム白嶺に対する建設時の償還補助、これは平成27年度までの予定となっておりますものと、昨年度実施されました白嶺の増改築事業での20床増床の建設補助であります。節25繰出金は、特別養護老人ホーム高瀬荘改築事業及びライフ増床事業への補助に伴う平成23年度に借り入れた、ふるさと市町村圏基金の償還金をふるさと市町村圏事業特別会計へ繰り出すものでございます。
 目8障害程度区分認定審査会費では、審査会12回、135件の判定を行っております。
 26ページをご覧ください。
 目9障害者相談支援事業費では、大町市社協へ運営管理を委託して実施しているもので、相談件数は6,726件となっております。
 款4衛生費9,183万9,633円は、前年度比1.4パーセントの増となっております。
 項1、目1火葬場費では、主には、節11需用費の燃料費と光熱水費であります。修繕料は、耐火煉瓦積替えや操作盤取替えなどを行いました。
 節13委託料は、火葬業務及び施設管理業務の委託料でございます。
 目2ごみ処理広域化推進費は、主に職員1人分の人件費及び長野県からの自治法派遣による県職員1人分の負担金でございます。
 節8報償費では、専門家による講演会の講師謝礼や建設予定地選定会議における学識経験者への謝金等でございます。
 次の28ページをご覧ください。
 項2、目1保健衛生費3,678万7,500円は、節13委託料では、在宅当番医制事業を大北医師会へ、在宅歯科当番医制事業を大北歯科医師会へ委託しているもので、節19負担金補助及び交付金は、病院群輪番制病院運営事業補助金であり、重症救急患者の医療を確保するために、輪番制で行っていただいております市立大町総合病院と厚生連安曇総合病院へ補助をしているものでございます。
 款5消防費11億9,778万1,776円は、対前年度比53.5パーセントの増でございます。
 項1、目1常備消防費は、職員88人の人件費と、節11需用費では、職員被服貸与品、救助救急関係消耗品、車両関係等の消耗品であります。
 30ページをご覧ください。
 目21繰越明許費常備消防費4億266万8,700円は、平成23年度からの繰越事業で、節15工事請負費では消防救急デジタル無線を、節18備品購入費では、全国瞬時警報システムをそれぞれ整備したものでございます。
 款6土木費2,002万604円は、前年度比13.0パーセントの減となっております。
 次の32ページでございますが、主に職員2人分の人件費と設計業務に係る経費、節25積立金は土木事業基金の利息を基金に積立てたものでございます。
 款7公債費1,040万1,430円は、広域連合債の元金と利子の償還金6件分でございます。火葬場建設費の償還6,043万円余がなくなりましたことから前年度比84.6パーセントの減、件数では1件の増となっております。
 なお、起債の明細が40ページ、41ページに記載しております。
 以上、款項目別に主な内容をご説明申し上げました。
 35ページに実質収支に関する調書で、繰越明許費は、鹿島荘備品購入費及び大北福祉会館耐震診断事業の一部財源でございます。
 36ページの財産に関する調書では、土地で、南部消防署南側敷地の整理を行い、一部を池田町に返還したことにより減となっております。
 また、建物では、養護老人ホーム鹿島荘改築事業に伴う異動と消防本部でのデジタル無線整備事業により、大町市鷹狩山基地局と寄附を受けた小谷村立山基地局の局舎が増となっております。
 38ページには、事業費ごとの財源内訳、40ページには借り入れた連合債の状況、42ページには市町村負担金の事業費ごとの集計などをまとめてありますのでご覧ください。
 以上で、一般会計の説明を終わります。
 続いて、議案第22号平成24年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算について、ご説明を申し上げます。
 決算書は45ページからでございます。主要な施策の成果は17ページからでございます。
 47ページ、歳入の収入済額は8,001万9,821円、前年度比15.3パーセントの減。49ページ、歳出の支出済額は7,914万8,535円、前年度比15.4パーセントの減となっております。その結果、50ページでございますが、歳入歳出差引残額は87万1,286円となり、翌年度への繰越しとなります。
 52ページ、53ページの歳入をご覧ください。
 款1財産収入286万4,602円は、ふるさと市町村圏基金6億3,400万円の定期預金などの利子収入で、歳出の事業費に充当しております。
 款2、項1、目2一般会計繰入金1,782万5,329円は、平成23年度に鹿島荘改築事業や特別養護老人ホームライフ、高瀬荘建設補助に係る市町村への貸付けた基金の償還金でございます。
 項2、目1ふるさと市町村圏基金繰入金5,832万4千円は、24年度の鹿島荘改築事業と白嶺増床に対する補助金として市町村に貸付けるために繰り入れたものです。
 款3繰越金91万890円は、前年度からの繰越金です。
 54ページ、55ページの歳出をご覧ください。
 款1、項1、目1活動事業費は、ふるさと市町村圏基金を活用した地域振興事業を推進するための事業費として、節11需用費は、広域広報紙北アルプス遊・交・学の年4回発行にかかる印刷製本費が主なものです。節19負担金補助及び交付金は、各市町村の文化イベントなどの地域振興事業に補助を行ったものでございます。節28繰出金は、鹿島荘改築事業費などへの3町村に対する貸付としての繰出金で、5年間での償還を予定しております。
 款1、項2、目2積立基金費1,741万1,800円は、鹿島荘改築事業費などに貸付けた償還金元金を基金に積み立てたものです。
 57ページは実質収支に関する調書、58ページは財産に関する調書です。
 ふるさと市町村圏事業特別会計の説明は以上でございます。
 続いて、議案第23号平成24年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計の歳入歳出決算について、ご説明申し上げます。
 主要な施策の成果では20ページからでございます。
 決算書の60ページ最下段、歳入の決算額合計は2億4,380万3,460円、前年度比1.5パーセントの減。
 62ページですが、歳出の決算額は2億3,633万7,321円、前年度比0.02パーセントの減となっております。
 その結果、64ページの歳入歳出差引残額は746万6,139円となり、翌年度への繰越しとなります。
 66、67ページの歳入をご覧ください。款2、項1、目1入所療養介護費収入1億2,857万6,833円は前年度比3.3パーセントの減で、延べ利用者数14,845人、入所利用率84.5パーセントでございます。
 項2居宅介護費収入4,293万5,990円は前年度比1.6パーセントの減、目1短期療養介護費収入1,120万8,663円は延べ利用者1,049人で、入所と短期入所の合計の利用率は87.1パーセントとなっております。
 目2通所リハビリテーション費収入3,172万7,327円は、延べ通所者4,354人、通所利用率は88.5パーセントとなっております。
 項3、目1施設利用料収入は、前年度比1.7パーセントの増、入所者、短期入所者、通所者の施設利用料でございます。
 なお、収入未済額16万7,592円は、昨年5月から9月までに入所されていた1名分で、毎月催告をしておりますが未納となっているところでございます。
 項4、目1特定入所者介護サービス費収入788万2,054円は、低所得利用者に対する負担を軽減するための居住費や食費の補足給付費でございます。
 68ページ、款3繰越金は、前年度繰越金で、款7、項1、目1虹の家事業基金繰入金800万円は、基金から取崩したものでございます。
 70ページの歳出をご覧ください。
 款1、項1、目1介護老人保健施設事業費では、職員14人と看護師・介護補助員など16人分の賃金などの人件費と、節11需用費では施設の光熱水費・燃料費、利用者の食事賄材料費、節12役務費ではクリーニング手数料、節13委託料では施設運営を市立大町総合病院へ委託する中での、医師・看護師など9人分の人件費、それから給食委託料が主なものです。
 75ページは実質収支に関する調書、76ページは財産に関する調書でありますのでご覧ください。
 以上で、介護老人保健施設事業特別会計の説明を終わります。
 続きまして、議案第24号平成24年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算についてご説明いたします。
 決算書では79ページから、主要な施策の成果では23ページからでございます。
 決算書80ページと81ページをご覧ください。
 歳入では収入済額合計が58億765万8,966円、前年度より5.8パーセントの増加となりました。
 不納欠損額は159万366円、収入未済額は3,731万4,464円となりました。
 82ページと83ページをご覧ください。
 歳出では合計が57億6,500万6,408円、前年度より6.1パーセントの増加となりました。
 その結果、84ページの歳入歳出差引残額4,265万2,558円が、翌年度へ繰越となりました。
 それでは86ページと87ページの歳入をご覧ください。
 款1、項1、目1第1号被保険者保険料の収入済額は11億1,927万5,298円であり、保険料の不能欠損額159万366円は被保険者の死亡などで、構成市町村との協議により30件となっております。
 款2、項1、目1市町村負担金は、保険給付費の法定分と総務費などの運営費でございます。
 款4国庫支出金は、13億5,347万3,435円、項1、目1介護給付費負担金は、保険給付費の法定負担分でございます。
 項2、目1調整交付金は地域間格差調整のためのもので、保険給付費に対して、全国平均は5パーセントですが、当広域連合は後期高齢者の割合が高いなどから6.89パーセントとなりました。
 款5支払基金交付金は、40歳から64歳までの2号被保険者の医療保険からの保険料負担でございます。
 88ページと89ページをご覧ください。
 款6県支出金では、目2財政安定化基金支出金では、県が造成しております財政安定化基金から保険料負担軽減のため、2,936万4,155円が交付され、3年間の保険料軽減として月額43円分相当に充当する予定としております。
 また、目4民生費補助金では地域発元気づくり支援金を受け、介護保険サポーター事業を行っております。
 次に、94ページ、95ページの歳出をご覧ください。
 款1、項1、目1一般管理費は職員7名分の人件費と、節13委託料の介護保険ソフト及び介護保険制度改正に伴うシステム改修委託料等が主なものでございます。
 項3介護認定審査会費、目1介護認定審査会費は、節1報酬が主なものであり、保健・福祉・医療の有識者30名が5名ずつ、6グループによる認定審査会を年間108回開催いただき、3,645件の審査判定を行ったものでございます。
 96ページと97ページをご覧ください。
 目2認定調査等費では、節7賃金として、要介護認定調査を直営で行う臨時職員の賃金8名分と、節12役務費、手数料として主治医意見書作成手数料でございます。
 項4、目1趣旨普及費は、節1報酬、利用者と事業所との橋渡し役である介護サービス相談員12名の報酬であり、節11需用費、印刷製本費では、介護保険広報紙「井戸端かいご」の発行と、新たな取り組みとして、県の元気づくり支援金を活用した介護保険サポーター事業を行いました。
 圏域内住民が15人の皆さんを介護保険サポーターとしてご委嘱申し上げ、介護保険事業所を訪問いただき、介護サービスを利用される方は元より、介護職場で働く人や施設の設備など住民目線で編集をした「北アルプスの介護保険」とした冊子を2万3千部作成し、圏域内に全戸配布をさせていただきました。
 項6保健福祉事業費1,574万2,291円では、社会福祉法人等による低所得利用者に対する利用者負担軽減などで、明細は主要な施策の成果29ページで説明をさせていただいております。
 98ページと99ページをご覧ください。
 款2保険給付費は、総額53億5,263万7,430円となりました。項1介護サービス等諸費は、要介護1から要介護5の方が利用された居宅及び施設介護サービスに対する給付費で4.1パーセントの伸びでございます。
 100ページと101ページをご覧ください。
 項2介護予防サービス等諸費2億3,281万4,222円は、要支援1・2と認定された方が利用された介護予防サービスに対する給付費で、16パーセントと大きく伸びております。
 102ページ、103ページをご覧ください。
 項4高額介護サービス等費8,019万3,880円は、利用料が一定額を超えた場合に給付したものであり、また、項5高額医療合算介護サービス等費1,004万6,964円は、介護保険と医療保険の利用料が高額介護サービス費等を控除してもなお、一定額を超えた場合に給付したものでございます。
 104ページ、105ページをご覧ください。
 項7特定入所者介護サービス等費は、低所得利用者等に対する食費及び居住費の軽減のために給付したものでございます。
 款5地域支援事業費は、要介護認定状態ではないが、今の状態のままでは要介護状態へ移行してしまうおそれのある高齢者等を対象に、通所型及び訪問型の介護予防事業、総合相談及び権利擁護等の地域包括支援事業等を関係市町村へ委託し、地域包括支援センターが中心に事業を実施したものでございます。
 110ページには財産に関する調書を、また、111ページでは特別会計の財源内訳を示しております。
 介護保険事業特別会計は、以上でございます。
 続いて、議案第25号平成24年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計 歳入歳出決算について、ご説明申し上げます。
 主要な施策の成果説明書は35ページからでございます。
 決算書114ページ、歳入の決算額は、1,790万7,503円、前年度比6.2パーセントの減となっております。
 116ページの歳出の決算額は、1,596万3,897円、前年度比9.4パーセントの減となっております。
 その結果、118ページの歳入歳出差引残額194万3,606円は、翌年度へ繰越となります。
 120ページの歳入をご覧ください。
 款1使用料及び手数料410万1,127円は、診療日数289日、患者数568人の診療使用料で、前年度比21.7パーセントの減、平均患者数は1日あたり2.0人となりました。
 款2市町村負担金の1,085万8千円は、運営のための負担金でございます。
 款6県支出金144万3千円は、小児初期救急医療体制整備事業補助金でございます。
 122ページの歳出をご覧ください。
 款1総務費は、市町村負担金過年度償還金などにより前年度比9.4パーセントの減となっております。
 主なものは、節1報酬では、実際に働いた50人の医師の報酬、節7賃金は、看護師及び医療事務の臨時職員10人分の賃金、節9旅費は、医師の費用弁償、節11需用費は、医薬材料費等であります。
 124ページは実質収支に関する調書、125ページは財産に関する調書でございます。
 以上で、平日夜間救急医療事業特別会計を含め、5会計の決算の状況につきまして、ご説明いたしました。
 ご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
議長(小林治男君) 続いて、監査委員に監査報告を求めます。
 岡澤監査委員。
   〔監査委員(岡澤利幸君)登壇〕
監査委員(岡澤利幸君) 監査委員の岡澤でございます。決算審査につきましては、議会選出の大厩監査委員と2人で実施いたしました。代表して審査報告を申し上げます。
 広域連合長から審査に付されました地方自治法第233条第2項の規定による、平成24年度北アルプス広域連合一般会計及び特別会計の歳入歳出決算及び付属書類、同法第241条第5項の規定による基金の運用状況を示す書類について、平成25年7月11日と12日の両日に審査を行いました。
 審査の方法は、平成24年度北アルプス広域連合一般会計・特別会計歳入歳出決算書、同事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、また、基金の運用状況を示す書類について、関係法令に準拠して調整されているか、財政運営は健全か、財産の管理は適正か、また、予算が適正かつ効率的に執行されているか等に主眼をおき、関係諸帳簿及び証拠書類との照合を行うことにより、審査を行いました。
 審査の結果、審査に付された各会計とも歳入歳出決算書及び付属書類、基金の運用状況を示す書類は、いずれも正確であったと認めました。また、予算・事務事業の執行についても、おおむね適正に処理されていることを認めました。
 次に若干の説明、意見を加えさせていただきます。事業全般についてでございますが、広域連合の各会計の財源は、市町村負担金が根幹を成しており、特に一般会計では歳入の50パーセントに当たります、12億7,900万円余が構成市町村からの負担金で占められていることを深く認識し、業務執行にあたっては費用対効果を常に検証し、最小の経費で最大の効果が生み出せるよう事業運営に取り組まれるようお願いいたします。
 養護老人ホーム「鹿島荘」につきましては、平成23年度より進めてまいりました全面改築事業が本年3月に完了しましたことから、今後は良好な居住環境のもとで、入所者に対する更なるサービス向上と、安心・安全が確保された施設運営並びに施設管理がなされることを望みます。
 一般廃棄物処理施設整備事業につきましては、新たな建設予定地を大町市平源汲地区に決定しましたことから、円滑に施設建設に着手できますよう、着実な事業推進に努められますことをお願いいたします。
 次に介護老人保健施設虹の家の運営についてでございますが、年々利用者数が減少してきております。平成24年度の利用状況をみますと、1日平均の利用者数は定員50人のところ43.5人、利用率では87パーセントとなっております。管内の要介護者の実態は申し上げるまでもなく明らかでございますので、早急に隣接する市立大町総合病院との連携を強化するなど、利用率の向上を図るとともに、安定した施設運営に努力されることを要望いたします。
 最後でございますが、介護保険事業について申し上げます。要介護認定者数、保険給付費とも、毎年上昇しております。高齢化の進行に伴い、今後も更に保険給付費の増加が予測されますことから、より適正かつ安定した介護保険制度の運営に努力をお願いしたいと思います。また、保険料の徴収につきましては、市町村との連携を一層強化し、計画的な滞納整理、特別徴収から普通徴収への切り替え時点での納付手続きの周知を図るなど、未収金の解消を図るようお願い申し上げます。
 その他詳細につきましては、お手元の意見書をご覧いただきたいと思いますので、以上で監査報告を終わらせていただきます。
議長(小林治男君) 日程第4の途中でありますが、ここで11時25分まで休憩といたします。
休憩11時10分
再開11時25分
議長(小林治男君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
 日程第4の審議を継続いたします。これより質疑に入ります。
 まず、議案第21号「平成24年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。
 大和幸久議員。
5番(大和幸久君) 始めに17ページ、総務費の一般管理費の関係ですけれども、かつてプロパー職員の養成等を質問して、これに取り組むという回答をいただいた記憶がありますけれども、現在のその進度はどの程度なのか、今後の計画的な構想はどのようにお考えなのか説明いただきたいと思います。
 それから21ページ、鹿島荘一般管理費の関係につきましても、色々な事故の経過を見ると、現場のベテラン職員が将来的には所長になるといった人事体制も1つの考え方としてあるのではないか、やはり職員のモチベーションを高めるということ、また、現場を熟知している職員が所長になるという体制が、こういった施設の管理運営では必要ではないかと考えているのですが、理事者としてその辺りはどのようにお考えなのかご説明いただきたいと思います。
 次に27ページ、ごみ処理広域化推進費の関係です。本事業では源汲地区が候補地ということで理事者では決定されているわけですが、その決定の過程の中で、あの地域には大町温泉郷という重要な観光施設があるわけですが、あの観光施設にとって重要な景観・観光資源への影響がある点について、また、近隣には大町市の大半の水源である矢沢水源があるわけですが、この2点についてどのような影響があるのか、理事者の中では検討された経過があるのかどうか、候補地決定にあたって検討された経過があればその点について説明いただきたいと思います。以上3点です。
議長(小林治男君) 答弁を求めます。
 所長。
所長(宮坂佳宏君) まず、最初の質問の17ページ、総務費の関係でございます。プロパー職員の養成あるいは今後の取り組みについてのご質問にお答え申し上げたいと思います。現在、広域連合の事務につきましては、市からの派遣職員、それからプロパー職員で広域事務所の職員体制を構築しているところでございますけれども、今後につきましてプロパー職員の養成等、議員のご指摘でございますけれども、そのような目標も正副連合長会議等にもご相談をさせていただいており、それぞれの職員の年齢構成もございますことから、それに沿った検討をさせていただいているところでございます。
 次に21ページ、鹿島荘で同様にプロパー職員のモチベーションが上がるようにとのご指摘でございますけれども、このことにつきましては、鹿島荘の組織についての課題あるいは改善というものについて、議会あるいは全協でもお話し申し上げましたが、組合等との協議も今までしてきたところでございます。そのような中で組織のあり方についてですが、鹿島荘の所長が全権を管理・運営をし、所長の下、全ての職員が並列に存在する組織についての課題がある中で、プロパー職員の中から所長に次ぐナンバー2である次長制を採り入れまして、所長を補佐するという体制の中で職員組織を見直しました。
 次に鹿島荘の職員の皆さんにお願いしたことは、「笑顔で働ける職場にしようよ」ということでございます。働く職員が笑顔で働ける職場が良い職場だということについての共通理解を求め、そのような中でモチベーションを上げた仕事に勤めていただくとのお願いもしているところでございます。
 3点目、27ページのごみの関係でございますが、昨年の10月から12月までの選定会議の過程の中でということでございますけれども、まず1点、矢沢水源の影響ということでございますが、そもそも論としてごみ焼却施設建設をいずこに建てても水源汚染等々の心配はないというのが、現在の技術水準からの基本的な前提でございます。しかし、守るべき水源は守らなければならないという中で、エリアごとの色分け等をし、それを市町村の中で判断をいただいた上で広域連合へ推薦をいただくという手順を踏んでおりますことから、事前に推薦をいただく前段で各市町村において検討をいただいたと考えております。
 次に温泉郷の景観の問題でありますけれども、景観というものは個人差、あるいはそれぞれの感性の部分もございます。また、建てる施設について景観の影響をどのように抑え、どのようなデザインで、どのような色彩でという議論もする中でございますので、特段、選定過程の中で温泉郷に向かって、温泉郷に対する会話を行ったということはございません。また、行わなければならなかったとも思っていなかったところでございます。以上です。
議長(小林治男君) 他にありませんか。
 大和幸久議員。
5番(大和幸久君) 1点目の広域連合全体のプロパー職員の養成の件ですけれども、一定の方向で取り組んでおられるということは解りました。しかし、こういったものはやはりある程度の一定期間を区切って計画、年齢構成等を考えながら、きちんとした計画を立てて、その計画によって進めていくことを住民や職員にも明示して進めていくことが好ましいと思うのですけれども、そういった計画を作成して公表して実行していくお考えがあるのかどうか改めて伺っておきたいと思います。
 次に鹿島荘の関係、これは実質上は虹の家もそうですが、いわゆる天下り的に2・3年勤める形で所長の就任が行われてきたのですけれども、やはりそういった点においても弊害が出てきているのではないかと考えているのですが、このあたりの改善を行う1つの手立てとして、プロパー職員の所長への抜擢という形が好ましい一面があるのではないかと思いますが、この点についてどのように検討されているのか、限られた職員の中で質の高い職員を養成しながら、所長を賄いきれるような職員を養成していくという点でも、非常に努力を要する内容であるとは思いますけれども、最終的にはそういった方向を目指すのが、こういった施設運営では質の高いサービス提供ができる体制になっていくのではないかと思いますけれども、行政側ではその点について、将来的な構想についてはどのようにお考えなのか改めて伺っておきたいと思います。
 次にごみ処理広域化推進費の関係ですが、市町村からの推薦経過で検討されていることを聞いているのではなくて、全くそれとは別で、理事者の中でそういった検討がされた経過があるのかどうか、このことを伺っているのですから、理事者の中で検討がされているのであれば、決定の経過の中で検討された内容の要旨について説明いただきたいと思います。
議長(小林治男君) 所長。
所長(宮坂佳宏君) いくつかご質問いただきました。漏れがありましたら、またご指摘をいただければと思います。
 まず1点目、プロパー職員の養成について、どのような計画を持ち、それを公表していくべきだというご指摘についてのご質問にお答えをさせていただきます。今後のあり方について、先ほど申し上げましたが、正副連合長会議等で相談をさせていただき、一定程度の目標、そういったものを定めさせていただいているところでございます。しかし、議員ご指摘の内容については、課長あるいは所長は大町市からの派遣ですが、プロパー職員に切り替えるというご指摘かと思いますし、また、そのようなことも検討させていただいていることも事実でございます。しかし、それは昇給・昇格に関することでございますので、事前に公表してその通り行っていくというものには馴染まないと思っておりますので、そのあたりはご理解をいただきたいと思います。
 次に虹の家あるいは鹿島荘の所長が天下りであり、弊害が出ているという指摘でございますが、弊害が出ているという認識はしておりません。以上でございます。
 次に水源の影響について、選定会議において理事者の中でどのような議論をされたかということでございますが、基本的に三日町の事例でも同じでありましたけれども、水源への影響は無いような施設造りをするという部分では議論をさせていただき、その中で水源があるからということではなく、水源あるいは地域への影響が無いような施設造りというものについて頑張りましょうという議論でございます。以上でございます。
議長(小林治男君) よろしいですか。
 他にありますか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に議案第22号「平成24年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に議案第23号「平成24年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。
 大和幸久議員。
5番(大和幸久君) 先ほど監査委員からも指摘がありましたけれども、利用者の減についてです。この主な要因は何なのか、また次年度への対策としてはどのようなことをお考えなのか説明いただきたい。
議長(小林治男君) 虹の家事務長。
虹の家事務長(松田敏郎君) ただ今のご質問にお答えしてまいります。利用者の減の要因でございますけれども、虹の家は平成9年に開設しております。その当時としましては、競合する民間の施設が非常に少なかったということから、開設時からは順調に入所者数を満たしていた時期がございます。介護支援相談員、また、職員等は開設当時から在籍しておりまして、公営でございますので、営業活動を積極的に行ってこなかったという部分が長年続いていたことも要因ではないかと考えているところでございます。また、昨年の入所者減を踏まえたその対策といたしまして、ベッドの空き情報をホームページに掲載、また、それら情報をメールによってケアマネージャ、事業者に情報発信するなど行い、次に庁内の広報紙でございますけれども、何年か前には発行しておりましたけれども、それを再開いたしました。利用者の皆さん、あるいは家族の皆さん、関係する事業所等へ配って、少しでも内容を理解していただけるように実施しております。また、長年、入所判定委員会を休止していたのですが、今年度から再開いたしまして、月に2回、定期的に開催しています。現状でどのような方々が入所を希望されているか、そのような内容の共通認識を職員間で持っていかなければならないという観点から実施しているところでございます。以上でございます。
議長(小林治男君) よろしいですか。他にありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第24号「平成24年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。
 平林英市議員。
3番(平林英市君) 先ほどの監査委員からの指摘の中にも、約2億5千万円の給付費増が出ているとあり、これは大変大きな増になるのですが、今後、国からの交付金が増えない限りは保険料を増額して対応することになると思いますが、そのあたりの見通しについてお伺いします。
議長(小林治男君) 庶務係長。
庶務係長(白澤俊之君) ただ今のご質問にお答えをいたします。先ほどの連合長あいさつの中でも申し上げたところでありますが、国は8月6日の国民会議の報告書の中でいわれている内容を進めていくとしておりますが、この中で医療と介護の連携と地域包括ケアシステムの構築を謳っております。この中で、医療から介護へ、それから、病院施設から地域在宅へという観点から、医療の見直しと介護の見直しを一体的に行うとしております。その中で、特に介護サービスの提供体制の改革推進のための財政支援というところでありますが、財源につきましては消費税増収分の活用が検討されるべきだという答申がされているところであります。
 次に介護保険制度の改革といたしまして、一定以上の所得のある利用者の負担は引き上げるべき、また、食費・居住費についての補足給付の支給は、利用者の資産等を勘案すべきであるという内容などが盛り込まれた報告書が提出されたところでございます。そうした中で、実際にどの程度、今の介護保険制度に影響してくるのかは、現段階では想定できないところでございます。従いまして、今後も国の動きを注視しながら制度の運営に支障のないように努めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。
議長(小林治男君) 平林英市議員。
3番(平林英市君) 今の答弁は政府の諮問機関である社会保障国民会議というところで出した、要支援の人達を地域包括支援センターの方へ回すというような方向へと連合長があいさつでも述べられているとおりです。その中で大事なことは、6期介護保険事業にも大きな影響が出ると言っているのですよ。これは一体どういったことなのか、私はこの点を心配して質問しているわけです。私がいつも言っていることですが、国保では公的な繰入をしないとやっていけないのですが、介護保険ではそれはできないと常に回答されています。これを考えることはできないですか。
議長(小林治男君) 庶務係長。
庶務係長(白澤俊之君) その関係につきましては、ただ今も申し上げたとおり報告書の財政支援の中でありますけれども、財源については消費税の増収分の活用が検討されるべきであるといった提言がされているところでありまして、これについて今後どのような動きになるか、これによって大きく変わってくるのではないかと考えているところであります。以上です。
議長(小林治男君) よろしいですか。
 他にありますか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 次に、議案第25号「平成24年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を取扱います。
 ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 以上の5議案の審査は、配布してあります付託表のとおり各常任委員会に付託します。
 次に、議案第26号「平成25年度北アルプス広域連合一般会計補正予算(第1号)」を議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(宮坂佳宏君)登壇〕
所長(宮坂佳宏君) ただ今議題となりました議案第26号北アルプス広域連合一般会計補正予算第1号について、提案理由の説明を申し上げます。
 今回の補正は、松川村に建設予定の特別養護老人ホーム建設への助成、戸籍副本データ管理システム構築事業、鹿島荘事故に係る賠償金、救急救命士の前倒し養成に伴う経費が主なものでございます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算総額にそれぞれ9,297万5千円を追加し、総額を18億936万4千円とするものでございます。
 第2項、第1表歳入歳出予算補正は、2ページから3ページに記載してございますが、個別に説明いたしますので、ここでの説明は省略をさせていただきます。
 8ページ及び9ページの歳入をご覧ください。
 款1、項1、目1市町村負担金5,921万5千円の増額は、節1市町村負担金では、鹿島荘運営費で、節2受託市町村負担金及び目3民生費負担金の減額に伴う不足分をお願いするものでございます。
 福祉施設等建設事業費では、事業計画が固まりました特別養護老人ホーム建設での補助を、また、情報化推進費の戸籍副本データ管理システムでは、同システム構築に伴う改修経費等についての増額、鹿島荘改築事業費では平成24年度分事業費確定に伴う起債及びふるさと市町村圏基金の償還金、情報化推進費の住基ネットシステムでは、導入時期の確定などにより減額となっております。
 節2受託市町村負担金240万円の減額は、鹿島荘生活短期宿泊事業で、6部屋の稼動を年間3.6人と見込んでおりましたが、4か月の実績から2.5人と見込み、減額をしております。
 なお、6部屋中2部屋は、家庭内DVなどの緊急保護用として空けて運用をしております。
 目3民生費負担金604万6千円の減額は、鹿島荘入所措置費の決定で、各種加算の認定が見込みより減となりましたことから減額としております。
 款7、項3、目1雑入320万円は、平成22年8月9日鹿島荘入所者の事故に係る施設賠償で、保険会社からの保険金でございます。
 10ページ及び11ページの歳出をご覧ください。
 款2、項1、目1一般管理費151万2千円の増は、節23償還金利子及び割引料の市町村負担金過年度償還金であり、決算額の確定により、24年度市町村負担金を25年度で精算を行うものでございます。以下、各目に同様の計上をしております。
 目7情報化推進費281万円の増は、戸籍副本データ管理システム構築及び住基ネットシステム構築に伴う補正です。
 このうち、戸籍副本データ管理システム導入に係る改修につきましてご説明させていただきますので、大変恐縮ではございますが、お配りしております議案説明資料1ページをご覧ください。
 まず、1の概要につきましては、東日本大震災による戸籍データの滅失を受け、国が全国2か所、これは兵庫県と北海道でありますが、そこに設置する副本データ管理センターに戸籍データを送信することとされたため、平成23年度に構築した大北地域戸籍情報システムの改修を行うものです。
 2として改修内容は、既存の大町市総合情報センター設置の戸籍システムの改修、国が調達する市区町村専用装置を5市町村分設置すること、LGWAN回線への接続を行うものです。
 裏面2ページをご覧ください。3の改修費用は、現段階での概算経費でありますが、(1)導入経費、(2)運用経費、大町市にお支払する(3)のハウジング負担金が必要となります。
 また、この改修経費は、市町村との協議により、5台の機械を5市町村それぞれに設置するため、均等割100パーセントとして、(4)の市町村負担額のとおりご負担いただく予定です。
 なお、これらの経費については、(5)にございますように交付税での措置が見込まれております。
 恐れ入りますが、議案11ページにお戻りください。
 ただ今ご説明いたしました戸籍副本データ管理システムに係る補正につきましては、節13委託料では、既存の戸籍情報システム改修委託料、戸籍副本データ管理システム保 守委託料、節19負担金補助及び交付金では、大町市にお支払いする戸籍副本データ管理システムハウジング維持負担金となっております。
 また、住基ネットシステムでは、導入時期が当初予定しておりました7月から1月になったことにより、節13委託料、節14使用料及び賃借料、節19の負担金をそれぞれ減額するものでござ
います。
 款3、項1、目2鹿島荘一般管理費1,547万円の増では、節22補償補填及び賠償金320万円は、平成22年8月9日、鹿島荘入所者の事故に係る賠償金でございます。
 節23償還金利子及び割引料は、市町村負担金の過年度精算償還金でございます。
 節28繰出金60万3千円の減は、鹿島荘改築事業費確定によるふるさと市町村圏基金への償還金の減によるものです。
 目4ひだまりの家管理費275万円の増は、節11需用費で風呂のタイル、屋根の雪止め、雨樋の修繕料を予定しております。節25積立金では、基金へ積み立てを増額するものです。
 目5福祉施設等建設事業費5,155万円の増は、特別養護老人ホームの建設費として、対象事業費の5パーセントを助成するものです。
 なお、今月26日に建設工事の入札が予定されており、事業費が確定しておりません。このため、設計額から土地造成や外溝工事、備品購入などを除き、施工監理費用を加えた額を対象事業費としております。このことから入札での設計額とは異なっておりますことをご理解ください。
 今後、入札差金や減工などで対象事業費が変動した場合は、工事竣工後、補助金の変更決定を行うこととしております。
 款5、項1、目1常備消防費1,394万3千円の増は、節9旅費及び節19負担金補助及び交付金では、救急救命士養成のため東京救急救命研修所へ職員1名が追加入校することが出来ることとなったための経費であり、研修期間は9月から3月までの6か月でございます。
 節23償還金利子及び割引料では、平成23・24年度の2か年で実施した消防救急デジタル無線整備事業等で、補助対象事業費が大きく認められ、単独事業分が小さくなりましたことから、市町村負担金の償還が大きくなっております。
 款6、項1、目1土木事業費19万2千円の増は、節25積立金であり、土木事業基金利子を基金に積み立てるものです。
 款7、項1、目1公債費元金11万円及び目2公債費利子47万8千円の減は、鹿島荘改築事業費確定による起債の償還金です。
 予備費は歳入歳出の調整を行うものであります。
 14ページには市町村別の負担金明細、15ページには24年度決算額の確定による市町村への過年度償還金の明細でございます。
 以上、ご説明を申し上げましたが、ご審議の上ご可決賜りますようお願いを申し上げます。
議長(小林治男君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
 大和幸久議員。
5番(大和幸久君) 11ページの戸籍データ管理システムにかかる予算について質問します。これに伴います、いわゆる個人情報保護、セキュリティー関係について、行政としてどのような課題があると認識されているでしょうか。説明願いたいと思います。
議長(小林治男君) 所長。
所長(宮坂佳宏君) 戸籍の副本データを国が管理するということでございますので、情報を送った先の管理センター内のことについては、国において責任を担保していただけるものと考えております。また、心配する部分でいうならば、こちらからデータを送信する過程で、情報が何らかの漏洩等が起こる可能性があることが考えられますが、1つには先ほど申し上げましたが、情報センターにあるシステムの中に、5市町村分それぞれ国が貸与します5台の機械を設置します。この機械というのは、私流の理解で言いますと、5市町村それぞれから送るデータを暗号化して、情報センターから送信する内容だと理解しております。そのために、大町情報センターから発信される場合には暗号化して送られ、受け取る側以降は国の責任と考えておりますので、情報漏洩等についての心配はないと考えております。以上です。
議長(小林治男君) よろしいですか。
 他にありますか。
 白澤富貴子議員。
13番(白澤富貴子君) 12・13ページの所ですけれども、5の消防費の所で普通旅費と負担金があります。東京の方へ9月から3月まで6か月間の研修ということですけれども、救急救命士について他所の自治体や広域では資格を持った方を最初から募集をしているというような事例もあるのですが、これが急にこういった形を採ったのはどのような理由か、また、今回の消防職員の募集では有資格者の募集をしなかったのかについてお聞かせください。
議長(小林治男君) 消防本部総務課長。
消防本部総務課長(倉科孝志君) 職員募集につきましては、特段、救命士の限定はしておりません。広く救命士も含めて高校卒業以上の学力を有する方から願書をいただいているところでございます。昨年も資格者が2名、受験されましたけれども、残念ながら1次試験で不合格というような形であったのが事実でございます。そのような中で、とりあえずは職員の中で救命士の育成をしていかなければならないというのが急務である状態であります。以上です。
議長(小林治男君) よろしいでしょうか。
 白澤富貴子議員。
13番(白澤富貴子君) 今後については個人の資格になりますし、組織として必要なことになりますので、そのような点も考慮されながら連合長においては対応されるのが良いのではない
かと思うのですが、それについてはいかがでしょうか。
議長(小林治男君) 広域連合長。
広域連合長(牛越徹君) 救急業務を担っていく上で専門の資格を持つということは、大変重要であります。従前から救急救命士の資格というものを取得させるよう、計画的に職員を養成するようにしてきたところでございます。今回も、たまたま組織編成の中で、必要に応じ、補正予算ではありますが中央に派遣して救急救命士の資格を取るということを決断したところでございます。ご指摘のように、今後は長期的なスパンに立ちながら養成をしていく、また、採用試験におきましても出来るだけ勉学の過程で資格を取った方について、より多くの応募を求めるよう広く周知をしていきたいと思います。しかしながら、採用試験というのは資格を有しているから優先的に採用するというものではございません。将来にわたり何十年もこの北アルプス消防本部に勤務する上での、全般的な資質・人格、そうしたものを含めて評価するものですから、優先的な採用ということについては、なお検討の余地があるものと考えております。以上でございます。
議長(小林治男君) 白澤富貴子議員。
13番(白澤富貴子君) 長期的なスパンに立って対応ということは大事かと思いますけれども、それぞれの要件としまして看護師の資格を持った者、管理栄養士の資格を持った者というような採用条件というものがそれぞれにありますので、その辺のところ、人格も備えた中で資格というものも対応していただくのが良いかと思いますので、要望しておきます。
議長(小林治男君) 他にありますか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) お諮りいたします。この辺で質疑を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
 ただ今議題となっている議案第26号は、各常任委員会に付託します。
 次に、議案第27号「平成25年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算(第1号)」を議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(宮坂佳宏君)登壇〕
所長(宮坂佳宏君) ただ今議題となりました議案第27号北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算第1号について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ59万3千円を追加し、総額を3,352万円とするものでございます。
 8ページ及び9ページの歳入をご覧ください。
 款2、項1、目2一般会計繰入金60万3千円の減額は、鹿島荘改築事業費の平成24年度分事業費確定に伴うふるさと市町村圏基金への償還金としての一般会計からの繰入金の減額です。
 款3、項1、目1繰越金1万円の増額は、前年度決算額が確定したことによるものです。
 10ページ及び11ページの歳出をご覧ください。
 款1、項1、目1活動事業費は、ふるさと市町村圏基金の償還金利子が減額となったことにより財源を振替えるものです。
 目2積立基金費59万1千円の減は、鹿島荘改築事業費の確定によるふるさと市町村圏基金の償還金元金です。
 予備費2千円の減は、歳入歳出の調整を行うものであります。
 以上、ご説明を申し上げましたが、ご審議の上、ご可決賜りますようお願いを申し上げます。
議長(小林治男君) 説明が終わりました。本案についてご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今議題となっている議案第27号は、総務常任委員会に付託します。
 次に議案第28号「平成25年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)」を議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(宮坂佳宏君)登壇〕
所長(宮坂佳宏君) ただ今議題となりました議案第28号平成25年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算第1号について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ746万5千円を追加し、総額を2億6,021万5千円とするものでございます。
 今回の補正は、決算に伴う繰越金の確定、産休代替の臨時職員賃金、備品購入が主なものでございます。
 第2項の第1表歳入歳出予算補正は、2ページから3ページに記載してございますが、個別にご説明いたしますので、ここでの説明は省略させていただきます。
 8ページ、9ページの歳入をご覧ください。
 款3、項1、目1繰越金746万5千円は、決算による前年度繰越金確定による増額でございます。
 10ページ、11ページの歳出をご覧ください。
 款1、項1、目1介護老人保健施設事業費232万9千円の増は、節4共済費17万2千円、節7賃金140万円それぞれの増額は、産休を予定する職員の代替臨時職員、1名7か月分の雇用を予定するものでございます。
 節18備品購入費75万7千円の増額は、本年1月入所者の事故に係る調査委員会報告に基づき改善を図るため咽頭鏡セットと吸引機を購入するもの、また、認知症症状入所者の、ベッド際での転倒等による事故・徘徊を未然に防止するための離床センサーマット及び入所者の褥痩防止のための低反発マットを購入するものでございます。
 款3、項1、目1予備費は、歳入・歳出の調整でございます。
 以上、ご説明申し上げましたが、ご審議のうえご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(小林治男君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今議題となっている議案第28号は、福祉常任委員会に付託します。
 次に議案第29号「平成25年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」を議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(宮坂佳宏君)登壇〕
所長(宮坂佳宏君) 議案第29号平成25年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算第1号について、提案利用のご説明を申し上げます。
 1ページ、第1条では歳入歳出予算の総額にそれぞれ224万2千円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ62億4,298万7千円とするものです。
 8ページ、9ページの歳入をご覧ください。
 款4、国庫支出金、項1、目1介護給付費負担金は、過年度、平成24年度の介護給付費負担金の確定による減額です。
 款5支払基金交付金、項1、目1介護給付費交付金は、支払基金からの過年度分の介護給付費負担金の確定による減額で、これは40歳から64歳までの2号被保険者の医療保険からの負担分でございます。
 款9、項1、目1繰越金は、平成24年度決算額確定による増額です。
 10ページ、11ページの歳出をご覧ください。
 款4、項1、目1給付準備基金積立金は、過年度分保険料収入等が確定したことによる増額です。
 款7、項1、目2償還金の増額は、過年度分の国庫負担金と支払基金交付金の皆減、市町村負担金の増によるものでございます。
 12ページは、市町村負担金償還金一覧表となっております。
 以上、ご説明申し上げましたが、ご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(小林治男君) 説明が終わりました。本案についてご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今議題となっている議案第29号は、福祉常任委員会に付託します。
 次に議案第30号「平成25年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計補正予算(第1号)」を議題とし、提案理由の説明を求めます。
 所長。
   〔所長(宮坂佳宏君)登壇〕
所長(宮坂佳宏君) ただ今議題となりました議案第30号平成25年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計補正予算第1号について、提案理由の説明を申し上げます。
 第1条でございますが、歳入歳出の予算の総額にそれぞれ94万3千円を追加し、総額を1,794万3千円とするものでございます。
 8ページの歳入をご覧ください。
 款3、項1、目1繰越金94万3千円の増は、前年度繰越金の確定によるものであります。
 10ページの歳出をお願いいたします。
 款1、項1、目1診療管理費94万3千円の増は、決算額の確定により、平成24年度分の市町村負担金を平成25年度で精算を行い、お返しする償還金でございます。
 以上、ご説明を申し上げましたが、ご審議のうえご可決賜りますようお願い申し上げます。
議長(小林治男君) 説明が終わりました。本案について、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 ただ今、議題となっている議案第30号は、総務常任委員会に付託します。
 以上で、本日の日程は終了いたしました。
 本日は、これにて散会します。ご苦労様でございました。
閉会 12時11分
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北アルプス広域連合議会
平成25年8月定例会議事日程(第2号)

平成25年8月23日(金) 午前10時開議


日程第1 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決
議案第20号 損害賠償の額を定め和解することについて
福祉常任委員長 橋 正
議案第21号 平成24年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について
総務常任委員長 宮澤治男
福祉常任委員長 橋 正
議案第22号 平成24年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第25号 平成24年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について
総務常任委員長 宮澤治男
議案第23号 平成24年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第24号 平成24年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
福祉常任委員長 橋 正
議案第26号 平成25年度北アルプス広域連合一般会計補正予算(第1号)
総務常任委員長 宮澤治男
福祉常任委員長 橋 正
議案第27号 平成25年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算(第1号)
議案第30号 平成25年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計補正予算(第1号)
総務常任委員長 宮澤治男
議案第28号 平成25年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)
議案第29号 平成25年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
福祉常任委員長 橋 正


本会議出席者名簿
出席議員(18名)
1番 小林治男君 2番 二條孝夫君
3番 平林英市君 4番 橋 正君
5番 大和幸久君 6番 大厩富義君
7番 荒澤 靖君 8番 立野 泰君
9番 服部久子君 10番 大出美晴君
11番 平林寛也君 12番 榛葉良子君
13番 白澤富貴子君 14番 横田孝穗君
15番 北澤禎二郎君 16番 田中榮一君
17番 宮澤治男君 18番 藤原賢司君
説明のために出席した者
広域連合長(大町市長)   牛越 徹君
副広域連合長(池田町長) 勝山隆之君
副広域連合長(松川村長) 平林明人君
副広域連合長(白馬村長) 太田紘熙君
副広域連合長(小谷村長) 松本久志君
監査委員 岡澤利幸君
会計管理者(大町市会計管理者) 西田 均君
事務所長兼総務課長 宮坂佳宏君
消防長 栗林伸夫君
消防本部総務課長兼庶務係長 倉科孝志君
消防本部総務課長補佐兼警防係長兼通信指令室長 細川 隆君
消防本部総務課長補佐兼予防係長 降籏寛次君
介護福祉課長 上野法之君
鹿島荘所長 大日方宗仁君
虹の家事務長 松田俊郎君
介護福祉課長補佐兼庶務係長 白澤俊之君
総務課長補佐兼企画振興係長兼介護福祉課介護保険係長 小林 満君
介護福祉課審査係長 牛越秀仁君
総務課長補佐兼会計係長 西澤美千夫君
総務課長補佐兼施設整備推進係総合調整担当係長 西山 孝君
総務課長補佐兼施設整備推進係調査担当係長 長澤 孝君
総務課長補佐兼土木振興係長 吉原 稔君
総務課総務係長 宮本和紀君
事務局職員出席者
書記 佐藤 聡君    書記 蒔苗 剛君

本日の会議に付した事件
議事日程(第2号)記載のとおり
開会 午前10時00分
議長(小林治男君) おはようございます。ただ今から北アルプス広域連合議会平成25年8月定例会、本日の会議を開きます。
 本日の出席議員は18名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 続いて、理事者等の欠席・遅参等については、所長の報告を求めます。
所長(宮坂佳宏君) 報告いたします。正副連合長は全員出席をしております。以上です。
日程第1 常任委員会委員長審査報告・質疑・討論・採決
議長(小林治男君) これより、本日の会議を開きます。
 日程第1「常任委員会委員長審査報告・質疑・討論・採決」を行います。
 議案第20号について、福祉委員長の報告を求めます。
 福祉委員長。
   〔福祉委員長(橋正君)登壇〕
福祉委員長(橋正君) おはようございます。福祉常任委員会に付託されました議案第20号損害賠償の額を定め和解することについての審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で報告を終わります。
議長(小林治男君) 福祉委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第20号について、福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。議案第20号について、福祉委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(小林治男君) 起立全員であります。
 よって議案第20号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第21号について、各委員長の報告を求めます。
 はじめに、総務委員長の報告を求めます。
 総務委員長。
   〔総務委員長(宮澤治男君)登壇〕
総務委員長(宮澤治男君) 当委員会に付託されました議案につきまして、審査の概要を報告いたします。
 議案第21号平成24年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定についてにつきましては、委員から土木事業について、公共土木事業が減少しており、経営面で厳しいと推測する。今後、どのように対応していくのかとの質問が出されました。
 行政側からは、北安曇土木振興会当時は職員3人体制であったが、広域連合に業務を移管後、公共工事の減少から職員2人体制に変更して業務を行っている。今後の対応については、平成25年度の課題として市町村の担当課長とも相談して議論を始めたとの説明がありました。
 また、観光振興費の地域情報発信事業の業務委託の成果はどうか、今後どのように対応するのかとの質問が出されました。
 行政側から県の緊急雇用創出事業補助金を活用して、昨年10月から本年3月まで、毎週日曜日午後1時から30分間、23回にわたりSBCラジオにより、大北圏域の観光情報やイベント情報等を紹介してきた。声による情報発信であるため、情報を正確に伝えにくい面もあったが、モニタリングにより視聴者に感想をいただいたところ、一度は行ってみたいとの感想も聞かれたことにより、一定の成果はあったものと認識している。
 平成25年度においても、県の緊急雇用創出事業補助金を活用し、4月から9月までの間、SBCラジオにより平日の5分間、大北圏域の話題を中心とした情報発信番組を作成し、放送しているとの説明がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、賛成多数で原案を認定すべきものと決しました。
 以上で報告を終わります。
議長(小林治男君) 総務委員長の報告が終わりました。
 次に福祉委員長の報告を求めます。
 福祉委員長。
   〔福祉委員長(橋正君)登壇〕
福祉委員長(橋正君) 福祉常任委員会に付託されました議案第21号平成24年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について、福祉常任委員会関係部分につきまして、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から特殊浴槽・介護ベッドなどは高額だが入札はどのように行ったのかとの質問があり、行政側からは、特殊浴槽は16社、介護ベッドは10社による指名競争入札を行った。
 なお、業者は広域構成市町村の入札参加者名簿に登録されている業者であるとの答弁がありました。                                
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
 以上で報告を終わります。
議長(小林治男君) 各委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第21号について、まず、総務委員長に対しご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
 大和幸久議員。
 賛成ですか、反対ですか。
   〔5番(大和幸久君)登壇〕
5番(大和幸久君) 決算認定反対の討論です。
 私は、議案第21号北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定についてに反対の立場から討論を行いたいと思います。なお、反対の主な理由は、議案第21号一般会計決算書のうち、ごみ処理広域化事業の実施方針に反対するものであります。
 ごみ処理施設建設事業は、北アルプス広域連合の事業の中でも大きなウェイトを占める事業であり、地域住民に与える影響が極めて大きく、その運営方針が妥当かどうかが鋭く問われている事業であります。
 広域連合長は平成24年度事業で、大町市平源汲地区を候補地に選定しました。候補地の応募にあたっては、地元の合意と地域振興策をもって立候補する地区を候補地として認める条件としたため、源汲地区では維持管理費が負担となっていた共有地をごみ焼却場の建設用地に提供し、その負担軽減が地元のメリットになることが主な理由として自治会の賛否を問う投票を行い、賛成多数を持って立候補することとなったと聞いております。この決定過程では、大町温泉郷の皆さんが懸念している大町市の重要な観光資源である里山の景観が台無しになってしまうほか、建設予定地のすぐ近くに大町市民の半数を超える住民が飲用する矢沢水源があり、ごみ焼却による排気ガスの影響を受けることなどは全く検討されずに立候補されてきております。公募した広域連合がこの条件で良いとしているのも当然と言えば当然ですが、源汲自治会が候補地応募を決定した時に、この点について検討しなかったことは源汲自治会そのものには何の責任もありません。元々はこのような配慮をせずに候補地を公募した広域連合に全責任があると指摘しておきたいと思います。
 一般的にごみ焼却場建設の用地選定にあたって最も配慮しなければならない要件の1つである、ごみ焼却に伴う排気ガスの環境に対する悪影響リスクについては、広域連合が白馬村飯森地区の候補地決定に際して示した、排気ガスの影響を考慮して一定の周辺地域に存在してはならない施設のうち、水源・学校・病院・住宅密集地・公園等であることを自ら説明していながら、今回はこのようなリスク排除を全く考慮せず、矢沢水源がすぐ近くにある源汲地区の立候補を受け付けてしまったことは、重大な過失であることを改めて指摘しておきたいと思います。また、大町温泉郷の皆さんが里山の景観を台無しにしてしまうとして、建設に反対している点について、連合長は安曇野市の焼却場の近くにあるわさび農場の観光施設をよく引き合いに出して何の問題もないと説明していますが、あの観光施設ではごみ焼却場の煙突が直接景観を損ねる場所にはなく、深い木立の中で豊かな川の流れに水車がゆったり回っている景観は保たれているのであり、今回、候補地となった源汲地区のように、北アルプスを背景に源汲の集落が佇む里山の景観全体が、温泉郷を訪れる観光客の癒しの場となっているものとは全く状況が異なるものであることを指摘しておきたいと思います。
 観光の振興は北アルプス広域連合が取り組む事業でも重要な施策の1つですが、この観光事業の大きな拠点の1つの大町温泉郷の重要な観光資源である里山の景観を台無しにし、観光客の減少の要因の1つになってしまうのではないかという重大な懸念を、観光事業当事者が表明する事態となっています。これらの事態は、地元の同意と振興策があれば、どこでもごみ焼却場建設候補地として立候補を受け付けるとした広域連合の誤った候補地公募に起因するものであり、この方針に基づく本決算書の認定をするわけにはまいりません。この誤った方針に基づく源汲候補地の撤回を求めるとともに、排気ガスのリスク評価を考慮した科学的な候補地の選定を再度行うことを強く求めるものであります。以上をもって反対討論といたします。
議長(小林治男君) 他にありませんか。
 荒澤靖議員。賛成ですか、反対ですか。
   〔7番(荒澤靖君)登壇〕
7番(荒澤靖君) 21号賛成です。
 平成24年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について、私は賛成する立場から討論いたします。
 まず、一般会計では、当初予算、補正予算、それぞれ広域連合議会での審議・採決によって認めたものに添って事業が行われ、決算となったものであります。ごみ処理広域化に関しても、広域連合議会にすべて報告いただき、議会における協議を行い、決定いただいた上で事業を進めてきているとの認識を持っております。
 現在、管内で操業しています焼却施設の大町市環境プラントと白馬山麓清掃センターは、ともに建設から25年以上が経過しており、老朽化が進み、修理費など高額な経費が嵩んできています。
 住民が生活する上で出されるごみは、行政が責任を持って処理しなければならないことから、住民生活や地域産業にとっても必要不可欠な施設であります。
 処理施設に抱く負のイメージは否定しませんが、3市村住民は、先進施設を学び、安心・安全を確認し、6か所もの候補地の推薦がいただけたものであります。
 候補地の募集や先進施設への理解を求めるための講演会や施設見学などに努めてきましたし、3首長による選定の状況とその結果など、住民への情報提供に努めてきております。
 周辺の中花見、二ツ屋、新郷、仁科郷では、交通量増加を見込み、安全確保を求める陳情書が出されていると聞いておりますが、このことは、この地域の皆さんも、予定地での建設を受け入れていただいた上でのことと考えます。
 以上の内容が含まれています平成24年度一般会計の決算は、承認すべきものと判断するものであります。
 一般廃棄物処理施設の整備の迅速な推進を期待し、賛成討論とさせていただきます。
 ご賛同の程、よろしくお願いいたします。
議長(小林治男君) 他にありませんか。
 この辺で討論を終結することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) ご異議なしと認めます。よって討論を終結いたします。
 これより採決を行います。議案第21号を各委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立多数)
議長(小林治男君) 起立多数であります。
 よって、議案第21号「平成24年度北アルプス広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について」は、各委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第22号及び議案第25号について、総務委員長の報告を求めます。
 総務委員長。
   〔総務委員長(宮澤治男君)登壇〕
総務委員長(宮澤治男君) 当委員会に付託されました議案につきまして、審査の概要を順次報告いたします。
 最初に、議案第22号平成24年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定についてにつきましては、慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
 次に、議案第25号平成24年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定についてにつきましては、委員から急病センターは患者数が減少していることから、事業を継続する必要があるのか、との質問が出されました。
 行政側からはこの事業は平成18年度からの事業であり、今年度、大町・安曇の両総合病院で対応すればなどの意見もあり、医師会、大町・安曇の両病院院長を含めた運営委員会の協議で、現体制を続けていくとの結論となったとの説明がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
 以上で報告を終わります。
議長(小林治男君) 総務委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 まず、議案第22号について、総務委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に議案第25号について、総務委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 議案第22号、議案第25号について、討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。議案第22号について、総務委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(小林治男君) 起立全員であります。
 よって、議案第22号「平成24年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、総務委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第25号について、総務委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(小林治男君) 起立全員であります。
 よって、議案第25号「平成24年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、総務委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第23号・議案第24号について、福祉委員長の報告を求めます。
 福祉委員長。
   〔福祉委員長(橋正君)登壇〕
福祉委員長(橋正君) 当委員会に付託されました議案につきまして、審査の概要を順次報告いたします。
 最初に、議案第23号平成24年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から施設の4月から7月までの稼働率についての質問があり、行政側からは、4月から7月の実績平均で45.3人の利用、90.6パーセントの稼働率であり、今後も市町村やケアマネージャに情報提供し、稼働率を引き上げていきたいとの答弁がありました。
 なお、今後も利用待機者が多いことから稼働率の引き上げに努力されたいとの要望がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
 次に、議案第24号平成24年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から介護サポーター事業については、元気づくり支援金を受けて実施した事業であるが、どのような目的で実施し、毎年続けていくのかとの質問があり、行政側からは、介護保険制度については、徐々には住民の皆様から理解はされてきているものの、まだ介護保険サービスの内容やサービス提供事業所などについては浸透が薄く、理解はされていない面があり、今回は一般住民の方へ介護保険サポーターとして委嘱し、介護保険事業の内容について知っていただくとともに、サービス提供事業所などを訪問し、その事業所の職員ともふれあい、介護保険に親しみ、ご理解いただくよう実施した事業である。
 また、事業実施にあたっては、単年度事業で実施したものであるとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を認定すべきものと決しました。
 以上で報告を終わります。
議長(小林治男君) 福祉委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。まず、議案第23号についてご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第24号について、福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 議案第23号、議案第24号について討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。まず、議案第23号について、福祉委員長報告のとおり、原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(小林治男君) 起立全員であります。
 よって、議案第23号「平成24年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、福祉委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第24号について、福祉委員長報告のとおり原案を認定することに賛成の方の起立を求めます。
   (起立全員)
議長(小林治男君) 起立全員であります。
 よって、議案第24号「平成24年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、福祉委員長報告のとおり認定されました。
 次に、議案第26号について、各委員長の報告を求めます。
 はじめに、総務委員長の報告を求めます。
 総務委員長。
   〔総務委員長(宮澤治男君)登壇〕
総務委員長(宮澤治男君) 当委員会に付託されました、議案第26号平成25年度北アルプス広域連合一般会計補正予算第1号につきましては、慎重審査の結果、 全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で報告を終わります。
議長(小林治男君) 次に福祉委員長の報告を求めます。
 福祉委員長。
   〔福祉委員長(橋正君)登壇〕
福祉委員長(橋正君) 当委員会に付託されました、議案第26号平成25年度北アルプス広域連合一般会計補正予算第1号のうち、福祉常任委員会関係部分につきまして、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から特別養護老人ホームライフ松川(仮称)への補助金については、どんな基準で補助するのかとの質問があり、行政側からは、北アルプス広域連合補助金交付規則には、福祉施設等建設事業について、新築・増築に係る設計監理費及び本体工事費の5パーセント以内で補助することができるとされており、これに基づき補助を行うものであるとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で報告を終わります。
議長(小林治男君) 各委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。議案第26号について、総務委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、福祉委員長に対しご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
 これより採決を行います。議案第26号を各委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(小林治男君) 挙手全員であります。
 よって、議案第26号「平成25年度北アルプス広域連合一般会計補正予算(第1号)」は、各委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第27号及び議案第30号について、総務委員長の報告を求めます。
 総務委員長。
   〔総務委員長(宮澤治男君)登壇〕
総務委員長(宮澤治男君) 当委員会に付託されました議案につきましては、審査の概要を順次報告いたします。
 最初に、議案第27号平成25年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算第1号につきましては、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 次に議案第30号平成25年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計補正予算第1号につきましては、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で報告を終わります。
議長(小林治男君) 総務委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。まず、議案第27号について、総務委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第30号について、総務委員長に対し、ご質疑はありませんか。
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 議案第27号・第30号について、討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。まず、議案第27号を総務委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(小林治男君) 挙手全員であります。
 よって、議案第27号「平成25年度北アルプス広域連合ふるさと市町村圏事業特別会計補正予算(第1号)」は、総務委員長報告のとおり可決されました。
 次に議案第30号を総務委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(小林治男君) 挙手全員であります。
 よって、議案第30号「平成25年度北アルプス広域連合平日夜間救急医療事業特別会計補正予算(第1号)」は、総務委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第28号及び議案第29号について、福祉委員長の報告を求めます。
 福祉委員長。
   〔福祉委員長(橋正君)登壇〕
福祉委員長(橋正君) 当委員会に付託されました議案につきまして、審査の概要を順次報告いたします。
 最初に、議案第28号平成25年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算第1号につきまして、審査の結果を報告いたします。
 審査中、委員から咽頭鏡セットの使い道と誰が使うのかとの質問があり、行政側からは、利用者が餅などを詰まらせた際、看護師が使うことになるとの答弁がありました。
 当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 次に議案第29号平成25年度北アルプス広域連合介護保険事業補正予算第1号につきまして、審査の結果を報告いたします。
 当委員会では慎重審査の結果、 全会一致で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で報告を終わります。
議長(小林治男君) 福祉委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 まず、議案第28号について、福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 次に、議案第29号について、福祉委員長に対し、ご質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
 議案第28号及び29号について、討論はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。まず、議案第28号を福祉委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (挙手全員)
議長(小林治男君) 挙手全員であります。
 よって、議案第28号「平成25年度北アルプス広域連合介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)」は、福祉委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第29号を福祉委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
議長(小林治男君) 挙手全員であります。
 よって、議案第29号「平成25年度北アルプス広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」は、福祉委員長報告のとおり可決されました。
 以上で、本8月定例会に付議されました案件はすべて終了いたしました。
 ここで、広域連合長のあいさつを受けることといたします。
 広域連合長。
   〔広域連合長(牛越徹君)登壇〕
広域連合長(牛越徹君) 8月定例会の閉会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 本定例会にご提案申し上げました平成24年度決算の認定並びに本年度の補正予算案など11議案につきまして、昨日と本日の2日間にわたり、本会議及び委員会を通じまして、慎重なるご審議をいただき、原案どおりご承認並びにご可決を賜りましたことに、厚く御礼申し上げます。
 ご審議いただきました内容や、ご意見、ご提言につきましては、今後の広域行政運営の中で、十分に活かしてまいる所存でございます。
 広域連合が進めます一般廃棄物処理施設の建設では、今後本格化いたします生活環境影響調査をはじめとする各種調査などを円滑に進めますとともに、それらの内容や結果につきまして、地域の皆様にお伝えし、様々なご質問やご意見に対して、丁寧にお答えしてまいりたいと考えております。また、併せて3市村間におきましても、広域処理への円滑な移行につきまして、密接な連携のもと、着実に協議・検討を進めてまいることとしております。議員各位のご理解とご協力を引き続きお願い申し上げます。
 本日は猛暑も一休みとなっておりますものの、本年は、連日、例年にない暑さが続いておりました。一方、水稲の作柄は、目立った病気の発生も今のところなく、収穫量は平年並みと見込まれており、当圏域では、早くも南部の松川村で稲刈りが始まりました。秋に向け、豊作を期待するところでございます。
 間もなく、市町村議会9月定例会も開会されます。議員各位におかれましては、くれぐれもご健康にご留意いただき、益々ご活躍されますようお祈り申し上げまして、閉会にあたりましてのごあいさつといたします。
 誠にありがとうございました。
議長(小林治男君) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
 議員各位には暑い中、また、公務ご多忙のところご出席いただきまして、厚く御礼申し上げます。
 これにて、平成25年北アルプス広域連合議会8月定例会を閉会といたします。
 大変ご苦労さまでした。
閉会 10時37分
平成25年8月23日
議会議長 小林治男

3番 平林英市

4番 橋 正
 

■お問い合わせ■
・総務課総務係
(議会事務局)
電話:0261-22-6764
   
 


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