北アルプス広域消防本部

TEL:0261-22-0119長野県大町市大町4724-1
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ダイヤル119

119番のしくみ

大北地域からの119番通報は、北アルプス広域消防本部の通信指令室で受付けしています。 119番を受けた通信指令員は、出動に必要な情報を聞いて、適応する部隊に出動指令を出します。 通報内容をお聞きしながら出動指令を出していますので、落ち着いて通信指令員から聞かれたことにお答え下さい。
聴覚及び音声言語に障がいをお持ちの方はこちらのページもご覧ください。
また、火災や事故現場でご自身が危険な場合は、安全な場所に移動してから通報をお願いします。
※SNSによる緊急通報には対応しておりません。

位置情報通知システム

平成26年2月から運用している「位置情報通知システム」とは、NTT加入電話・携帯電話・IP電話からの119番通報において、即座に通報場所が特定できるしくみです。
近年、携帯電話をはじめとする119番通報において、屋外からの通報や、観光客など土地勘のない方からの通報も増加傾向にあり、通報場所(位置)の迅速な特定が課題となっていました。
このシステムは、音声通話による聞き取りと同時に、通報者の位置情報を地図画面上に表示させることができます。

対象となる電話 NTT加入電話(アナログ・ISDN)
携帯電話(docomo、au、SoftBank、Rakuten)
IP電話(NTT東、KDDI、SoftBank、CTC)※050から始まるIP電話を除く
通知される情報 NTT加入電話 電話番号+加入者住所+加入者氏名(取得操作による)
携帯電話 電話番号+位置情報(緯度経度、精度情報)
IP電話 電話番号+加入者住所+加入者氏名

「184」を付した発信者番号非通知の場合は、通報者の位置情報が通知されません。 ただし、緊急に位置情報が必要であると判断した場合には、強制的に位置情報を取得することがあります。

携帯電話の位置情報の精度

携帯電話の位置情報の精度は、機種や電波の受信状況、位置情報機能の有無等の条件により、通知される位置情報に誤差が生じます。通報の際は、できるだけ位置情報機能を"ON"にしてください。
また、正確な通報場所(現場)を特定するため、住所や世帯主名、付近の目標物などもお聞きしますので、ご理解・ご協力をお願いします。

GPS機能別GPS機能あり(ON)GPS機能なし(GPS機能OFF)
測位方式GPS測位複数基地局測位セルベース測位
測位方法人工衛星から算出3基以上の基地局から算出単独の基地局から算出
イメージ図
誤差範囲数mから数十m数十mから数百m数百mから10km

山岳地帯からの119番通報

登山など山岳地域において急病や事故に遭われた場合、場所によっては119番通報をすることができます。しかし、当本部の管轄地域は高山が多く、消防の救助隊・救急隊が現場に向かうのは非常に困難です。このため長野県警山岳救助隊や遭難対策協議会、警察ヘリコプターや防災ヘリコプターなどが対応することになります。
通報者と接触するまで長時間を要することが少なくありませんので、通報後は、指示があるまでその場を動かないようにしてください。また、通報に使用した携帯電話などは、折り返し連絡をとる場合がありますので使用を控えてください。
山岳地域での救助活動は天候に大きく左右されます。天候によってはヘリコプターや救助隊が近づけない場合もありますので、登山をされる時は十分な装備を心がけるとともに、最寄りの警察署に登山計画書を提出しましょう。

テレフォンCPR

病気や事故で人が倒れた状況のうち、呼びかけても反応が無く、呼吸も感じられないという場合があります。このような時は心肺停止が強く疑われ、一刻も早く応急手当を行う必要があります。119番通報においてこのような状況が疑われた場合、適切な応急手当ができるよう通信指令員から通報者に対して電話口頭指導を行っています。これがテレフォンCPRです。
テレフォンCPRでは、通信指令員が手順に沿って指導しますので、落ち着いて応急手当を行ってください。また、窒息に対する手当や、熱傷・出血に対する手当も指導いたしますので、困ったことがありましたら通信指令員に相談してください。
※CPR=心肺蘇生法(Cardio Pulmonary Resuscitation)

通信指令室からのお願い

1 通信指令員は、管轄地域の地理に精通するよう研究を重ねていますが、その地域出身の職員だけではありませんので、住所や目標物などはできるだけ詳しくお伝えください。また通行障害などもお伝え頂くと大変助かります。

2 テレフォンCPRなど応急手当の方法は可能な限りお伝えしますが、より迅速で的確な対応ができますよう、救命講習の受講をお勧めします。

3 状況によっては、折り返し情報をお聞きする場合があります。通報に使用した電話は、隊員が到着するまでできるだけ使用を控えてください。また携帯電話で通報するときは、移動により圏外になってしまう場合がありますので、山間地や山岳地域では特に注意が必要です。

4 局番なしの119番は緊急通報の専用回線ですので、通常のお問い合わせや事務連絡などは各署の一般回線を利用してください。

5 かけ間違いについて

指令員が119番の着信を受けても無言だったり、ワンコールで切れてしまうことがあります。折り返しの電話に応答して頂ける場合は間違いかどうか判明するのですが、応答がない場合は「言葉も出せないほど状態が悪い」 と判断し、救急車や消防車を出動させることがあります。もし、間違って119番にかけてしまった場合は無言で切らずに「間違えた。」とひとこと伝えて頂けると私たちも安心できますし、本当に救急車や消防車が必要な通報に対応できますのでご協力をお願いします。

消防署からのお願い

119番への自動通報について

一部のスマートフォン・スマートウォッチにおける衝突検知や転倒検知機能により、119番への自動通報が急増しています。
実際に事故に遭われて通報されたケースもありますが、殆どは意図しない通報です。機能を停止する必要はありませんが、救急車が必要ない場合は電話を切らずに、その旨お伝え頂きますようお願いします。
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アルコールの取扱について

手指の消毒等のため消毒用アルコールを使用する際には、火災予防上の注意事項に十分注意して取り扱ってください。詳しくはこちらのページをご覧ください。 新型コロナウイルス 感染防止の一環として、消毒用アルコールが流通していますが、危険物容器としての表示が適切にされていない例が見られます。
詳しくは こちらの資料をご確認ください。

ガソリンなどの容器詰め替え・運搬について

セルフスタンドでのガソリンの容器への詰め替え(給油)は、自分で行うことはできません。詳しくはこちらのページをご覧ください。

防ごう!住宅火災

住宅火災が連続して発生しており、火の不始末による火災での死者も増加しています。
家庭における火の取扱いには十分注意してください。

救急車の適切な利用を!

救急車の出動が増加の一途をたどっています。本当に必要な方のために安易な利用は避けましょう。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

屋外での火気器具の使用は申請が必要です

祭礼、縁日、花火大会、展示会等においてガスコンロやバーベキューコンロなどの対象火気器具を使用する露店、屋台等を開設する場合には、「届出」と「消火器の準備」が必要です。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

防火対象物表示制度について

防火対象物に係る表示制度において、表示基準適合施設を紹介しています。 詳しくはこちらのページをご覧ください。

消火器の悪質販売に注意

消防署では消火器の斡旋・販売・点検は行っていません。購入する際は、適正な価格であるか確認しましょう。

アクセス

消防本部・大町消防署

長野県大町市大町4724-1
TEL:0261-22-0119(代表)
FAX:0261-23-4303
消防本部総務課は2階です